昨年見事に目標達成できなかった「ダイエット」。その理由は運動不足もありますが、やはり影響が大きいのは食事の方でしょう。じゃあ食事を減らせば?となる訳ですが、食事量が簡単に減らせないからみんな苦労するわけです。という訳で家計簿を見返しつつ効率の良い方法が無いか探ってみようという試みです。
セミリタイア後5年間の食費の変化
私はセミリタイアをするにあたって、その事前準備として結構細かい家計簿をつけ始めました。
今回はセミリタイア後5年間の食費を振り返ってみました。
食費は結構変動する!?
私がまだサラリーマンだった時・・・自分が月にいくら使っているか?その内食費はいくら位かかっているかなんてことは考えたことがありませんでした。まぁ1日2,000円位で月6万円位かな?と、ざっくり捉えているだけで、しかもそれが使い過ぎなのかどうかといった評価も一切してきませんでした。
しかし、セミリタイアをするにあたって「いくらお金があれば十分なのか」を考える上で支出を把握することは重要です。
ということで家計簿を付け、その結果として食費も把握するようになりました。
今振り返ると「現状を把握」することは容易ですが、将来どの位になるか?を予想するのはとても難しいことですね。
当時は多少減るとは思っていたけど、こんなに減るとは思ってもみなかったわ。
意外!?食費は減っていく?
セミリタイア後の私の食事はほぼ3食自炊です(これはコロナも影響しているのでしょう)。ということでセミリタイア直後の食費はサラリーマンの頃(ざっくり月7万円位かかっていました)から月額2万円程減り5万円をちょっと下回る位でした。
自分ではそれほど贅沢をしているつもりもないし、倹約しているつもりも無い・・・食べたいものを食べているといった感覚。
この感覚は現在も変わっていません(しいて言えば健康に気を付けてはいます)。なのでこの月5万円という食費はあまり変動しないだろうと当時は考えていたのですが・・・こうしてみると結構減りましたね。
何が減ったの?
月々の変化は小さいので気が付きにくいですが、こうして5年分振り返ると食費も結構大きく変動していました。
となれば気になるのは「何が減った?」、「何で減った?」という点。
という事でこの5年間に購入した食品(その数5,000品目!)を分析してみました。
何で減ったの?
家計簿を結構細かくつけているとはいえ、流石に食料品の分量(重量)までは入力していないので実際食べた食品の量は分かりません。
ただ、実際食べたものの量が金額通り44%も減ったということは無いでしょう。
こちらは定量的に評価するのが難しいので、あくまでもざっくりとしたイメージではあるのですが恐らくこんなことが要因なのでしょう。
<食費が低下した要因>
- コンビニ等の高単価な商品を買わなくなった(東京から地方へ引っ越したことも影響)
- 食事の手作り比率が上がった
- ある程度のまとめ買いをして毎日買い物をするのを止めた(ついで買い防止)
「食べる量が減った」は無いの?
それは無さそうなのよね・・・
意図した減り方とちょっと違うかも?
食費が44%も減ったらさぞかしダイエットも進んだんでしょ?と思われる方もいるかもしれません。
・・・が、私の体重はこの5年間で10kg以上増えています。
この事実から食費の減少は「量の減少」というより上記の様に「無駄の排除」の影響が強かったと思われます。
また一般的に同じ摂取カロリーを得る為なら肉・魚といったタンパク質より穀物などの炭水化物のほうが遥かに割安です。なのでこうした食のバランスの悪化も食費が減りつつ体重が増加した原因の一つになっているのかも知れません。
高たんぱく・低糖質・低脂質と、バランスを取った上で全体の摂取カロリーを減らすのが理想なのですが、どうやらそうはなっていないようです。
食事の量を減らすのは大変だから、バランスを取ることで健康とダイエットを両立させたいわね。
ダイエット的視点から考える食費の推移
去年に引き続き、私の今年の目標の一つにダイエットがあります。ただこれまでもそれなりに意識してはいるのに全く成果が出ていないのが実情です。
当然体重の増減は摂取カロリー(食事)と運動による消費カロリーの差になる訳ですから食事の影響はとても大きいです。
ということで、食費の分析から何か分からないかと更に細かく分析することにしました。
ダイエットの基本は食べる量を減らすことですが、正確に言えば摂取カロリーを低下させるという事です。
同じ減らすのでもタンパク質より炭水化物と脂質を減らす方が効率が良い(タンパク質は消化するのに高いカロリーを消費する)し、健康にも良いのよね。
タンパク質(肉・魚、乳製品、大豆製品)
まずは体を構成する重要な栄養素である「タンパク質」から。
こちらは日本人の一般的な食事では不足しがちな栄養素になりますが、たくさん取ろうとすると同時に脂質も増えてしまう食品が多い所が悩ましいですね。
こうして数字にしてみるとはっきり分かりますが、この5年で私も50台に突入したせいか肉類の消費がかなり落ち込んでいます。
そういった理由からか、特に意識していなかったのですが相対的に食べやすいハム・ソーセージが増えていました。
肉と比べると相対的に品質が劣り、添加物が多いハム・ソーセージが増えるのは健康上疑問符が付きますし、脂質も多いのでダイエットにも悪影響を及ぼしそうです。
当面はこのハム・ソーセージを減らしていき、なるべく肉や魚を食べていくことを意識する必要がありそうです。
ちなみに最近注力してるのが「味噌汁」。夕食には豆腐一丁使って丼一杯の味噌汁を飲むようにしています。こうすると味噌汁だけでお腹が満たされてご飯の量が減らせるんですよ~(塩分に留意する必要がありますが、味噌と豆腐は健康にも良いです)
直近大豆製品が増えてるのは豆腐が増えたからね。
炭水化物(米、パン、麺類、総菜、菓子類)
昔は低炭水化物ダイエットなんかもしたことがありますが、やはりどうしても食べたくなるのが「お米」。そして長年の習慣からか朝はパンを食べないとどうにもすっきりしません。
また、昼食は自炊といってもどうしても簡単なものになりがちで麺類が欠かせません。
普通に食事をしているとどうしても必要以上に取ってしまう炭水化物は健康の上でも、ダイエットの上でも大敵です。
またほとんどの場合が炭水化物と糖質、脂質の塊である菓子類も減らしたい所です。
端的に言うと炭水化物は栄養的にもダイエット的にも減らせば減らすほど良いものです。
もちろんゼロにするとか極端なのは無しね。
こうしてみると思い通りに減らせているものは菓子類だけかもしれません。ただ、菓子類への支出が減っているのはダイエットの為に我慢しているというよりは、買い物の頻度を落とすことで「ついで買い」が減ったのが要因と思われます。
以前は毎日買い物していたので1回の買い物量が少なく、何となく寂しいから買い物カゴに菓子を放り込んじゃうということが少なくありませんでした。今はそれが減っています。
夕食は現在上に書いた味噌汁作戦でストレスなくご飯の量が減らせています。
問題は昼食の麺類よね。いいアイデアが浮かばないわ~
調理法にも変化が!?
焼く、煮る、蒸す・・・調理の手法は沢山ありますが、結構手軽でかつ美味しいものが作れる調理法として「揚げる」があります。
中でも「唐揚げ」は手間がかからず、美味しくて安上がりと、私が知る料理の中ではコストパフォーマンスNo.1といっても差し支えないものです。
以前は脂質を取り過ぎるという理由から揚げ物はあまりやらなかったのですが、近年その辺りがだいぶ緩んでしまいました。
その辺りは自覚していたのですが、家計簿を見返すと再確認することが出来ました。なんとサラダ油の支出がこの5年間で2.5倍に増えていたのです。
すでに自分の料理ローテーションにガッチリ組み込まれてしまっているので、作らないという選択肢はありませんが、作る量をコントロールしていった方が良さそうです。
揚げ物はここ数年でコツをつかんで以前より美味しく作れるようになったのが頻度が高くなった理由なんですよね。
百薬の長?百害あって一利なし?お酒の支出の変化は?
私が食費として家計簿に記載しているものの中で、この5年間に明確に増えてしまっているものが「お酒」です。
健康を害さない程度の量であれば問題無いモノとは思っているのですが、カロリーが高いのでダイエットには天敵です。
「仕事をしないセミリタイア生活ってストレスが無いんだからお酒なんて飲む必要ないでしょ?」
と思われる方もいるかもしれませんが、コロナで外出が制限されていた時にストレスを感じてお酒が増えました。去年は多少減ったのですがまだ水準としては高いのかも知れません。
お酒は健康の為というよりダイエットの為にもう少し減らしておきたい所です。
無職だから曜日は関係ないけど、今年に入ってからは土日にしか飲まないというルールにしています。
ちなみにコーヒーは健康に良い、悪いと諸説ありますが、私は良いと思っています。またカロリーはありませんからダイエットの邪魔にもなりません。
月に1,400円位じゃ何杯も飲んでないんでしょ?と思われるかもしれませんが私はコーヒーを生豆で買ってきて自分で焙煎しているので安く飲めています。先ほどざっくり計算してみたら月に約50杯飲んでるみたいです(生豆の値段が変動しますが現在は約28円/杯)。
ざっくりこんな方針で数カ月様子を見てみようかと思っています。
色々値上がりしてきて食費も気になるけど、やっぱり今は体重の方が気になるわね~
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