ニュースで思い出す「タバコ」の思い出

セミリタイア生活
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私が禁煙したのはもう4年ほど前なので、今ではタバコが吸いたいと思うことは全くありません。ただ最近タバコについてのニュースを連続で見て色々思い出したことがあったので記事にしてみました。

タバコを取り巻く環境変化の大きさに改めて驚く

私が禁煙してからもう4年程が経過します。お陰で最近は全く吸いたいとも思いません。

自分が変わったことも含め、タバコを取り巻く環境って劇的に変わったわよね。

最近あったタバコ関連のニュース2つ

最近タバコに関するニュースが2つありましたね。

一つはタバコを吸う男性の比率が30%を下回ったというニュース。

もう一つはタバコの値上げ(セブンスターが1箱510円⇒560円)のニュースです。

どちらも元喫煙者としては興味深いというか、感慨深いニュースでした。

昔はみんな吸っていた!?

現在、タバコを吸う男性は30%以下(28.8%)。

正直、自分も結構前に禁煙したので「そんなものかな?」という印象もあるのですが、よくよく考えるとかなり下がりましたね~

記憶をたどっていくと・・・

自分が子供の頃(40年前位)、親戚の叔父さんたちの喫煙率は100%でした。というより身の回りの大人はほぼ全員タバコを吸っていました。

自分が吸い始めた大学生の頃(25年前位)、同級生の男ではタバコを吸う方が多数派でした(6~7割は吸っていたと思います)。

自分が働き始めた頃(20年前位)、会社の上司は大抵タバコを吸っていました(業種的に喫煙者が多かった)。

「昔」と一括りにしてしまうのも乱暴ですが、「昔」タバコを吸うのは大人の男の嗜みといった感じがありましたね。

それが今では3割以下になったのね。でも、3割ってまだ結構多いわよね。

タバコが1箱560円!!

私がタバコを吸い始めた25年前、タバコ(セブンスター)は1箱220円だったと記憶しています(当時私が吸っていたハイライトは200円でした)。

25年程でお値段2.5倍!(年率3.8%の値上げ)

途中長期に渡ってデフレでしたから、相対的に値段の上がり方は驚異的と言えますね。

まぁ上がっているのは原材料費等ではなく税金ですから、物価の変動と比較するのはナンセンスではありますが・・・

ちなみに一箱560円で、恐らく喫煙者の平均的な喫煙本数であろう1日1箱を前提とすると、1カ月のタバコ代は16,800円(年間だと約20万円)です。

20代前半の男性の平均年収が284万円(国税庁の民間給与実態調査より)ということを考えると、経済的な側面からも吸い始める人が減るのは当然とも言えますね。

タバコが220円の頃、220円ではご飯1食は食べれませんでした。でも、現在560円なら普通に1食食べれますね。

まぁコストの問題だけじゃないと思うけどね。

今では考えられない!?喫煙環境の変化

ここ数年、喫煙者にとってはどんどん肩身が狭くなってきていますね。

喫煙者の聖地ともいうべきパチンコ屋さんすら分煙になりました。でも、ちょっと前までは全く違ったのよね。

以下につらつらと昔の喫煙環境について例をあげてみます。

振り返るとそれなりの期間をかけてではありますが、ホント喫煙を取り巻く環境って大きく変わりましたね。

吸わないのが当たり前の世代の人たちにとっては地獄のような環境に見えるんじゃないでしょうか?

駅はタバコの吸い殻だらけだった!

これは私が子供の頃(40年以上前)の記憶ですが、地下鉄を除く電車の駅のフォームは全面喫煙可でした(その後かなり経ってから駅の端っこでしか吸えないようになり、更にその後に全面禁煙になりました)。

電車を待っている大人たちはほとんどがタバコを吸い、電車が来るとそのタバコを線路に捨てていました。なので駅の線路部分はタバコの吸い殻の山でした。

子供心にあれは誰が掃除するんだろう?と不思議に思っていました。

通勤電車にも灰皿が設置されていた!

やはり私が子供の頃、電車のボックスシートには灰皿が普通に付いていました。

ローカルな話で恐縮ですが、ホントの通勤電車(京浜東北線や山手線など)にはついていませんでしたが、やや長距離の路線である東海道線や横須賀線には灰皿がついていて、電車の中で普通にタバコを吸っている人がいました。

その他にも観光バスなんかには普通に灰皿が付いていましたね。

昔はそれが普通だったからかしら?誰も煙いといったことは言わなかったわね。

職場の机にはマイ灰皿があった!

ちょっと時代は飛んで私が新卒で就職した頃(25年ほど前)、オフィスの机には灰皿が置いてありました(喫煙者が自分で持ってくる)。

しかも吸い殻は掃除のおばちゃんが回収してくれるサービス付きです。

当然仕事をしながらタバコを吸っても誰も文句は言いません。周りにタバコを吸わない女性なんかが座っていてもお構いなしです(入社1年目の若造が机でタバコを吸っても嫌味の一つも言われませんでした)。

今考えるととんでもない環境よね。

私が入社して2,3年目の頃、オフィスは全面禁煙になりました(恐らく禁煙の波が広がり始めたのはこの頃(20年前位)ですかね?)。

会議中タバコを吸うのは当たり前だった!

社内の人間だけの打ち合わせはおろか、お客さんとの会議でもタバコを吸うのは当たり前でした。

自分が客先に出向いたときでも、先方に「吸われますか?」と灰皿を出されることが普通にありました。逆に先方が何も言わずにタバコを吸い始めても特段驚きませんでしたね。

まぁ流石にその場で一番若い人が何も言わずに吸い始めるようなことはありませんでしたが・・・

会議相手にタバコを勧めるのがマナーというか、挨拶みたいな感じでしたね。

まぁ応接セットにタバコケースとライターが組み込まれていたことからも当時が偲ばれるわね。

環境が変われば考え方も変わる!

上記の様に昔は喫煙者にとって甘い世の中でした。というより大人(男性)が喫煙するのは当たり前の世の中だったといった方が良いでしょうか?

タバコの煙は何時から「臭い」のか?

昔、タバコを吸うのが当たり前の頃、タバコの煙が「臭い」、「健康に悪い」と感じる人はほとんどいなかったように思います。

でも、近年は喫煙者にとってかなり肩身の狭い世の中に変わりました。

そうするとタバコの煙が「臭い」、「健康に悪い」と多くの人が言うようになりました。シャイな日本人が他人にこれだけ嫌悪感を顕わにするのって珍しい事だと思いませんか?

昔も今もタバコの煙は同じ匂いなのに不思議な話ではありますよね。

ずっと嫌で嫌でしょうがなかった人たちが、ようやくそれを表に出せるようになったというより、そう刷り込まれたという感もありますね。

禁煙したら私の考え方も変わった(笑)

私が禁煙したのは約4年前ですが、その頃は既に外では喫煙できる場所がかなり限られているような世の中でした。

ただ、吸う側にいたせいでしょうか?当時の私の感覚では、室内はともかく、外でタバコを吸うのは誰の迷惑にもならないのだから問題無いと思っていました。

ホタル族は同情の対象

マンションのベランダでタバコを吸う「ホタル族」なんて言葉がありましたよね。

家族が嫌がるから冬でもベランダでタバコを吸うお父さん。「せめて換気扇の下で吸わせてあげてよ」と当時は思っていました。

しかも追い打ちをかけるように、ベランダで吸ってたら隣の家から苦情が入り、「ベランダですら吸えなくなった」なんてニュースが出てきて同情した記憶があります。

同情から嫌悪へ

・・・が、しかし!

既に禁煙して4年程が経過している私が現在住んでいるマンションの隣の住人は喫煙者かつベランダでタバコを吸う人です。その煙が風に乗ってうまいこと私の部屋に流れ込んでくるんですよね。

24時間換気のせいで、窓を閉め切ってる冬でも煙は入ってきます。

上記の様に自分が吸っていた頃は「ホタル族」に同情していたのですが、現在その同情は嫌悪に変化しています(いつ管理組合に苦情を申し入れようか?なんてことまで考えてたりします)。

ホント人間って自分勝手ですよね。

でも、そういう流れになってるのも事実ではあるのよね。

ちなみに昔、禁煙についての記事も書いています。良ければご覧になって下さい。

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