今回は東京都台東区にある上野恩賜公園に行ってきました。メインの目的地は上野東照宮でしたが、その他にもたくさんのお寺や神社がありますのでご紹介します。
上野恩賜公園(上野公園)
皆さんは上野公園って行ったことありますか?私は40年以上東京に住んでいたのですが、行ったことはありませんでした(子供の頃、親に連れられて上野動物園に行った記憶がかすかにある程度)。
すぐ近くで飲んだりしたことは多々あったのですが、意外に上野公園に足を踏み入れることは無かったんですよね。
私は、バブル期辺りにイラン人が変造テレフォンカードを売っていたりしてちょっと怪しい場所というイメージがありました。
当然今はそんな人はいませんのでご安心を。
ちなみに今日は平日でしたから人は少ない・・・方だったのかな?お寺や神社内で日本人とすれ違うことはほぼありませんでしたが、外国人観光客は沢山いました。
(後日追記)日曜日に訪れたらこの日と比較にならない程人が多かったです。
今回歩いた経路
ちなみに、今回行った上野公園をネットで検索すると、色々なお寺や神社がヒットするのですが、たくさんあり過ぎてどこに何があるのか、どう回れば良いのかよく分かりませんでした。
実際行ってみると結構密集しているので見逃すことは無いと思うのですが、事前の安心材料として一つの経路をご紹介します。
ちなみに公園が開いている時間は5:00~23:00よ。
この地図の赤い線が上野公園内のメインストリートになると思います(道幅が広いので行けば分かると思います)。主な神社仏閣はこのメインストリート沿いにあるので、ちょっと寄っては元の道に戻るといった感じで歩けば公園南側の神社・仏閣は全てみられます。
ちなみに今日私は御徒町(アメ横)で買い物をした後で上野に行きましたので、上野公園の南端からスタートしました(御徒町からこのスタート地点まで徒歩で10分もかからない位です)。
南から行くとメインディッシュの東照宮が最後になるからお勧めのルートです。
スタート地点(上野恩賜公園入口)
大きな公園ですから入り口は何カ所もあるのでしょうが、上の地図の「スタート地点」です。
本日はここから歩き始めました。
清水観音堂(東叡山寛永寺)
公園の南側から公園内のメインストリートを歩いていくとすぐ右手(坂の上方)に清水観音堂が見えてきます。
清水観音堂はその名の通り、京都の清水寺を見立てたお堂です。写真ではやや分かりにくいかもしれませんが、清水の舞台と同じく、清水観音堂も舞台作りになっています。
舞台の手前にあるのが「月の松」と呼ばれる松の木です。枝が満月のように丸くなっているのが分かるでしょうか?
舞台の部分の写真が手振れしていて使えませんでした・・・
この写真の左側に写っている木の向こう側が舞台になっています。その舞台の先に「月の松」があります。
(後日追加)
舞台の部分を後日撮り直してきました。
ちょうど真ん中辺りに写っているのが「月の松」ですね。
修復したばかりなのかしら?舞台はヒノキのいい匂いが漂っていたわよ。
不忍池辯天堂(東叡山寛永寺)
不忍池の真ん中にある「不忍池辯天堂」。まさに観光地といった場所にあるためか、手前の方には出店が並んでいました。
ちなみに写真のように正面からだと提灯だらけで本堂が良く見えません。
(後日追加)
不忍池(南の方)から撮影してみました。
お祀りされるご本尊は「辯財天(べんざいてん)」ですから、金運上昇といったご利益があるそうです。
本堂を裏側から撮影。
結構新しそうだな~と思ったらオリジナルは戦争で焼けてしまい昭和33年に復元されたもののようですね。
調べても良く由来は分からなかったのですが、この「不忍池辯天堂」の境内には写真のような「ふぐ供養碑」のような食べ物を供養する碑がたくさんあります。
眼鏡とかもあったわよ。
花園稲荷神社
「花園稲荷神社」と「五條天神社」は隣り合っているのですが、メインストリート(上の地図の赤い線)からアクセスすると写真のように「花園稲荷神社」が手前にあります。
入り口の鳥居の横には「花園稲荷神社」と「五條天神社」の案内がでています。
「花園稲荷神社」が縁結び祈願。「五條天神社」が健康祈願ね。
日本人の私が見てもこの赤い鳥居のトンネルは神秘的にみえますから、外国人にとってはもっと不思議に見えるのでしょう。
結構たくさんの外国人観光客が写真を撮っていました。
京都の伏見稲荷も外国人観光客の人気スポットみたいですしね。
鳥居のトンネルは結構長く続きます。
他の観光客が写り込まない奇跡の瞬間をパシャリ!
もうすぐゴール。って大袈裟ですね。全部で20m位でした。
道幅も狭く、2人並んで歩くのがやっと位なのですが、とても雰囲気があります。
何と表現すればいいのでしょう?一言でいうと、やはり上に書いた通り「神秘的」ですね。
鳥居のトンネルを抜けると「花園稲荷神社」が現れます。
ちなみに写真右側が鳥居のトンネル。
写真のすぐ左側が「五條天神社」です。
周りは結構賑やかなのに、この神社の境内は静寂に包まれていました。
外国人観光客も何か感じるものがあるみたいね。
五條天神社
「花園稲荷神社」のすぐ左隣に「五條天神社」はあります。
この写真のすぐ右側が「花園稲荷神社」です。
このルートで来ると「五條天神社」の鳥居は参拝の後でくぐることになりますね。
「五條天神社」の鳥居です。
不忍池の方からアクセスすればこちらから入ることが出来ますね。
ところで、上野の山は「東叡山寛永寺」なんだと思うんだけど、なんで神社もあるんだろ?
上野大仏
またまたお寺に戻って大仏様です。
元々は6mもあった釈迦如来坐像だったのが、戦時の金属供出などで胴体部分を無くし、顔の部分のみがレリーフとして残っています。
逆に大仏様の顔が近くで見れて迫力があるわ。
東照宮
東照宮に向かっていたら鳥居が現れました!
すみません。またまた無知を披露いたします。
東照宮って神社なんですね。徳川家康を祀っているのは知っていましたが、徳川家のお寺だと思っていました。
徳川家の菩提寺が「寛永寺」(増上寺も)、神格化された家康を祀っているのが東照宮みたいですね。
境内には沢山の灯篭がありました。
しばらく行くと右手に神楽殿があります。
神楽殿の正面付近に御手洗いがあります。
手洗いの作法なんて私は最近知ったんですが、外国の方もしっかりやってるんですよね。
御手洗いから先に行くと唐門です(社殿はこの門の奥)。
ちなみにここまでは無料で入れます。
参拝時間は以下の通りです。
冬季(10月~2月)が 9:00~16:30
夏季( 3月~9月)が 9:00~17:30
上の写真の金ピカの唐門の両サイドに美しい龍の彫刻がありました。
向かって右側の龍。
拝観料を払ってこの唐門の裏側にある説明を見て納得。この彫刻は日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎の作品だそうです。
龍の頭が下を向いているこちらが「昇り龍」だそうです。
向かって左側の龍。
頭が上向きなので「降り龍」ですね。
毎夜、不忍池に水を飲みに行くみたいです。
入ってすぐ妙に目に付いた石灯篭。
窓が三日月なんですよね。ちょっと珍しかったのでパシャリ。
ご神木です。
幹の太さは8mにもなるそうです。
唐門奥の社殿です。
ちなみに唐門は常時閉まっていて、拝観料を払って唐門に向かって左側の入り口から入り、ぐるっと回ってここまで来ます。
社殿内は非公開だそうです。
東照宮は社殿、唐門を始め色々な所に細かい彫刻が施されていて見どころが多いです。
写真はたくさん撮ってきたんですが、流石に全部掲載するのは難しいですね。
行ってみた感想
やはり場所柄でしょうか、平日でも人が多く、賑やかで全体的には「観光地」という感じですね。
ただ、たまたま訪れたタイミングが良かったのか「花園稲荷神社」はとても静寂で神秘的な雰囲気が漂っていました。良い意味で神社っぽい雰囲気で楽しめました。
その他に鶯谷駅の方に寺院が密集している区画があるのですが、今日は上記の神社・仏閣でお腹いっぱいになったのでまたの機会として帰ってきました。
交通のアクセスも良いので皆さんも機会があれば是非行ってみて下さい。
神社仏閣巡りについてはカテゴリー(神社仏閣巡り、散歩)を作ってまとめています。よろしければ他の記事もご覧ください。
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