最近、自分の中では動画媒体から文字媒体への回帰が始まっています。世間との乖離がどの位あるかは分かりませんが、文字媒体もやはり良いものですよね。ならこのブログのPVも・・・となれば良いのですが。
一周回って文字の時代が来る!?
流行は循環すると言いますが、もしかしたらまた文字の時代が来るのかもしれませんね。
最近動画がつまらなく感じることが多いのよね。
最近動画がつまらない!?
我が家にはTVがありません。なので情報はほぼインターネット経由で取得しています。
具体的にはそのほとんどがYoutubeかVOD・・・つまり動画です。
ニュース、アニメや映画といった娯楽、歴史解説などの知識欲を満たす情報、料理の作り方など、検索すれば大抵のものは動画で見つけることが出来ます。
動画は文字媒体と異なり、受け身でも情報が得られます。なので頭を使わなくて良いから楽なんですよね。それがネットインフラの充実と共に爆発的に普及した理由なのでしょうが・・・
私は最近見なくなってきました。
動画を見なくなってきた理由① 欲しい情報を得るのに時間がかかる
ちょっとしたニュース、時事ネタなどを扱った動画というのは多々存在します。
「あ、このネタちょっと興味があるな」と思った動画をクリックしてみると・・・
延々その情報とは関係ない小ネタ(ゆっくり動画が典型例)が続いたり、関連情報が続いてなかなか本題に移らない。知りたい情報が流れるのは10分後なんてことは少なくありません。
最悪、タイトルやサムネを見て「この情報が知りたい」と思って見ているのに、最後までその情報が無いなんて動画すらあったりします。
この辺りはYoutubeの広告ありきな部分が影響していると言えそうです(具体的なことは知りませんが、ある程度以上の再生時間がないと動画制作者が収益を得られない?)。
商業的に成り立つためには仕方がないのでしょうが、最近動画を見てイライラすることが増えたような気がします。
視聴者はどんどんせっかちになっています。YoutubeよりTiktokの様なショート動画が受けるようになっているのがその証左といえそうです(Youtubeもショート動画を導入しましたしね)。
要するにYoutubeはその仕組み自体に矛盾を抱えてるのよね。「結果」⇒「その理由・解説」という当たり前の組み立てが出来ないから見ててイライラするのよ(特に解説系の動画)。
動画を見なくなってきた理由② 広告多すぎ
こちらもYoutubeが抱えている矛盾ですよね。
企業、特に米国企業は株主の力が強いし、経営者もオプションなどで株を大量に持っているから自社の株価を上げようとする圧力が強いです。株価を上げる為には利益を増やし続けなければいけません。
Youtubeの場合、広告を増やし続けるということになります。
昔は動画が始まる時に1つ広告が入るだけだったのが、2つになり、動画の終わりにも足され、更にコンテンツの途中にも広告が挟まるようになりました。しかも前はクリック一つで飛ばせたのに、飛ばせない広告も増えました。短い動画だとコンテンツの再生時間と広告の再生時間が同じ位?ってものもあったりしますよね(もう2年くらい広告を見ていないので最近どうなってるかは知りませんが)。
しかもTVの広告などとは異なり、数が多いだけに審査がザルで「こんなの流しても良いのか?」という変な広告も目に付きます。
あまりに酷いので私は広告ブロッカーを入れていますが、それもその内に使えなくなるそうです。正直そうなったら私はYoutubeを見なくなると思います(その位広告が多いですよね)
これもYoutubeが抱える矛盾よね。しかも、広告が見たくないならプレミアムを契約して金払えって、これ広告主からしたら「えっ?」ってならないのかしらね?
流行は循環する? 文字媒体の復活はあるのか?
あくまでもネット上の話に限定されますが、動画⇒文字の流れはあると思っています。というか自分がそうなっています。
何か調べ物がある時はネット検索しますが、以前は動画があれば動画を優先して見ていました。で、上記のように時間がかかったり、広告を見せられてイライラしていました。
でも、HPやブログなどはそのイライラするポイントをささっとスクロールして、目的の情報に一気に飛ぶことが出来ます。動画も同じように要らない部分を飛ばすことは出来ますが、欲しい情報の所に一気に飛ぶことが出来ません(どこだか分からないので)。
改めて考えてみると、この利便性は大きな強みですよね。
動画視聴が主体になってもう何年経ったか分かりませんが、今更ながらに文字の良さを再認識しています。
実はここまでが今回の記事の前振りです。
ここから先は最近嵌ってる趣味のお話です。
娯楽も文字に回帰する!?
趣味:「読書」
高校生の私がアルバイトに応募する時、履歴書の空欄を埋めるために書いた嘘っぱちです。
しかし、それから数十年の時を経てそれは嘘ではなくなりました。
そう、趣味でも「映画・アニメ鑑賞」が「読書」に変わったのです。
これも「動画」⇒「文字」という変化ですね。
地方にいてもWeb小説なら読み放題よ。
アニメにも飽きが来る!?
上記は主にYoutubeのお話でした。今度はVODのお話です。
私はVODでは映画よりもアニメを良く見ています。しかし最近は見なくなってきました。
VODだとYoutubeのように広告は入らないのですが、最近「面白い」と思える作品が無いんですよね。これは一つは私が色々なものを見過ぎて目が肥えたからという理由があるのかもしれません。
ただ、一番大きな理由は「似たものが多すぎるから」だと思っています。
ちなみに今シーズン見ているアニメは「無職転生」だけです。数は多いのに他のは・・・って感じなのよね。
似たようなアニメが増えたのには理由がある!?
アニメを見る人なら「なろう系」という言葉を聞いたことがあると思います。
「なろう系」アニメというのは、Web小説投稿サイトの老舗である「小説家になろう」に投稿された小説が元になったアニメのことです(広義の意味では「小説家になろう」以外の投稿サイトの作品も含まれるのかな?)。
で、そのサイトにいってみると・・・ビックリするぐらいの数の小説が掲載されています。
「こんなにたくさんの中から選ばれるなら、面白い作品であって然るべきだろう」そう思ったのですが、どうも仕組み的にそうはならないようなのです。
詳しくない私が解説するのはアレなのでざっくり省略しますが、小説にも流行りみたいなものがあって、一つ当たると似たような作品が大量に出来る下地があるようです(典型的なのが異世界転生ものですよね)。
そうした作品の中から人気を博したものが、書籍化⇒コミカライズ⇒アニメ化となっていくので似たようなものが多くなります。
どんなに良い作品でも、まずは誰かに読まれないと評価されません。なので最初のクリックを勝ち取るために、タイトルを見ただけで内容が分かるようにする人が増えました。
知らない人が見ると奇異に見える、荒筋のような長~いタイトルの作品が多いのはそういう背景から生まれてきています。
一周回って王道ファンタジーが見たくなる!?
こうしたWeb小説の流行については色々な人が考察しています。
それぞれがとても興味深いのですが、ある程度共通した認識として、Web小説、特に人気のあるものは主人公が苦境に陥らないという共通点があるそうです。
異世界転生もの(特にチートスキル系)とか、スローライフ系、ハーレム系、ざまぁ展開など、ハラハラするというより、すっきりする要素の方が強いんです。今の若い人にはそういう方が受けるようですね。
私もそういう作品は自分にとって目新しかったので、ある程度は見たのですが、どうにも単調というか見せ場が無いというか、すぐ飽きちゃうんですよね。
で、昔ながらの主人公が窮地に陥ったり、そこから努力で這い上がって勝利を掴むといった王道のストーリーの作品が見たいと思っても、今はほとんどありません(昔のアニメの焼き直しみたいなものがポチポチありますが)。
昔からある王道のストーリーというのは、飽きられないから王道と呼ばれているはずです。でも、最近は受けが悪いのかそう言った作品はアニメ化されにくいようです。
要するに普遍的な面白さがあるってことよね。
王道ストーリー・・・実はあります
一見すると、Web小説投稿サイトには今流行りのジャンルの小説しかないように見えます。
目に付きやすい人気ランキングとかの上位にそういう作品が多いからなのですが、ちょっと手間をかけて探してやると王道ストーリーの小説はちゃんとあったりします。
そしてその中にはかなり面白いものがあるんですよね。
単に読むだけというより、良いものを発見・発掘するという楽しみまで味わえるので、最近はもっぱらWeb小説を読んでいたりします。
王道ストーリーの小説がアニメ化されるような流れになればまた動画に移るかもしれませんが、娯楽の方もしばらくは文字回帰となりそうです。
今年の秋は「読書の秋」になりそうね。
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