今回は東京都千代田区にある日枝神社に行ってきました。いよいよ本日で東京十社巡りも完結です。場所的には都心も都心で最寄りは赤坂駅と、普段ならあまり足を運ばない場所ではありますが行って参りました。
日枝神社(東京十社巡り)
お恥ずかしい話、ひえだ神社と読んでいました。
ひえ神社ね。
<御祭神>
- 大山咋神(おおやまくいのかみ)・・・厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神
<相殿>
- 国常立神(くにのとこたちのかみ)
- 伊弉冉神(いざなみのかみ)
- 足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)
御祭神の大山咋神はその名の通り、大きな山の神様であり、農耕・治水を司る神とされています。そしてその山が近江国の日枝山(比叡山)ということです。
日枝山の神様を祀る神社だから日枝神社なのかな?
日枝神社は太田道灌が江戸城を築城する際、川越日枝神社を勧請したのに始まっています。その後、徳川家康が江戸に移封されたときに江戸城内に移され、江戸城の鎮守とされました。
徳川秀忠の江戸城改築により江戸城外に移され、庶民も参拝できるようになりましたが、明暦の大火により社殿を焼失。その後に現在の所在地(江戸城の裏鬼門)に移されました。なので江戸城(皇居)の裏鬼門を守る神社という位置付けになります(日枝神社のHPでは皇城の鎮と書いてありますね)。
江戸城の裏鬼門を守るのが日枝神社なら鬼門を守るのは?と思い調べてみたら、それが神田明神でした。
陰陽道の詳しいことは分からないけど、江戸城は「日枝神社」、「神田明神」、「寛永寺」、「増上寺」で鬼門除けをしているみたいね。
日枝神社への行き方
地図を見ると日枝神社の周りってどこに道があるかよく分からないんですよね。その中で一番分かり易いと思われるのは赤坂駅からだと思います(というか赤坂駅を起点にすると、赤坂氷川神社に行く時分かり易いです)。
千代田線赤坂駅の2番出口を出たら、右側に進んでいくと100m位で日枝神社の裏参道が見えてきます。
かなり巨大な建造物なのですぐ分かります(右側にはエスカレーターが設置されています)。
エスカレーターも設置されていて登るのは楽なんですが、ここから神社に入ると最初に見えるのは結婚式場です。私が行ったときは丁度式が行われていて車が沢山あって、どっちに行ったら神社なのか分かりにくかったですね。
日枝神社の鳥居は「山王鳥居」という独特の形をしているわ。「山王」というのは御祭神「大山咋神」の別名ね。
境内散策
場所柄とタイミングの悪さが重なったのでしょうか?午前中だというのに物凄い人でした。
神門
どんなに待っても、どんなにタイミングを図っても、どうやっても人が写っちゃうくらいたくさんの外国人観光客や結婚式関係者がいました。
この門をくぐると・・・
社殿
祭でもやってるのか!?
という位の人だかりです。結婚式、七五三、観光客が入り乱れています。
皆さん写真を撮られているので歩くのも気を使いますし、こちらも写しにくいです。
手水舎
そんな人だかりを他所に、何故か誰もいない手水舎。
当日はとても寒かったので誰も手を清めていなかったんでしょうか?
それともご覧の通り真新しい感じの手水舎だからスルーされていたのでしょうか?
狛犬ならぬ狛猿!?
日枝神社の社殿両脇の本来狛犬がいるポジションには猿の神様の像があります。
社殿に向かって右側にいるのが雄の神猿です。「商売繁盛」や「社運隆昌」にご利益があるようです。
左側が雌の神猿です(子猿を抱いていますね)。
「子宝」や「安産」のご利益があるようです。
なんで犬じゃなくて猿なのかは分かりませんでした。
末社(山王稲荷神社、猿田彦神社、八坂神社)
社殿裏手に末社がありました。
猿田彦神は「導きの神」ともいわれ人気のある神様のようです。
千本鳥居
たくさん人がいる中、一際人(特に外国人)が集まっている場所がありました。
何だろうと思ったらこれでした。
みんなは独りで写真に納まるタイミングをずっと待っていた様なので足早に降りていきましたが、どこで通っても不思議な感じがしますね。
何か別の世界へつながるトンネルのようです。
参道(稲荷参道)
千本鳥居を下ると稲荷参道側の出口に着きます。
こちらには普通の狛犬もいました。
日枝神社へ行ってみての感想
まず、裏参道の近代的な感じに圧倒されました。写真では伝わらないかもしれませんが、屋外であれだけ大きな階段と、その横にエスカレーターがあることにとても違和感がありましたね。
そして、訪れたタイミングが悪かったのかもしれませんが、ものすごい人でびっくりでしたね。これまで行った神社・仏閣では上野公園と並んでトップクラスの人の多さでした。
都心の神社・仏閣は平日より土日の方が人が少ないと思ってましたが、逆なのかもしれません。
特に社殿の周りはゆっくり見ることが出来なかったので、何かの機会にまた行ってみたいわね。
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