1週間ほど引き籠ってみたけれど・・・(セミリタイア生活のウィルス対策)

セミリタイア生活
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ちょうど一週間前にウィルス対策として「今後はちょっと引き籠り度を上げていこうかな?」といった記事を書いたのですが、現在それを実践中です。でも、やはり色々きつい所がありますね。

1週間、完全に引き籠ってみました

ここ一週間ほど「家から一歩も出ない」という完全引き籠りを実施してみました。

その感想は!?

もう無理です (。´Д⊂) ウワァァァン!!

きつかったポイント

私のセミリタイア生活は、サラリーマンだった頃と比べればあまり外に出ることはありません。特に冬は外出が億劫になるので、元々引き籠りのような生活ではありました。

でも、”完全に一歩も出ない”となると話は変わってきますね。途中からなにか苦行をしているような気持ちになってきました。

1週間家から一歩も出ないというのは、記憶がある範囲で生まれて初めての経験です。

何が辛いの?

コミュニケーションの断絶

完全に引き籠って真っ先に感じるのは「孤独感」ですね。

私のように独身でセミリタイア生活に入ると、元々日常のコミュニケーションは少なくなります。でも、サラリーマンの時のコミュニケーションの量を10とすると、1とか2位は残ります。

それが完全に0になるのですから、「差」は小さくても「比率」として考えると大きな違いがあります。

後で書きますが、実は1週間程度なら誰とも話さなくても、それ程苦痛は感じません。どちらかというと「いつまでやってれば良いんだろう?」と考えると怖くなってくるといった方が正解に近いかと思います。

途中で1度だけ宗教の勧誘におばあさんがやってきました。

思わず話を聞いてしまいそうになったわ。

運動不足

私は今では完全に趣味になりましたが、毎日スポーツクラブで体を動かすのが習慣になっています。これまでは外出を控えてもスポーツクラブには行っていたのですが、この1週間はこれも止めていました。

これも結構ききますね。やはりずっとやっていたことなので、体を動かしたい衝動にかられます。これは狭い家の中で多少「腕立て伏せ」や「腹筋運動」をしても解消できませんでした(狭い空間に閉じこもっているといった精神的なものも関与しているのかも知れません)。

そして、せっかく体力が付いてきたのに「なまって」しまわないか心配になってきますね。

若い時は多少間を空けてもすぐに戻りますが、歳を取るとなかなか戻らなくなってきます。

流石に40後半ならまだ戻りは早いと思うわ。

手持無沙汰

やることが無い!一言でいえばこれですね。

私の「セミリタイア生活」は元々のんびりした生活で、暇なときはYouTubeで動画を見たり、アマゾンプライムビデオでアニメや映画を見たり、ゲームをやったりして過ごしていることが多いです。

これがずっと部屋の中にいるストレスからなのでしょうか?いつものようにそういったことで時間を過ごそうとしてもすぐ飽きてしまいます。

どう表現するとしっくりするか分からないのですが、極端に集中力が落ちるようなイメージですかね。

つまらない訳でもないのに、30分のアニメが途中で飽きちゃいます。

先が見えない(いつまで引き籠れば良いか分からない)

恐らく全ての「苦痛」(ストレス)の根幹はこれだと思います。

「いつまでやればいいの?」ってやつね。

実はこの「完全に引き籠った」1週間の生活ってよくよく考えると、それ程普段の生活と乖離しているわけではないんですよね。1日単位で見ればほとんど違いは無く、ほんのちょっとストレスがあるかな?位のものです。

でも、結果としてそのストレスは1週間で大きく積み上がって、上記のような苦痛を生み出しました。

それは「いつまでやれば良いのか?」という先行きの不透明さ故なんですよね。

先が見えないと不安になるのが人間の心理

この「先行き不透明」って言葉は結構新しい言葉ですよね。私は英語が得意ではありませんが「unclear」とか「uncertain」の訳から来てる表現なんですかね?

主に経済・金融関連のニュースに使われることが多い言葉です(私が金融業界に入った20年前はこういう表現は無かった気がします)。

例えば「世界経済の先行き不透明感が高まった為、市場心理が冷え込み株価が下落した」といった風に使われますが、このように人間は「この先何が起こるかよく分からない時」に不安になります。

(ちょっと脱線)先行きが「悪く」てもはっきりしていれば不安は和らぐ

逆に言えば「この先何が起こるか」が分かっていれば、それが悪い事でも不安は和らぎます。

私がはっきり覚えていて、その最も典型的な例といえるのは”湾岸戦争”の時の株価の動きです。湾岸戦争の時、米軍の攻撃が始まった瞬間、株価は急騰しました。

戦争が起これば政治が混乱し、経済が悪化するのは間違いありません。だから米国が戦争という手段に出るかどうかはとても不透明でした。なので戦争開始前まで株価はずるずる下がっていました。

しかし、戦争が起これば米国が圧勝するのは目に見えていました。なので戦争が始まった瞬間にまず、「戦争するかしないか」という不透明感は払しょくされました。そして経済も「悪化すること」が確定しました。

悪い影響が残るのですが、その道がはっきりしたことで人の心理は落ち着いたんですね。

当事者からすれば落ち着くどころじゃないけどね。

ウィルス対策として引き籠っても現状先が見えない

現在、ウィルスに関することは情報が錯綜していてイマイチはっきりしません。

感染者の拡大の度合いから「結構感染力は強いのかな?」という位はそれなりに確からしい情報なんだと思いますが、それ以外ははっきりしていません。

一番のポイントは「罹ったらどういう人が、どの位の確率で重症化するのか?」、「いつ頃流行が終わりそうなのか?」という点ですが、これが全く分かりません。

なので、その対策として引き籠ったとしても、いつまで続ければ良いか先が見えないんですよね。これが不安(ストレス)につながり、普段の生活とあまり変わらないのに苦痛に感じるようになる原因になるのです。

少なくとも来週辺りに収束するといったお話では無さそうです。

そんな長期で引き籠るのは現実的じゃないわね。

取り合えず「引き籠り」は終了

という訳でここ1週間ほど完全に引き籠ってみたのですが、今後いつまで続ければ良いのか全く見えないので精神的に続けるのがきつくなってきました。

今後も「積極的に人の多い所に行く」といったことは全く考えていませんが、ある程度の自然体に戻していこうかと考えています。

ちなみにこのブログを書いている時点では「引き籠り」は絶賛継続中です。

まぁ最初からブログのネタにでもなるかな?なんて考えて始めたものでもあるしね。

今日はこれからスポーツクラブにでも行こうかな・・・

・・・(・_・?)

と思ったら今日は土曜日でしたか。そして3連休?(私は土日祝日は混むから行きません)

引き籠ると曜日の感覚もズレたりしますね。

この引き籠りはもうちょっとだけ伸びるかもしれません。

ちなみにちょっと太ったわ。

この記事の関連記事は2つあります。

コメント

  1. deds より:

    日本と同じくらいの感染者数だった武漢が1か月もしない内に都市閉鎖になったってのが唯一の前例なんじゃないかな

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      dedsさんコメントありがとうございます。
      専門知識は全くありませんが、個人的には人の命を軽視している中国政府が、経済が停滞するのを容認してまで都市閉鎖しているのが気になってるんですよね。
      と思って引き籠ってみたんですが、やはりホントに危険ですよってことが分からないと続きませんでした。