車中泊で北海道一周(実行編)part 1

神社仏閣巡り、散歩・ドライブ
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11泊12日(内、車中泊は9泊)で北海道を一周してきました。長旅だったので取り留めもない長い記事になりました。取り合えず本記事ではどこに行ったかを中心に書いていきます。今回の旅行で得られた車中泊(旅行)に関するノウハウ等については別に記事を書こうかと思っています。

車中泊で北海道一周旅行

9/11~22の期間で北海道に行ってきました。

最後は台風で帰れなくなりそうだったけど、何とか計画通りに帰ってこれました。

本記事は帰ってきてすぐに「記録」的な意味も込めて取り留めもなく時系列順に行った場所について書いていきます。

当初は12日分ひとまとめに書いてしまおうと考えていましたが、6日分書いた時点でPCの動作がやたら重くなってきてエラーが頻発し始めました。

という事で今回はPart 1として最初の6日分の旅行記にしました。

旅程概況

一つ前の記事で北海道旅行の計画について書いていますが、結果的にかなりその計画に沿った旅行になりました。

北海道旅行のルート

その日の気分で多少変更しましたが、ざっくりこんなルート(時計回り)を計画していました。

行き帰りのフェリー以外は全部車中泊です。

<旅行に関する主な数値>

  • 期間:11泊12日(北海道内では8泊)
  • 車での総移動距離:3,920km(北海道内は2,860km)
  • 1日当たりの移動距離:平均392km(北海道内では358km)
  • 燃費:24.9km/ℓ(私の車のカタログスペックは21.0km/ℓ)
  • 使ったお金:約13万円(内、フェリー代6.8万円、高速代1.5万円、ガソリン代2.4万円)

燃費に関しては軽自動車並みの驚異的な数値が出ました(一応1,300ccの車ですよ)。

安全運転を心掛けたのに加えて、北海道は平地が多く信号で止まることが少なかったからね~

1日目(9/11) 山口市~舞鶴フェリーターミナル

山口市から北海道に行く場合、全て自走とするとそれだけで長旅になってしまいます。

という訳で今回私は京都府舞鶴から出る小樽行きのフェリーを利用しました(舞鶴より西から出る北海道行きのフェリーは存在しない)。

ただ一番近いフェリー乗り場といっても山口市からは500km以上もあります。なので移動は一苦労です。私は普段移動には極力高速道路を利用しないようにしているのですが、流石に今回は利用することにしました。

1日目ルート

荷物

持って行く荷物は一応チェックリストを作っていて、車中泊する度に更新しています。

今回の荷物はこんな感じでした。

それを車に詰め込み出発です。

<現時点での車中泊の荷物一覧>

  • スマホ、タブレット、モバイルWi-Fi(Wimax)、デジカメ、各種充電器
  • 着替え
  • お風呂セット(タオル、バスタオル、シャンプー、ハンガー等)
  • 歯磨きセット
  • 寝具(寝袋、ブランケット、長座布団、カーテン、網戸、エアマット、クッション、使い捨てカイロ、耳栓)
  • お湯を沸かす道具(カセットコンロ、ヤカン、水タンク)
  • コーヒーセット(コーヒー豆、ミル、ドリッパー、フィルター、マグカップ)
  • 食品保存用のクーラーボックス(冷たい飲料と一緒に入れればそこそこ低温が維持できる)
  • 非常食(カップラーメン数個、割り箸)
  • 必須の雑貨(トイレットペーパー、ごみ袋)
  • あると便利なもの(扇風機、ランタン、エコバック)
  • その他(老眼鏡、傘)

必要に応じて随時更新していますが、今の所こんな感じです。

ちなみにお風呂セットにハンガーが入ってるけど、濡れたタオルを車内で干すのに使います。

フェリーターミナル到着

フェリーの出発予定時刻は23:50ですが、夜間のドライブを避ける為、山口市を10:30に出発し、フェリーターミナルには17:00位に到着しました。

約7時間も待つことになった訳ですが、その間は車中泊の体制に移行して車内で寝転がって動画を見て過ごしました。

地方の高速道路は真っ暗で怖いんですよ。

帰り道にちょっとだけ夜間の高速を走ったけど、真っ暗な中で高速走行するのは慣れないと怖いわね~

ちなみに乗船したフェリーはこんな感じです。

乗り込む順番にもよりますが、結構狭い中で車を反転させてバックで細いスペースに入れさせられたりします(行きは直進で駐車出来ましたが、帰りはかなり苦戦しました)。

2日目(9/12) 舞鶴フェリーターミナル~小樽

2日目はほぼ一日フェリーの中で過ごすことになりました。

出発が若干遅れて0:00ちょっと過ぎに舞鶴港を出て、小樽に到着したのが21:00過ぎでした。なので北海道での1日目はフェリーを降りて車中泊場所に直行しただけです。

2日目ルート

フェリーでの移動

フェリーでの移動時間は「暇」以外の何物でもありません。

ほかの航路は違うこともあるようですが、舞鶴~小樽間を行き来しているフェリーは船内にWi-Fiが無く、ネット接続できません。陸からも結構離れた航路なのでWimaxはau回線も含めて電波が届かず約20時間ネットなしで過ごすことになりました。

ちなみにフェリーでの一番安い(乗用車で利用すると付いてくる寝床)はこんな感じです。

貴重品入れも無いので、船内をうろつくときは全てを携帯する必要があってちょっと面倒です(途中から財布以外は置いていきましたが)。

船内はかなり綺麗でした。

上記の安い部屋だと気が滅入るからでしょうか?この廊下の席にずっと座ってる人もいました。

ぱっと見は美しい360°全て水平線の景色・・・

5分も見てると飽きてきます(変化が無さすぎて)。

ちなみに船は時速約50km/hで移動していて結構スピード感があります。

小樽到着&車中泊

今回の旅行では写真はデジカメと車のドラレコで撮っていました。

しかし、ドラレコの方は500枚静止画を撮影するとそれ以降は古いものを上書きするということを知らず、最初の方の画像が消えてしまうという致命的なミスをしてしまいました。

小樽に到着したあたりの写真が全て消えてしまいました。

取り合えずセイコーマートで食料を買い込み、車中泊予定の小樽公園の駐車場に向かいました。

<この日の車中泊場所:小樽公園駐車場>

小樽は大きな町なので道の駅などが近くになく、車中泊できる場所が限定されます。私の調べた限りでは小樽公園の駐車場位しかありませんでした。

近くに民家もあり、やや居づらい雰囲気でしたが夜も遅かったのでそのまま宿泊。駐車場は10台くらい停められるスペースがあり、私以外に3台ほどが車中泊をしていました。

ところが朝になってびっくり!

6時前あたりから近所のお年寄りが駐車場に大集合。ラジオ体操かなんかかしら?私は起きていたのですぐ移動しました(正直ここはお勧めできないわね)。

3日目(9/13) 小樽~猿払

実質的な北海道1日目。今回は時計回りで回るので、まずは北を目指しました。

何処から何処までのことを指すのかは分かりませんが、この海岸線の道を「オロロンライン」と呼ぶそうです。車も少なく、ドライブを楽しむのにとても良い道でした。

ただざっくりまとめると、この辺りにはあまり見どころが無かったですね~

知らないだけだと思うけどね。

3日目ルート

北海道の実質1日目は張り切ってたからちょっと移動距離が長かったですね。

ルート上に地点名がある場所は写真があります。

旧花田屋番屋(道の駅 おびら鰊番屋)

この日最初に取った休憩が「道の駅 おびら鰊番屋」でした。

道の駅に向かって右側には復元された「旧花田屋番屋」という施設があり、これが目に入ったのが休憩をとった一番の理由です。

ゴールデンカムイに出てきた鰊番屋そのものって感じですね~

ちなみにこの施設の中を見学するのは有料でした。

この日は海岸線を走ることが多かったのですが、景色はこんな感じの所が多かったですね。

ドラレコの写真はフロント、リアでそれぞれ500枚づつ、計1,000枚もあるので自分でも全てを確認できていません。

どの辺の写真か興味のある方は画像にある緯度と経度の数値をGoogleMapに入力すると何処だかわかるわよ(この写真の場合「44.08074,141.66217」とGoogleMapの検索窓に入力すると場所が分かります)

幌延展望塔 (幌延ビジターセンター)

「湿原」というと釧路湿原が有名ですが、他にも色々あるようです。

ルート上の地図を眺めていると「サロベツ原野」(湿原ではない?)という場所があって、展望台があることが分かりました。そこに向かいます。

何にもない所にポツンとこんな構造物があります。

当然辺りには誰もいません。

展望台の上からは360°地平線という雄大な景色を眺めることが出来ます。

で、その景色の中には池とその周りにある道のようなものが見えました。

展望台のすぐ近くにある「幌延ビジターセンター」という所で記帳をすると湿原の中を散策することが出来ます。

季節によっては花が綺麗なようですが、私が訪れた時はこんな感じで殺風景な感じでした(ぐるっと回っても30分ほどの散歩コース)。

全体的にあまり見る所が無かったという理由から、相対的にお勧めポイントとしておきます。

ちなみにこの近くにもう一つ「サロベツ原野展望台」というのがあったけど、老朽化の為か登れないようになっていました。

ノシャップ岬

北海道旅行を計画している時に「納沙布岬」と勘違いしていた北端の岬は「ノシャップ岬」というそうです。

最北端ではない為、メジャーな観光地でもなく、風情としては「普通の漁港」といった感じでした。

宗谷岬

北海道を一周するなら「外せない観光スポット」というものがあるようです。

最北端(宗谷岬)、最東端(納沙布岬)、南端(襟裳岬)の各岬はその代表格ですね(襟裳岬は最南端ではありません)。

宗谷岬は道すがらという事もあり、一応寄ってみました。

流石にここは人が多かったですね。この写真を撮るのに10分位は待ったでしょうか?

岬の背後には小高い丘があり、昔日本軍がロシア艦隊の動向を観察していた施設があります。

景色としてはここからの方が綺麗に見えますね。

<この日の車中泊場所:道の駅 さるふつ公園>

この日は稚内周辺にいくつか車中泊の候補地点を考えていたのですが、どれもピンと来ず、一気に猿払村まで行ってしまいました。

ただこれが大正解。駐車場が大きく、道の駅のトイレは綺麗。同じ敷地内に宿泊施設があり、そのお風呂が利用可能。近くの国道は交通量が少なく夜は静か?と車中泊する環境はかなり良好でした。

キャンプ場も併設されているので、車中泊以外でも道北で宿泊するならお勧めの場所です。

ただ、この日だけだったのか?しょっちゅうなのかは分かりませんが、海から猛烈な風が吹いて一晩中車は揺れるし、風の音がうるさいしでちょっとだけ寝にくかったんですよね。

後日台風(14号)の中でも車中泊したけど、その時よりこの日の風の方が酷かったわね。

<この日のお風呂:ホテルさるふつ>

車中泊していると困ることの一つに「お風呂」があります。

私は日帰り温泉などを利用することにしていますが、ベストなのは車中泊する場所にお風呂があることですね。その点この日はお風呂に入ってすぐ横になれたのでとても楽でした。

道の駅に併設されている「ホテルさるふつ」のお風呂が日帰りで利用可能でした(450円)。

ちなみに、こちらのお風呂は温泉ではありません(綺麗な銭湯といった感じでした)。

4日目(9/14) 猿払~網走

4日目も延々海岸線をドライブしました。

上でも触れましたが、前日の夜から猛烈な風が吹いていて走行中も車が風にあおられる様な感じでした。

そして事前の調査不足の為だと思われますが、サロマ湖や能取湖、網走湖については綺麗に見える場所が見つけられず、ほぼスルーしてしまいました(風が強く、湖も汚く濁っていました)。

4日目ルート

この日もあまり見どころは無かったのよね。

ただドライブ自体は景色も良くて楽しめました。

猿払村道浜猿払エサヌカ線

何処までも続くまっすぐな道・・・

最初の頃は珍しくて写真を撮りまくりましたが、北海道を旅行していると特に珍しい風景でもなく、次第に飽きてしまいます。

しかしそんな中でもここは電線や看板といった目障りなものが何もなく、とても綺麗な道でした。

近くで車中泊したお陰でこの道を通過した時間が朝の7時台と、周りに人がおらず気持ちのいい風景を堪能できました。

ドライブレコーダーにはこんな感じで記録されていました。

ちなみにこれは右側車線を走っているという訳ではなく、リアカメラの映像です。

今のドラレコのセッティングだとフロントカメラよりリアカメラの方が綺麗に映るのよね(フロントガラスの角度の関係で前側は映り込みが激しい)

クローバーの丘

上記の「猿払村道浜猿払エサヌカ線」は全長16km程あるらしいのですが、私は全てを走破せずにクローバーの丘に立ち寄りました。

この「クローバーの丘」というのは何のことは無いただの丘なのですが、クッチャロ湖が一望できます。

まぁクッチャロ湖自体がそれほどメジャーな場所ではありませんが、一望できるポイントはあまりないようです。

みんな「猿払村道浜猿払エサヌカ線」の方に行くからこっちは隠れた名所的な位置付けなのでしょうか?

ゆっくりお弁当でも食べると良さそうなところだったわね(私は朝早かったから食べなかったけど)。

この日の海岸線

上で触れた通り、この日は風が物凄く強かったので海も荒れてました。海岸線をずっと走っていたせいで車も真っ白になってしまいました。

<ちょっと不思議な光景>

この日通ったオホーツク海側だけで見た光景なのですが、砂浜などに200m間隔くらいで小さなテントが張ってあって、更にその間に1m間隔くらいで釣り竿がズラーっと並んでいました。

当然数えた訳ではありませんが、1,000本近くの釣り竿が並んでいたと思います。でも人影は無いんです。釣り竿もただ立ててあるだけで仕掛けは海に投じられていません。

前に何かのニュースで見たことがありますが、これが鮭釣りの場所取りなんでしょうか?

なんかそこまでやるなら漁師になればいいんじゃないかと思うのですが・・・

<この日の車中泊場所:道の駅 ノンキー ランドひがしもこと>

この日は「道の駅 メルヘン の丘めまんべつ」で車中泊する予定でした。しかしそちらは典型的な地域の人が買い物に来る道の駅で、駐車場は車で一杯でした。到着時刻が早かったこともあり、車中泊の準備をするわけにもいかず、移動することにしました。

で、行きついたのは「道の駅 ノンキー ランドひがしもこと」でした。

すぐ隣にセイコーマートがあり、食料調達が楽というのが向かった最大の理由ですね。

ただ、普通に街の中にある道の駅なので、周りの道は夜中でも交通量がそこそこあり、車中泊にはあまり向かない場所でした。

トイレはとても綺麗だったわよ。

<この日のお風呂:山水美肌の湯>

車中泊をする場所を変更して移動している時にちょうど温泉を見かけました(場所は「道の駅 メルヘン の丘めまんべつ」の近く)。

写真は撮り忘れてしまいましたが、温泉で440円は割安の部類でしょう。街の中にある温泉なので露天風呂などはありませんでした。

北海道はもう冬!?朝方の冷え込みについて

北海道の初日、二日目と普通に車中泊をしていましたが、三日目に異変がありました。

寝袋で寝ていたら朝寒くて目がさめました。

ちょうどこの道の駅には温度計が設置されていたので見に行ってみると、なんと気温が3.3℃!

標高の低い街の中で3.3℃なら山の方は下手すると路面が凍結してるかもしれない。う~ん北海道をなめていたか?と準備不足を後悔しましたが、ここまで冷えたのはこの日だけでした。

場所的な問題なのか、たまたまその日だけが寒かったのかは分かりませんが、9月中旬でもこんな日があるようですね。

ちなみに私は車内でお湯を沸かせる道具を持っているので、こういう時はコーヒーでも入れて暖を取ります(寒くなくても毎朝淹れますが)。

この日ではありませんが、実は今回の旅行中にコーヒーを車内に盛大にぶちまけてしまいました。

匂い的には良い匂いだから良いんだけど、後始末が大変だったわ~

5日目(9/15) 網走~釧路

5日目は計画上でも移動距離が400kmを超えていました。その最大の理由はルート上に車中泊出来そうな場所が無いという事だったのですが、ふたを開けてみると綺麗な道の駅がいくつかありました。

5日目ルート

この日は記憶に残る絶景ポイントが沢山ありました。

この辺りは1日でスルーせずもうちょっと時間をかけて回ればよかったかな~って若干後悔してるわ。

天に続く道展望台

北海道ならではといえばその通りなのですが、北海道ではこうした真っ直ぐな一本道が名所となるケースが多いようです。

確かに実際に見ると「おお~!」ってなるのですが、写真だとイマイチピンときませんね。

実際に下ってる時のドラレコの映像がこんな感じです。

まぁ北の方から知床峠に向かうとほぼルート上にあるのでちょっと寄ってもいいかもね~って感じの所でした。

ここと似たような場所は他にも沢山あるから、ここの為だけに来るってのは無しかな~

知床峠展望台

天候に恵まれたからという理由もありますが、知床峠は今回の旅行でも行ってよかった場所の上位に来ます。とても綺麗なところでした。

展望台に向かう道中のドラレコ映像です。

正面の山は羅臼岳ですね。

知床峠の展望台は駐車スペースも広く、観光バスも来るような場所です。

コロナが収まっていないにもかかわらず中国人観光客が沢山いたのに若干疑問を感じましたが、良い所でした。

写真だと小さく映っていますが、肉眼で見るとすぐそこといった位置にある「国後島」。

流石にここまで近いと「日本でいいんじゃないの?」と思ってしまいましたね。

開陽台展望館

今回立ち寄った中で最も行って良かったと思った場所です(天気が良かったのもその理由の一つ)。

何処までも真っ直ぐな道は珍しくないと書きましたが、特にこの辺りはこんな道ばかりでした(しかも直線部分が5km以上と長い道が珍しくない)。

ドライブしていてとても気持ちが良かったです。

真っ直ぐな道の周りは基本的に牧草地なので緑のじゅうたんが敷き詰められたような景色が広がっています。

そんな平坦な場所の中に小高い山があって、その頂上に開陽台展望館はあります。

この建物の上からの360°の景色は絶景そのものでした(地平線、水平線、山々が同時に見えます)。

こういう絶景を写真で伝えるのには相応のテクニックが必要なのでしょう。

後から見ると「こんなもんだったっけ?」となることが私の場合多いです。

こんな写真で何かが伝わると良いのですが・・・

晴れていれば絶対にお勧めの場所ですね。

トイレもあるから車中泊も出来ると思うけど、近くにコンビニなんかは皆無なので食料は事前に確保しておく必要がありそうよ。

納沙布岬

宗谷岬に続き、近くを通ったら「寄らないといけない」という圧がかかる納沙布岬。行ってきました。

写真だとうすぼんやりしか写っていませんが、肉眼だとかなりはっきりと見える北方領土(歯舞群島)。

一番近い島は3.7kmしか離れてないらしいです。

海が穏やかなら泳いでもいけそうな距離ですね。

いくつかの島は平らで島全体が見えるんだけど、明らかに人は住んでなさそうなのよね。

<この日の車中泊場所:釧路町森林公園 第一駐車場>

この日はちょうどいい距離の所に道の駅が無く、公園の駐車場で車中泊することにしました。

道の駅だとどんな所でも多少なりとも人の気配を感じることが出来るのですが、こういった所だとホントに人の気配がありません。

この写真は食料を調達して戻ってきたときのものですが、最初に訪れたときはカラスの群れが駐車場を闊歩していて不気味な雰囲気が漂っていました。

実際クマこそ出ませんでしたが、シカはいました(クマ注意の看板は当然あります)。

早朝に登山客が来るまでずっと独りだったわ(照明も無く真っ暗)。静かでいいともいえるし、怖いとも言えそうな場所だったわね(トイレはそこそこ綺麗でした)。

6日目(9/16) 釧路~摩周湖

この日は当初考えていたより移動距離が増えました。

というのも摩周湖周辺の観光スポットをいくつか回ったのですが、摩周湖の周りをぐるっと一周する道が無く、湖の裏側に回るのにかなりの回り道を強いられたからです。この辺りは回りたい場所が近くても実際回るととても遠いといったことがあるので要注意です。

6日目ルート

具体的には摩周湖第一展望台側から裏摩周展望台に行こうとすると結構な遠回りをすることになります。

直線距離だとすぐそこだから移動は楽だと思ってたけど、実際行ったら違ったのよね。

コッタロ湿原展望台

最初は「釧路湿原展望台」に行ったのですがこちらは有料の施設でした。しかも早朝に訪れたせいで開いていませんでした。こちらは施設に入らないと全く湿原を見ることが出来ない作りだったので諦めて次に向かおうとした所、「コッタロ湿原展望台」という案内を目にした為、急遽行先に追加しました。

シカやキツネが沢山出てくるような道を経てようやく到着。

平日の早朝ということもあり辺りに人の気配は全くありません。

まずはトイレに・・・と、トイレに行ったらこのような張り紙が。

いつの9/3なんでしょうか?今年だとすると2週間ほど前の話になりますが・・・

展望台はトイレの後ろの階段を上がった先にあるようです。

それなりに人の手の入った場所だし取り合えず登ってみることにしました。

ところがっ!この階段を上った先で明らかにシカでもキツネでもない大きな動物の糞を見てしまいました。

マジで出るかも!?

という訳で階段を上ったところでギブアップ。湿原はちょっとだけ見えたかな?程度でした。

展望台がどこにあるかも分からないままの退却となりました。

クマ撃退スプレーどころかクマ鈴すら持ってなかったのでひるみまくりです。

まぁ持ってたとしても一人じゃ先には進まなかったと思うけど・・・

ちなみに行きに見かけたキツネが帰りも同じ場所にいました。

結構近くまで寄ったつもりなんですが、写真だと小さくしか写っていませんね。

GoogleMapの罠!?道道1093号

這う這うの体でコッタロ湿原展望台を後にし、その後に向かったのが阿寒湖のアイヌコタン(特に見どころが無かったので写真無し)でした。

私はGoogleMapをナビにしているのですが、それに従っていたら道路標識に「この先10km、砂利道14km」というのが見えました。

まぁいくら何でもその手前で曲がるんだろうと気楽に考えていたらそこから曲がれる道は一切なく、その砂利道に突っ込むことになりました。

南側の入り口はアスファルトの道の延長線上で砂利道が始まります。

しかも最初は平たんな道なので「いけるかな?」と思わせてきますがこれは罠です。

基本的に山を越える峠道です。

北側の入り口は国道から曲がって入って行く道なので回避しやすいです。

しかも入り口付近から急な坂道なのでやばい気配を感じ取りやすくなっています。

14kmの道のりを走破するのに30分近くかかりました。あまりの振動にドラレコが上書き不可のファイルを作りまくって容量が一杯になってしまいました。

ネットで調べると、楽しんでこの道を通ってる人のブログがヒットするけど普通の車なら絶対回避した方が良いわよ(1速でしか登れないような坂もあります)。あと動物(シカ)が沢山出てきました。

美幌峠展望台(道の駅 ぐるっと パノラマ美幌峠)

「道の駅 ぐるっと パノラマ美幌峠」の裏は小高い山になっていて、そこを上ると屈斜路湖が一望できます。

山の上なので夜寒いかもしれませんが、この道の駅はトイレも綺麗だし車中泊するのも良いかもしれません(早朝の景色がとても良さそう)。

私が訪れた時は曇っていましたが、何とか屈斜路湖を見渡すことが出来ました。

神の子池

神の子池は摩周湖の裏側にあり、結構な遠回りをしないといけません。しかしその神秘性からか、多くの観光客がいました。

不思議だったのは、ここが水が湧き出ている「池」にもかかわらず魚がいることですね。

誰かが放流したんですかね?

ちなみにここに行くのも2km程ダートの道を進む必要があります。

この日は車がめちゃくちゃ汚れたのよね。

裏摩周展望台

何時からあるかは調べても分からなかったのですが、以前私が摩周湖を訪れた30年程前には無かった?裏摩周展望台に行ってきました。

摩周湖は切り立った断崖に囲まれた湖なので湖面に近づくことはとても困難です。にもかかわらず摩周湖に浮かぶ島の岩肌には落書きがあるという都市伝説のような話がありました。しかもその落書きは第一、第三展望台からは見えない島の裏側にあるといわれており、当時確認するすべがなかったのがこの話を都市伝説として支えていたわけです。

しかし裏摩周展望台の位置からは見える・・・はず。あの都市伝説はどうなったのか?と興味津々で向かったのですが・・・

遠くて肉眼では確認できませんでした(笑)

今調べたら落書きがされていた岩は崩れてしまって現在は確認できないみたいですね。

摩周湖 第1展望台

この日は第一展望台で車中泊をする予定だったので、裏摩周展望台からまたまたぐるっと回って向かいました。駐車場の料金は500円でした(暗くなった後は人がいなくなるので無料)。

第一展望台から見た摩周湖。

右側に見える山を起点にすると裏摩周のちょうど反対側であることが分かりますね。

<この日の車中泊場所:摩周湖第一展望台の駐車場>

山の上だから夜星が綺麗かな~?なんて考えでこの場所で車中泊することにしたのですが、生憎曇っていてあてが外れてしまいました。

そして、メジャーな観光地だから誰かしらはいるかな?と思っていましたが見事に独りぼっちとなり、前日に引き続きちょっと怖い車中泊となりました。

ちなみにトイレは綺麗で結構快適な場所でした。

山の頂上でクマ出没のリスクも低そうだったからその点は安心できました。

ちなみに翌日起きたらこの通り一面霧に覆われていました。

<この日のお風呂:川湯温泉>

前日お風呂に入れなかったのでこの日はどこかで絶対入ろうと、ネットがつながる地点ではちょこちょこ検索をかけていました。

そんな折、たまたまヒットしたのが「川湯温泉露天風呂」。いいんじゃない?なんて思いながら向かったのですが、入り口がとても分かりにくい!

宿なら看板があってしかるべきでは?なんて思いながら狭い道を入って行ったらその理由が分かりました(ここは宿ではありませんでした)。

ホントの露天風呂!(奥は屈斜路湖)

ちなみに駐車場はこの露天風呂の3m位手前にあります。

当然無料です。

流石に入るのをためらっていたら、こういう温泉を回ってるという温泉マニアの方が来て、温泉のすぐ横でササっと服を脱ぐやいなやドボンっ!それを見て私もドボンっ!

天然だけに深さはめちゃくちゃ。苔でヌルヌルでちょっと怖かったけど温まることは出来ました(石鹸が使えないのでイマイチさっぱりしなかったけど)。

写真を貼り過ぎたからか、私のPCがしょぼいからか、動作がとても重くなってきてしまいました(エラーが出まくって大変)。なので取り合えず旅行記は2分割で書くことにしました。

残りは後日(明日とは明言できませんが)書くことにするわ。

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