芝大神宮、品川神社、富岡八幡宮と回った後に行ったのですが、今回は東京都江東区にある亀戸天神社を取り上げます。ここは駅からちょっと離れているのですが、池と小島、それに掛けられた多数の橋からなるレイアウトが遊園地のようでした。七五三の子供たちが大はしゃぎでしたね。
亀戸天神社(東京十社巡り)
亀戸天神宮は菅原道真の末裔で九州の太宰府天満宮の神官をしていた菅原大鳥居信祐が、天神信仰を広めるため、江戸の亀戸村で天神像を奉祀したのが始まりとされています。
こういった経緯がある為、当初は「東宰府天満宮」あるいは「亀戸宰府天満宮」と呼ばれていたようです。現在の「亀戸天神社」という名称になったのは昭和11年の事のようですね。
天神信仰というのは、日本における天神(雷神)に対する信仰のことです。特に菅原道真公を「天神様」として祈願の対象とする信仰のことをいいます。
菅原道真が死後に、天満大自在天神という神格で祀られたことで、菅原道真=天神様となったようです。
<主祭神>
天満大神(菅原道真公)
<相殿>
天菩日命(あめのほひのみこと)・・・菅原家の祖神
亀戸天神社への行き方
JR総武線、地下鉄半蔵門線の錦糸町駅から徒歩で約15分程です。
JRなら北口、地下鉄なら4番出口から出てまずは錦糸公園を目指します(とても大きな公園なのですぐ目に入ると思います)。錦糸公園まできたら公園を突っ切っても良いですし、周りを歩いても良いのですが、olinasという大きな複合施設を越えた先の道に出ます。
その道に出たら右に曲がりしばらく歩くと川があります(橋の手前に亀戸天神社の石碑があります)。
橋を越えてしばらくすると左側に入り口が見えます。
境内散策
上にも書いた通り、亀戸天神社は池と小島、それに掛けられた多数の橋でレイアウトされていて遊園地のようです。池には鯉が泳いでいる他、多数の亀が住んでいます。
この辺りの面白い部分が上手く写真で表現できませんでした。
正面鳥居
この正面の鳥居をくぐるとすぐにこの神社の特徴である橋が現れます。
太鼓橋 男橋
入ってすぐにある橋が「男橋」です。拝殿の方には同じ形の「女橋」があります。
橋の上からの景色
この橋は大きな池とその池の真ん中にある小島をつないでいます。
池にはご覧の通り、棚に植物が生い茂っていて全景が見えないんですよね。
写真には写っていませんが、この池には鯉が泳いでいて、岩の上では亀が甲羅干しをしていました。
子供たちの「こっちにでっかい亀がいたー!」なんて声がそこら中から聞こえてきました。
手水舎
男橋と女橋を渡ると拝殿です。
その手前には手水舎があります。
拝殿
拝殿の背景にはスカイツリーが見えました。
広くて緑の多い歴史ある神社と近代的なスカイツリーのコントラストが鮮やかですね。
こういうのって外国人観光客が好きそうですが、ここは都心から離れているせいか全くいませんでした。
神牛
拝殿に向かって左側にいる「神牛」。
触ると病を治し、知恵を授けると言われています。
その為所々色が変わっていますね。
石碑
境内には沢山の石碑があります。
中には松尾芭蕉の句碑もあるようです。
この写真の石碑は美しい竹の絵が彫刻されていたので目に留まり写真に収めてきました。
行ってみた感想
私の家からはちょっと遠かったですが行ってみてよかったです。
この神社の全景がどうなっているのかをもっと分かるように写真が撮れていればもっと良かったのですが、結構難しそうです。
ドローンでも飛ばせれば良いのかもしれませんね。私は持っていませんが。
とにかく神社のあちこちから子供のはしゃいだ声が聞こえてきて、物静かな神社というより遊園地のような雰囲気でした。生活に溶け込んでいる神社という感じで、こういうのもありかな?と感じる神社でした。
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