FF11を動かしていたPCを買い替えました。FF11以上に重いアプリは一切使っていないので、「FF11が”快適”に動く最低限のPC」というテーマでのPC選びとなりました。最近FF11では復帰者も結構見受けられるので、誰かの参考になるかもしれないということで使用感など含めレポートします。
FF11はどの程度のPCなら快適か!?

自分が購入する前に色々調べたけど具体的なことがほとんど出てこなかったので、実体験をレポートしたいと思います。

具体的には20年前のゲーム(FF11)を動かすのにどの程度のPCが必要かってことね。
PC買い替えの理由
我が家のメインPCの主な用途はFF11と動画視聴です。なのでそれほどマシンパワーを必要としません。使っていたのは5年ほど前に5万円位で購入した当時でもロースペックのPC(CPU:corei3-8100)です。
・・・とはいえ、やはりある程度の不満はありました。というのもFF11は画質を落として、様々なエフェクトをカットしてようやくある程度満足に動く程度です(イライラすることも多いです)。
一応ネット検索するとCPU的には何とかWindows11へのアップグレードも出来るようですが、恐らくアップグレードしたらOSに更にマシンパワーを食われてFF11の動きは悪くなるでしょう。

Windows10のサポートのこともあるし、ここらで買い換えるか!

というのが今回PCを買い替えた理由になります。
どの程度のPCを選ぼうか?
ネット検索すると「FF11は古いゲームだから最近のPCなら何でも動く」と出てくることがあります。それは確かに間違いではないと思いますが、「動く」と「快適に動く」ではやはり違います。
実際5年前に既にロースペックだったPCでもFF11は動いていますが、快適かと聞かれれば迷わずNo!と言えるほど不満な点がありました。
現在は5年前より更にPCのスペックが向上しているので、もしかしたらホントに最低限のPCでも快適に動くのかも知れません。

とはいえ、新しく買ったらまた不満が・・・なんてことにならないようある程度以上のスペックのPCを選ぼうと考えました。

イメージとしては、FF11が「快適」に動いて、かつ最低限の(安い)PCを選びたいですね(FF11以上に重いアプリを使う予定がないので)。
PC新旧比較
ネット検索してPCのスペックを価格帯でざっくり大別すると、現在最もロースペックのPCが大体3万円台、その上は5万円台、その上は7万、10万・・・といった感じでしょうか(なんか奇数万円という値段が多い感じですね)。
元々予算は5万円前後と思っていたのでその辺りのPCを物色していました。目に付くのはミニPCばかりですね(今安いデスクトップPCって無いんですね)。
それにしても比較しているとどうしても「より良い」ものが欲しくなってしまいます。
最終的に私が購入したのは下に貼ってあるものです。現時点ではアマゾンが一番安かったです(5.5万円程、ポイントを使いまくって4万円程で購入)。

詳しくないなりに恐らくFF11を動かすのにはメモリーの速さがキーになるのだろうと考え、DDR5のメモリーが入ってるPCにしようと思いました。

私がPCを購入した時点で恐らく「DDR5のメモリーが装備されている一番安いPCがこれだった」というのが選んだ理由です。
今まで使っていたPCとの比較
今までFF11を動かしていた旧PCと今回新しく購入した新PCのスペックを比較してみました。
旧PC | 新PC | |
---|---|---|
CPU | intel corei3-8100 | AMD Ryzen 7 6800H |
グラフィック(CPU内蔵) | Intel UHD630(128MB) | AMD Radeon 680M(4GB) |
メモリ | 8GB(DDR4) | 16GB(DDR5) |
ストレージ | ハードディスク(1TB) | SSD(500GB) |
FFベンチマーク(Low) | 12016 | 11921 |
FFベンチマーク(High) | 9792 | 10016 |

CPU単体のベンチマーク(PassMarkで6250⇒23682)は大きく向上していますが、FFベンチマークでは大して差が出ていません。

要するに現時点ではFF11ベンチマークのスコアは良くて当たり前って感じで、スコアが良いから快適なPCとは言えないってことね(FFの使用感は次に書きますが、かなり変わりました)。
実際FF11をプレイした時の変化(体感)
上記のFFベンチマークからは、今まで使っていた5年以上前に購入した旧PCでもFF11を動かすには十分快適という数値が出ています。
しかし、実際プレイした感じは結構変わりました。ちなみにPCに詳しくないので何が要因なのかは分かりません。
グラフィック
旧PCではコンフィグで画質を最高品質にするとスムーズに動きませんでした。
具体的にはコンフィグで「テクスチャ品質」と「2Dマップの表現」を標準に(フォントだけ高品質)、「植物の動き」は無しに、「遠距離表現を精細にする」や「陰影による凹凸表現を強化する」のチェックも外していました。また、ゲーム内のコンフィグで「影表示」と「天候エフェクト」をオフに、キャラクター表示数も下げ、様々なエフェクトをカットしていました。
ここまでして、普段はまぁ快適かな?位の動きでした。しかし、ダイバーになるとやや重く、移動中は他のPCが立ち止まったと思ったら次の瞬間には遠くにワープしたりとかいったことが当たり前でした。またPCが多いミレウとかに行くと全く動かないって感じでした。
対して新PCは画質を最高品質にして、旧PCではオフにしていたものを全てオンにしても全く問題無く動くようになりました(エフェクトカットはPCの重さというより、見にくくなるのでそのままある程度カットを継続しています)。
ミレウこそまだ行けていませんが、ダイバーなんかはサクサク動くようになりました。

43インチの画面でやってるから、画質は良いに越したことがありません。

まぁ古いゲームだからビックリするほど綺麗になったってことは無いんだけどね。
キャラの硬直
オーメン詰みや過去クロ巣での範囲狩りの際、抜刀できないとか、キャラが硬直して動かないなんてことがありますが旧PCでは頻繁に発生しました(以前は当たり前の事象と思っていましたが違うんですね)。
オーメン詰みを例にとると、旧PCだと1種類のモンスターを全てかき集めてきても特に問題は起こりませんでしたが、2種類を全てかき集めると抜刀できないことがよくありました。抜刀できないから予め抜刀してから集めると、今度はキャラが動かず十秒以上棒立ちなんてこともありました(サポ踊でワルツしてれば死にはしませんが物凄いストレスです)。これが毎回必ずではなく、2,3回に1回といった頻度で発生していました。
対して新PCですが、今の所詰みで2種類のモンスターをかき集めた位では抜刀できないという事態に陥ったことはありません。ただ、硬直することはありました。しかし、その硬直も明らかに短時間で終わります(今の所硬直しても1,2秒位)。

多くの敵が画面に映るコンテンツでのストレスは大幅に解消しました。

ビシージでも硬直は無かったわね。
エリアチェンジ
エリアチェンジするとカバンやワードローブの中身を毎回ロードするので、しばらく着替えが出来ないなんてことが発生します。この時間が何故かかなり短縮されました(ワードローブ8個がほぼ満タンな状態のメインキャラで20秒以上かかっていたのが10秒ちょいに短縮された)。
また、エリアチェンジして画面が表示されてからキャラが動かせるようになるのに旧PCでは一瞬間がありました(そういうものだと思っていました)が、新PCではすぐ動けるようになりました。

通信環境がWimaxからのWi-Hi接続なのでWi-Hiの規格が新しい新PCが速くなったということでしょうか?
消費電力
全てかは分かりませんが、多くのミニPCにはノート用のCPUが使われているようです。なので基本的に消費電力が抑えられています。
とはいえ、早くなっているのなら消費電力は上がってるのかな?と思い計測してみました。
FF11プレイ中にワットチェッカーをかませて実測すると、旧PCの消費電力が概ね35W程度だったのに対して新PCは20W行くか行かないかといった感じでした(PC本体のみの消費電力です)。

こちらはデスクトップPCとミニPCの差なのかもしれません。

というか、新PCは何もアプリを起動してない時とFFやってる時の消費電力がほとんど変わりません(笑)
総評
今回のPC選びは「FF11が”快適”に動く最低限のスペック」というのがお題でした。
「快適」かどうかは主観が入る問題なので、万人が「快適」と感じるかは分かりませんが、今回購入したPCと同レベルのスペックならば恐らく大半の方が「快適」と感じることが出来ると思います。
一方、じゃあ今回購入したPCが「最低限」のスペックだったか?についてはハッキリ言って分かりません。もしかしたらもう少し低スペックなPCでも十分快適なのかもしれません。ただ、今回購入したPCより低スペックとなるとざっくり3万円台のPCということになります。ここにはスペックを見た限りでは結構大きな差があるようにも見受けられます。

5年前のPCでも設定次第で動くから、動くことは動くと思います。

ただ、どこまで「快適」かは試してないから分からないって感じね。
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