セミリタイア生活の精神状態

セミリタイア生活
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セミリタイア生活ではちょっとしたことで不安を感じることが多いです。それは自分を他者と比較して、自分の「相対的な幸福度」を掴めなくなることが原因なんだと思います。セミリタイアする前はイメージできなかったことなので、今セミリタイアを目指している人向けに情報発信できればと思います。

セミリタイア生活をしていると精神面は不安定になりがち

私がサラリーマンを辞めてセミリタイア生活を始めて実質1年半が過ぎました。

それにしてもセミリタイア生活って始める前は結構気楽なものと思っていましたが、なんだかんだで不安との闘いです。

私がそうであったように、今セミリタイアを目指している人は多分具体的にイメージできないと思います。実際セミリタイアした時に少しでもそのギャップを小さくするために、私がどのように不安を感じているかといったことを書いてみたいと思います。

まぁ最終的には「なるようになるさ!」と開き直るしかないんですけどね

ちょっとしたことで揺らぐ気持ち

セミリタイア生活ではちょっとしたことで不安な気持ちになったりします。私の場合、具体的にはこんな時です。

例)株式投資が上手くいってないとき

私のセミリタイアの資金計画はよっぽど世の中が激動しない限り、質素に暮らせばお金はなんとかなるという計画になっています。

途中でもっと家賃の安い田舎に引っ越すことも計画には入っています。この辺りは別に書いていければと思っています。

ただ、たまには贅沢なこともしたいですし、何かしら社会との接点も持ちたい、知識も多少はある、ということで私は株式投資をしています。

しかし、株式投資は当然損をすることがあります

なるべく大きな損失は被らないように気を付けていますが、熱くなっていつの間にか大金を投じているという事もあります。そして上手いタイミングで売買できず、利益が出ていたはずなのにそれが小さくなったり、逆に損失を被るようなこともあります。

利益を得ている時は問題ないのですが、損失を抱えていたり、損失を出した時は大変です。

それほど大した額ではなくても「このまま下手したらお金が足りなくなるかも」、「もうサラリーマンはできないだろうけど、働くなら何ができるんだろう?」なんてことが頭をよぎり始めます。

これ、安定した収入があるサラリーマンが株で損をした時とは比較にならない程、怖いんです。

じゃあやらなければ良いいのに

確かにそういう考え方もあるね。ただ今の所唯一の社会との接点なので、株式投資をしなくなると世の中の動きが分からなくなるんだよね。それはそれで不安の元になるよ。

例)体調を崩した時

特に私のような独り者だと、働いていた時でも体調を崩して寝込んだりすると不安になります。これがセミリタイア生活だと更に不安になります。

普通の風邪でも、「このまま治らなかったらどうしよう?」なんて考えちゃったりしますからね。原因不明の症状なんて出たら本当に不安になると思います。

幸い体調に関しては何回か食中毒で寝込む位で深刻な状態になったことはありません。

基本的に人は自分の位置を他者との比較(相対感)で掴んでいる

セミリタイアしてから妙に不安になることが多いな~なんて感じていたんですが、その根本的な原因は「自分」を「他者」と比較することが無くなるからだと私は考えました。

普通に働いていると相対的な位置関係は常に確認できる

人は自分の「ポジション」を他者との比較で掴んでいると思います。

サラリーマンであれば、〇〇部長の部下である「自分」。A君、Bさん、Cさんの上司である「自分」といった風に。そして、部下である自分は「こう振る舞うべき」とか、上司である自分は「こうあるべき」という風に自分のポジションを定義付けます。

そして、上で書いた不安になる材料、例えば「お金」、「体調」なんてことに関しては、皆さん経験ありませんか?「不幸自慢」。これで相対感を掴んでいます。

<良く聞きませんか?他人の”不幸自慢”>

  • いや~昨日会社帰りにパチンコ寄ったら3万も負けちゃったよ~
  • 昨日飲みに行ったらぼったくられちゃったよ~
  • 仕事のストレスで胃潰瘍になっちゃってさ~大変だったよ~
  • 昔たばこ吸ってたせいかな~肺がんになっちゃって、一部摘出したんだけど、それ以来運動すると苦しくてさ~

聞かされると結構うっとうしいものですが、これって「そういう人に比べれば私はまだ良い方だな」とか、感じてませんか?

これも人との比較で、自分の相対的な幸福感なんかを位置付けているんですよ。

これ、人の性格に拠るのかもしれませんが、自分より不幸な人のことの方が印象に残っていて、「自分は幸せだ」と感じる人と、その逆で「自分は不幸だ」と感じる人がいるみたいです。

私は「自分は幸せなんだな~」と感じるタイプです。

セミリタイア生活をしていると相対的な位置関係は掴みずらい

上記のように通常は自分を他者との比較で位置付けるはずなんですが、セミリタイアすると周りに自分と比較する人が劇的に減ります。というより比較できるほど近い境遇の人はいないんです。

なので、自分の相対的な位置関係が非常に不安定なんですね。今自分は幸せなのか、不幸なのかが分からなくなるんですよ。なので、ちょっとしたことで不安を感じやすくなるんだと思います。

不安を消す手段が必要

世の中には「絶対音感」なる技能を持っている人もいます。

なので、幸福度なんかも人との比較からくる相対的なものではなく、絶対的な幸福度を感じられる人もいるのかもしれません。

あいにく私はそういう感覚を持ち合わせていなかったので、不安を感じたときは何らかの対策を取っています。今後セミリタイアを目指している人向けのアドバイスも含めて以下にまとめておきます。

不安になる要素を排除する

不安を感じる要素をとにかく排除するという考え方ですね。

私はそこまでしませんでしたが、お金の面で行けば多少の贅沢をしてもぜんぜん平気な金額を貯めておく。そしてその資産を無駄に毀損するようなことは一切しないというのも良いかもしれません。

また、健康面でいえば不健康な生活を改め、食事や運動、睡眠なんかに気を付けて病気にならないようにすることも対策になると思います。

私は健康面についてはかなり気を使っています。

不安になってもそれを打ち消す手段を持つ

こちらは、不安を感じたらそれを他の感覚で上書きするといったイメージですね。

具体的にはやると気分が高揚するような趣味とか、お酒とかそういったものですね。要するに不安なことがあってもそれを忘れて没頭できるようなものがあれば良いんです。

私の場合、筋トレになりますね。少なくともやってる間は集中していて、他のことを考えている余裕もありませんし、ホルモンの関係で高揚感も得られます。毎日することもできますので丁度良いです。

お酒は毎日だと体に悪いけど、気の合う仲間とわいわい飲むのも良いわよね

セミリタイア生活は決してバラ色ではないです

前にも書きましたが、セミリタイア生活ってそれほどバラ色な生活ではありません。ある意味働いていた方が良いこともたくさんあります。

セミリタイア生活が必ずしもバラ色じゃないなんてことは以下の記事にも書いていますのでよろしければご覧ください。

そんなことも含めて情報発信して良ければと考えていますが、もちろん十分ではないと思います。私の他にもこういったことを書いてる人は沢山いますので、現在セミリタイアを検討している方はなるべく事前に幅広く情報収集して、具体的にセミリタイア生活をイメージできるようにしてみて下さい。

コメント

  1. deds より:

    ポジションがなくなると自由のはずが最初不安になってしまいますね。
    だんだんそれが自由だと分かるようになってくるとやっと幸福感になってくるみたいな

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      コメント(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡
      正真正銘、私のブログへのコメント第一号です~
      まさかコメントを頂ける日がこんなに早く来るなんて、感激です!ブログ始めて良かったです。

      そうですね。特に含み損を抱えている時なんてノーポジに憧れますし、このレベルまで損失が減ったら反対売買してしばらくノーポジライフを満喫しようなんて良く思いますね。
      最近はノーポジにしてしばらくブログに専念したいな~なんて思っていました。
      でも、いざポジションを無くすと「機会損失」してるんじゃないかと不安に思って、ついついまたポジション取ってしまうんですよね。
      私はまだこの辺で留まっている感じです(上記のようなことを一昨日もしてしまいましたから)。
      私も早くノーポジを幸せに感じるレベルまでたどり着きたいです。

  2. deds より:

    そっちのポジションじゃなくて社会的な方のポジションの話

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      初コメントで舞い上がってしまっていたようです(;´∀`)
      たまたま株のポジションも一度整理したタイミングだったもので(笑)

      社会的なポジションが無くなったことに対する不安って中々無くなりませんね。
      ただ何となく「こんな生活が幸せってことなのかな?」と最近ぽちぽち感じるようにはなってきました。
      完全に自由を謳歌できる日は来るのかな?それが来た日が私のセミリタイア生活が成功した日になるのかもしれませんね。