いい歳したオッサンでもたまには甘いものが食べたくなることがあります。でもコンビニやスーパーで売ってるスイーツでは何か物足りません。かといって本格的なお店に行くのは抵抗がある・・・というより地方にはそういうお店が無いんですよね。じゃあどうするの?・・・自分で作るしかないですね。
無いのなら 作ってしまえ 甘いもの
たまーに甘いものが食べたくなりますね。
美味しいケーキが食べたいけど、買いに行くのはちょっと恥ずかしいし・・・そもそもそういうお店が近所に無いわね。
独身一人暮らしの甘いもの事情
お酒を飲む為か、普段はほぼ口にしない「甘いもの」ですが、ジャンクフードと同じようにたまに無性に食べたくなることがあります。
これまでそういう時は食材を買いに行った時にビスケットなり、チョコ菓子なりを買って食べていました。それで一応当面の欲求を満たすことは出来るのですが、いつも物足りなさを感じていました。
ちゃんとしたもの・・・というと語弊もありますが、手作り感のあるちょっと贅沢な一品が欲しいんですよね。
とはいえここは地方都市。身近に本格的なスイーツを扱っているお店などは(ちゃんと探したことはありませんが)なさそうです。仮にあったとしても気恥ずかしさが勝って出向く気にはなれません。
でも食べたいものは食べたい・・・
うーん。どうしよう?
自分で作ればいいんだ!
という訳でチーズケーキを作ります
甘いものというとかなり範囲は広くなりますが、今もっとも食べたいのはベイクドチーズケーキでした。
ちなみに私は前々からチーズケーキの「チーズ」ってどんなチーズなのか不思議に思っていました。というのも私の貧弱な知識では「チーズ」というとピザとかに乗ってるチーズしかないんです。
でもチーズケーキってそういったチーズの味はしませんよね。どこに「チーズ」が入ってるんだろう?そんな長年の謎も作ることによって解決できそうです。
という訳でチーズケーキの作り方をネットで検索。
今回はその「チーズ」から作るわよー
<今回使った材料>
- 牛乳・・・1ℓ
- レモン果汁・・・80ml
- 塩・・・2g
- 砂糖・・・60g
- タマゴ・・・2個
- 薄力粉・・・27g
- 生クリーム・・・200ml
- 発酵バター・・・20g
- クッキー・・・3枚ほど
クリームチーズ作成
いきなりですが、長年の謎が解けました。
「チーズ」って牛や山羊や羊等の乳に、乳酸菌や凝乳酵素を加えて、乳成分(たんぱく質)を凝固させたもの全般を指すものだったんですね。かなり定義としては広いようです。
で、チーズケーキにはその中の「クリームチーズ」というモノを使うようです。それから作っていきます。
牛乳1ℓを鍋で加熱し、60℃になったら火を消し、レモン果汁(酢でも良いらしい)60mlを加えます。
子供の頃、カルピスに牛乳を加えたことがある人なら分かると思いますが、そんな感じですぐ固まってきます。
ザルにペーパータオルを敷いて、固形成分だけを取り除きます(今回は約2時間ほどでこうなりました)。
ちなみに分離した液体部分(ホエイ)は後でちょっと使います。
ホエイの大部分は余りますが、栄養価も高いので他の料理に使います。
私の場合、ホームベーカリーで焼くパンに使います。
これで約200gの固形成分(チーズ)が分離できます。
それに塩(2g)を加えます。
塩を加え混ぜる時、硬いようだったら滑らかになるまで分離したホエイを加えます。
これでクリームチーズの出来上がりよ。このままパンに塗って食べたりもするみたいね。
自分のイメージしてた「チーズ」とは違う風味でした(ちなみにこの段階でレモンっぽい風味は感じられませんでした)。
事前準備
作業の手順は慣れによって前後するのかもしれませんが、不慣れな私は先にこの辺をやっておきました。
今回この為にダイソーで買ってきたケーキ型(直径15cm、高さ6cm)は550円でした。
底面と側面の部分にクッキングシートを切っておきます。
今回この作業が一番難しく、かつ時間がかかったかもしれません。
市販のクッキーを袋の中で適当に砕きます。
ホントはクッキーも手作りで・・・といきたかったのですが流石に面倒くさかったので省略です。
砕いたクッキーをケーキ型の底に敷き詰めておきます。
実はここで失敗しています。ホントはクッキーに溶かしたバターを浸み込ませないといけませんでした。
この作業の後でオーブンを180℃で予熱します。
生地作成
まずはクリームチーズに砂糖(60g)を加えて混ぜます。
お次はタマゴ(2個)を数度に分けて加え、都度混ぜていきます。
更に薄力粉(27g)を振るいながら加えていきます。
小麦粉ってあんまり入れないのね。ケーキってもっと使ってると思ってたわ。
お次は生クリーム(200ml)を加えて混ぜます。
ちょっと気合を入れて混ぜ、全体がモッタリするようにします。
お次はレモン果汁(20ml)を加えます。
ここで加えたレモン果汁がケーキの風味を格段に良くします。
最後に発酵バター(20g)を湯煎で溶かしてから加え、生地は完成です。
手元にこの間作った発酵バターがあったからそれを使いましたが、普通のバター(無塩)でも良いみたいです。
いよいよケーキへ
実はこれでどのくらいの量が出来るかというのは良く分かっていませんでした。
なんか15cmのケーキ型では溢れちゃいそう・・・
と思ったらぴったりでした。
でも、ここで問題発生です。
砕いたクッキーが一部浮いてきちゃったのよね。ちゃんと溶かしバター使ってればこんなことにはならなかったのかな?
予熱が終わったオーブンで焼きあげます。
180℃、40分。
完成
焼きあがった直後はまだタプンタプンと液体のように揺れました(クッキングシートが一部生地に突っ込んでいるのはご愛嬌)。
ちょっと焼き時間が短かったのかな?と思いましたが・・・
粗熱を取って一晩冷蔵庫で冷やしたらこの通り。
一晩置いたのは出来上がった時間が夕方だったからよ。
もうちょい焦がした方が美味しそうだったかな?
お味の方は?
美味い!
作ってる時感じた通り、小麦粉が少ない分食感はレアチーズケーキっぽい感じに仕上がりました。もっと小麦粉の量を増やすとスポンジケーキっぽくなるのかな?今後の課題ですね。
取り敢えず満足のいく出来上がりでした。
恐らく第三者がスーパーで売ってるチーズケーキとこれを食べ比べたら多くの人がスーパーのものの方が美味しいと言うかもしれません(笑)
でも十分でした。
手作りだから余計なものは一切入っていませんしね(最近のニュースでパンですがちょっと衝撃的なものがありましたね)。
手作りチーズケーキはいくらで出来た?
今回は特に節約を目指してたわけではありませんが、このチーズケーキがいくらで出来たかを計算しておきました。
自分的にはお店に出向くわけでもなく、家の中で完結できたという点と味を考慮して、コスパはまずまずと評価しています。今後はアレンジしながらポチポチ作ることになると思います。次回は小麦粉の量をちょっと増やしてみようかと思っています。
コメント
こんばんは。いやいや田舎ですが流石に自転車でいける1km圏内にケーキ屋さん7件以上ありますよ。グーグルマップでみれば星付きで引っかかります。それは余談として。笑。ケーキ自分で作るの凄いですね
山口県民さんコメントありがとうございます。
確かに大げさすぎでしたね。
ただやっぱり慣れないせいか、車で通りがかるとお店って認識しずらいですね(国道沿いの大きな看板がある所は除く)。
どうも駅近で歩きで前を通ることで「お店」を認識する癖が抜けないようです。
まぁあったとしても、やはりケーキ屋さんには行かないとは思いますけどね。