色々な面で制約が少ない車中泊の旅ですが、もちろん狭い車内で過ごす訳ですから不便な面も沢山あります。それをどうやって解消していくかを考えるのも楽しみの一つ・・・という訳で私もちょっとづつ工夫しています。まだまだ取り掛かったばかりではありますが、今回私が行った工夫をご紹介します。
DIYという程のものではありませんが・・・
先日車中泊をしながら5泊6日で四国を一周してきました。
ちょっとづつ快適性を追求してるので今回行った工夫をご紹介します。
これまでの経験上、何とかしたいな~と感じていた部分
旅行の自由度が高くなり、かつ安上がりといった大きなメリットがある「車中泊の旅」ですが、そのメリットの裏側には様々な不便な点があります。
その不便な部分を如何に解消するか?という部分に知恵を絞るのも車中泊の楽しみ方の一つです。
実際は様々な先人の知恵がネット上に溢れているので、「知恵を絞る」という程ではありませんが、私もちょっとづつ工夫をしています(当然まだまだ途上です)。
今回は四国旅行に出発するに際して行った工夫をいくつかご紹介します。
カーテン自作
これまで何度か車中泊をしていて「面倒くさいな~」と思っていたことの筆頭が「カーテンの設置」でした。
というのも、私はこれまでダイソーで売ってる吸盤付のカーテンを使っていたからです。
こちらは普段は荷物として収納していて、車中泊する場所についたら引っ張り出してそれぞれの窓に張り付けるという作業を要します。
これが毎回となると何とも面倒なんです。
しかも窓のサイズにぴったりという訳にもいかず、結構隙間が開きます。
そんな問題点を感じつつ車中泊に関するYoutube動画を見ていたら、結構簡単に車内にカーテンを設置する方法が沢山出てきました。
車用カーテンの材料
材料は全てダイソーで揃いました。
こちらは普通に部屋で使うためのカーテンです(サイズは100cm×140cm)。
部屋で使うにしてはかなり安っぽい感じではありますが・・・
吊り下げフック(こちらはダブルクリップで代用している人も多いみたいですね)
カーテンポール(突っ張り棒だと構造上、車の振動で音がするらしい)
最終的にはほぼこれしか使ってないのですが、完成までに試行錯誤していて他にも色々なものを購入しています(最終的に使ったものだけだと計1,870円、使わなかったものが合計990円でした)。
カーテン本体はハサミで切ってミシンで縫いました。ミシンが無い場合ちょうどいいサイズのカーテンを探してきて買わないといけないわね。
カーテンポール設置
車内にカーテンポールを固定するのにはダブルクリップや吊り下げフックを使います。
フロント部分はこんな感じです。
前後方向にGがかかるとポールがズレそうだったのでダブルクリップをストッパーにしています。
中間部分。
リア部分。リアはダブルクリップと結束バンドを使って固定しています。
運転中に何かのはずみで落ちてきたら怖いので当初はカーテンポールでは無く、カーテンワイヤーを使う予定でした。
しかし、車の内装はつるつるした素材が使われているので、ダブルクリップなどではがっちり固定することが出来ません。ワイヤーはピンと張って使わなければなりませんが、その張力に耐えられるような設置の方法が私には思い浮かばず、最終的にポールを使うことになりました。
留め具は車の内装にひっかけてるだけです。
上下にGがかかると抜けるかもしれないので、運転席側だけ釣り糸でバイザーの金具と結んで絶対落ちてこないようにしました(四国一周の間には一度も落ちませんでしたけど)。
カーテン設置
最終的にこんな感じになりました。
安いカーテンなので遮光性はイマイチですが、この位の方が外の様子もある程度分かるので良いんじゃないかと思っています。
当初はカーテンクリップを使ってポールに吊り下げようと計画していましたが、私の車の場合、カーテンポールが窓の上側ギリギリにしか設置できなかった為、隙間が空いてしまいます。
という訳でミシンをフル活用してポールにカーテンを直接通すような形にしました。
車中泊場所について最初にするのがカーテンを引く事だけど、それが手早く出来るようになりました(収納スペースもわずかだけど節約出来ました)。
タブレット固定
私はスマートフォンにアプリを入れてカーナビとして使っていました。ただやはりスマートフォンは画面が小さく見辛いです。
また、私はスマートフォンをカメラとしても使っているので、目的地に着いたらスマートフォンは持ち歩きます。その際、ナビアプリがナビを継続している場合、観光地で「この先右折です」とかしゃべることが多いんですよね。
なので手持ちのタブレット(10.1インチ)をナビにしたかったのですが、良い固定方法が思いつきませんでした。
粘着テープ&マジックテープ
で、今回やってみたのがこんな方法です。
ダッシュボードとタブレットの蓋部分にマジックテープを張り付けて固定する方法です。
この方法には弱点がありました。
マジックテープの固定力が強すぎて、剥がそうとするとダッシュボードに張り付けた粘着テープの面が先に剥がれてしまう事です(ダッシュボードがツルツルした素材なのも要因)。
今回の旅行では、走行中に何度か落ちてしまいました(すぐ下に段差があるので足元まで落ちてくることはありませんでした)。
また写真には写っていませんが、この設置したタブレットによってハザードランプのボタンが隠れてしまい、押し辛くなっています(カーオーディオの操作も困難に)。
マイナーチェンジ
特に危険な事にはなりませんでしたが、走行中にタブレットが落ちると結構びっくりしますし、すぐに止まれない高速道路では危険な状態になるかもしれません。
という訳で帰ってきてからちょっと変更を加えました。
ちょうどコンソールがつるつるの樹脂だったので、吸盤タイプの取り付けフックを設置してみました(タブレットが重いので一応4つ設置)。
取り付けフックをやや上の方に設置し、ハザードランプのボタンも押しやすくしました。
取り付けフックだけだと左右方向の揺れに対応できないのでマジックテープもそのまま残しています。
こちらはまだ実地で試していないので振動などに対してどの程度強いのかが分かりませんが、少なくともマジックテープのみの時よりは安定するはずです。
やっぱりナビの画面は大きいに越したことはありませんね。小さくて見にくいと画面を見る時間が長くなりちょっと危険ですしね。
10.1インチのナビって結構贅沢でしょ?(ちなみに夜は取り外してこれで動画を見ています)
寝袋導入
今回の車中泊からは寝具に寝袋を使うことにしました。
既に家の中で試しに使って分かっていましたが、寝袋を使うことでかなり快適な睡眠が得られるようになりました。
3月下旬の四国は、昼間は晴れるとやや暑い位になりますが、朝晩、特に山間部では結構寒くなります。これまでは服を着こんでその上に厚手のタオルケットなどをかけるといった形で凌いでいましたが、快適性は雲泥の違いがありますね。
今回の車中泊ではマミー型の寝袋で「頭を出して寝る」のと「頭まですっぽり寝袋に入る」ので耐寒性能がかなり変わることを知りました。
頭まですっぽり入るとかなり暖かくなるわね。ってかそれが必要なほど朝冷え込んだのよね。
おまけ(寒さ対策!?)
上記のように3月下旬の四国旅行の朝は結構寒い日が多かったのですが、その寒さを一瞬で暖かくする方法がありました。
とても原始的ですが「火」です。
車内が狭いためにちょっとお湯を沸かすだけでかなり暖かくなりましたね~
ちょっと前まではコーヒーを淹れる準備をするのに車のドアを開けて車内外へ行ったり来たりしながら準備していたのですが、慣れてきて一連の作業を車内だけで完了することが出来るようになりました。
暖かくするのが目的じゃなくて、コーヒーを淹れるのが目的なんですけどね。
他のものに燃え移らないよう、また一酸化炭素中毒には細心の注意をしています。
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