「コンビニ」・・・読んで字のごとく便利なお店。実際私も東京に住んでいた時は毎日のように利用していましたし、その「便利さ」に高いお金を払っていました。その「コンビニ」は当然地方にも存在します。でもその「便利さ」は結構異なることに気が付きました。
また無くなった!! でも、あんまり困らない!?

昨年末の話になりますが、家から一番近いコンビニが閉店しました。

一番近いと言っても徒歩15分位ある所なんだけどね。
コンビニが無い生活って想像できる?
私は今でこそ山口市で暮らしていますが、物心ついた頃から40代後半まではずっと東京にいました。なので、コンビニというものは「身近にあって当たり前」というイメージがあります(まぁ子供の頃はありませんでしたが)。
実際、サラリーマンの時はコンビニに行かない日は無かったという位には利用していました。
恐らく現在都会で働いている方ならコンビニの無い生活なんて想像も出来ないといった感じではないでしょうか?
地方だからこそコンビニは必須!?
地方に移住するに際して、やはり一番最初に考えたのは(東京に比べた時の)「不便さ」に自分は耐えられるのか?という点でした。
実際に住む前に考えていた地方の「不便さ」というのは具体的には・・・
- 食料品の買い出し等に車で行く必要がある?
- 現金を引き出したり、自動車税などの振り込みをする為の銀行が近くに無い?
この辺りを想定していました(その他にも色々ありますが)。
そして上の2点に関しては近所にコンビニが一軒あれば解消する訳です。
引っ越しの下見で不動産屋周りをした際も、やはり気にしたのは「近くにコンビニがあるかどうか?」でした。

東京だと特に意識しなくても近くにコンビニの一件くらいは必ずありますけどね~

山口市でも市街地にはそこそこあるにはあったのですが・・・
計算外!?コンビニって潰れるの?
幸い気に入った物件には徒歩5分圏内にコンビニがあり、安心して契約、引っ越しをしました。
引っ越し直後はガスコンロが無かったりして、朝、昼、晩ご飯は全部そのコンビニで買ってきたりと、当初の目論見通り大活躍してくれました。
・・・ところが、
引っ越しをして数カ月後にそのコンビニはなんと潰れてしまいました。
自分の経験上、こういう時は近くに別のコンビニが出来てその競争に負けて潰れたのだろうと思ったのですが、そうではなさそうでした。
結果、最寄りのコンビニまでの距離が、徒歩5分⇒15分と東京ではありえない距離になってしまいました。
とはいえ、徒歩15分なら散歩がてら向かうのも悪くないかな?なんて思っていたのが約2年半前くらいだったでしょうか?

それから約2年が経過した昨年末・・・そのコンビニも潰れてしまいました。

ついに最寄りのコンビニまでの距離が徒歩20分へ・・・(自分の感覚だと20分だと徒歩って感じじゃなくなりますね)
地方に慣れたからか!? コンビニが無くても困らない?
最寄りのコンビニへの距離が15分⇒20分へと変わるまでの2年間に私の生活スタイルも徐々に地方に馴染んできたようです。
具体的には「車」の使い方です。以前はなるべく乗らないようにしていましたが、今では結構な近距離でも車を使うようになってきました。
そして「車」で行くとなると「コンビニ」より便利な店舗があるんですよね。
コンビニより便利(コンビニエンス)な店とは!?
東京だと「コンビニ」も「ドラックストア」も、はたまた最近数が増えているようですが「小型のスーパー」も扱っている品物がちょっと違うだけで似たようなモノです。
特に私が住んでいた所は都心過ぎて徒歩圏内にいわゆる大型の「スーパー」というものが無かった為、余計にそういう印象があったりします(野菜は何とか買えましたが、肉・魚を買うのは結構大変でした)。
ところが地方だとそれらに大きく異なる点があります。
それが「駐車場」の存在です。
東京だと幹線道路沿いのお店を除くと駐車場が付いているお店の方が少数派ですが、地方では駐車場が無い店舗なんてありえません。しかし、その大きさは結構異なります。
例外はあるかもしれませんが、「コンビニ」だとせいぜい10台停められれば良い方といった感じですが、「スーパー」や「ドラッグストア」には数十台は楽々止められる広大な駐車場があるのが普通です。
まぁ簡単に言うと駐車場が大きい店舗の方が入りやすいんです。
そして地方の「スーパー」、「ドラッグストア」は店舗が大きいので食料品以外にも様々なものが売っています(コンビニでしか買えないモノというものがほとんどない)。そして商品価格は「コンビニ」より断然安いのです。

車で移動してると多少の距離の差は気になりません。

これであえて「コンビニ」に行く理由ってありますか?
最後の砦崩壊
私が山口市に引っ越してきた時点で、食料品などが買える日常よく使うお店というのは近い順で
- コンビニ①・・・徒歩5分 ⇐引っ越し後数カ月で閉店
- コンビニ②・・・徒歩15分 ⇐昨年末閉店
- ドラックストア①・・・徒歩15分
- スーパー・・・徒歩17分
- コンビニ③・・・徒歩20分
といった感じでした。
「近さ」=「便利」ということで、それまでの習慣も手伝って当初は「コンビニ」を使うこともままありました。
それが現在では
- ドラッグストア②・・・徒歩6分 ⇐昨年新規開店
- ドラックストア①・・・徒歩15分
- スーパー・・・徒歩17分
- コンビニ・・・徒歩20分
ただでさえ日常の足が車に変わってきて多少の距離の差が苦にならなくなっている上に、とうとう「近さ」という面でも「コンビニ」に行く意味がなくなってしまいました。

そして気が付いたら「コンビニ」で買い物をすることが全くなくなりました。

月に一回現金を下ろしに行くけどね(あと年に一回自動車税を振り込みに行くかな?)。
コンビニは便利じゃなければならない!
東京に住んでいた時は当たり前のように毎日利用していた「コンビニ」ですが、今では全く必要としなくなりました。
「コンビニ」自体は東京でも山口市でも品揃えは一緒ですし値段も違いはありません(これはある意味凄いことです)。違うのは周りの環境です。でもその環境のお陰で「コンビニ」が全然便利ではなくなっちゃうものなんですね。
そしてその便利さが無くなれば、あえて高いモノを買う必要もなくなる訳です。そうなると近所のコンビニが次々に潰れていくのも納得という感じなのでしょうか?
逆に言うと「コンビニ」が便利と感じなくなるほど、地方の住環境は「便利」と言うことも・・・出来ないですね(笑)

ちなみにもっと地方になると逆に店舗が「コンビニ」しかないなんて所もあるでしょう。

そうなると「コンビニ」は本来のコンビニエンスに立ち返るという訳です。難しいものですね~
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