えっ!こんなに!? 地方のお裾分け事情

セミリタイア生活
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独身の私にとって「ご近所付き合い」というものは縁遠いものです。それは東京に住んでいた時はモチロンのこと、ここ山口に引っ越してきた後も変わりません。ですが、今回ご縁があってご近所さんからお裾分けを(大量に)頂いてしまいました。

これが普通!? 地方のお裾分け事情

本日、ご近所さんから大量のタケノコを頂いてしまいました。

ご近所さんといってもそこそこ距離はあるんだけどね。

独身でも、無職でも知り合いは出来ていくもの!?

長年独身でいるせいか、私は孤独に対して強い耐性を身につけているようです。そして、孤独でも平気だから・・・というのが全てという訳でもないのですが、山口に引っ越してきてからも積極的に知り合いを作っていこうとは思っていませんでした。

山口市の市街地は東京に比べれば田舎ではありますが、いわゆる田舎特有の濃密な近所付き合いのようなものはありません。人間関係だけを取れば東京で暮らしてるのと同じです。そして私は無職。それ故普通に暮らしていると「知り合い」というものは全く出来ません。

その潮目が変わってきたのは去年スポーツクラブ通いを再開してからでした。

若者!?はチヤホヤされがち(笑)

山口への引っ越し、そしてその後にやってきた五十肩を言い訳にしてサボり始めたスポーツクラブでしたが、流石にそろそろ不味かろうと重い腰を上げたのは去年の8月でした。

私がスポーツクラブに行くのは一番空いているであろう平日の11時頃です。その時間帯はお年寄りの憩いの場のような雰囲気で、50を超えた私が一番若いという状況が普通です(自分の親世代すら散見されます)。

そんな雰囲気の中では酷く場違いのようですが、私はそれなりにガチで筋トレをしている為、周りの人と挨拶することはほとんどありませんでした(トレーニングのエリアが違う為)。

しかし、何がきっかけだったのかは思い出せませんが、顔を合わせると挨拶するという人がポチポチ増えています。会話を交わすこともありますが、相手はお年寄りが多いので声が聞き取りずらかったり、方言?が入っていたりして何を言ってるか理解できない時もチラホラあったりします。

回りが高齢者ばかりだと、私の様な「若者?」はチヤホヤされがちです(笑)

まぁ逆の立場で考えると分かる気もするわね。

会話はかみ合わなかったけど!?

昨日、いつもの様にスポーツクラブへ行き、全力で筋トレに勤しんでいたら顔見知りのお年寄りから不意に「タケノコは好きか?」というようなことを聞かれました。

まぁ正直「タケノコ」という単語は聞き取れたものの、その他のワードはイマイチ聞き取れず、語尾のニュアンスで恐らく上記のような質問だったのだろうと解釈したといった感じでした。

この解釈に自信が持てなかったので「はぁ」と曖昧な言葉を返したところ、それが「Yes」と伝わったらしく「どこに住んでるの?」と会話は続いていきます。

凄く狭いコミュニティの中での話なので田舎での一般論かは分かりませんが、これまでお話したお年寄りは全員「どの辺に住んでるの?」と聞いてきました。

会話のとっかかりとしてこれが普通なんですかね?

えっ!?くれるの?

これまた会話の節々に聞き取れない所があったので私の意訳なのですが、どうやら「自分の庭?で沢山タケノコが取れるから食べるならあげるよ」という事のようです。

ありがたい事ですが、当方スーパーで売ってる水煮のタケノコを調理したことはありますが、地面から取れたばかりのタケノコはどう扱っていいのか知りません。確か灰汁抜きとかしなければいけないんじゃなかったっけ?なんて思っていると・・・

(またもや意訳)孟宗竹と違って〇〇竹(後ほどネットで検索するとどうやら淡竹のこと?)は灰汁抜きしなくても大丈夫。軽く湯がいて小分けにして冷蔵庫に入れとけば良い・・・という感じのことを言われました。というか、その状態のものをくれるということを言われた気もしました。

食べるだけでいい状態のモノなら喜んでもらいましょう!ということで翌日その人の家の近くに取りに行くことに。

ちなみに待ち合わせは、大体この辺で9時ぐらいにって感じでした。

もちろんその人の名前も知りませんし、電話番号も知りません。

曖昧さに感じる不安

さて時間だからちょっと行ってくるか・・・

待ち合わせ場所は家からは徒歩5分位の場所だったので家を8:50分に出発しました。その際、ちょっと引っかかることがありました。というのも上記の通り、そのお年寄りの言ってる内容はすべて私の意訳なのです。もしかして解釈が異なっていたらどうしよう?と、不意に不安になりました。

そして万が一の場合に備えてエコバックをズボンのポケットに突っ込んで待ち合わせの場所に向かいました。

相手の人は名前すら知らない、待ち合わせの場所や時間も曖昧、何をもらえるのかもはっきり分からない・・・すべてが曖昧なので不安がいっぱいです。そもそも相手の方がこなかったら何分位待てばいいのだろうか?なんてことを考えながら現地で待つこと10分程・・・

えっ!こんなに!?

約束したお年寄りが満面の笑みで現れ一安心。しかしその人が押している自転車にはつい先ほど取って来たであろうタケノコが満載されています・・・

どうやら調理済みのタケノコではなく、やはり収穫?したばかりのタケノコを頂けるようです。

まぁそれはそれでありがたいものではあります。持参したエコバックを開いて差し出すと、「ほいっ、ほいっ」と次々と取れたてのタケノコが突っ込まれます。その数9本!

そういえば私が独身だってこと伝えてなかったかも?

帰りの道中、何キロぐらいあるんだろう?なんて考えていましたが、軽く10kgはありそうです。

こんなに貰ってどうしよう?

これもしかしたらこれまで50数年の人生で食べたタケノコの量より多いかもしれない・・・

タケノコ料理

思いがけず、しかも想定を大きく超えた量のタケノコが手元にやってきてしまいました。

さて、どうしよう(;^ω^)

皮ごと茹でるの?

途方に暮れていても目の前にあるタケノコは食べられません。まずはネット検索です。

知りませんでしたが、一般的に灰汁抜きする手法ではタケノコは皮ごと茹でて、茹でた後で皮をむくようですね。ということで取りあえず皮ごと茹でてみることにします。

どこが可食部なのか分かりませんでしたが、取りあえず鍋に入る大きさにカットしないといけません。

歯がこぼれるかと思いましたが、思いのほかサクッと切れました。

灰汁抜きしなくて良いとのことだったので、そのまま水で茹でます。気持ちお米を入れておきました。

ちなみに家で一番大きな鍋でしたが、タケノコは5本しか入りませんでした。

30分茹でて火を消して冷めるまでそのまま放置しました。

皮をむいてから茹でるの?

皮をむかずに茹でている間に更にネットを検索していると、「淡竹」は皮をむいてから茹でるなんて記事を見つけました。こっちの方が小さくなって茹でるのは楽そうですね。

なんか見覚えのある形になりました。先端部は柔らかくどこまでむけばいいのかよく分かりませんが、適当でいいでしょう。

こちらも30分程茹でて、火を消してから冷めるまで放置しました。

お米を一つまみ加えましたが、確かに灰汁は出ませんね。

一応完成!

水に浸して保存するとのことだったので、家で一番大きい食パン保存用のタッパーに入れてみました。

ここで問題発生!

タッパーが大きすぎて冷蔵庫に入りません・・・急いで食べる必要があるわね。

タケノコ料理って・・・

皮をむいてかなり小さくなったとはいえ、9本もあるタケノコ・・・

一人では頑張っても1食で1本食べれば十分って感じでもあります。そもそもタケノコ料理ってなにがあるんだろ?私には「タケノコご飯」と「チンジャオロース」位しか思いつきません。

取りあえず本日はおかずが別にあるので、「タケノコご飯」でも作ってみますかね。

地方のお裾分け事情!?

私はずっと東京暮らしでしたし、独身ですからご近所付き合いなんてものはしたことがありません。ましてや「お裾分け」なんてことは今回が初体験でもあります。

それにしても私が独身であるということを知らなかったとはいえ、一度にタケノコを9本って・・・いくら地面から勝手に生えてくるからとはいえ大盤振る舞い過ぎじゃないですかね?

この位は普通な事なんですかね?

あまり考えてないけど、お返しってしなくても良いわよね?

コメント

  1. 山口県民 より:

    こんにちは。ついにご近所デビューしましたね。
    たけのこは採れる人は大量に採れるのでいただく事があります。
    うちは精米機の横に設置してある無料で持っていい糠が新しい時に貰って来てお茶パックに詰めて一緒に茹ます。
    たけのこは事前に剥いてサイズも小さくしてから圧力鍋使ってます(やり方はいろいろあるかと)
    冷凍して保管。1年分確保される方も多い印象です