セミリタイア生活のデメリットというより、一人暮らしのデメリットですが、病気で寝込むと辛いですよね。私は特別不衛生な環境にいるわけでもないのに頻繁に食中毒になります。原因は毎回良く分からないので、ここはちゃんと調べておこうかと思います。季節的な原因もありますので皆さんもご注意を。
セミリタイア生活(独り暮らし)のデメリット・・・病気
普段は元気なのであまり気になりませんが、病気で寝込むと独り暮らしって辛いな~と思いますね。まだ若い?のでそれなりの回復力があるからまだいいのですが、このまま歳を取るとどうなることやら?という不安もよぎったりします。予防すれば避けられる病気なら予防したいと思い、今回は食中毒について調べました。
久々の食中毒
私は風邪のような軽い病気は滅多になりませんし、セミリタイアしてからは電車もほとんど乗らないので、人から感染するインフルエンザのような病気になる可能性も極めて低い状況です。
でも、何故か1,2年に1回は食中毒のような症状で寝込みます(病院には行かないので確定ではないですが、まぁほぼ食中毒で間違いないと思います)。
昨日も朝から倦怠感、発熱、下痢と食中毒の症状が発生し、一日寝込んでいたところです(まだ全快はしていません)。別に不衛生な環境で料理をしている訳でもないし、生肉、生魚を食べたわけでもないということで、毎回原因は???となることが多いんです。
あまりに頻繁になるということと、今後歳をとってから食中毒になるのは更に辛くなるだろうという予測の下、ここはその原因を調べて対策しようと考えました。
良く火を通せばOK!という認識は間違い
私は良く食中毒になるので、特に生ものや貝類を食べるときは注意しています(体調不良の時は食べない、体調が良くても食べ過ぎないなど)。なので明らかにあの食べ物(生ガキなど)が原因という食中毒にはなったことが無いんです。なので毎回原因が分からなかったんですが、調べてみたらすぐ分かりました(笑)
下に厚生労働省のHPから主な食中毒の原因を列挙しましたが、少なくとも今回のやつは黄色ブドウ球菌由来で間違いなさそうです。というのも、前日に炊きすぎたご飯をオニギリにして翌朝食べた後に体調が悪くなったんですよね(今回調べたことで食中毒は良く火を通してさえいれば問題ないという認識が間違いだと知りました)。
普通に人間が持っている細菌が、良い環境(この季節ならではですかね)によって増殖して、それを口にしたから食中毒になったということでしょう。原因が分かれば対策も打ちやすいですね。今後気を付けることにします。
以下、今回調べたことです。
食中毒の原因
厚生労働省のHPを見ると、食中毒の原因は沢山ありますが、その症状は嘔吐、腹痛、下痢、倦怠感、発熱などほとんど共通しています。なので症状から原因を探るというより、直前(基本的に食中毒の潜伏期間は短い)に食べたもので判別するしかないと思われます(正確には医者に行くのが良いと思いますが)。
以下にメジャーどころをざっとご紹介します。扱う問題が病気なので、正確な情報は厚生労働省のHPを参照してください。
細菌
腸管出血性大腸菌(O157)
良くニュースで出てきますね。これが原因で焼肉屋さんのメニューからユッケが無くなったり、レバ刺が無くなったりしました(知りませんでしたが牛のレバ刺は2012年7月から法律で禁止されてるんですね)。ユッケは盛り付けられてではなく、パックに入って出てきますね。
※食中毒には関係ありませんが、馬のレバ刺はO157の心配が無いようです。
私は夏に発生するイメージを持っていましたが季節に関係なく発生するみたいです(統計では夏~秋に多く発生してはいる)。抵抗力のないお年寄りとかに死亡例があります。
75℃で1分間以上の過熱で死滅するので、肉などは良く焼く、生肉を食べないことが予防方法になります。
カンピロバクター
細菌の名前は聞いたことがありませんでしたが結構メジャーな食中毒のようです。特に鶏(ニワトリ)に多いので、過熱不足の鶏肉、鶏のささ身や鶏レバーの刺身で感染するようです。
75℃で1分間以上の過熱で死滅 するので、鶏は良く火を通してから食べるのが予防方法になります。
サルモネラ菌
サルモネラ菌という名前は良く聞く気がします。これも原因は鶏(卵も含む)が多いみたいですね。海外ではこのサルモネラ菌がいるから生卵は食べないということは良く聞きます。日本は品質管理が徹底されているため生食はOKとされています。
ただ生卵は新鮮なもの限定の話で時間の経過したものはダメなようです(賞味期限を守りましょう)。75℃で1分間以上の過熱で死滅するので、鶏肉に関しては良く火を通してから食べるのが予防方法になります。
黄色ブドウ球菌
人に常在するのでとても身近な所にいる細菌です。穀類とその加工品(おにぎり、弁当)など、手を触れる食品全般が原因となります。
過熱では無毒化されないので、調理前に手をよく洗う、食器や調理器具をよく洗うというのが対策になります。
腸炎ビブリオ
海に生息する細菌なので魚介類が原因となります。
真水や酸に弱いので、魚など調理前に真水で洗うと対策になりますし、 60℃で10分間の過熱で死滅するので良く火を通してから食べるのも予防方法になります。 。
ボツリヌス菌
ボツリヌス菌による食中毒は発生数こそ少ないが、いったん発生すると重篤になりやすいようです。過熱ではなかなか死滅しません( 80℃で30分間必要) 。
酸素のない所で増殖するので、真空パック食品や缶詰が原因のことが多いようです。膨張している缶詰、真空パック食品は要注意。
あと、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えるのは危ないというのはこのボツリヌス菌が原因です。
ウイルス
ノロウイルス
冬場に発生しやすい食中毒。 乳幼児や高齢者は死の危険があります。通常は特別な治療を必要としないようです。
基本的に経口感染なので、汚染された食品が原因となりますが、その元は感染した人間であることが多いようです(感染者の糞便、嘔吐物から)。
85℃で1分以上の過熱が有効なので食品は良く加熱するのが予防方法ですが、その前にウイルスを持ち込まないよう手洗いやうがいの徹底が良いようです(インフルエンザみたいなものですかね?)。
その他のウイルス
その他E型、A型肝炎ウイルスなどがあります。
動物性自然毒
ふぐ毒などですね。釣ったものを自分で捌いて食べたりしなければ問題なさそうです。
植物性自然毒
毒キノコ
キノコも自分で取ってきて食べるといったことをしなければ問題なさそうです。食べられるものと毒キノコの見分け方はにわか知識だと危険だと思われます。
アジサイ
これ全く知りませんでした。アジサイの葉っぱで食中毒を起こすことがあるようです。料理の飾りで出てくることがあります(見た目が大葉に似てますよね)。食べられるものもあるようですが見分けは困難なようです。
化学物質
ヒスタミン
食品中(赤身魚が多い)のヒスチジンが酵素の作用でヒスタミンに変換されて食中毒の原因になるようです。
ヒスタミンに変換されると過熱では分解できませんので、温度管理(短時間でも冷蔵庫に入れるなど)をしてヒスタミンへの変換を抑えることが対策となります。
寄生虫
クドア
ヒラメの刺身に関連するものが多いようです。-20℃で4時間以上の冷凍、 75℃で5分間以上の過熱で病原性が失われるようです。
ヒラメの養殖場での適切な管理で食中毒数は低下傾向です。 釣ったヒラメを自分で捌いて食べるような人は要注意なのかもしれませんね。
アニサキス
調べた中では中毒の症状がかなりきつそうな食中毒でした。大抵の食中毒はほっといても治るのに対して、場合によっては外科的治療が必要になることもあるようです。
アニサキスは魚の内臓や身にいる寄生虫です(2~3cmもあり目で見えます)。 -20℃で24時間以上の冷凍、 60~70℃で1分間過熱することで感染性を失うようですので、刺身なら冷凍ものを、それ以外は良く火を通すことが予防になりますね。
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