独身セミリタイア生活に田舎暮らしという選択肢はあるのか?

セミリタイア生活
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先日最初にいた会社の同期とお酒を飲む機会がありました。ただ、その会場が今住んでいる所からは遠く、行き来に若干のしんどさを感じたんですよね。しんどいだけならまだ良いのですが、住む場所によってはそもそも出席するのが不可能ということもあり得そうです。そういった面で「田舎暮らし」はどうなのかということを考えてしまいました。

「田舎暮らし」という選択肢

以前、セミリタイア生活をするのなら「都会」と「郊外」どちらの方が住みやすいかといったことを書いたことがありました。

今の所結論は変わっておらず、「郊外」が適していると思っています。しかし、生活する場所の括りは大まかに分ければ、「都会」、「郊外」以外にもう一つ選択肢があります。

それが「田舎」ですね。

ここでの「田舎」は車が必須な地方都市というイメージです。村レベルまでは想定していません。

実際住んだ経験が無いので、以下は調べたり想像したことがベースです。

何故「田舎暮らし」を考えるのか?

セミリタイア生活における「田舎暮らし」のメリットは「自然が多い」、「生活コストが安い」なんかですかね?

仕事をしない前提なら致命的なデメリットは無いかもね。

最大の理由は「お金」

私が「都会」から「郊外」に引っ越してきて、更に「田舎」暮らしも視野に入れている最大の理由はやはりお金の問題です。

私がセミリタイアするに当たって立てた資金計画はある程度保守的になってはいます。ただ、考えられる全てのリスクを考慮して「まぁ将来大抵のことが起こっても大丈夫だろう」といったものではありません。

なので、どちらかといえば下振れするリスクの方が大きい訳です。よって出ていくお金は減らせればそれに越したことはありません。

生活費に占める家賃の割合は高いですから、当然それが安くなる「田舎暮らし」というのは必然的に選択肢としてあがってくるわけです。

都会育ちだからこその「憧れ」も

その他に、ずっと東京暮らしだったということで、田舎に対する憧れがあります。

実際旅行で行くのと住むのでは色々違うということは、ちょっとネットで調べても色々出てきます。そういったことが知識としてあっても、具体的に想像できないことが多いから憧れは残るんですよね。

ずっと東京だと、ちょっといったら海とか山があるといったロケーションはやはり憧れますよね。

想像するだけならね。

「田舎暮らし」は現実的なのか?

実際私は「田舎暮らし」を考えることはあっても、実行はしていません。

今の所は様子見という感じで郊外で暮らしている訳なんですが、将来「田舎暮らし」をすることはあるのでしょうか?

若い内はデメリットも許容できそう

「田舎暮らし」のデメリットといえば、こんなところでしょうか?

<田舎暮らしのデメリット>

  • 車が必須(生活費アップ要因)
  • お店や各種施設(病院など)が少ない
  • 虫が出る

ここ20年程、家でゴキブリを見たことが無い私に「虫」は結構なデメリット。

これまでの「都会暮らし」と「田舎暮らし」を比べると、日常生活をおくる上で最も異なる点は「車が必須」という点でしょうか。

近くにお店などが無いから、「何をするにも、どこに行くにも車が要る」という生活。確かに大抵のことは徒歩圏内で完結できる生活に比べると不便そうではあります。

ただ、セミリタイア生活では時間に余裕があるので、何か買い物をするのに車で移動というのは(雪が積もったりしなければ)それほど負担にはならないかもしれません。

セミリタイア生活では不便さも楽しめるかもしれません。

最初は楽しめるかもだけど、ずっと続いたら・・・?

歳を取った後のことを考えると・・・?

「田舎暮らし」を考えた時、ちょっと怖いなと感じるのはやはり「歳を取った時」のことです。具体的には「車が運転できなくなる」ような場合ですね。

実際「田舎暮らし」を開始すれば、歳を取って安全運転がおぼつか無くなったとしても、「運転せざるを得ないから運転する」ということになるとは思います。だから「運転できなくなる」という状態は無いのかもしれませんが、もしそうなったら生活は破綻しそうです。

それ以外にも、現在は全く無縁な病院に頻繁に行く必要が出た場合、調子が悪いのに自分で車を運転して病院に行くというのは結構大変そうな気もします。

歳を取ると田舎の不便さが生活を圧迫しそうな気がしますね。

独身だと多少事情が変わる!?

実はこの記事を書くきっかけになったのはこの辺りです。

今回も前振りが長いわね。

先日、一番最初に入った会社の同期の新年会に行ってきました。

気心の知れた友人との飲み会は楽しいものです(セミリタイアすると、半強制的なつまらない飲み会というものはありませんから、「飲み会」=「楽しい」となります)。

ただ、このメンバーで飲むときはちょっと問題もあります。それが距離です。

田舎(遠く)に移住すると、これまで築いた人間関係を放棄する事になる

上記の飲み会は通常、会社のある横浜周辺で開催されます。

なので私は埼玉県から東京都を縦断して横浜まで行くことになるのですが、時間もかかり結構しんどいんですよね。もう少し遠くに住んでいたら行けなくなるかな?なんて考えてしまいます。

そうなんです。「田舎暮らし」をすると、恐らくこういった飲み会に参加する機会は減るでしょう。言い換えれば、これまで築いてきた人間関係を捨ててしまうということになります。

これは私にとっては「車が必須」ということよりもはるかに大きなデメリットです。

貴重なコミュニケーションをとる機会を捨てられる?

セミリタイア生活に限らず、人は他者とのコミュニケーションを必要とします。

既婚者の場合、関係性が冷え込んでいたりといったことがあるのかも知れませんが、何のかんの言ってもそれなりのコミュニケーションはあるのだと思います(想像ですが)。極端な話、誰も知り合いのいない土地に移り住んだとしても、最悪話し相手はいる訳です。

反対に、私のような独身の場合、こうした飲み会が貴重なコミュニケーションを取る機会になるわけですから自らそれを捨てるということは避けたいところです。

人間関係はこれからも作れますが、やはり若い時の知り合いの方が何でも話せて楽しいですしね。

独身者が早死にしやすいのは、コミュニケーション不足がストレスになるからとも言われているわね。

田舎暮らしはありなのか?

ネットで検索すると「田舎暮らし」とか「Iターン」なんてキーワードで様々なHPがヒットします。それだけ考えている人が多いということなのでしょう。

ただ、ちょっと住むだけではなく、ずっと暮らすと考えるとやはり踏み切れない理由は多いですね。なにせ、歳を取って「生活できない」となったとしても、そんな歳になったら引っ越しも出来ないでしょうから、慎重にならざるを得ません(この辺りは「セミリタイア」に通じるところもありますね)。

特にコミュニケーションの問題は私にとって大きいので「田舎暮らし」はハードルが高いと言えそうです。

今の所、最適解は「郊外暮らし」という風に考えています。

そもそも「Iターン」ってターンしてないんだけど?

この記事を書いたずっと後ですが・・・

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