【ヨーグルトメーカー】低温調理でロールチキン、豚の角煮

セミリタイア生活
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「なかなか良い買い物をした!」と最近実感しているヨーグルトメーカーですが、今回は低温調理にも使ってみました。時間はかかりますが、かけた時間の分だけ美味しく・・・なったのでしょうか?

ヨーグルトメーカーで低温調理!

ヨーグルトメーカーはヨーグルトを作るだけの機械ではありません。

容量は小さいけど、お手軽に低温調理も楽しめちゃいます。結構使い道の多い機械だと思うわ。

まずは調味料から

前回はヨーグルトメーカーを使って「米麹」を作りました。

という訳で最初にちょっと前に流行った「塩麴」と「醤油麹」を作っていきます。こちらは機械を使わず室温で発酵させるやり方もありますが、ヨーグルトメーカーを使うと数時間で出来上がります。

前回ヨーグルトメーカーで作った米麹は約500g程ありますので、ざっくり半分に分けて片方には塩60g、水400mlを加え、もう片方には醤油を400ml加えてヨーグルトメーカーで60℃、6時間発酵させます。

塩麴完成

見た目に大きな変化はありませんね。

味は普通にしょっぱいまま?

醤油麹完成

こちらはいかにも発酵したって感じになりました。

味は元のしょうゆに比べると少し甘くなった感じで後引く味になりました。

感想はかなり個人的なものですが、醤油の方が美味しいものが作れそうな気がしたので最初は醤油麹を使うことにしました。

低温調理開始!

肉や魚などは高温で調理すると身が固くなります。なので料理の柔らかさ(美味しさ)を求めるなら低温での調理というのは選択肢の一つになります。

一方で食中毒の原因となる菌類を殺菌するには食材に「火を通す」必要があります。

この両方の良いとこ取りをしようというのが「低温調理」です。

実は前々から興味はあったのですが、ガスコンロ+湯煎で作るのは大変なので手を付けていませんでした。それを今回はヨーグルトメーカーを使ってやっていこうという訳です。

<低温調理の注意点>

低温調理はちょっと間違うと食中毒のリスクがあります(たまにニュースにもなりますよね)。

調理する温度や時間の設定は食材の種類や大きさで適切な値を設定してやる必要があります。私は自分の分を作って自分で食べるだけなのであまり細かく気にしていませんが、人に出す為に作るのなら良く調べた方が良いと思います。

ちなみに私が参考にしたのはこちらのページです。

内閣府の情報なので信用して大丈夫でしょう(低温調理、殺菌に関する一般的な知識が得られます)。

食材の種類や大きさによって、何℃で何時間調理する必要があるか?みたいな具体的なものは検索すると出てきます(低温調理器具メーカーのBONIQという企業のHPにかなり細かく掲載されています)。

低温調理第一弾 ロールチキン

さて、醤油麹で味付けして低温調理すると美味しくなりそうなもの・・・

私の頭の中に真っ先に浮かんだのは鶏肉料理、ロールチキンでした。

鳥のもも肉を包丁で叩いて厚さをなるべく均一にします。

それをクルクルっと撒いてタコ糸で縛ります。

ジップロックに入れたら後は醤油麹を適当に入れるだけ。

これを冷蔵庫で一晩寝かせます。

今回は低温調理と共に「醤油麹」の調味料としての力量を図るためにその他の味付けを一切しませんでした。

私の購入したヨーグルトメーカーだと鶏もも肉2枚はちょっときつめでしたが、何とか押し込むことが出来ました。

これにヤカンで沸かしたお湯を満タンに注いでやります(ヨーグルトメーカーの加熱力は弱いので最初はお湯を入れる方が良い)。

65℃で3時間調理します。

完成!

肉の色は生とは当然違いますが、普通に調理したものよりは少し生っぽい色になりました。

お味の方は?

柔らかくてとても美味しかったです。味も醤油麹しか入れてないのに!?って感じでしたね~

ちょっと失敗!? 豚の角煮

さて、低温調理が凄かったのか、はたまた醤油麹の力だったのか?

ロールチキンは想像の遥か上の出来栄えでした。

次は塩麴で何か・・・と、頭の中に浮かんできたのは牛肉(ローストビーフ)でしたが、あいにく近くのスーパーに良い肉が売っていません。

という訳で第二弾は豚の角煮を作ることにします。

角煮といえば煮卵ということで、ゆで卵も用意しました。

豚肉を適当な大きさに切って、ゆで卵と共に塩麴(写真右)、醤油麹(写真左)とジップロックに入れるだけ。

これを冷蔵庫で一晩寝かせます。

翌日、まずは塩麴の方から。調理は65℃、3時間にしました。

実はこの時点で「ある事」を懸念してたんだけど、こちらも「塩麴」の力量を見る為にその他のものは一切入れませんでした。

完成・・・

って懸念的中。

豚くさいっ!

そうだよね~豚肉料理って匂い消す為に日本酒とか生姜を入れるもんね・・・

味自体は悪くなかったわよ(匂いはカラシで消して食べました)。

ちなみに醤油味の角煮は・・・

作業の都合でこちらは冷蔵庫で二晩寝かせたことになりますが、醤油だとやはり豚肉の匂いは気にならなくなりますね。こちらは文句なく美味しかったです。

ゆで卵にもばっちり味が浸み込んでいるのが色からも分かるでしょうか?

この後も毎日のように低温調理を試しています。

味付けも塩・醤油麹に日本酒を加えたり、生姜を入れてみたりとアレンジしています。

低温調理の良い所?

今回低温調理をやってみて気が付いたことがありました。

それは「肉が小さくならない」ことです。

豚の角煮なんかが顕著ですが、普通に煮込んで作ると肉って結構縮みますよね?

ところが低温調理だとほとんど変わりませんでした。ちょっとお得感がありますね(笑)

肉が小さくならないということは肉が固くならないという事でもあります。

肉の柔らかさという点で言うと、お店とかで食べるトロトロになった角煮に比べると若干固いかもしれませんが十分美味しいと言えるレベルでした。

家には圧力鍋が無いので、低温調理は手軽に肉を柔らかくする手段として今後も重宝しそうです。

材料を仕込んだら後はほっとくだけってのも楽で良いわね。

コメント

  1. 山口県民 より:

    ヨーグルトメーカー満喫されてますね。米麹でどぶろく作ってみたいです。

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      山口県民さんこんにちは。コメントありがとうございます。

      ヨーグルトメーカー結構楽しめてます。今主目的である醤油を作っている所です。
      どぶろくも楽しそうですね~(もちろんアルコールは1%未満で)