【神社仏閣巡り】天孫降臨に関連の深い神社(槵觸神社、霧島神宮、他)

神社仏閣巡り、散歩・ドライブ

「天孫降臨(てんそんこうりん)」。なんか語感が良い言葉ですね。天照大神の孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)が天界から地上に降りてきたことを指す言葉です。神様が地上に降りてきた・・・当然神話という事になる訳ですが、その場所は天岩戸の様に実在するんです。

天孫降臨の地と伝えられている場所は2つ!?

邇邇芸命は「高千穂峰」に降臨したと伝えられています。そしてその「高千穂峰」であるとされている場所は2か所あります。

ちなみに邇邇芸命のひ孫が初代天皇である神武天皇であるとされています。

槵觸神社(くしふる神社)

天孫降臨の地であるとされている場所の一つは宮崎県西臼杵郡高千穂町にある「槵觸山」です。

「高千穂峰」じゃないの?という疑問が湧きますが、古事記には様々な記載があり「筑紫の日向の高千穂の久士布流多気に・・・」とか、「高千穂の槵觸之峯・・・」といった記載から「槵觸山」が有力とされているようです。

そしてその「槵觸山」をご神体として祀っているのが槵觸神社という訳です。

<主祭神>

  • 邇邇芸命(ににぎのみこと)

<相殿>

  • 天児屋命(あめのこやねのみこと)・・・天岩戸の前で祝詞を捧げた神様(邇邇芸命と一緒に降臨した)
  • 布刀玉命(ふとだまのみこと)・・・天照大神が天岩戸に戻れないようにしめ縄を張った神様(邇邇芸命と一緒に降臨した)
  • 建御雷之男神(たけみかづちのかみ)・・・大国主神に国譲りをさせた神様
  • 経津主命(ふつぬしのみこと)・・・大国主神に国譲りをさせた神様(日本書紀のみに登場)

神様の漢字は沢山あるので以前古事記をまとめた時の表記に統一してます。

槵觸神社への行き方

私は車で向かいましたので、ネットの情報から引用すると、「高千穂バスセンターから徒歩10分」だそうです。

後から地図を見たら結構道順は簡単なように見えるのですが、実際向かったときは何故かかなり迷いました。入り口が坂の途中にある為に気付きにくかったからでしょうか?

なんか神社を目指してる時って直前でナビが狂うことが多いんですよね・・・

ちなみに駐車場はあるけど、それほど大きくはなかったわよ。

鳥居

到着したのが17:30頃で既にちょっと暗くなりつつある頃でした。写真は自動で補正されているのか結構明るく見えますが、暗くうっそうとした参道に若干怯みました。

手水舎

駐車場の規模や、手水舎に普通に柄杓が置いてある所から察するに、普段それほど参拝者は多く無いのかも知れませんね。

参道

夕方だからでしょうか?他に参拝者どころか、神職の方も一切見当たりません。

拝殿、本殿

この槵觸神社は「槵觸山」をご神体としているのでずっと本殿は無かったようですが、元禄7年(1694年)に高千穂神社の宮司の働きかけによって建立されたそうです。

暗かったせいか、拝殿の写真が全部ピンボケしてて使えなかったわ・・・

境内

槵觸神社に限ったことでは無いのですが、高千穂にある神社は歴史がある為か、境内の杉の木がやたらにデカいんです。

みんなデカいせいか、ご神木にもなっていません。

ただ、そのデカイ杉の木のせいで写真以上に真っ暗でした(昼でも薄暗いんじゃないかと思います)。

高千穂神社

下調べが甘かった為、訪れた時はこちらが天孫降臨の地と関係の深い神社だと勘違いしていました。

ただ、槵觸神社とはお互い関係の深い神社ではあるみたいです(近いし寄るなら一緒に行った方が良いと思います)

<主祭神>

  • 高千穂皇神・・・邇邇芸命と木花之佐久夜毘売、火遠理命と豊玉毘売、鵜葺草葺不合命と玉依毘売の総称(神武天皇の曽祖父・曾祖母、祖父・祖母、父・母)
  • 十社大明神(神武天皇の兄とその妻子9柱)

邇邇芸命から神武天皇までの一族を全部祀っているってことですね。

高千穂神社は高千穂郷八十八社の総社だから、この辺りの中心的神社になっているようです。

高千穂神社への行き方

私は車で向かいましたので、ネットの情報から引用すると、「高千穂バスセンターから徒歩15分」だそうです。

比較的街中にあるので車ならナビをセットしていれば迷うことは無いと思います。駐車場もかなり広いです。

ただ、駐車場から一番近い入り口から入っていくといきなり拝殿に出ちゃいます。

鳥居

そこそこ交通量の多そうな道路に面しているので近くを通ればすぐ気が付く感じです。

手水舎

参道

高千穂の街の商店街にも同じデザインの看板がありましたが、神社境内にも電飾アリの看板がありました。まぁこういう所も神社の良い所?ですね。

拝殿

拝殿左側の注連縄の張ってある2本の杉は幹がつながった「夫婦杉」といい、この周りを手をつないで3回まわると縁結び、家内安全、子孫繁栄の3つの願いがかなうらしいです。

当然一人なのでそんなことは物理的に出来ません。

本殿

こちらの本殿は重要文化財に指定されているようです。

まぁ古い神社を回っていると重要文化財はそれほど珍しくは無いのですがちょっと目を引くものがありました。

結構見事な彫刻があります。

こちらは主祭神の中の一柱である三毛入野命(みけぬのみこと)が鬼八(きはち)を退治したという伝説をもとにつくられたもののようです(この写真だと見づらいですが、足元に鬼八と思われる化け物?も彫ってあります。

境内

上にある槵觸神社同様、高千穂神社の境内にも大きな杉の木が沢山あります。

どちらかというと、こちらの高千穂神社の方が人の手がちゃんと入っていて明るい感じではありますね。

荒立神社

こちらは邇邇芸命の降臨の道案内をした猿田毘古神(さるたひこのかみ)と、その奥さんの天宇受賣命(あめのうずめのみこと)を祀っている神社です。

天宇受賣命は天岩戸の前で踊った神様です。邇邇芸命と一緒に降臨し、後に猿田毘古神と結婚したと言われています。

<主祭神>

  • 猿田毘古神(さるたひこのかみ)
  • 天宇受賣命(あめのうずめのみこと)

天孫降臨と関係は深いけど、直接の関係は無い神社になりますね。

ただ、槵觸神社、高千穂神社とはとても近いから行くなら一緒の回ったほうが良いと思います。

荒立神社への行き方

私は車で向かいましたので、ネットの情報から引用すると、「高千穂バスセンターから徒歩15分」だそうです(槵觸神社とはすぐ隣って感じの距離にあります)。

同じような場所にあるのに、槵觸神社の方はナビが誤作動したりしてなかなか着けませんでしたが、荒立神社へはスムーズに到着できました。

荒立神社はかなり小さい神社ですが、駐車場はかなり広かったです。

鳥居

駐車場(この写真の右手すぐ)からすぐに入り口の鳥居があって、その奥に拝殿があるコンパクトな神社です。

手水舎

拝殿

拝殿なのに賽銭箱が無いな~なんて探していると、拝殿の中にありました。

どうやら拝殿の戸を開けているとカラスが入り込んでしまうため、参拝者が自分で戸を開けてお参りするスタイルのようです(ちなみに私が参拝したのは夕方だった為、神職の方はいませんでした)。

本殿

本殿は裏山の方から見ることが出来ました。

裏山

上では荒立神社をコンパクトな神社と書きましたが、その裏山にはちょっとしたアトラクション?があります。

このような看板があり、山の中には無数に板と木槌がおいてあります。

それぞれの板でご利益が違うのかどうかは分かりませんが、木槌で板を7回たたくと願いが叶ったり、幸福になったりするという事でした。

取り合えず近場にあった板を7回叩いときました。

近所に民家はないとはいえ、夕方の静まり返った森の中で大きな音を出すのはちょっと気が引けたわ。

霧島神宮

天孫降臨の地であるとされている場所のもう一つは鹿児島県と宮崎県の県境にある「高千穂峰」です。鹿児島県と宮崎県の県境だから「槵觸山」に近いのかな?と思ったらかなり離れていました。

その「高千穂峰」を背にする神社が霧島神宮です。

<主祭神>

  • 邇邇芸命

<相殿>

  • 木花之佐久夜毘売(邇邇芸命の奥さん)
  • 火遠理命と豊玉毘売(邇邇芸命の子供とその奥さん)
  • 鵜葺草葺不合命と玉依毘売(邇邇芸命の孫とその奥さん)

祭神は高千穂神社と同じように邇邇芸命から神武天皇の直前までの所謂「皇祖神」ですね。

ちなみに私は現地で混乱してしまったけど、天孫降臨に関係が深いのは霧島神宮です。九州全域には「霧島神社」という名称の神社が沢山あるのでカーナビなどにセットする時は気を付けて下さいね。

霧島神宮への行き方

私は車で向かいましたので、公式HPの情報から引用すると、

  • 溝辺鹿児島空港ICから車で40分
  • 鹿児島空港からバス(鹿児島空港⇒丸尾⇒霧島神宮と乗り換え必要)

駐車場は500台も止められる巨大なものがあります。

私が訪れた時は早朝だったので他の参拝客はほとんどいませんでしたが、駐車場の規模を考えると混む時間は相当なのだと思います。

にもかかわらず、最寄りの国道から霧島神宮までの道は結構狭く「こんなとこにバスが入って来れるのかな?」みたいな道が500~600m続きます。対向車でバスなんか来たら大変だろうな~なんて思いながらその道を通過しました。

参道

霧島神宮は上記の通り駐車場が巨大で、止める場所によって様々な方向から神社にアプローチすることになります(駐車場に案内が無いんですよね)。

私の場合はいきなり神楽殿の方に出てしまったので、こちらは帰りしなに撮影しました。

手水舎

さざれ石

帰り際に、見逃しているものが無いか神社の案内図をみていたら「さざれ石」という記載がありました(場所は上記の手水舎のすぐ隣)。

「さざれ石」って何か聞き覚えのある言葉だな~と思って説明文を見ると、なんと!!

国歌「君が代」の歌詞に出てくる「さざれ石」とのこと。

えっ?そんなの実在するの?

説明文をよく読んだら国歌発祥の地とされる岐阜県の山中で見つかったものを昭和になって持ってきたものみたいでした(その後他の神社でもさざれ石が置いてあるのを見ましたから結構あるモノなのかもしれませんね)。

鳥居

訪れたのが朝の7時過ぎという事もあって、巨大な神社にもかかわらず参拝客はほぼおらず、清々しい感じでした。

拝殿

霧島神宮はご覧の通り背の高い玉垣があるので、本殿はほとんど見えません(後ろの方に回り込む道もありません)。

神楽殿

拝殿に向かって右の方に近代的で、かなり立派な神楽殿があります。

山神社

霧島神社の境内には何か意味ありげに「山神社⇒」みたいな案内看板があります。

それに沿って歩いて行くとこんな感じの山道にでます(綺麗に整備されていて歩きやすい)。

そして現れる小さな祠。周りには良くあるような説明文などは見当たらず、「何か謂れがあるのだろうから、帰って公式HPでも調べよう」と思いつつ引き返しました。

ところが公式HPには山神社の存在は記されているのですが、何の説明もありません。

名前からして「高千穂峰」を祀ってるんじゃないかと思うけど、その割には結構シンプルなのよね。

天孫降臨の地へ行った感想

今回は天孫降臨の地(と関連する神社)を2か所回ったのですが、結構な違いというか温度差を感じました。

高千穂町の方はその他にも神話に関係する神社などが沢山あるから、無言で「アピールしなくてもこっちが本物って分かるでしょ?」的なちょっと引いた感じを受けました。

対して、鹿児島県の霧島神宮の方は猛プッシュしてる感じですね。

ただ、やっぱり自治体を上げて猛プッシュした方が参拝客は増えるみたいですね(霧島神宮はピーク時は物凄い人になりそう)。

そこで改めて感じたのは参拝時間の重要性ですね。

今回霧島神宮に着いたのは朝の7時過ぎでした。着いた瞬間は恐らく参拝客は私一人だけだったと思います。なので伸び伸び見たい所を自由に見れましたし、写真を撮るのにも気を使いませんでした(東京の有名な神社を回ってる時は人が多くて写真撮るのも一苦労でしたからね~)。

車中泊で近くに泊まることによって、早朝の参拝が可能になったことがかなりプラスに働いていますね。

この前に訪れた天岩戸神社もそのメリットを十分に発揮できたもんね。

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