皆さんは映画を見るときやゲームをするときの音ってどうしていますか?TVのスピーカーのみでしょうか?私は結構前から5.1chサラウンドシステムを使っているのですが、サラウンドシステムの最大の弱点はスピーカーの配線ですよね。この厄介な配線が無いものを我が家に導入して半年程経ちましたので、実際私の家でどう配置したかも含め、ちょっとレビュー記事みたいなものを書いてみたいと思います。
ソニーのワイヤレス5.1chサラウンドシステム「HT-RT5」
<ソニーHT-RT5のレビューのポイント>
- HT-RT5は配線が電源(4つ)だけなので、特にリアスピーカーの配線の取り回しが格段に楽。
- 自動音場補正があるのでスピーカーレイアウトの自由度も高い(等距離、左右対称に配置しなくてもOK)。
- もちろん5.1chの臨場感は十分味わえる(映画、アニメ、ゲームの環境向上)。
- (少なくとも私の環境では)他の電波が干渉して音が途切れるといったことは無かった。
全体的に買ってよかったと思っています。
私はオーディオ機器に関して詳しい知識はありません。あくまで一般ユーザーのレビューとしてご覧ください。
私が購入したのは「ソニー ホームシアターシステム 5.1ch NFC/Bluetooth HT-RT5 M」という製品なんですが、結論から言えば「買って大満足」です。
一番のポイントは何といっても配線が無いことで簡単にセッティングが完了することですね。その結果、部屋も配線だらけで汚くなるといったこともありません。
その上でしっかり5.1chの臨場感が味わえるんですから良い買い物でした(ちょっと高かったですけどね)。
HT-RT5のレビュー
私は音質がどうのといったことを語れるほどオーディオに詳しくないので、主にワイヤレスのメリットについてレビューしていきます。
私が購入したサラウンドシステム
私が半年ほど前に購入して今回レビューする商品は最近出たばかりの製品ではなく、2015年発売の結構古いものです。
品薄だったり、価格にプレミアムが付いていたりしてて、何でだろう?と思ったら既に生産完了してるんですね。
出るのか知らないけど、新しいモデルを待つか、高いのを買うかになっちゃうわね。
購入した経緯
私は、半年ほど前に引っ越したんですが、引っ越し先で家具をレイアウトしているとき、一番悩んだのは5.1chサラウンドシステムをどう配置するかでした。
有線のサラウンドシステムは配線が悩みの種
元々持っていたサラウンドシステムは10年以上前に買ったもので、既に規格も古く(HDMI端子なんかありません)、なにより6つのスピーカー全ての配線を綺麗にまとめる必要がありました(というよりも綺麗にまとめることは不可能ですね)。
ちょっとでも配線が床につこうものなら、毎日元気に稼働しているロボット掃除機の餌食になってしまいます。前の家ではそうならないように巾木になるべく目立たない色のガムテープで張り付けていました。ただ、目立たないといっても美しくはありません。
せっかく新築のマンションに越してきたのだから少しでも美しくと思っていたので、持っていたサラウンドシステムはもう古いし、廃棄してしまおうかと思っていました。
でも、一度導入したら無くすという選択も難しい
私はそれほどオーディオに造詣がある訳ではありません。それでもこれまで10年以上5.1chサラウンドシステムがある生活をしていた為か、無くすという選択も難しかったです。
なにせ、5.1chがあると映画やアニメももちろんですが、なによりゲームに関しては臨場感が違うんですよね。何とかサラウンド環境は維持したいな~と思いながらネットを検索すると、数こそ少ないものの、ワイヤレスの5.1chサラウンドシステムというものが見つかりました。
まぁそんなに安いものでもありませんが、引っ越しして色々な家具などを買っていたところでもあったので、それに紛れ込ませて買ってしまいました。
私の家のレイアウト(スピーカーの配線に注目!)
フロントスピーカーとウーファーの配置
この製品はフロントスピーカーの3つ(左、中、右)はサウンドバーのように一体化しています。
この部分が本体になっていて、様々なケーブルを刺すことになります(私の場合、有線接続はPS4→サラウンドシステム→テレビのみで全てHDMI接続です)。
フロントスピーカー周りはこんな感じになります。この写真では見えにくいですが、テレビの下の赤く囲っている所にフロントスピーカーがあります。
右の大きいのがウーファーです。
ちょっとアップにしてみました。有線のサラウンドを利用したことがある方なら気付かれると思いますが、配線がすっきりしていると思いませんか?
隣に置いてあるウーファーもワイヤレスなので、電源以外の配線はありません。
商品のCMレベルで美しいとまでは言いませんが、有線を使っていた時に比べたら格段にすっきりしました。
ちなみに、このサウンドバーみたいな形状のフロントスピーカーですが、横幅が108cmと結構大きいです。
リアスピーカーの配置
リアスピーカーの配置です。
この写真の右側にあるリアスピーカーは台所にある電源につないでいます。
左側にあるスピーカーはPC関連と同じ電源に刺さっています。
いずれも電源のケーブルはありますが、本体(フロントスピーカー)との配線が無いので、回りがすっきりしています。
ご覧のようにリアスピーカーの配置は高さが異なっています。また実際に音を聞く位置は写真手前に写っているソファーですが、そこからそれぞれのリアスピーカーの距離は同じではありません。
その辺は自動音場補正で調節してくれるから問題ありません。
リアスピーカー背面
ちなみに、リアスピーカーの裏側はこんな感じです。ご覧の通り配線は電源だけです。
その他はスタンドなんかに固定するためのねじがあります。
このワイヤレス故の「すっきりした配線」と自動音場補正による「レイアウトの自由度の高さ」がこの製品の最大の売りなんだと思います。
部屋の模様変えをするときとか楽そうね。
実際配線のある5.1chを使ってる時はそれのせいで模様変えをしなかったからな~
その他の接続
滅多に発生しませんが、この製品のシステムアップデート用にネットにつないでやる必要があります。有線用のLAN端子もついていますが、もちろんWi-Fiでの無線接続もできます。
また、スマホとBluetoothで接続して音楽の再生もできます(PS4ではCDの再生ができないので私はかなり助かっています)。
ちなみに私はPS4にアマゾン・プライム・ビデオとHULUのアプリを入れて、PS4経由で映画やアニメを見ています。
ゲームもそのままPS4で、音楽は上に書いた通りスマホから飛ばして聞いています。
音量調節と自動音場補正
音量調節
このシステムのボリュームは当然任意で調節できます。
ただ、調節できるのは全体の音量の大小と、ウーファーの音量の大小のみです。左右と前後のバランスは自動調整(次に説明する自動音場補正)になっています。
また、テレビとHDMIで接続していると、テレビの音量を変えるとそれに合わせてサラウンドシステムのボリュームも変わります。
リアスピーカーの音量がもう少し大きい方が良いんだけど・・・といった調整が出来ないのがちょっと残念。
ベストの環境で聞いて欲しいってことじゃないの?
自動音場補正
上の方でもちらっと書きましたが、このシステムには「自動音場補正」という機能があります。
具体的には音量を測定するアダプターが付いています(本体と有線で接続)。そのアダプターを聞く人のポジションにおいて「自動音場補正」を始めると、「ザー」というテスト音がそれぞれのスピーカーから順番に流れてスピーカーの位置を把握し、それぞれのスピーカーを最適な音量に調節してくれます。
ざっくりいえば、遠くに置いたスピーカーの音を大きく、近くのスピーカーの音を小さくといった調節ですね。
この機能があるから、スピーカーの配置を聞く人の位置から「等距離」とか、「左右対称」に配置する必要が無いのね。
電波の混線(他の人のレビューをみて懸念したこと)
私がこの製品を購入するにあたって最も懸念したことです。
この製品をネットで見つけたとき、まず色々な人のレビューをみました(この製品自体は2015年発売と結構古いものです)。その中で一番気になったレビューはワイヤレス故に他の電波と干渉して音が途切れる(リンクが切れる)ことがあるといったものでした。
サラウンドシステムで音が途切れるのは問題外ですが・・・
音質にそこまでこだわらない私ですが、音が途切れるとなると話は別です。ただ、どういう機器と一緒に使うと音が途切れるかといった詳細は全く掴めませんでした。
まぁ懸念しつつも最終的には買った訳ですが、結論を書くと半年使ってみて音が途切れたことはありませんでした。取り合えずご参考までに私の家にある無線式の機器を列挙しておきます。
<私の家の無線環境>
- TV、エアコン、照明のリモコン
- スマートフォン
- Wi-Fiルータ(PC2台、プリンタ1台接続)
- モバイルWi-Fiルータ(スマートフォン、タブレット接続)
近くにトラック等が通る大通りはありません(一番近い国道が1km位離れています)
無線機器の不具合ってトラックとかの違法無線とかが原因なのかな?と思ったので通りについても記載しておきました。
音質・臨場感など
上で音質にそこまでこだわらないと書きましたが、よほどのオーディオマニアとかでもなければ大抵の人は満足できるんじゃないかと思います。
ハイレゾ音源も再生・・・できるらしい
私は身近にハイレゾ音源なるものがありませんので再生したことはありませんが、ハイレゾ音源の入ったUBSメモリーやウォークマンをセットするとハイレゾ音源を再生することもできるそうです。
5.1chのメリットは何と言っても臨場感!
そしてやはり5.1chの最大のメリットは臨場感ですよね。映画やアニメなんかだと後ろの方からヘリコプターが飛んできて、前の方に抜けていく(逆もあり)なんて時に一番威力を発揮します。
そして、私にとっては映画やアニメも良いんですが、ゲームはもっと良いです。
後ろの方でカサカサッと足音がしたりして敵の気配が分かったりするところとか、そういう細かい作り込みが私にはたまらないんですよね。そもそも初めて5.1chを買ったのはゲームの為でしたし。
怖いゲームは苦手なんでやらないですが、バイオハザードとかやると臨場感が更に上がって怖くなったりするんでしょうね~
リアスピーカーの設置場所に電源があればお勧めの一品です
このHT-RT5という製品ですが、いくら配線がすっきりするといっても電源は必要です。
そして、電源の為に電源ケーブルが床を這いまわってるというのでは本末転倒ですよね。私はリアスピーカーを置こうとしていた場所にちょうど電源があったのですっきり設置できました。
電源はフロントスピーカー、リアスピーカー×2、ウーファーの計4つ必要です。
丁度良い場所に電源が確保できれば検討の価値あり!
私の場合と同じように電源がうまい場所にあるのであればこの製品の検討をする価値は十分にあると思います。
これまで配線の問題で5.1chサラウンドの導入をためらっていた人がいるとしたらぜひ検討すべき製品だと思いますよ。
映画やアニメ、ゲームの臨場感がかなり上がります!
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