車中泊で四国一周(実行編)

神社仏閣巡り、散歩・ドライブ
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先日計画した四国一周の車中泊旅行に行ってきました。基本的には楽しかったのですが、トラブルも発生し次回に課題を残すことにもなりました。特にナビアプリに関するトラブルは深刻な問題につながりかねず、次回までにちゃんと対策しないといけません。

桜満開の四国を一周!

先日計画した四国旅行に行ってきました。

ちょうど桜の季節であちこちで満開の桜が見られました。

旅行概略

今回の記事は基本的に旅行の記録になります。帰ってきてすぐ取り掛かってるのに最初の方に行った場所は写真を見返さないと思い出せない位なので、自分のための記録って感じですね。

一応車中泊の旅に関連するノウハウ・知見のようなものも書き留めておきます。

旅程概況

あまり正確にトレースできていませんが、大体こんな感じで移動しました。

  • 期間・・・5泊6日
  • 移動距離・・・1,933km(1日平均322km)
  • ガソリン消費量・・・約77.6ℓ(平均燃費24.9km/ℓ)
  • 総費用・・・約29,000円(内ガソリン代14,000円、高速料金3,900円)

燃費が良い軽自動車とはいえ、やっぱりガソリン代は結構かかったわね。

感想

長期の車中泊旅行は九州に次いで2度目になりますが、慣れてきたこともあり快適な旅になりました。

いくつか気付いたこと、教訓的なことがあったので箇条書きにしておきます(詳細は各旅程の部分に記します)。

  • カーナビの過信は禁物
  • 温泉は事前連絡した方が無難
  • やばそうな山道は避ける

旅行1日目・・・四国へ移動するだけのはずが!?

初日は四国への移動がメインで特に観光の予定はありませんでした。

ただ移動といってもそれなりに風情を楽しみたいということと、帰り道と重複しないようにという意味もあって、あえて山間部を通っていきました。

確かに山間部を通ることによって景色は良くなりましたし、他の車もほとんどいなかったので瀬戸内海側を行くのに比べて快適なドライブとなりましたが・・・

いきなりトラブル発生です。

1日目ルート

瀬戸内海沿岸は大きな町も多く、渋滞しやすいので山間部を通っていきました(ナビアプリでも所要時間は30分程しか違いません)。

ちなみに、上にある全体の工程よりこちらの方がより正確にルートをトレース出来ているはずです(ちなみにオレンジ色の吹き出しがある所は写真があります)。

しまなみ海道 瀬戸田PA

時間に余裕がある旅なので、基本的に高速(有料)道路は使わないようにしているのですが、四国に渡る際は使わざるを得ません。

という訳で、行きは「しまなみ海道」で四国に渡りました。

とても景色の良い道ですが、運転していると楽しめないのでPAにて少々海を眺めることにしました。

1日目の宿泊地「道の駅 小松オアシス」

1日目の宿泊地は予定通り「道の駅 小松オアシス」にしました。

こちらは高速道路の石鎚山SAと一体になった道の駅で、高速側の駐車場にも一般道側にも車中泊をしている人がチラホラいました。

こちらは幹線道路からかなり離れていて静かな場所にあるのですが、すぐ隣に温泉がある為か結構車の出入りはあります。22時頃まではそこそこ騒々しかったですね。

敷地内には沢山の桜があって、ちょうど満開でした。ご覧の通り広場もあるので、犬の散歩に来る人もかなりいました。

携帯のカメラではこれが限界ですが、海岸に工場があるために夜景も結構綺麗でした。

最初ここについた時は桜が綺麗過ぎて写真を何枚も撮ったのですが、その後はどこに行っても桜だらけでした。

綺麗は綺麗なんだけど、飽きちゃったわね。

<カーナビアプリを使ってるのに迷子!?>

今回の旅は初日からトラブルが発生しました。

何のトラブルかといえば、迷子です。

私はタブレットにカーナビアプリ(Yahoo!カーナビ)を入れて使っているのですが、今回の旅行中はアプリが頻繁に停止して何度も道に迷いました(これまでこんなことは無かったのですが)。

最初にアプリが止まったのが広島県の山間部のことでした。山道は基本的に一本道なのでナビはほとんど見てなかったのですが、ある時突き当りに出くわし、どっちだろうとナビを見ると「直進」の指示・・・

よくよく見るとずっと手前から自分の位置が動いて無いようでした。

この状態は山を下りるまで続きました。その間ずっと自分がどの辺を走ってるか分からないという状況でした。

こんな時に車にトラブルでも発生しようものなら助けを求めるにしても自分のいる場所を説明できません。考えてみれば結構怖い事ですよね(ちなみに1時間位車を走らせていても1台も他の車とすれ違わないような所でした)。

ナビの過信は危険かもしれないわね。次回までに対応策を考えておかないと。

旅行2日目・・・休業ばかりで温泉入れず

2日目ルート

コースの関係上、松山市は朝早く通ることになってしまったので有名な道後温泉などはスルーしました(松山城も駐車場が開いて無くてスルー)。

日々の移動距離はチェックしてなかったけど、2日目は400km近く移動したのね~

松山市内

東京でも走ってはいますが、車を運転してる際に見るのは初めての路面電車。

どういう場合どちらが優先なのか?30年前の免許取得の際に勉強しているはずですがもちろん覚えていません。

この写真のケースは私が右折待ちで対向車として路面電車が来るといったもので当然直進の路面電車が優先ということになるのでしょうが・・・

この時右後方からも路面電車が近づいてきていました。

車だけの場合、右折待ちの更に右側から直進車が来ることはありませんが、通過するのを待つべきなんでしょうか?(分からなかったので安全を確認の後に後方の電車より先に右折しました)。

こんな時たまたま先頭になったのが恨めしいわね。

朝のラッシュも重なり移動しずらかったので、松山市内はさっさと抜け出すことにしました。

下灘駅

松山市の後に向かったのは下灘駅です。

下灘駅って何が有名なの?と思う方も多いかと思います。

実際駅舎を見ると単なるローカル線の無人駅なのですが・・・

この景色は「みたことある!」となる方が多いはずです(様々な映画やドラマに登場していますからね~)。

駅と海の間には道路がありますが、こちらは埋め立てで出来たもののようで、元は線路の先がすぐ海だったみたいですね(下灘駅は日本一海に近い駅ということで有名?)。

私が訪れた時は平日の午前中だったこともあり他に誰もいませんでしたが、そこら中に路上駐車禁止の看板がありました。休みの日なんかはかなり混雑しているのかもしれませんね(ちょっと離れた所に観光客用の駐車場があるようです)。

私は普通に駅の駐車場(4台分位)に止めることが出来たわよ。

亀ケ池温泉

長期の車中泊で課題となって来るものの一つに「お風呂」があります。

私は日帰り温泉でそれをクリアーするつもりだったのですが、コロナの関連なのか休業している所が多く、今回の旅では最初の2日間はお風呂に入れませんでした。

この亀ケ池温泉はその為だけに佐多岬の方まで足を延ばしたのにも関わらずお休みでした(こちらはコロナではなく火災によって休業していたみたいですが)。

<温泉は事前確認が必要!?>

この亀ケ池温泉は今調べてみるとHPにも休業している旨が記載されていましたが、地方の温泉宿などはHPが更新されてないことが多く、ネット上では営業してるはずなのに行ってみるとやってないなんてことが少なくありません。

無駄足を踏みたくない人は事前に電話確認した方が良いと思います。

実際この後も5,6件空振りしたんですよね。

特に旅行前半が酷かったのよね。

海岸線

足摺岬に向かう道中はこんな感じの典型的な海岸沿いの道が続きます。とても気持ち良く、ドライブが楽しい所でした。

足摺岬

足摺岬といっても別に何があるわけでも無いのですが、何故か突端部分って行ってみたくなりますね。

お遍路さんにとっては38番札所の蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺がすぐ隣にある場所でもあります。

水平線がずっと続く景色は中々見応えがあります。

岬の先の灯台にも行けるようなので更なる美しい景色を求め歩いていくと・・・

意外に背の高い植物が一杯で景色は見えなかったりします・・・

2泊目の宿泊地「道の駅 ビオスおおがた」

2泊目は「道の駅 ビオスおおがた」となりました。

この日は予定していた温泉に入れなかったどころか、現地で検索した温泉もやっておらず、もう少し先の温泉が併設された道の駅まで行こうか迷ったのですが日も落ち始めていたので諦めました。

ちなみに「道の駅 ビオスおおがた」は可もなく不可もないといった感じで別段特徴のない道の駅でした。

旅行3日目・・・山間部でまたもや迷子

旅行3日目は山間部を廻る予定でした。天気予報は昼から雨とのことで若干嫌な予感でしたが・・・

大変な一日でした・・・

3日目のルート

佐田沈下橋

前日は暗くて分かりませんでしたが、知らぬ間に四万十川を渡っていたようです。

四万十川といえば沈下橋・・・ということで見に行ってみました。目指すは一番下流側にある「佐田沈下橋」です。

こうして写真で見ると細い一本道みたいに見えますね。

近くで見るとこんな感じです。所々太くなっている部分は車のすれ違いの為のものなのでしょうか?

偶然軽自動車が通りかかったのでパシャリ。端から見る分には、橋が太くなっている部分なら何とかすれ違えそうな感じではありました。

でも、実際運転席からはこんな感じに見えるんですよね。

少なくとも私はこの橋の上で対向車とすれ違う位ならバックしちゃいますね。

四万十川を遡上

佐田沈下橋の後は四国カルストを目指す予定でしたが、ナビに目的地を入れるとぐるっと大回りするようなルートが出てきます。

このまま四万十川に沿った道を上流の方に向かえば近いはずなのに???と思いつつナビを無視して四万十川に沿って遡上していくとすぐに謎は解けました。

道が狭い!

とにかく延々とかなり狭い道が続きます。しかも途中に採石場があってその狭い道に大きなダンプカーが結構な頻度で通ります。

道幅一杯のダンプが目の前に対向車として現れた時は軽い絶望感を感じましたね(何度かかなりの距離をバックしました)。

ちなみにナビを無視して進んで行ったらその内ナビの方が折れて細い道をルートに設定してくれました。

ただ苦労して狭い道を上っていった甲斐はありました。

上流の方には他にも沈下橋があって、いかにも四万十川って感じの風景を眺めることが出来ました。

それにしてもこの穏やかな川の流れが一変して、橋が沈むほどに増水して荒れ狂うって想像しがたいですね。

四国カルスト?

四万十川沿いの狭い道は写真を撮り忘れてしまいましたが、更に山の方に行くとこんな感じになっていきます。写真ではそれ程険しく見えないかもしれませんがかなり狭くて、雨が降って暗くてうっそうとした感じでした。

短時間走る分にはこういった狭くて曲がりくねった道も楽しいんですが、こんな道が何時間も続きます。しかもたまに大型車とすれ違うし、ナビが止まって迷うし、この日はホントに疲れました。

で、四国カルストなんですが、展望台とかがあるわけでも無く、明確な目的地が設定出来無いんですよね。

山口県の秋吉台の様な感じなのかな?と思っていたのですが、それっぽい所は見つけられませんでした。何となくこの山道を上がっていくとそういう景色が広がってるのかな?という場所には着いたのですが「私有地につき立ち入り禁止」という看板が立っていて入って行けませんでした。

どちらにしても雲がかかってて何も見えそうになかったから引き返したわ。

迷ったのも含めて、上にあるような細い道を延々3時間位走っていました。

<地方の山間部は危険が一杯!?>

地方に限った話ではないかもしれませんが、山間部は国道や県道であっても物凄く細い、通過するには過酷な道路が存在します。

ナビアプリはなるべくそういう道を避けるようにルート設定してくれますが、他に道が無ければそういう道もルートになります。ましてや今回私はわざとそういうルートになるように動きました。

今回は疲れただけでしたが、事故とか起こすととても大変なことになりそうです。

実は後日そうなりかけたのよね。今後は気を付けるわ。

3泊目の宿泊地「道の駅 なかとさ」(&温泉宿 黒潮本陣)

ようやく細く暗い道から脱して一息ついたものの、その後に向かった温泉はまたまた休業中で意気消沈。

宿泊候補地である「道の駅 なかとさ」にも温泉宿が併設されているので向かった所・・・

「今掃除中だから18:30以降に来て下さい」・・・とのこと(この時14:00)。

時間的に更に先に進んでも良かったのですが、その先にある温泉がやっているとも限らず、また細い道をずっと走ってきた疲れもあり、4時間ちょっとの間車で寝ながら待つことにしました。

18:30。暗くなった温泉宿に向かい、やっと温泉に浸かって疲れを癒せる・・・と思ったのですが、日帰り温泉可の宿って家族連れが多いんですよね。

私が温泉に入った時は子供が何人かで大騒ぎしていてイマイチ癒されませんでした。

まっ自分も子供の頃はああだったし、しょうがないと思うしか無いですが、タイミングが悪かったですね~

ちなみに「道の駅 なかとさ」はとても綺麗な所でした。幹線道路からも離れていて静かで車中泊には向いていそうです。ただ、隣が漁港で、早朝から漁船のエンジン音がかなり五月蠅かったわ(漁船のエンジン音ってトラックより滅茶苦茶響くわね)

旅行4日目・・・海岸線をゆっくりドライブ

4日目は再び海岸線の道を延々進むルートです。

海岸線の道は山間部と違って走りやすいのが良い所ですね。景色の方は・・・私はどちらかというと山間部の方が好みではありますが。

4日目のルート

桂浜

桂浜といえば坂本龍馬なんですかね?

私は幕末物は最初に読んだのが司馬遼太郎の「燃えよ剣」だったせいで幕軍贔屓です。なので歴史とリンクさせた形ではイマイチ感動出来なかったのですが、美しい場所ではありました。

それにしても四万十川もそうだったけど、四国の景色ってなんでこうもイメージ通りなのかしら?

高知城

私は特に「お城巡り」を趣味とはしていませんが、何となく立ち寄ってみました。

そもそも高知城って誰のお城だったっけ?という感じでしたが美しい所でしたね。

高知城は大阪城なんかに比べると圧倒的にオリジナルの状態に近いのではないか?という状態を見学できます。低層階なんかは普通に日本家屋の様な面持ちでした。

階段は角度的には梯子に近いですね。登る時は良いけど、降りる時は結構怖かったりします(落ちる人が結構いるんじゃないかな?)。

殿様が見たであろう天守閣からの眺め。当時はどんな感じだったのでしょうか?

室戸岬

足摺岬同様、別に何がある訳でもないのに体が向かってしまう場所ですね。

足摺岬と異なり、こちらは海面に近い場所にアプローチ出来ます。そして背後に小高い山があるのですが、その山は車で登ることが出来ます。

小高い山を車で登り、お寺(第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺)の参拝ルートを辿ると灯台に出ることが出来ます。

写真では表現できませんが、ここからの景色は270度くらいに渡って水平線が見えるので正に「絶景」という感じでした。

ちなみにこの灯台まで出るのに急坂を上り下りするので結構疲れました。

実は後日これの100倍しんどい坂を登る羽目になることに・・・

道の駅 もみじ川温泉

前日の温泉はイマイチつくつろげませんでしたが、運が向いてきたのかこの日道中で巡り合った温泉は良い所でした。

名前から温泉があることが分かったので、予定には無かったものの立ち寄ってみたら大当たりでした。それほど広いお風呂ではありませんでしたが、地元の人しか来ないような立地で、私が訪れた際は貸し切り状態でした。

温泉からの眺めは写真に収めることが出来ませんが、大体こんな感じの景色が温泉からも見えます。

車通りの多い道に面して数台分の駐車場があるだけなので車中泊には不向きな道の駅ではありました。

4泊目の宿泊地「道の駅 鷲の里」

「道の駅 もみじ川温泉」での車中泊は難しそうだったので、温泉に入った後に事前に宿泊候補地としていた「道の駅 鷲の里」に移動しました。

こちらも幹線道路からは離れていて、しかも駐車場がとても広く車中泊向けの道の駅でした。ただ駐車場が広すぎて止める場所によってはトイレがかなり遠くなるのが難点ですね。

山間部にある道の駅はまだ朝晩が寒く、夜中・朝方にトイレに起きると行くのが億劫になるんですよね。

旅行5日目・・・一番ハードな一日

今回の旅行で一番訪れたかった場所があったのですが、事前の検索で致命的なミスをしていて辿り着けませんでした。

辿り着けないだけなら仕方がありませんが、無茶して危ない目にも合ってしまいました。この辺りは次回以降に教訓とすべきところです。

5日目のルート

剣神社へ向けて・・・???

皆さんは「都市伝説」はお好きですか?

私は信じている訳ではありませんが、結構好きなんです。その中の一つに「日ユ同祖論」があり、その関連で「徳島の剣山にソロモンの秘宝である”アーク”が眠っている」というものがあります。

何ともロマンのあるお話じゃありませんか。インディージョーンズが探していた”アーク”が徳島県の山中にあるんですよ。そんな「都市伝説」がある「剣山」に行ってみたかったんです。

ただ、「剣山」に行こうとすると登山になってしまうので、その入り口の「劒神社」まで行こうと思っていました。

ここで問題なのが「剣山」にある神社なのに字が「剣神社」ではなく「劒神社」ということです。

個人のブログなんかだとごっちゃになっているので私も勘違いしていてナビには「剣神社」と入力していました(実は近くに「剣神社」という神社もあります)。

ただその「剣神社」までの道のりが・・・

剣山に向かう道中、何故かほとんどの桜がしだれ桜でした。あまり見慣れないため車を降りて写真を撮りまくってしまいました。

そうこうしている内にまた道はこんな細い道に変わっていきました。

進むこと数時間。突如ナビが「目的地に到着しました」といって案内を終了してしまったのですが、目的の神社は影も形もありません。

しばらく進んでも気配は無く、どこかで道を間違ったんだろうかと引き返してみました。

するとこんな道の先に何かあるのか?という更に細く、落石だらけの険しい道がありました(小さい看板には登山道と書いてありました)。そしてナビを拡大してみると、どうやらこの道を4kmほど行くと「剣神社」にかなり近い場所まで行けそうです。

どうしても行きたかった神社だけにチャレンジしてみたのは良いものの、Uターンする場所すらろくに無いまま1km程強制的に進まされました。進むほどに道は更に険しく、落石の大きさもどんどん大きくなっていきました(ガードレールなんて気の利いたものは最初から皆無)。

そして途中の大きな落石を避けきれず、その落石が車の下で暴れ回った挙句、リアタイヤとタイヤハウスの間にがっちり食い込んで動けなくなってしまいました。

無理にアクセルを踏んで車が動いたとしてもその勢いで崖に落ちそうな場所だったので他の方法を考えなければなりません(てんぱり過ぎて写真なんて取る余裕すらありませんでした)。

どうしよう?と、途方に暮れても助けは絶対に来ないような場所です。

幸い車をちょっと持ち上げられれば挟まった岩は取れそうでした。なので火事場の馬鹿力を発揮して気合で車を持ち上げることにしました。

軽でよかった・・・体を鍛えていてよかった・・・何とか岩を取り除き危機を脱出。その後Uターンできそうな場所も見つけられ、帰ってくることが出来ました。

これまでもちょっと厳しそうな林道とかに入っていくことはありましたが、今回のことを反省材料にして今後はもう少し慎重になろうと思います(今回は本気でやばいと思ったので)。

ちなみに今調べて知りましたが、その道は「剣神社」に向かうには正解だったようです。

ただ行きたかったのは「劒神社」なのよね(実は最初に進んでた道で良かったみたいなのよね)。

豊稔池ダム

午前中いっぱい山間部を彷徨ったものの結局「劒神社」には辿り着けず、諦めて向かった先は「豊稔池ダム」です。説明書きを見るとどうやらそのダムとしての構造が珍しいみたいですね。

ただそんなことに関係なく、周りに桜も咲いていて綺麗な場所の為に何組かの家族がピクニックに来ていました。

高屋神社

こちらは「剣神社」関連とは別の方向性で強烈に印象に刻み込まれた場所です。

「Yahoo!カーナビ」は「GoogleMap」に比べるとやはり検索性能が数段下だということがはっきり分かった場所でもあります。

高屋神社の駐車場にはこのような看板が立っていました。

「登山時間30~50分」

え?事前に調べた時にはそんなこと特に出てこなかったのに・・・そんなに登るの?

でも、こういうことはちょっと大袈裟に書いてあるものだし、問題無いでしょう。と、手ぶらで向かうことにしました。

駐車場からの道はやはり桜が満開で「散歩」といった風情で始まりました(緩めの登坂)。

写真では分かり辛いと思いますが、桜並木を越えたら強烈な上り坂が出現しました。

スキーで言ったら余裕で上級者コース並みの傾斜があります。ただ、この坂道だけなら余裕余裕・・・なんて進んでいたのですが・・・

この時は知りませんでしたが、ゴールの神社はこの写真の山の頂上だったんです。

延々と続くつづら折り。

しかも角度が急すぎて何かに捕まらないと立ったままでは休憩することすらできない状況。しかも捕まるものがほとんど無いという・・・

途中で周りの人が「石段が出てきたらもうゴールみたいよ」なんて話をしているのが聞こえてきていました。

そしてついにその石段が現れ、ゴールが近いことを感じさせます。

ちなみにこの頃になると足を上げるだけでもやっとといった感じでした(この写真を撮ったのが登り始めてから約30分後)。

え?

ゴール全然近くないんですが・・・

とんでもない長さの石段が心を折りにきます。

しかしここで引き返しても急な下り坂があるだけです。

進むしか道はありません。

ようやくゴール。

多少の休憩をはさみつつ、45分もかかりました(駐車場の看板は大袈裟でも何でもありませんでした)。

ただ、頂上からの眺めは登る労力と釣りあう程?とても美しいものでした。

ちなみに45分というタイムは遅い方なのかもしれませんが、途中結構な数の参拝者(若者も多かった)を追い抜いての時間です。

頂上でしばらく休憩しながら登ってくる人たちを見ていましたが、平気な顔をして登ってきたのは犬一匹だけで、他は全員死にそうな顔で登ってきていました。

確かに景色は美しいですが、明らかに万人向けじゃない場所(明らかにお年寄りには無理)なのになんで観光名所になってるんだろう?と不思議に思って後で検索してみると・・・

頂上近くまで車で登って来れるルートがあるみたいですね。Yahoo!カーナビだと検索しても候補として出てこないのですが、Googleで調べると出てくるみたいです。

頻繁に止まるし、検索性能低いしで、私の中でYahoo!カーナビの評価は今回かなり落ちました。

金毘羅宮

高屋神社に比較的近い観光名所としてもう一カ所「金毘羅宮」があります。

ここは事前に調べた際にも「階段が多い」とありました。高屋神社で限界を超えていることもあってどうしようかと思ったのですが、宿泊予定地に向かうには時間も早かったので行ってみました。

こちらは典型的な観光地という感じで、駐車場からしばらくは土産物屋が連なった階段だらけの道が続きます。ただこの辺りはまだ楽勝な感じでした。

だんだん神社っぽくなってきた頃でしょうか?「やっぱ止めとけばよかった」と後悔しました(調べたら階段は全部で785段あるようです)。

私はこの拝殿がある本宮までしか登りませんでしたが、更に奥社があって、そこまで行くには計1,368段登らないといけないようです。

高屋神社に登ってなければ785段は楽勝だったと思いますが、それでも1,368段はしんどそうですね。

拝殿からの景色も結構綺麗だったわよ(ちなみに駐車場から拝殿まで片道25分位かかったわ)。

翌日そこらじゅう筋肉痛になったのは言うまでもありません。

5泊目の宿泊地「道の駅 ふれあいパークみの」

高屋神社、金毘羅宮とハードな観光によって脚は疲れたし汗もかきました。なので宿泊先には絶対温泉が欲しい所です。

元々この辺りで車中泊する予定が無かったので現地で検索し、見つけたのが「道の駅 ふれあいパークみの」でした。

こちらは温泉の営業時間が22:00までとなっていて、温泉に入るという目的では助かりました。ただ車中泊するという点では22:00まで車の出入りがあるのでちょっと五月蠅かったですね(とても疲れていたのですぐ寝ちゃいましたが)。

<四国は宿泊施設が付いた道の駅が多い?>

四国で有名なのは「お遍路さん」ですよね。旅行中にも結構見かけました。

興味が出て帰ってから調べてみたのですが、歩きで回る場合45日程かかるということです。当然途中宿泊する必要が出てくる訳ですが、そうした人用になのか四国にある道の駅には宿泊施設が併設されている所がとても多いように感じました(素泊まり3,000円といった低料金の所多し)。

そういった施設を利用するのを前提としているのか、お遍路さん以外にもバイクや自転車で大荷物を持って旅行している人も結構いました。

私は今回慣れもあって車中泊で何の不都合もありませんでしたが、車中泊では疲れが取り切れないといった場合にはそういう施設を使うのもありかもしれませんね。

旅行6日目

6日目は完全に「移動」の日でした。

瀬戸大橋以外は全て下道で休憩1回を挟み8時間程で山口まで帰ってきました。

それにしても去年の8月に車を買って20数年ぶりに運転した時はこんな風に運転するようになるなんて思ってもみませんでした。

6日目のルート

8時間ぶっ通しで運転してもほとんど疲れないんですから自分でもびっくりです。

ただ帰りもナビアプリは止まりまくって、最後の方は位置もかなりズレるようになったけどね。

<地図上の距離と実際走った距離の違いは!?>

上で各日程毎の移動ルートを示しましたが、こちらは結構正確にトレースできていると思います。

で、計6日分の移動距離は地図上では合計1,776kmなのに対して、車のトリップメーターの示している移動距離は1,993kmと157kmもの差があります。

多少の誤差はあるのでしょうが、この大半はナビアプリが停止した際に迷子になった時に無駄に走った距離と思われます。

時間とガソリンの無駄遣いですね。

次回の旅行までにナビアプリについては対応策が絶対に必要ね。

コメント

  1. まさ より:

    こんにちは

    サイトの更新がないなと思っていたら、もう行って帰ってきてたんですね!

    私も吉野川ラフティングに行く際に山道で迷子になって困った記憶があります。
    イノシシとか普通に襲ってくるので・・・ 
    東郷さん、無事生還できて良かったと思います。軽自動車を持ち上げれるとは
    凄い力ですね。びっくりしました!

    知らない道を走る時、遠回りでも川沿いの道をチョイスするようになりました 笑

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      まささんコメントありがとうございます。

      ブログだと「旅行に行ってきま~す」って感じのことが書きにくいのでそのまま出発していました(合わせてツイッターでも始めようかと思ったんですが面倒くさくて止めました)。
      山道って気持ち良いですけど、よくよく考えると結構怖いものですよね。私はイノシシは未だに遭遇したことがありませんが、鹿と鉢合わせしたことはあります。大人しい動物だと分かっていても一人だと結構怖いですね~
      山口県でもそういう道は少なくなさそうなので今後は注意していきたい所です。
      もう車を持ち上げるのも避けたいですしね(持ち上げたといってもショックが伸び切る位まで上げたってだけですよ)。