【節約にも!?】夏に備えて手作りビール

セミリタイア生活
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最近日中は暖かい日がチラホラ増えてきました。とはいえまだまだ朝晩は寒いですね。私はその寒さを利用して夏場に飲むビールを仕込んでみました。「冬備え」ならぬ「夏備え」ということになりそうです。

やっぱりビールは夏!!

外でお酒を飲むときは冬でもビールを飲んでいましたが、ずっと家にいる生活だと冬は全く飲みませんね・・・

でも夏には飲みたくなるものだし、今の内に仕込んでおきましょうか。

夏場に飲みたいビールはどっち?

ビールというと「ラガー」と「エール」に大別されます。両者は発酵の時に用いる酵母(イースト菌)が異なるのですが、それにより味わいも大きく異なります。

「ラガー」は国内大手メーカーが販売している典型的なビールの味(すっきりさっぱりした味わい)です。それに対して「エール」はコクがあり複雑な味わいがある感じといえばいいでしょうか。

ここ数年両者ともに作って飲んでいましたが、やはり家だと冬場は飲まなくなりますね~

なのでビールを飲むのはやはり夏場が多くなるわけですが、暑い夏場は圧倒的に「ラガー」が美味しく感じます。

夏に美味しいラガーの仕込み時期は冬!?

夏場は「ラガー」が美味しい。

・・・その夏場にビールが飲みたくなったらその時に買ってこればいいじゃない?

とするとそれで話が終わってしまうので、一応今回は手作りをする前提で進めていきます(ちなみにアルコール度数1%未満のものを作る前提です)。

ビールを(素人が)手作りする際に最も重要なのは気温(室温)です。というのもビールを発酵させる際に用いる酵母(イースト菌)には発酵適温があって、その温度帯を外すと発酵が進まずにお酒にならないからです(場合によっては腐敗するかも)。

イースト菌と言っても単一の菌ではないのでメーカーによってこの発酵適温は若干異なるのですが、ざっくり「ラガーイースト」の発酵適温は11~15℃位、「エールイースト」は18~28℃位のようです(同じメーカーでも品番によって違いがあります)。

ビールを手作りする際に液温を管理できる環境があれば話は別ですが、素人が家で作ろうとする場合、発酵温度は室温依存となりますからざっくり「ラガー」は冬に、「エール」は夏に作るものということになります。

夏に飲みたくなる「ラガー」が冬にしか作れないってちょっと意地悪よね。

まぁ楽しみは後に取っておくということで・・・作っていきましょう。

夏に向けてビールを仕込む!

「ビールを手作りする」といってもどこからやるかでその手間は変わってきます。

本格的に麦芽とホップから作るとなると結構な手間になります。やってみようかとも思ったのですが、かなり大変そうだったので私は今の所そこまではやっていません(概算でコスト計算もしましたが、ここまでやっても安くならない・・・というか高くついちゃいそうです)。

・・・という訳で私はビールキット缶を買ってきて作っています。

作り方は以前細かく書いたのでそちらをご参照ください。

という訳で途中の工程をざっくり飛ばして仕込み完了(約22ℓ)。

1次発酵は日中の室温が15~18℃位で2週間ほど(夜間は10℃以下まで下がってるのかな?)。

発酵終わりを見極めるのは今でも自信がありません(泡が出なくなって甘みがなくなったらといっても結構分からないものです)。

そして一番の重労働はペットボトルへの詰め替えですね。

1回の仕込みで22ℓほど出来るので、500mlのペットボトルだとご覧の通り40数本分になります。

今回は連続で2セット作ったので押し入れの中には約40ℓ(500mlペットボトル約80本)のビールが出来ました。

このまま夏を待つことになります。

家では収納スペースの都合で流石にこれ以上の作り置きは厳しそうです。

夏を待つ・・・といっても身近な場所に大量のビールがあれば飲みたくもなるというもの。

2週間ほど2次発酵させたタイミングでちょっと味見を・・・

う~ん。まだ発酵がイマイチで炭酸の入り方も弱く、甘みもちょっと残っていますね。

まぁ夏までには美味しくなってるんじゃない?

ビール40ℓの材料費は?

上にちらっと書きましたが、手作りビールの記事は当ブログの中では結構アクセスが多い方の記事になります。特に今年に入ってから増えてきています。

まぁ検索流入なので色々な要素があるのでしょうが、もしかしたら物価上昇から「節約」という観点で見てくれている方もいるかもしれません。なので今回のビール作りにかかった材料費をご紹介しておきましょう。

<手作りビールの材料費>

こちらはビールキット缶の説明書通りに作ったら・・・という前提での材料費になります。説明書通りに作るとアルコール度数が4~5%程度になってしまい酒税法違反となってしまいますので1%未満となるよう調整が必要になります。

ただ、それを考慮すると材料費を算出するのが大変?なので、あえてこうした金額を出しています。

ビールキット缶①・・・2,390円

ビールキット缶②・・・2,138円

ラガーイースト×2・・・1,814円

送料・・・850円

(1次発酵用)砂糖1kg×2・・・398円

(2次発酵用)砂糖150g×2・・・60円

合計・・・7,650円(500ml×86本出来たので1本当たりだと約89円)

ビールキット缶はアマゾンその他でも送料無料で売っているお店はありませんでした。なのでまとめ買いするとお得といえますね(今回2セット連続で作った主要因)。

ビールキット缶に付属しているイースト菌はエールなのでラガーを作る場合は別途購入する必要があります(これが結構高いのよね)。

ちなみに・・・ビールキット缶とはこういうものです
ラガーイーストは別売りになっています

<(ご参考)材料費以外>

初期投資費用の償却費(2回分)・・・992円(これを含めると1本当たり約100円)

※初期投資費用については上にある過去記事をご参照願います。

夏が楽しみ!

まぁ今回作ったビールが全て・・・という訳でもありませんが、寒くて行動に制約がかかる冬より暑くても今は夏が楽しみです。

その楽しみな夏に彩を添えるという意味で今回作った80ℓほどのビールは意味がありそうです。

まだしばらくは「ラガー」が作れる気温が続くと思いますから、気になる方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。

そういえば冬備えって言葉はあるけど、夏備えって聞かないわね。

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