普段食材などを買う「スーパーマーケット」。皆さんの身近には複数の店舗がありますか?私はこれまでの生活環境から「値段はどこでも一緒でしょ?」という意識があったのですが、結構違うものですね。
買い物で節約!
「買い物で節約」と聞くと、大きな買い物(家電製品など)をするときのことを思い付く人が多いと思います。しかし、そうしたものを買う場合、ネットでの比較が容易な現在、大抵の人が当たり前のようにより安いものを購入しようとしますよね。
今回はそうした大きな買い物ではなく、食品など日常的にする買い物での節約のお話です。
節約の方向性は大きく2つ
皆さんは「節約」と聞くとどの様なことを想像しますか?
私が真っ先に頭に浮かぶのは「不要なものは買わない」といった無駄をなくしていくという方向性のものです。
そして私にとっては苦手分野であった「同じものをより安く買う」という事も節約ですよね。
これまでも節約関連の記事はいくつか書いていますが、前者に関する記事が多いです。
創意工夫の余地が大きいのは「不要なものは買わない」の方?
上記で節約の方向性は大きく2つと書きましたが、どちらの方がインパクトが大きいのでしょうか?
やはりこれまで買っていたものを買わなくするというのはコストインパクトが大きいような気がしますし、そこに至るまでの創意工夫の余地も大きいように思えます。
これまで私が記事にしてきたものの中でいえば、「バリカンを購入してセルフカットにすることで床屋代をゼロにする」とか「お茶を買わずに、お茶の葉からお茶を淹れる」といったことですね。
節約関連の記事はサブカテゴリーでまとめてあるわよ。
生活必需品は買わないという選択肢が無い
ただ、「不要なものを買わなくする」というのが出来る範囲は限定的です。
生活の中では、食品等の生活必需品は絶対に買うことになります(その中で無駄があるということも当然あるのですが)。
そうした中で「節約」を考えると、同じ(ような)モノをより安く買うという手法が思いつきます。
「こっちのスーパーの方が安い」とか、「〇曜日は〇の特売日だ」とかのことですね。
より安いものを買うってインパクトあるの?
皆さんは普段食材などを買い込むスーパーマーケット(以下、スーパー)って、複数の店舗を比較したりしますか?
実は私は全くしたことが無かったし、たいして違わない(頑張ってもそれほど節約には貢献しない)と思っていました。
調べてみたら大きな違いがありましたというお話よ。
生活環境によっては発想すら出来ないことも!?
実は私がスーパーによって売値がそれほど違わないと思い込んでいたのには理由があります。
というのも私はこれまで十数年、都心の身近にスーパーが無い環境で暮らしていました。あるのは気持ち程度に野菜と肉類が置いてあるコンビニといった感じのお店だけです。
そういったお店も数は少なかったので、そもそも売っているモノの値段を比較しようと思ったことはありませんでした。
比較することが困難な地域でしたから、いつの間にか「モノの値段なんて店舗によって違わない」と思い込むようになっていたんでしょう。
そうなると、より安いものを買おうという事は考え付かないわね。
年末の「気付き」
そんな意識が変わることなく、現在の住居に引っ越して1年が経過した年末のある日、私は年末・年始に食べるものを買う為にスーパーに行きました。
現在住んでいる所には歩いて行けるスーパーは3件あります(全て別系列の店舗)。内2件は駅の近くで大手資本の店舗、1件は駅から離れた住宅街にある小規模資本の店舗です。
私は普段、利便性の良い駅の近くにあるスーパーを利用しているのですが、この時はたまたま駅から離れたほうに行ってみました。
そうしたら年末割引という事で、レジにて買い物をした合計金額から一律10%値引きしてくれました。
「ずいぶん思い切ったことをするな」と思ったのですが、その時ふと買ったものの個々の値段が気になり、後でいつも買い物をしているスーパーの値段と比較してみました。
元々の値段を高くしておいて、レジで10%引きすることでお得感を演出しているだけなんじゃないかと・・・
ひねくれた考え方ね。
比べてみると結構違う!?モノの値段
具体的に比較してみてびっくりでした。数円どころか1割以上違うものが沢山ありました。
ちなみに上記の年末10%引きのお店が安かったというお話です。
以前、1年間の食費の内訳を記事にしたことがありますが、金額ベースで最もウェイトが高いのは肉・魚です。なので、肉・魚が高いか安いかが分かると「節約」効果も測りやすいのですが・・・
肉・魚の値段を比較するのって難しいんですよね。品質が違うので、全くの同条件で比較することが出来ません。
なので明確に分かる商品を比較してみました(この為に本日そのスーパーで買い物をしてきました)。
<スーパーで売ってるものの値段の比較>
全く同じ商品の比較
- 冷凍うどん(5玉)・・・A店408円、B店291円(18.6%)
- インスタントラーメン(5個入り)・・・A店463円、B店377円(18.6%)
- レトルトカレー・・・A店258円、B店215円(16.7%)
- せんべい・・・A店161円、B店139円(13.7%)
品質に違いのある商品の比較
- タマゴ10個・・・A店214円、B店193円(9.8%)
- 鶏もも肉(100g当たり)・・・A店136円、B店129円(5.5%)
A店が駅前の大規模資本のスーパー、B店が駅から遠いスーパーです。
値段は全て税込みよ。
インパクトは結構大きい!
以前書いた記事で、私の1年間の食費は約46.5万円と書きました。その内通販で買っているコメ、コーヒー豆、プロテインを除くと、スーパーで買った食品類は大体37万円程です。
上記の比較は極一部の食品の比較でしかないので、全体でどの位のインパクトがあるのか分かりませんが、仮に10%安くなるとすれば、年間でのインパクトは37,000円です。
たかが行くスーパーを変えるだけでこのインパクトは結構大きいですね。
数円の違いの為にわざわざ不便な所にまで足を運ぶ気は起りませんが・・・
これだけ違うと価値はあるわね。
公正な競争環境下ではモノの値段は結構違う!?
前に住んでいた都心とは異なり、現在住んでいる所は徒歩圏内に3件のスーパーがあり、競争環境があります。
そして今回いくつかの商品の値段を比較することで、駅近という利便性の良い立地のスーパーの商品の値段は高く、駅から遠く利便性の悪いスーパーの値段は安いという、ある意味当たり前な結果を得ました。
市場の原理からすれば当たり前ですが、その差がこれほど大きなものになるとはびっくりでした。
あなたの町はどうかしら?
セミリタイア生活と節約
上の方にもちらっと書きましたが、私は買い物をする際、ちょっとでも安いものを買うために大きな労力をかけるといったことは、これまでもしてきませんでしたし、これからもしないと思います。
ただ、ほぼ追加の労力をかけることなく、ちょっとした変更でそれなりのインパクトがある節約術を実施しない手は無いですよね。
そもそも「セミリタイア生活」は決まった収入がありませんので、出ていくお金をコントロールすることが金銭面で出来る全てです。将来何があるか分かりませんし、無駄なコストは省くに越したことはありません。
そして、何より「セミリタイア生活」では時間は沢山あります。色々と考える、創意工夫をするといった「時間」だけはあるのですから、それを楽しめるようにしたいものです。
(後日追記)
実際スーパーを切り替えたらどれだけ食費が安くなったかを記事にしました。
コメント