ご飯を美味しくして生活をレベルアップ(土鍋でご飯)

セミリタイア生活
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皆さんはご飯をどうやって炊いていますか?私は10年前位から土鍋で炊いています。高機能な電気炊飯器というものもありますが独身用のものはありませんし、美味しいご飯を炊こうと思うと土鍋しか選択肢はありません。土鍋はコストパフォーマンスも良好ですし、お勧めですよ。

土鍋で炊くご飯は美味しい

皆さんはご飯をどうやって炊いていますか?そしてその味に満足していますか?

毎日のように食べるものだから、味に慣れてしまって「これが普通」と思い込んでるだけかもしれませんよ。

毎日食べるものだからこそ妥協せず美味しいものを追求したい!

私は料理が好きで色々作りますが、ご飯のレベルを上げることで食事全体のパフォーマンスを上げることが出来ると感じています。しかもご飯はほぼ毎日食べるものですからご飯自体を美味しくする効果はとても大きいと思います。

外食などで、ご飯が美味しいお店ってそれだけで全てが美味しく感じませんか?

毎日のように食べるものとしてはパンもあるわね。

パンもホームベーカリーで焼くんだけど、その内紹介したいね。

高機能の電気炊飯器は大人数用のものしかない

上記の理由でご飯にこだわろうと思ったのは10年くらい前だったでしょうか?きっかけは家電各社が高機能炊飯器を発売したことですね(今調べたら2006年位の話ですね)。

当時10万円近くする炊飯器というのは破格で、結構インパクトがありましたね。当時さっそく購入しようと調べたのですが・・・

全部5号炊き以上でした・・・

今でも変わりませんが、独身用の2合炊きとかに高機能炊飯器は存在しないのです。

流石に独身なのに5合炊きの炊飯器を買うのは無駄以外のなにものでもありませんから結局購入しませんでした。

独身(少人数用)で美味しいご飯を追求すると土鍋しか選択肢は無い

それまで私は安い普通の炊飯器で炊いたご飯に特に不満はありませんでした

しかし、”よりおいしく炊ける”とうたった製品が次々でてくると、「今食べているご飯は実は美味しくないのでは?」、「もっと美味しく炊けるのでは?」と思うようになりました。

そこでネット検索すると、「土鍋」が出てきたんです。

土鍋はたくさん炊ける大きなものもありますが、基本的に少人数用です。

家には冬に鍋物をするために土鍋がありましたので、さっそくその土鍋でご飯を炊いてみました。結果はびっくりするほど簡単に、美味しいご飯が炊けたのでした。

少量用の高機能炊飯器が無い以上、独身だと美味しいご飯を追求するには土鍋で炊くしか選択肢は無いと思われます。

土鍋でご飯を炊くことのメリット・デメリット

1回目から簡単に美味しいご飯を炊くことが出来た「土鍋」。多くのメリットがありますが、デメリットもあります。私にとってはメリットの方がはるかに大きいのでここ10年くらいはずっと土鍋を愛用しています。

私はIH調理器を使ったことがありません。調べてみるとIH対応の土鍋もありますが、使用感については分かりません。

土鍋に関するメリット・デメリットはガスコンロ使用を前提にお話しします。

土鍋のメリット

美味しい

これは主観的なものなので、説明しにくいですが土鍋で炊いたご飯は美味しいです。

恐らくどんな家庭でも土鍋の一つくらいはあると思いますので一回試してみて下さい。そうすれば分かります。炊き方は後で記載します。

慣れるとわざとおこげを作ることもできるわよ。

おにぎり作るときはわざと焦がしたりすると美味しいよね。

短時間で炊ける

ガスコンロの火力にも拠るとは思いますが、私の家の場合、土鍋を火にかけている時間は3~4分位です。お米を水に浸している時間や蒸らしの時間が別にかかるのでトータルではそれなりに時間はかかりますが、少なくとも電気炊飯器よりはるかに早く炊けます。

スペースを取らない

土鍋は食器の一種ですから使わない時は収納にしまいます。電気炊飯器も使わない時はしまうことはできると思いますが、基本的には出しっぱなしが前提の製品ですよね?(保温するときも出しっぱなしにしないといけませんし)。

コストパフォーマンスが良い(はず)

私は高機能の電気炊飯器で炊いたご飯を食べたことが無いので、土鍋で炊いたご飯とどちらが美味しいのかは分かりません。

ただ、味が同等であるとすれば土鍋にコストメリットがあります。土鍋の値段はピンキリですが安いものなら2,000円程度、高いものでも10,000円位です。数年で割れることを考えても高機能電気炊飯器よりは安いです。

また、光熱費に関しても土鍋は数分で炊けるので安いのではないかと推測しています(ここがよく分からないんですよね)。

イニシャルコストは高機能炊飯器に比べれば確実に土鍋が安いです。ランニングコストに関しては多分土鍋の方が安いんじゃないか?といった感じです。

味は別にすると、安い電気炊飯器だと土鍋と値段が変わらないから、長持ちする分安く済むかもね。

土鍋のデメリット

予約炊飯ができない

私にとっては特にデメリットではないのですが、働いてる方だとデメリットになるかもしれませんね。ただ、上に書いた通り土鍋での炊飯は早いので、事前にお米を研いでおけるのであればそれほどのデメリットにはならないかと思います。

保温が出来ない

当然土鍋には保温機能はありませんのでデメリットといえます。

ただ、ご飯は炊きたてが美味しいというのは日本人であれば100%同意されることだと思います。そもそも土鍋を使ってより美味しいご飯を追求する方なら、炊き立てを食べると思います。なので保温機能が無いことはあまりデメリットにはならないと思います。

高機能の炊飯器だと保温したご飯も美味しいんですかね?

料理に手間取ったりしてご飯が冷えてしまっても、それはそれで結構美味しかったりするわよ。

土鍋は(形状によって)火加減が必要

土鍋は熱しにくく冷めにくいという特性があります。この特性のおかげで「はじめちょろちょろなかぱっぱ」というお米の炊き方のコツを勝手にやってくれます。

ただ、土鍋の肉が薄いとこの特性がやや小さくなりますので、途中で火加減を調節しなくてはいけないものもあります。

まぁそんな大変なものでもないんですが。

具体的な炊き方は下に書くわね。

土鍋は(形状によって)キッチンが汚れる

土鍋でご飯を炊くときって水が沸騰して吹きこぼれているイメージがありませんか?

あの吹きこぼれた水ってご飯のでんぷんが溶けていて、「吹きこぼれ」⇒「蒸発」を何回も繰り返していくとコンロが結構汚れます。

ご飯を炊く専用の形状をした土鍋だと吹きこぼれはありません。

割れる

土鍋は陶器なので落とすと割れます。かなり頑丈な作りなので多少の高さから落としても大丈夫だったりしますが、使い込んでいくと段々もろくなってくるのでいつかは割れてしまいます。

私も最初から家にあった普通の形状の土鍋をずっと使っていたのですが、6,7年経ったときちょっとした衝撃で真っ二つに割れてしまいました。

土鍋でご飯を炊くのはとても簡単!

実際に土鍋でどうやってご飯を炊くかを解説していきます。ネット検索するとやり方は何種類か出てきますが、土鍋の形状で使い分けると良いと思います。以下はご飯を炊く専用の土鍋での炊き方です。

使用する土鍋

私が現在使っているのは、ご飯を炊く専用の土鍋です(写真の左側のやつです)。

右側の鍋物なんかをやるような土鍋でも炊けますが、こちらは上記デメリットである「火加減調節」と「吹きこぼれ」があります(後ほど炊き方は記載します)。

まずは左側のご飯用土鍋の説明です。

詳しい形状についてはこちらをご覧ください。

まずはお米を研いで水に浸します

普通の形状の土鍋だと土鍋でお米を研ぐこともできますが、ご飯を炊く専用の土鍋だと形状的に別の所で研いだ方が良いと思います。

研いだ後は20分程水に浸します(冬場だともう少し時間がかかりますね。お米の粒の中心まで水が浸み込むまで浸します。浸み込んだかどうかは色を見て判断します。)。

私はザルを使って、浸した後は一度水を切っています。

なんとなくそっちの方が美味しいかな?程度の工夫です。

土鍋にお米をセットします

水の量は結構適当でもいけますが、お米より水が5mm程度多く入っている感じになっていればOKです。

この辺は何回かやって自分の好みの炊き具合になるように調節してやる方が良いですね。

火にかけます

火加減は最初から最大火力です(土鍋の土がすぐ温まらない特性を持っているので、お米にはゆっくり熱が伝わっていきます)。

上に書いたように、私の家では3~4分程で沸騰してきます(1合のお米で)。写真で土鍋の蓋の左側から泡が出ているのが分かりますでしょうか?

こうなったら火を止めます。

蒸らして完成!

上記で火を止めても土鍋に蓄えられた熱でしばらくは沸騰しています。

なのでその時間は厳密には「蒸らし」の時間ではないのですが、火を止めてから20~30分程で本当の「蒸らし」も含め完成です。

土鍋で炊くご飯は基本的にちょっと固めに炊けるわよ。

水の量である程度調整できるけど、私はちょっと固めが好きなので、柔らかく炊くコツみたいのは研究したことがありません。

普通の形状の土鍋で炊く場合

普通の形状の土鍋で炊く場合、上記とはほんの少し炊き方を変えます。

具体的には水の量を少し増やします(吹きこぼれる為)。お米の表面から水が7mm程多くなるような感じです。

そして火加減の調節が必要です。具体的には最大火力で過熱を始めるところは同じなのですが、沸騰したら(吹きこぼれてきたら)弱火にして5分程過熱を続けます。そして最後に3秒ほど強火にして火を消して蒸らします。

土鍋の蓋の穴から勢いよく吹きこぼれるから、穴の向きに注意してください。

普通の形の土鍋は吹きこぼれがあるから、土鍋の容量に対してお米の量はかなり少なくした方が無難よ。

洗うのは「たわし」のみで

土鍋には水が浸み込みます。なので洗う時洗剤を使うとそれも浸み込むことになるので、なるべく洗剤を使わないように洗います。普通にご飯を炊いただけなら、使用後に水に浸してからたわしで軽く洗えば綺麗になります。

ただ、炊き込みご飯なんかをして油汚れが付いたら洗剤を付けて洗います

炊き込みご飯もOK

私が作ったことがあるのは「鯛めし」、「竹の子ご飯」、「鳥とシメジの炊き込みご飯」、「ピラフ」位ですかね。油が出る食材の炊き込みご飯は水の量の調節が難しい印象です(べたっとした仕上がりになることが多い)。

ついでにお米にもこだわってみませんか?

私は色々試して既に落ち着いていますが、土鍋を使い始めた時「どうせ美味しいご飯を追求するならお米も色々試してみよう」と思い、色々な品種のお米を試してみたことがあります。

今は色々なブランド米があるからその違いを比べるのも楽しいと思いますよ。

基本的に最近でてきている新しいブランド米はほとんどが「コシヒカリ」からの派生だと思いますから、最初に比較するのは「コシヒカリ」と「ササニシキ」が良いかもしれませんね。

「コシヒカリ」はもっちりした食感が特徴、「ササニシキ」はさらっとしたあっさり味が特徴です。この違いは食べ比べれば絶対分かると思います。

「ササニシキ」は栽培が難しいらしく、作っている所は圧倒的に少ないです。ただ、さらっとしているのでお寿司なんかに良く使われている品種です。

私はこの「ササニシキ」が好みなので今は「ササニシキ」しか食べていません。産地は今や宮城か山形位しかないみたいなので、色々試そうにも試せないという品種です。

コシヒカリが好みの方ならたくさんの選択肢があるから楽しめると思いますよ。

土鍋ご飯はじめてみませんか?

生活スタイルや考え方によってメリットが多い土鍋ご飯ですが、皆さん試してみませんか?

特に独身で一度に少量のご飯しか炊かない人にはメリットが大きいと思いますよ。

ホントに美味しいから一度はやってみたほうが良いわよ。

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