昨年十分な対策をしたと思っていた対G戦線の防御ラインが突破されました。今年も更に防御力を向上させましたが「彼ら」はそれをも突破してきてしまうのでしょうか?終わりのない戦いが今始まろうとしています。
今年も「彼ら」はやってきた!
去年結構対策したにも拘らず、今年も「彼ら」はやってきました。
いくつになってもどうしても「彼ら」を見ると怯んでしまいます。
古い建物あるある?
私が東京、埼玉で暮らしていた家は全て新築のマンションでした。
もちろん1階部分に飲食店などが入って無い建物を選びましたから「彼ら」とは全く無縁の生活を送っていました。というか、そこそこ高層階に住んでいた効果もあってか20年以上、「彼ら」に遭遇するどころか、蚊に刺された記憶すらありませんでした。
そんな純粋培養的な環境に長くいた為、地方への移住に関しては「虫」の問題が若干不安でした。
・・・というより地方以前に築30年超のボロアパートに引っ越したので、不安云々というより「彼ら」との遭遇は必然だったのでしょう。
戦いの歴史
今のアパートに引っ越してきてから丸2年が経過しました。
その間の戦いの歴史を振り返ります。
引っ越し直後は意外!?にも遭遇せず
私が山口のアパートに引っ越してきたのは2021年7月21日で、梅雨明け後でした。暑い最中引っ越し作業をしている時、気になったのはやはり「彼ら」の事でした。
「まぁこれは出てきても仕方がないな・・・」
部屋の様子を見まわすと、そんな雰囲気が充満していることに気が付きました(特に台所付近)。
ところが、私の前に半年以上人が住んでいなかった為か、警戒していたにも拘らず、最初の夏は「彼ら」と遭遇することはありませんでした(単に見なかっただけかもしれません)。
安心は禁物!?当たり前のように出てくるようになった「彼ら」!
引っ越した最初の夏に「彼ら」との遭遇はおろか、その他の虫に関してもほぼ部屋の中への侵入を許さなかったことから私はすっかり安心しきっていました。
地方でも、ボロアパートでも、虫ってあんまり出ないもんなんだな~(目の前が田んぼだから殺虫剤でも撒いてるんだろうか?)
・・・なんて思っていた矢先に「彼ら」はやってきました。
最初に見かけた時は「いゃいゃ、たまたま一匹だけ偶然どこかから入ってきただけでしょ」と自分に言い聞かせようとしましたが、一匹入ってきたということはその出入り口が確実にある訳です。
その後はこれでもかという位の頻度で見かけるようになりました。
出入口を徹底的に封鎖する作戦(その1)
「彼ら」をシャットアウトする方法はいくつかあるかと思いますが、殺虫剤などでの全滅を目指すのはやはり現実的ではないとの考えから、自分の部屋と外界をつなぐ経路を徹底的に塞ぐことにしました。
徹底的な観察を経て、ドア・窓を除くと外と通じていると思われる場所はほぼ台所に集中していました(見かけるのもやはり台所周辺が一番多かった)。
最初に見つけたのは流しから下水に続くパイプ部分でした。
家の場合、フレキシブルホースで外へとつながっていて、写真ではガムテープをべたべた貼ってある部分に若干の隙間がありました。
また、当時この周りには「彼ら」の糞と思われる物体も散乱しており、ここからの出入りが最も多いのだろうと考え、この通りに処置しました。
家は1階だし、この床下はすぐ地面になっていると思われます。
写真は本日撮影したものです。ちなみにベニヤ板の裏側はカビだらけなのか、かび臭いのがどうしても取れません(現在は芳香剤で誤魔化しています)。
昨年のある日、洗い物をしていたら写真の矢印部分の段差の下から「こんにちは~」という軽いノリで「彼ら」が顔を出しました。
正直この段差部分に隙間があることすら知らなかったのでその衝撃たるや・・・という感じでした。
当然翌日には見た目なんて気にせずガムテープでこの通りに。
この台所の構造をよ~く眺めると、ここの隙間も床下へ繋がっていそうだったので、ここもガムテープでシャットアウト。
台所以外ではお風呂場の配水管がどうやらU字トラップが無く、下水から直接上がってこれる構造のようだったので排水溝の上に目の粗いスポンジを置くことで塞ぎました。
取り合えず去年ここまでやったら出なくなったんだけど・・・
対策済み・・・のはずが!
上記のように見た目度外視で徹底的に出入り口を封鎖したのが効いたのか、「彼ら」は出てこなくなりました。
これこそが人類の英知。虫けらごときが人間様の領域に立ち入ろうなんて10年早いわっ!
・・・と勝ち誇っていたら彼らはたったの1年でその”人類の英知”を突破してきました。
今年の梅雨真っ最中、当たり前のような顔をして台所に鎮座している「彼ら」・・・
どこから?と思うよりも不気味さの方が先に立ち、殺虫剤を噴霧して見なかったことに・・・
「入ってこれる通路は無いはずだ」そう自分に言い聞かせてその場は忘れることにしました。
ところがそれからは毎日のように「彼ら」を目撃することになったのでした。
出入口を徹底的に封鎖する作戦(その2)
「彼ら」は何処から侵入してくるのだろうか?
その大きさからして私の部屋の中で生まれ育ったとは考え辛く、やはり外から入ってきているとしか思えません。しかし何度見ても外とつながっていそうな部分はガムテープで塞がっているのです(嚙みちぎられた様な所もありません)。
・・・と本日あることに気が付きました。
写真の矢印の部分(鉄板の下の空間)は水道管が通っている関係から外につながっています(実際ガムテープで塞ぐ前はここから「彼ら」は出入りしていました)。
で、流しの下をよーく観察すると、かなり狭いながらその空間とつながっていそうな隙間があったのです。
<流し部分を下から撮影した図>
写真左手のべニア板の向こう側は水道管がある外につながっている空間です。
このステンレスの流し部分とべニア板はぴったりくっついてはおらず、隙間があるようなのです(近くから見れないので詳細不明)。
こんな狭い所から入れるの?と思ったものの、「彼ら」の行動を人間の常識で捉えることは出来ません。
という訳で狭いスペースに手を突っ込んで何とかガムテープでの養生に成功。
確かにこの狭い隙間のみだとしたら、しばらく出なくなった理由も納得できそうです。
ちなみに「彼ら」って自分が入ってきた通路を覚えてるのかしら?塞げば塞ぐほど戻れなくなって一度部屋に侵入してきたらそのままってことも・・・
ちなみに当初は粘土で塞ごうと思ってダイソーでいくつか粘土を買ってきていたのですが、あまりに範囲が広く、また狭い部分が多かったので粘土は使用せず、ガムテープでの処置としました。
これで万全・・・というか、これで侵入されたら流石にもう打つ手はありません。
これで入ってきたら「彼ら」にはテレポート能力があるとしか思えないけど・・・
終わりなき戦いへ
今の時点では「完璧」であり、この防御ラインを突破されたらもはや打つ手は無いだろうという状況にまで仕上げました。
でも、去年も自信満々の状態からたった1年で彼らはその防御ラインを突破してきました。
人類より長い歴史を刻んできただけあって「彼ら」の生存力は半端ではありません。というかその強い生存力があるのならわざわざ人の家に入ってこなくてもなんぼでも生きていく術はあると思うのですが・・・
という訳で今は安心していますが、どうせ「彼ら」はまた侵入してくるのでしょう。
その時はどうするか・・・???
次の手を考えておくことにしましょう。
取り合えずこの努力を認めて今年一杯は勘弁してよね。
コメント
うちはムカデも出てきます。
山口県民さん初めまして。コメントありがとうございます。
お名前から察するところ山口の方ですね。
で、ムカデが出るんですか~
私は幸いにして家の外ですら見たことがありませんが、アレが家の中を徘徊してたら悶絶しそうです。
そういえば引っ越す前に戸建てだと良く出るみたいなことを聞いた記憶があります。
小さなアパートと違って完全に外界との出入り口を塞ぐのも難しそうですし、色々な意味で一長一短ありそうですね~
今後の参考になりそうです。
うちはブラックキャップを置いたら出なくなりました
たけろうさん初めまして。コメントありがとうございます。
ブラックキャップって最近知りましたけどかなり評判が良いみたいですね。
残念ながら私の最寄りのドラッグストアでは昔ながらの「コンバット」しか置いてなかったので、そちらを設置したのですが効果は今一つでした。
(ただ今年現れた「彼ら」は揃いも揃って動きが緩慢だったのですが、もしかしたらコンバットが効いていたのかも!?)
ただ、それらのツールって一度は家の中に「彼ら」を引き込むことが前提ですし、近所の奴らを全滅させたとしても後から後からやってくることを考えると恒久的な対策とはなりえないのかな~?なんてことを今回考えていました。
とはいえ、家の隙間を全て無くすのって可能なのかな~?もしくは私の部屋に入れなくなった分、アパートの外の部屋へ行くようになるのかな~?というのが今残ってる疑問ですね。