セミリタイア生活は毎日が休日?

セミリタイア生活
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セミリタイア生活も丸5年が過ぎました。最近では特に「セミリタイア生活」をしているという感覚すらなく、これが普通の生活という感じです。ただ、振り返ってみるとセミリタイア前に想像していた生活とはかなり違うことが多いな~という感想もあります。

セミリタイア生活ってどんな感じ?(5年目の感想)

セミリタイア生活も丸5年が経過して「セミリタイア生活ならでは」という発見も少なくなってきました。

でも、このブログは元々そういうネタを書くためのものだから久しぶりに捻り出してみたわ。

将来を予想するのは難しい

私が仕事を辞めてセミリタイア生活に入ったのはもう5年も前の事になります。

このブログにも以前書いたことがありますが、セミリタイアを検討し始めた時に私が最初に注力したことはセミリタイア後の生活をなるべくリアルに想像することでした。

想像のリアリティが増せば増すほど「年間でどの位のお金を使うか?」という最も重要な予想の精度が上がると思ったからです。

ということで想像力の翼を目一杯羽ばたかせて計画を立てたのですが、今振り返ってみるとその予想は大きく外れています(現在は当初計画の1/3位しか使っていません)。

お金に関しては元々余裕を持っていたということもありますが、「想像していたセミリタイア生活」と「現実のセミリタイア生活」に乖離があったことも大きく影響しています。

自分の生活スタイルとはいえ、将来どう変化していくかを想像するのはとても難しいことですね(そもそも地方移住するなんてことも考えていませんでしたし)。

しないよりはした方が良いのは間違いないと思うけど、ズレは出るわね。

お金は重要だけど必要最低限の問題でもある

セミリタイア前はどうしても「お金」のことが最重要であると考えがちです。

実際生活が破綻するか否かという点で最重要なことであるのは間違いありませんが、それは最低限クリアーしておかなければならない問題です。

そもそも「何故セミリタイアするのか?」という問題に立ち返れば、より”充実”した”楽しい”時間を過ごす為に他なりません。

なので実際セミリタイアした後はどんな生活になっていくのか?という想像はお金のことよりむしろ「どう楽しく過ごすか?」という点にフォーカスしなければなりません。

もちろん「お金」の問題同様、こちらも大きくズレてくるとは思います。

私の場合、この辺はコロナの影響が大きかったわね~

セミリタイア生活は毎日が〇〇!

私の場合コロナの影響などもあり、事前に想像していた生活と現実には結構なズレが発生しています。ただ、要因はコロナだけではありません。やはり事前には想像できなかったファクターが存在します。

それが日々の生活を想像する上で大前提となる「心の持ちよう」です。

セミリタイアを検討している人の参考になると良いのですが・・・

一応私の経験談です。

セミリタイア生活は毎日が休日なのか?

かつての自分がそうであったように、今現在働いている人はセミリタイアした後は「毎日が休日」と考えることでしょう。

「毎日が休日」・・・そう考えるだけで何もなくても毎日が楽しそうですよね。

でも、その前提でいると現実とのギャップは大きくなります。

休日は働いている人にしかやってこない

そもそも「休日」というのは文字通り「休みの日」ということです。何が「休み」かといえば仕事が休みということですよね。

そう、「休日」とは「仕事が休みの日」の事であり、「何もしない日」ということではないのです。仕事をしていてこその「休日」であり、それだからこそ貴重で楽しみなものなのです。

例えば一般的な週休二日制の職場であれば5日間働くと2日の休みがやってきます。オンからオフへ、それだけで気分も変わりますし、ちょっと嬉しかったりしますよね。

多少の語弊があることを覚悟の上で言うならば、普通に生活しているだけで週2日間はホッとしたり、楽しかったりする日が自動的にやってくるわけです。

「受け身」でいてもある程度の楽しみは勝手にやってくるともいえるわね。

セミリタイア生活に休日は無い

仕事をしていない場合、毎日「何もしなくていい日」が続くだけです。そこには「休日」のような特別感はありません。

いうなれば「毎日が平日」になる訳です。

漫然と過ごしていると、働いていた時のように自動的にオンーオフを切り替えてくれるようなイベントはやってきません。積極的に自分から行動を起こさない限り生活にメリハリはつきませんし、楽しくもありません。

油断してると「あれっ?この1週間何やってたかな?」なんてことにもなりがちです。

新しいことを始めたり、旅行の計画を立ててそれを実行したりと楽しい時間を過ごす為には結構な労力を必要とします。私の場合冬場にやることが枯渇することが多いですね。

頑張らないと生活の密度がものすごく薄くなるのよね。

セミリタイア生活をよりリアルに想像するための前提

セミリタイアする前は、セミリタイア後は「毎日が休日」なんだから何となく過ごしていてもそれなりに楽しい日々が過ごせるのかな?なんてことを考えていました。

でもそれは大前提が根本的に間違っていました。

セミリタイア生活は「毎日が平日」なので自分で何をするか決め、それを実行しない限り楽しい時間は訪れません。またオン-オフも自分で切り替える必要があります。

こうした努力を継続するのは結構しんどかったりもします。

しかし「しんどいから」といって努力を怠るとホントに「何にもしない日」が続き、ふと「こんなんなら仕事してた方が良かったんじゃない?」なんて後悔の念が湧き起こったりします。

そうならない為にまた楽しく過ごす努力をする・・・

楽しいセミリタイア生活を過ごすのって結構大変なんだな~というのが5年たった現在の感想です。

毎日を楽しく過ごすってことがこんなに努力を要することだなんて思ってもみなかったわね。

コメント

  1. ふなむし より:

    久しぶりのリタイア記事ですね。
    毎日ダラダラ過ごしているとだんだん欝っぽくなりますから、何かで気を紛らわす必要がありますが、無理やりやる事を探すってしんどいですね。
    旅行なども行けば楽しいですが、どうも暇をつぶすための義務感みたいな感じがあり、以前ほど楽しく感じないんですよね。
    アーリーリタイア前は、こんな心境になるとは思ってもみませんでした。
    心配していたお金に関しては、投資で大損しているにも関わらず何とかなっているので不思議です。

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      ふなむしさんお久しぶりです。コメントありがとうございます。

      お久しぶりといっても、私がセミリタイアに関する記事を書いたのがお久しぶりってことですね。
      毎日充実した日々を過ごす・・・もっともな目標ですが実際そうするのはとても大変なことですよね~
      私も7割がたは何となく過ごしていて、こんなんじゃダメだってなります(確かに楽しまなきゃっという義務感みたいなものを感じますね)。

      あくせくはしたくありませんが、あまりのんびりしすぎるとあっという間に老人になってしまいそうでもあり、難しい所です。
      日々の過ごし方については今後の課題ですね。私なりの回答を見つけられればブログのネタになってくれるかもしれません(笑)