【ネタです】リスクがほぼ無い投資!?

セミリタイア生活
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当ブログのトップページを固定化してから3カ月程が経過しました。目的の記事が見つかりやすいようにとカテゴリー毎の新着記事を表示させているのですが、そうしたことによって全く更新してないカテゴリーが目立ってきました。という事で久しぶりに「投資」関連の記事を書いてみます。ただしこの記事は「ネタ」ですから、ただの読み物として見て下さいね。

投資による「期待リターン」は「リスク」と表裏一体

「投資」・・・この言葉を聞いて皆さんはどのようなことを思い付くでしょうか?

普段株式やFX等をやっている人だと、具体的なことが思いつくと思います。ただ、全くやったことが無い人は漠然と「危険なもの」というイメージを持っているかもしれませんね。

そしてそれは概して正しいイメージだと思います。投資によって得られるかもしれないリターンというのは常にリスクの裏返しです。言い換えればリスク(損をする可能性)が無い投資というものは無いのです。

基本的に「リスクがほとんどなく、確実に儲けられますよ」という話は詐欺です。

そもそもそんな美味しい話があったら自分だけで独占してるはずでしょ?

リスクがほとんど無い投資がある!?

上で投資にリスクは付き物という話をした直後ですが、リスクが無い投資の話です。

実際にできなくもないけど、基本的に「ネタ」だと思って読んでくださいね。

お札に投資!

少し先のお話ですが、2024年に日本のお札が刷新されることが決まりましたね。

1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、1千円札が北里柴三郎さんになるようです。

実際新札が出ると、目新しいから新しい方のお札を欲しがったりしますよね?たしか、聖徳太子から福沢諭吉に変わった時もそんな感じだったと記憶しています。

でも、今回のお話はその逆の発想です。今のお札を取っておくというものです。

現在、聖徳太子の1万円札っていくらか知ってますか?

お札(日本銀行券)ってお金としての価値は不変です。どんなに古くても、額面が1円なら1円の価値しかありません。

でも、古くて希少だったりすると、お金としてではなく、骨とう品(?)としての価値が出ることがあります。

現行の福沢諭吉さんの1万円札は1984年から発行されています。その前は聖徳太子でした。

その聖徳太子の1万円札は状態等にも拠るんですが、数千円のプレミアムが付くケースがあります。

ピン札であることは最低条件。通し番号であったり、珍しい記号やエラープリント、福耳付(裁断時のエラーで切れ端が付いているモノ)なんかだと結構な値が付くみたいです。

ヤフオクなんかで見ると、それほど珍しく無さそうなものでも2~3千円程度のプレミアムは付いているわね。

お札の調達コストは限りなくゼロ(投資に係る手数料はゼロ)

今現在、聖徳太子の1万円札は簡単には調達できませんが、福沢諭吉の1万円札はすぐ手に入ります。

ピン札なら銀行に行けば両替してくれます(銀行によって異なりますが、口座を持っていれば10枚位は無料という所が多いはず)。結婚式の祝儀とかで替えたことがある人も多いですよね?

ということで、お札の調達は手間がちょっとかかるだけで費用は掛かりません。

期待リターンは・・・意外に高い!?

聖徳太子の1万円札は現在(最後の発行から36年経過)保守的に見積もって12,000円程度の価値があるようなので、投資リターンは20%(年率だと0.5%)です。

まぁ福沢諭吉の1万円札も同じリターンになるかは分かりませんが、仮に同じとすれば現在の銀行の利息に比べたらかなりの利回りが期待できそうです。

何度も両替して珍しい番号とかが出るまで頑張ればもっとリターンは高くなるかも!?

最大のポイント!元本割れリスクがほとんど無い

投資には「元本割れリスク」が付き物ですが、この「お札に投資」に関しては殆どありません。

何故なら、1万円札の価値は1万円以下にはならないからです。これがこの投資の味噌なんですよね。元本割れリスクが無くてプレミアムが付く可能性だけがあるんです。

上手くやったら儲けられそうな気がしますか?

あくまでもネタですからね。

リスクは無いのか?・・・当然あります。

死角が無さそうな「お札に投資」ですが、実はリスクもあります。

まず、お札をそのまま保管するわけですから、盗難や火災による焼失リスクがあります。

そしてお札は「日本銀行券」ですから、日本という国が無くなると価値を失う可能性があります(この辺は日本国債がデフォルトするリスクなんかと同じような感覚ですね)。

この辺は「ほとんど無リスクだね」と思う人もいるかと思います。

それなりに大きなリスクとしては「インフレリスク」がありますね。

お札をそのまま手元で保管するだけだと、当然利息が付きません。なので、インフレするとその分が丸々実質的な損となります。

あまりレアじゃないお札だと上記の様に年率0.5%程度のプレミアムになる可能性が高いので、インフレ率に負けて「実質的な損」を被る可能性もありますね。

その他の死角

この「お札に投資」ですが、元本割れリスクが無い投資という点では、同様に元本割れリスクがほぼ無い銀行預金(1,000万円以下)より高いプレミアムが期待できる分、優秀な投資先と言えるかもしれません。

ただ、まとまった額の投資がしにくいという点が一番のネックなんです。

1万円、2万円程度のお札を家に保管する分には、上で書いた「盗難」や「火災」のリスクなんてほぼ無視しても良いでしょう(そもそもお財布にその位入ってることも多いですよね)。

でも、それが100万円、1000万円となれば無視できるでしょうか?流石に不安になりますよね?

その位まとまった額になると銀行の貸金庫なんかを利用することになると思います。そうすると保管に費用がかかってしまいます。貸金庫なんて私は利用したことがありませんから、いくら位かかるのか分かりませんが、数十年単位で借りるとなるとリターンの大部分を食ってしまいそうですね。

「お札に投資」する投資信託は作れない

大口の投資が出来ない・・・ならプロの運用会社に任せられないか?という発想もあるかもしれません。

でも、お札は「現金」なので投資信託では投資対象にすることは出来ません。なので、こういったファンドが出来ることはありません。

実は運用会社に勤めている時に、こんなことを思い付いて作れないか検討したことがありました。

数分で作れないことが分かったけどね(笑)

お札に投資の亜種・・・記念硬貨に投資!

上に「お札に投資」するというアイデアは私が運用会社にいた時に思いついたという事を書きましたが、メインのアイデアは実は「記念硬貨」に投資するというものでした。

記念硬貨の方が発行量が少なく、プレミアムが付きやすいですからね。

で、折しも2020年のオリンピックは東京です。オリンピックの記念硬貨に投資してみようかな?と思ったのがこの記事を書き始めたきっかけなんですが、調べてびっくり!

記念硬貨って元の発売額が高いんですね。

東京オリンピックの1万円金貨の販売価格が122,223円(金が15.6gなので、金としての価値は本日の時価で計算すると94,000円程)。

これじゃ元本割れリスクありまくり、金価格の影響受けまくりですね。お金としての価値では「元本割れリスク」じゃなくて、買った瞬間から大きく元本割れですし、全くお話になりません。

まぁそもそも記念硬貨を投資対象として見ている人も少ないんでしょうが・・・

結論:1,2枚珍しいものを取っておけば、将来高く売れるかも?

という訳でこの投資話(ネタ)の結論は、「お札に投資」するのはリスクがかなり限定的だけど、まとまった額の運用には全く不向きなので、「投資」という程のことは出来ないという所です。

なので、今のうちに珍しいものを探しておいて、数枚取っておけば、将来ちょっとしたお小遣い位にはなるかもね?位のお話ですね。

あくまでもネタとして書いただけなので、将来失敗しても文句は言わないでくださいね。

私は今後数年で珍しい1万円札があったら取っておくことにするわ。

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