普段静かな山口市の街がにわかに活気付いてきました・・・といっても選挙の街宣車がうるさいだけなんですけどね。あれにはどんな意味があるんでしょうか?ちょっと皮肉も込めて考えてみました。
〇〇〇をよろしくお願いします!
ここ何日か、普段静かな山口市の街がにわかに活気付いて(うるさくなって)きました。
用紙が届いてたから知ってたけど市議会選挙があるのよね。
草の根選挙活動!?
私の最近出来た趣味の中に「ドライブ」があります。特に山間部とか人里離れた道を走ったりするのが好きなのですが、先日そんな人気のない道を走っている時に不思議なものを見ました。
街宣車は行くよどこまでも
その道は国道にもかかわらず同じ方向の車を全く見ることはほぼ無く、対向車でさえ5分に1回すれ違うかどうかといった道でした。そして付近に人が住んでる気配が無い状態がかなり長いこと続きました。
そんな中、数少ないすれ違った車の中に選挙の街宣車が数台含まれていました(比率としては結構高め)。
沿道に家も無く、通り過ぎる車さえほとんどいない中、車の中からは4人位の方が手を振りながら候補者の名前を連呼していました。
えっ!?もしかして私だけに対してお願いしているの?
すれ違いざま(相対速度約100km/h)に名前だけ言われても覚えられないわよ。
よくよく考えると不思議なあれ
東京や埼玉に住んでいた時は不思議に思ったことは無かったのですが、候補者のポスターがずらっと張ってあるあの看板(ポスター掲示場っていうんですね)って至る所にあるんですね。
山間部をドライブしていると「こんなとこの看板誰が見るんだろう?」というか、「よくこんな場所にまで設置しに来たな」という場所にもあの掲示場はあったりします(しかもほとんどの候補者もポスターを張りに来ているという・・・)。
場所によってはホントに選挙期間中誰の目にも触れないなんて掲示場もありそうですが・・・
コスパとか考えないのかしら?税金だから使いたい放題なの?
街宣車は何故候補者名しか言わないのか?
上記のようなものを立て続けに見かけて「つくづく選挙って非効率なものだな~」なんて思っていたからでしょうか?街宣車が候補者名しか連呼していないのが妙に気になりました。
他がみんな名前しか言わないのなら、具体的な政策とかを切々と説いた方が他の候補者との差別化が図れ、有権者の関心を得られやすいんじゃないかと思います。なのにそれをしている候補者は一人もいないんです。
実際私が東京に住んでいた時は毎日通勤時間帯に地下鉄の入り口で真面目に政策を訴えている区議会議員の方がいました(選挙の時期以外にもやってました)。特段変な主張が無ければそうした候補者に投票したくなる人が多いと思うんですけどね(私も投票しましたし、その議員さんは次の選挙でもトップ当選していました)。
そこで何故名前の連呼しかしないのか考えてみることにしました。
もしかしたら高度な政治戦略?
自分が立候補したらという前提で考えると、やはり上記の通り政策を主張することでの差別化戦術を取ると思います。
でも、そんな誰でもが考え付くであろう戦術を候補者43人の内、誰一人取っていません。
自分の考え方がおかしいのかな?なんて考えていた時ふと気が付きました。
政策を訴えて、それに賛同する有権者の票を獲得するのは浮動票を取りに行く戦術です。
しかし、恐らく多くの候補者は何らかの選挙地盤があり、それぞれに固定票を抱えているんでしょう(恐らくこの辺は都会より地方の方がその傾向が強いと思います)。
となると浮動票の取り込みより、全体の投票率を下げて固定票比率を上げることで有利に戦おうと思っている候補者が多いのかもしれません。
すると名前連呼は単なる戦術ではなく、壮大な戦略の一端なのかもしれません。
「名前しか連呼しない」⇒「だれに投票しても一緒だから投票に行かない」⇒「投票率低下」⇒「固定票での戦い」
実は候補者名の連呼というのは泥臭い選挙戦術と見せかけておいて、もっと高度かつ壮大な政治戦略で、我々はそれにまんまと乗せられているのかもしれませんね。
真面目にそう思ってるの?
いや、毎日うるさいからちょっとした嫌味で書いただけです。
ちなみにネットでそれぞれの候補者の政策(らしきもの)も読みましたが・・・まぁ市議会選挙ですしね。
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