「引っ越しに関する手続き」・・・結構たくさんありそうで何から手をつければ良いのか途方に暮れてしまいますよね。ただ時間のかかるものについては早めに手を付けないと引っ越しに間に合わなくなるリスクもあります。という訳で誰かの参考になるかもしれませんので今回私が行った手続きを一通り書き留めてみました。
引っ越しに向けて諸々の手続きをこなしていく
引っ越しに付帯する手続きって結構たくさんあるよね。
忘れると戻ってこなければいけなくなったり、引っ越し先の生活がいきなり窮屈になったりするわよ。
引っ越しに関連してやらなければいけない手続きはいくつもあります。
必要な手続きはネット検索すると大抵のことは出てきます。なのであえてここでまとめる事も無いとは思ったのですが、調べたことと実際やったことが違っていたこともあったので一応書き留めておきます。
今回行った引っ越しに関連する手続き
私がそうだったのですが、「いざ引っ越し」となった時、必要な手続きなどが次々と頭に浮かんできて、何から手をつければ良いか分からなくなってしまいますよね。
一つ一つ順にかたずければ良いだけの話なんですが、ものによっては時間がかかるものもあります。後回しにしていたものを、いざやろうとしたら「引っ越し日までに間に合わない」なんてことになると大変です。
特に今回の私の様に遠距離引っ越し(埼玉⇒山口)だと、ちょっと戻ってきてやり残したことを済ませるなんてことも気軽には出来ません。
実際私の場合、引っ越し日程を結構急に設定してしまったので、間に合わないものが出てきました。
まぁいざとなればお金で解決できることも多いんだけど、事前にわかってれば良い事なのでまとめておきます。
引っ越し日程の決定と引っ越し業者選定
今回のお話は引っ越し日が決定された後にしたことを書いています。
引っ越しの日程は引っ越し業者を決定しないと確定できませんから、業者も決まった段階がスタートになります。
その辺りは前々回の記事まででまとめていますので、ご覧ください。
でも、実は今回書く手続にかかる日数が把握できていないと引っ越し日も決められないんだけどね。
現在住んでいる住居の賃貸契約の解除
一般的に、引っ越しに係る手続きで最も時間のかかるものは現在住んでいる住居の賃貸契約の解除だと思います。
幸い私の場合、現在住んでいる住居の賃貸契約は解除の14日前までの届け出でよく、かつ引っ越し月の家賃は引っ越し日までの日割りで発生する契約になっていました。また引っ越し先の家賃も日割りでした。
なので、この項目はそれほど日程に影響しませんでした。
というよりこちらに時間がかからないから引っ越しの意思決定から引っ越し日までの期間を3週間と短く設定できました。
実際は引っ越し日の17日前に賃貸契約の解除届を大家さんに提出しています。
大きな会社だったので、解除届はHPに掲載されているものを印刷して使いました。
電気・ガス・水道の使用停止申し込み(ネット手続き)
引っ越しに伴いこれまで使っていた電気・ガス・水道は止める必要が出てきます。
今回の私の場合は遠くに引っ越しますので、自治体がやっている水道は当然ですが、エリアの広い東京電力や東京ガスも使用を停止することになります(引っ越しても同じ電力・ガス会社を利用する場合は停止と同時に利用開始の手続きが出来ます)。
いずれも今はネットで手続きが完了しますのでそれぞれの会社・自治体のHPから手続きします。
手続きには住所・氏名以外に「お客さま番号」が必要になります。これは毎月ポストなんかに投函されている利用明細書に書いてあります。普段すぐ捨ててしまっている人は引っ越し前は保管するようにした方が良いでしょう。
各社のHPによると引っ越しの2,3日前までにやれば良いみたいですが、ネットで簡単に出来るので私は賃貸契約の解除届を出した翌日(引っ越しの16日前)に終わらせました。
ちなみに手続きが受理されたらその旨をメールで知らせてくれます。
電気・ガス・水道の使用開始申し込み(ネット手続き)
実はこの工程は私の頭の中にありませんでした。恐らく前回は電力会社とガス会社が変わらなかったので旧住所の使用停止と新住所の使用開始を同時に申し込んでいて記憶に残って無かったのでしょう。
引っ越し先の電気・ガス・水道もネットで申し込めるので、引っ越し前に申し込みます(そうしないと引っ越し日から使えない)。
今回私の場合、全く土地勘のない地域に引っ越すので電力会社やガス会社はどこが使えるのか調べる所から始めました。申し込みには当然新住所が必要ですから押さえておきましょう(他の手続きでも新住所を記載することは多いです)。
ちなみに郊外や地方だとガスはプロパンというケースもあると思いますが、今回私が引っ越す先は都市ガスが来ている地域でした(物件決定の際に確認済み)。
使用開始については一般的に1カ月前辺りから申し込みが出来るみたいです。手続きは上記の使用停止手続きと同日に行いましたので引っ越しの16日前です(今回はガス会社のみ14日前にならないと申し込みできなかったので、この2日後に申し込みました)。
ガスの使用開始についてはオートロックの有無にかかわらず立ち合いが必要なので、その日程も申請する必要があります。
<地方には自由化の恩恵は無し?>
皆さんは電力会社やガス会社から、「お得だから電気とガスを一本化しませんか?」なんてセールスを受けたことは無いでしょうか?
電力・ガスの自由化以来、電気とガスを同じ会社にまとめたり、新規参入業者に切り替えたりすると料金が安くなるケースが出てきました。私は使用量が少ない為か各社でシミュレーションしても特段メリットを感じなかったので電気は東京電力、ガスは東京ガスのまま変えていません。
という訳で特に電気・ガスの一本化などはするつもりは無かったのですが、上記の通り山口市は何電力?何ガス?ということが分からなかったので調べた所・・・
山口市にはガス会社(都市ガス)は1社しかなかった・・・(そのガス会社は電力を扱っていないので一本化はしたくても出来ませんでした)
自由化の恩恵って地方には無いのかしらね?(電力会社は数社参入してました)
郵便の転居届(ネット手続き)
郵便は転居届を出せば、引っ越しから1年間は旧住所に届いたものを新住所に転送してくれます。
前回の引っ越しの際は郵便局の窓口に「転居届」(紙の書類)を提出したので、今回も同様にしようと窓口に行ったのですが・・・
対応に出てきた職員の人が不思議そうな顔をして「じゃあこれに必要事項を書いてポストに入れて下さい」と申込用紙を手渡してきました。
職員の人の態度は言葉にこそしませんでしたが、明らかに「なんでネットでやらないの?」というニュアンスを含んでいました。帰って調べてみたら確かにネットの方が簡単ですね。
ネットで転居届を出すためには「ゆうびんID」というものが必要なので、それを作る必要がありますが、後は簡単に手続きできました。
こちらの手続きも特に何時までというものではないのですが、ネットで簡単に出来るので電気・ガス・水道の使用開始申し込みと合わせて引っ越しの16日前に済ませました。
インターネット固定回線(ドコモ光)解約手続き(ドコモショップでの手続き)
こちらはちょっと厄介でした。
光回線を引くと部屋に「終端装置」(光回線とルーターの間にある機械)を設置します。この機械はレンタルなので契約を解除すると返却する必要があります。
なので業者に解約の旨を伝え、業者から返送用の箱を送ってもらい、それに機械を入れて返送するという手間(時間)がかかります。業者によってそれにかかる時間は多少前後すると思いますが私の場合、解約を申し込んでから返送用の箱が届くまで7日かかりました。
ちなみに契約更新(2年毎)の月に解約しないと2か月分(税込み8,800円)の違約金が発生します。やれキャッシュバックだセット割引だなんて入り口の安さを強調していますが、出口できっちり回収されるので注意が必要です。
多少時間がかかるだろうと思って引っ越しの16日前に申し込んだのですが、そんなに余裕はありませんでした。
とにかく「ドコモ光」の契約関連は不便よ。ホントにドコモが運営してるの?って感じね。
<使ってる人は要注意!ドコモ光の契約関連はとても不便>
スマホがドコモだから一緒の方が何かと便利かな?という安易な発想で私は「ドコモ光」を契約しました。まぁずっと使い続ける分にはそれで特に問題は無いのですが・・・
ドコモのスマホを契約している場合、ドコモ光の契約はスマホに紐付けて管理されます。なのでネット(my docomo)で契約内容を確認することが出来ます。しかし、あくまでも確認するだけで、スマホと異なり契約の変更・解約などはネット上では一切出来ません。
私の場合、先にスマホだけ解約してしまったので既にmy docomoすら見ることが出来ません(見えるように設定も出来ますが、上記の通り見えるようになるだけで意味はありません)。
ネットで調べるとドコモ光は電話でも解約できるようなのですが、やってみると延々電子音声の対応が続き、途中でスマホのネット暗証番号を聞かれてそこから進めなくなりました。
やり方が違うのかと思いメールで問い合わせても反応はありませんでした(現在問い合わせから10日経過していますが回答は一切無し・・・最終的に返信はありませんでした)。
ということで、最終的にはドコモショップでの解約手続きになった訳ですが、ドコモショップの店員は最終的にドコモ光の運営会社(部署)?に電話をかけました。で、その電話を渡されたのですが、その電話口で名前や住所、解約希望日なんかを一通りの確認されたんです(ならその番号を公開した方が良くないですか?)。
スマホの解約の時もドコモ光の契約関連では苦労させられました。
ドコモのスマホとセットでって感じで宣伝しといて契約関連は一切ネット対応できてないって・・・(特に安くもないし、ドコモ光はお勧めできませんね)
スポーツクラブ退会
前回の引っ越しでは完全に失念してしまい、手続きが遅れたことによって1か月分丸々無駄に会費を支払うことになってしまったスポーツクラブ。今回は引っ越しするに当たって早々に規約を調べていました。
現在私が入っているスポーツクラブの退会申し込みは毎月15日〆です。なので7月一杯で退会するためには7/15までに申し込む必要があります(7/15を越えてしまうと8月一杯までの料金が発生)。
引っ越し手続きでバタバタしていましたが、筋トレに行くついでに窓口で手続きを完了させました。
かなり余裕を持って退会の手続きをすることになりました。これも引っ越しの16日前ですね。
役所での手続き(市役所の窓口での手続き)
役所でする手続きって「何が必要なのか?」がよく分からないですよね。
私も覚えていなかったので、事前にネットで検索して、やるべきことを頭に入れて役所に向かいました。ただ、事前に調べたことと実際にやったことがちょっと違いましたので書き留めておきたいと思います。
<事前に調べていた必要な手続き等>
- 転出届(マイナンバーカードがあるとペーパレスになって楽らしい)
- 国民健康保険の資格喪失手続き
- 必要なもの・・・身分を証明できるもの(免許証等)、印鑑
という知識を仕込んでから役所に向かいました。
転出届はマイナンバーカードがあると手続きが楽?
役所の窓口では「引っ越すので転出届の手続きがしたい」と申し出ました。
すると1枚の用紙を出され必要な事項(氏名、新旧住所、引っ越し日、生年月日等)を記入するよう言われました。その際、「マイナンバーカードがあると手続きが楽になるんですか?」とカードを差し出すと、職員はカードの記載内容で用紙に記載された内容を確認し「はい、これで手続きは完了です」と言いました。
特にカードのICチップを役所の端末にかざすでもなく、何もなくOKとのこと。
しかし、事前に調べた感じではまだ「国民健康保険の資格喪失手続き」が残っています。その件について聞いた所、「この手続きですべて完了しています」とのことでした。
ちなみに必要と思っていた印鑑もどこにも押していません。
受け取ったのは、「引っ越し先で何日までにマイナンバーカードの住所変更手続きをやって下さいね」という注意書きが書いてある紙一枚と、健康保険証を返却するための封筒のみです。
事前に調べたことと違っていたのはマイナンバーカードを使ったからなんでしょうか?そうだとしたらマイナンバーカードを使うとかなり手間が省けるという事になりますね。
あまりに手続きがシンプルな事がかえって不安にさせられますね(ちなみに役所での手続きは引っ越しの14日以内に済ませる必要があります)。
これで何か問題が生じたらまた後で報告しますね(後日追記:特に何も問題はありませんでした)。
引っ越し翌日の新幹線とホテルの手配
遠距離の引っ越しの場合、荷物は2日後に届くというケースが多いようです(鉄道を利用する時は更にかかるケースも)。
今回の私のケースも2日後に届くスケジュールになっています。
引っ越し業者の荷物受け渡しの時間を考慮すると、どうしてもこちらで一泊、引っ越し先で一泊する必要が出てきました。
こちらでの一泊は幸い実家がありますのでそちらに泊まるとして、引っ越し先ではホテルの手配が必要になります(明かりも何もない部屋に泊まるのはやはり遠慮したい所)。
ということで、下見に行った時と同様に新幹線とホテルの予約をしました。
ちなみに新幹線の予約は前回同様「スマートEX」を利用したのですが、3日以上前に予約すると片道で4,220円も安くなりました(3週間前だと更に2,140円安かったみたいです)。
引っ越しを決めた日にすぐスケジュールを立てて新幹線を予約すれば間に合ったかもしれないけど、3週間前の予約は結構厳しいわね。
引っ越し日に間に合わなかった手続き
3年前に引っ越しをしているのである程度の記憶が残っていて、大抵の手続きはスムーズに進めることが出来ました。
ただ、一つだけ完全に失敗したものがあったのよね。
粗大ごみの手続き(間に合いませんでした!)
今回の引っ越しで一番失敗したのは粗大ごみの手続きでした。
引っ越しに伴い、ずっと使っていなかった空気清浄機2台を捨てることにしたのですが・・・
上に書いた通り今回の引っ越しは、意思決定をしてから引っ越し日までを3週間に設定しています。私は過去の経験から粗大ごみについても手続きしてから実際に物を捨てるのにかかる期間は3週間もあれば十分と思っていました。
しかし、この見積もりは甘かったですね。
調べるまで知りませんでしたが、粗大ごみの出し方(特に料金の払い方)って東京と埼玉では違うんですね。
東京(全域ではないのかも?)ではネットで粗大ごみの引き取り日を予約して、ゴミに応じた料金のシールをコンビニなどで購入し、それをゴミに張り付け、予約した日にゴミを指定の場所に出しておけばOKでした。期日も最短で2週間後辺りを指定できたはずです。
ところが、埼玉(こちらも地域によって違うかも?)では引き取り予約の可能日が最短で1か月後。しかも料金の支払いが直接手渡しか振込でした(直接処分場に持ち込むという方法もありますが、車が無いので最初から考慮していません)。
料金の支払い方法が東京と同じであれば最悪シールを張った粗大ごみを指定の場所に早めに出しておいて引っ越しすることも出来ます(私の住んでいる所はそういったスペースがとても広く、問題は無さそうです)。しかし埼玉では引っ越し後の不在宅に振込用紙を投函されてしまい、その後の対処が出来ません。
詰みました・・・
スポーツクラブで常連さんとその話をしていたら、そのゴミ(空気清浄機2台)を引き取っても良いと言ってくれる人がいました。ゴミといっても普通に稼働する機械ですよ。
流石に引き取ってもらうのに悪いから半日かけて掃除しました。その結果、これなら自分で使っても良いかもと思えるほど綺麗になってしまいました(笑)
まぁ田舎では空気清浄機はいらないでしょ。
今後の予定
これを書いている時点で上記の手続きは全て完了しています。
後残すところは荷造りです。既に引っ越し業者から段ボールは届いているので始められるのですが、引っ越し日までは普通に生活するので何でもかんでも箱に放り込むわけにもいきません。
また食品などは食べきるか、最終的には廃棄する必要もあります(計画的なメニュー作りが求められます)。
向こうで生活を始めるに際して、すぐ必要になりそうなものはこちらで揃えておいた方が良いものもあるかもしれません(向こうはお店が少ないですし、当面は徒歩での移動なのでまとまった買い物もしにくい)。
今後1週間ほどはそんなことを考えながらの生活になりそうです(ちなみに引っ越し前の地方移住に関する記事はこれで最後になると思います)。
これまでバタバタやってきたから、ちょっとゆっくりしますか。
まぁ荷造りなんて気合を入れると意外に1日で出来たりするしね。
コメント
こんにちは。
ポイントやチャージが残っていたら、引っ越し前にできるだけ使った方がいいですよ。
地元にしかない店はもちろんですが、私はヨドバシカメラのポイントや、出光カードにチャージしたキャッシュを失効させてしまいました。
出光カードは全国で使えますし、ヨドバシもネットで使えるのですが、店に行かなくなるとポイントやチャージがあった事を忘れてしまうんですよね。
「そのうちまた使う機会があるだろう」と思っていると、気づいた時には既に失効していたという事が多いです。
Suicaのチャージは10年間消えないのですが、使う機会がなくてなかなか減りません。
ふなむしさんコメントありがとうございます。
ポイント関連は元々あまり集めてないのですが、勝手に貯まっていくものについては引っ越しを機に使い切りました(東京電力のポイント位ですが)。
Suicaは向こうに行くと使えないので綺麗に使い切っていきたいですが、流石にぴったりという訳にはいかないでしょうね。
手続き関連も終わり、後は引っ越しの日を待つばかりですが、引っ越したらポイントの様にこちらの生活とのギャップを色々な所で感じるんでしょうね~
不安でもあり楽しみでもあります。