今更ですが今回初めて「米粉パン」を焼いてみました。コストは割高でしたが、味の方は思いのほか美味しく今後も継続して作って行こうかと思いました。ちなみに世間では米粉パンの方がヘルシーといったことも言われているようですが、「美味しいから食べる」で良いんじゃないかな~と思います。
ホームベーカリーで米粉パン
私が使っているホームベーカリーは結構古いものですが、一応米粉パンが作れる機能がついています。
ホームベーカリーを購入して10年以上経つけど、今回初めて米粉パンを焼いてみたわよ。
何故今更米粉パン?
既にホームベーカリーで焼いていたり、自分で焼かなくても売っているものを食べたことがある人は多いと思いますが、私はこれまで「米粉パン」というものを食べたことがありませんでした。
それが何故今更作ってみたのかというと、単に「買い物している時に偶然米粉が目に入ったから」というだけの理由からです。
ちなみに売っていた米粉は1種類だけで、「小麦グルテン配合」と書いてありました。
「米粉」だけどパンにしやすいようにグルテンが入ってる商品でした。
早速ホームベーカリーで作ってみた
私はパンは朝食で食べますから、いつも夜寝る前にホームベーカリーに材料を投入して朝焼けるようにセットして寝ることにしています。
米粉パンも同様にしたのですが、ホームベーカリーの予約ボタンを押してもうんともすんとも言いません。小麦粉の場合すぐコネ始めるのですが、どうやらこの辺りからして「違うもの」のようですね。
米粉に水を入れているのにそのまま30分以上コネもしないので不安になりましたが、どうすることも出来ないのでそのまま寝ることにしました(最終的にどの位の時間放置されていたかは不明)。
翌朝には焼けてました
セット時の不安はどこへやら・・・朝起きたら芳ばしい香りが漂っていたので一安心。
ホームベーカリーを開けてみるとちゃんと焼けていました。膨らみ方が若干弱いのは「米粉」だからなのでしょうか?
見た目は小麦のパンと変わらない?
こうして写真で見ると「これが米粉パンです」と言っても小麦のものと違いは全く分かりませんね。
小麦のパンとの違い(第一印象)
画像では伝わりませんが、小麦のパンと明らかに違うところが2点ありました。
一つ目は「香り」です。当然小麦の匂いはしません。
では炊き立てのご飯のような香りがするかといえばそうでもなく、ちょっと甘い香り・・・うまく例えられてるか自信がありませんがクリームパンの様な菓子パンの香りがしました。
二つ目の違いは「柔らかさ」です。小麦のパンと比べると明らかに柔らかいです。パン切包丁で切ると「スッ」と切れて手応えが全く違います。
本題。味と食感は?
上記で書いた通り香りがやや甘い感じだったので印象がそれに引っ張られているかもしれませんが、小麦のパンに比べると甘く感じました。
食感はしっとりしていて柔らかいですね。これは翌日冷めた状態からトーストしても同様でした。
初見では蜂蜜やジャムをぬって食べるのが合いそうという感じを受けました。
今後ちょっとレシピを変えてみるとこの感想は変わるかもしれないわね。
その他の違い
ネットで調べると米粉パンは「腹持ちが良い」と書いてあることが多いです。
確かにパンに比べるとご飯の方が腹持ちが良いですし、同じようなことが言えるのかな?とも思います。ただ、今回食べた感じではそれほど明確に「腹持ち」が良いとは感じませんでした(逆にすぐお腹が減るといったこともありませんでした)。
レシピ&コスト
ネットで調べると米粉パンのレシピってバリエーションが多く、何が正解かが分かりにくいですね。
まぁ原因は米粉にはグルテンが入っていない為に生地に粘りがなく、発酵時点で膨らみにくい(ガスが抜けてしまう)ことが要因のようです。
その為グルテンを配合したり、増粘剤みたいな添加物を入れているレシピが多いです(ホームベーカリーのマニュアルにも添加剤を入れるように書いてありました)。
反対に添加剤を入れなくても出来ると書いてあるものもありました。
結局よく分からなかったのですが、私が購入した米粉はパン用の商品(そもそもグルテン入り)だったので、推奨レシピがパッケージに書いてありました。
初回なので今回はその通りにやってみました。
今回のレシピ
米粉パン(1斤)のコスト
米粉パンは食卓のレギュラーメンバーになれるか!?
今回初めて米粉パンを作った訳ですが、味は新鮮さも手伝ってかなり「美味しい」と感じました。
コストもまぁパンとしては高いですが、一食当たりの金額としては大したインパクトもありませんし、十分作り続ける価値はありそうです。
障害といえば「米粉」の入手難度くらいでしょうか?近くのスーパーには上記のグルテン配合のものしか無く、色々工夫する余地がありそうな米粉100%のものがありません。
また、自分が管理している粉物がさらに増えるのもな~という感想もあったり無かったりです。
私は粉物は湿気を嫌って冷蔵庫で保管しているのですが、既に小麦粉(薄力粉、強力粉)、片栗粉、そば粉、パン粉、プロテインで野菜室がパンパンです。これに更に1品増えるのがね・・・
米粉は揚げ物に使うのも良いみたいだし、しばらく米粉は置いておきたいわね。
米粉パンはヘルシー?(グルテン悪玉論について)
「米粉パンはヘルシー」なんてことを聞いたことがありませんか?
確かに小麦アレルギーの方にとっては間違いなく「ヘルシー」だと思います。
ただ、食品関連(他にはダイエット関連?)では米粉パンに限らず一部の説を取り立てて大騒ぎする慣習があるように思えます。
グルテンの何が身体に悪いのか・・・?
「米粉パンがヘルシー」という話の反対側には「小麦のパンはヘルシーではない」という話があります。小麦に含まれる「グルテン」が体に悪いという説がその中心です。
私も数年前から何となく「グルテン」って体に悪いものなんだな~という印象を持たされていました。
ただ、今回この記事を書くに当たって「グルテン」って体にどういう悪影響があるんだろうか?とネットで調べたのですが、どうにも要点が見えてきません。
グルテンフリーは単なる流行?
グルテンの悪影響といったことを調べていると、何故かダイエットやビーガン(菜食)といったことが出てきたりします。
そもそもビーガンって小麦はOKなんじゃない?とも思ったのですがセットになっていることが多いんです。この辺りから垣間見えるのは意識高い系の人達が「流行に乗ってる」もしくは「流行を作り出そうとしている」ということです。
なにせそういったこと(この場合グルテンフリー)を謳うと食品は高く売れますからね。実際欧米ではグルテン悪玉論(ビーガン含む)はいわゆる「セレブ」が情報発信源のようですし、それを受けてかグルテンフリー食品の価格は高くなっています。
一方で無理に流行を作り出そうとしていたのか、芸能人でビーガンを始めた人なんかは挫折している人も多いみたいです(ビーガンって普通に考えたら相当きつい食生活だと思います)。
ダイエットに関しては「そりゃビーガンになったり小麦を食べる量を減らせば痩せるよね」といったお話のような気がします。
あんまり実のあるお話は見つけられなかったわ。
そもそも人はずっと小麦を食べてきた
歴史的に日本では小麦は「主食」ではありませんでしたが、欧米ではいつ頃からかは知りませんがずっと主食でした。その間人口は増加し続けているのですから「小麦のグルテンが体に悪い」と言われてもピンとこないというのが私の印象でした。
ほとんどの食品は普通に食べれば体を維持するのに役立つ(健康に良い)けど、食べ過ぎれば肥満の元だし、健康を害するリスクも出てくるものです。
そもそも生命維持に不可欠な「水」ですら飲み過ぎれば水中毒になって最悪死のリスクがあるのですから。
「〇〇〇」は健康に良い(悪い)というのはことさら極端な例を取り上げているものが多いように感じますね。
米粉パンは「美味しいから食べる」でOK
調べる前までは「健康にも良い」なら小麦のパンから米粉のパンに完全移行するのもありかな?なんてことを考えていたのですが、その辺りは理由にはなりそうもありません。
ただ単純に「美味しいから」切り替える。「口に合わないから小麦パンを継続する」で良いんじゃないかと思いました。
私の場合米粉パンは気に入りましたが、小麦のパンも捨てがたいので両方食べていきたいですね。
焼き立ての香りは小麦の方が食欲を掻き立てるのよね。
コメント
はちみつを消費するためにパンケーキ作るのはすごいですね。昔家に残されたはちみつをパンに塗ったりして頑張って消費しましたが結局捨ててしまったことを思い出しました。ごはん派には消費厳しいですね
山口県民さんこんにちは。コメントありがとうございます。
一回の消費量が少ない分、甘いものの消費は時間がかかりますよね~
実はハチミツ酒でも作って一気に消費しようかとも思ったのですが、違法行為ですから止めておきました。
とはいえ、まだハチミツ自体が1.5kgほど残っている状況・・・
先は長いです。