【地方移住】地方での生活で変わってきた感覚

セミリタイア生活
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先日たまたま引っ越しの時にお世話になった不動産屋さんの前を「車で」通り過ぎました。そういえば引っ越してきたばかりの時はこの辺りまでは普通に「歩いて」いたんだな~と思うとちょっと不思議な感覚に襲われました。たった3カ月ほどのことですが、私の感覚はかなり変わってきたみたいです。

知らずに変わってきていた距離の感覚

埼玉から山口に引っ越してきても生活スタイルはそれほど変わった感じはしていなかったのですが、振り返ると自分の感覚が変わっていることに気付きました。

今回自覚したのが距離感ね。

生活スタイル自体はあまり変わっていないのですが・・・

現在私が住んでいる山口市について、引っ越すまでは全く土地勘が無かったこともあり、それなりに不便な地域なのだろうという先入観がありました(逆にそういう所を求めていた?)。

しかし実際生活すると生活の基本的な部分では不便さを感じることはほぼありません。

確かに山口市は田舎ではあります

私がつい数か月前までセミリタイア生活を送っていたのは埼玉県草加市でした。

その前(サラリーマン時)に住んでいた東京都中央区に比べるとそれなりに「郊外」という感じの街でしたが、今振り返ると十分都会でしたね(ちょっと高い所から周りを見渡すと360度どの方向を見ても地平線まで住宅が広がっています)。電車も時刻表を見ずに駅に行っても待ち時間は最大10分といった所です。

それに比べると現在住んでいる山口市は、すぐ近くに田んぼもありますし、360度どの方向を見ても近くに山があります。今住んでいる所は電車の駅からそこそこ近いのですが、時刻表も見ずに駅に行ったら最悪1時間位待ち時間が発生する可能性もあります。

こうして字面を追うと、とても不便な場所という印象を受けるかもしれませんね。

セミリタイア生活だと違いは感じない!?

実際働いていると様々な不便を感じることがあるのかもしれません。

でも、セミリタイア生活となると話は変わってきます。

趣味の時間などを除く生活の基本的なパターンは、家と食料品スーパーやドラックストア、100均などの雑貨屋との往復が大半を占めます。そしてそういったお店は山口市の市街地(山口駅や湯田温泉駅の周辺)なら徒歩圏内もしくは自転車圏内に全てあります。

だから普段不便だな~と思うことは全くありません(唯一銀行が少ないですが、私はネット銀行を使っているのでコンビニがあれば問題無しです)。

生活必需品以外のものは埼玉に住んでいた頃からネット通販だったから違いは感じないのよね(もしかしたら日常的に病院通いするようなことになると不便なのかもしれません)。

ふと感じる感覚のズレ

ということで、周りの環境こそ変わったものの、その他は何も変わらないな~なんて思っていたのですが、ふと以前との感覚の違いに気付かされました。

それは「距離感」ですね。

そしてそれはちょっと矛盾するような、相反する2つの感覚なんです。

短い距離を長く感じるように

よく「都会に住んでいる人の方がたくさん歩く」と聞くことがあります。

この話について私は以前まで懐疑的だったのですが、今は大抵の場合当てはまるものなんだと思っています。

私はサラリーマンの時からそうでしたが、地下鉄の1駅、2駅程度なら歩きを選択していました。距離にすると1~2km位なら歩くといった感じですね。これはそもそも車に乗らない生活だから当たり前だったのかもしれません。

言い換えると1~2kmという距離は「近い」と感じていたことになります。

ところが、日常の足に車が入って来る地方の生活だと、1~2km先のスーパーに行くのは車を使ったりします。私はなるべく運動不足にならないように極力自転車を使うようにしていますが、少なくとも歩くことは無くなりました。

引っ越しの下見の時や引っ越してから自転車を買うまでの数日間のことを振り返ると、「ちょっと前までこんな長距離を普通に歩いてたんだな~」と感心してしまう程、今は歩かなくなりました。

この間、引っ越しの時お世話になった不動産屋の前を車で通りかかった時にこんなことを不意に感じました。

今の私は1~2kmという距離は「遠い」と感じているのね。

長い距離は短く感じるように

上のお話とは一見矛盾するようですが、元々長距離と感じていたレンジの距離は近くに感じるようになりました。

これはやはり地方の交通事情の影響ですね。

地方なら何処でもという訳にはいかないと思いますが、山口市の周辺は渋滞とは無縁の道が多いです。なのでそこそこ距離がある目的地でも時間がかからないんですよね。

例えば私が釣りをしに良く往復する山口市から萩市の間だと、片道の距離は45km程ありますが今の私に取っては「ちょっとした散歩」位に感じる距離です(車ですけどね)。所要時間は約1時間といった所。

45kmといえば私が馴染みがある沿線でいうと、東海道線で東京から大船位の距離です(所要時間は45分)。コロナ以前は昔の仲間と飲むためにこの位の距離を電車で移動することがありました。ただ、飲み会自体は楽しいのですが、移動のことを考えるとその距離の長さに憂鬱な気分になるなんてこともありました。

という事で日常移動する距離の中では40kmといった単位の距離は以前よりかなり短く感じるようになりました。

先日は美味しいコーヒーを淹れる為に30km先の池まで湧き水を汲みに行きました。

往復60kmも移動してただの水をゲットしてくるなんて以前なら考えられない事よね。

感覚が鈍化した?

近く感じていた距離が長く、遠く感じていた距離が短く感じるようになった・・・

要約すると距離に対する感覚が鈍感になったとも言えそうです。

それが良いことなのかどうかは分かりませんが、環境が変わると自分の受け止め方もそれに合わせて変ってくるものなんですね。

その他にも今の所気付かないだけで変わってきていることがあるのかも知れません。

味覚なんて変わっててもおかしくないかもしれません(特に水の味が違うはずなので全体的に感じ方が変わってるかも)。

次に東京に帰った時はその辺りが分かるかもしれないわね。

コメント

  1. tao313 より:

    距離の感覚の話、なるほどと思いました。
    環境が変わると、受け止め方も変わってくる、というのは、わかります。

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      tao313さんはじめまして。コメントありがとうございます。

      自分としては歩かなくなったことが改めて考えるとちょっと怖いんですよね~
      健康にはかなり気を付けているつもりでしたが、このままだと足腰が弱ってきそうです。
      ただ不思議なのはこちらで見かけるご老人の方々って普通に歩いてる人が多い気がするんですよね。
      埼玉ではカートを押してたり、杖をついてる人を多く見かけたのですが・・・
      もしかしたら普段歩くかどうかってあまり関係無いのかな?なんてことをちょっと考えたりしています。