【地方移住】山口市で暮らしていて気が付いたこと （その12　ほど良い田舎感編）

私は山口市への引っ越しを結構行き当たりばったりで決めてしまいました。でも、その決定は意外に当たりだったな～なんて最近他の地方都市を通る度に思っています。狙いだった「ほど良い田舎」という点で、実にちょうど良い感じの街です。

地方移住に向いてる街ってどんなとこ？

私はほぼずっと東京暮らしで、セミリタイアしてから山口市へ引っ越しました。

元々セミリタイアする前から漠然と「地方で暮らしてみたいな～」なんてことを考えてはいましたが、知り合いもいないし「現実的ではないだろう」と、半ば夢みたいに捉えていました。

そんな「地方移住」を現実的に考え始めたきっかけはコロナでした。「ろくに外出もできないなら知人が全くいない街に引っ越しても同じかな？」なんて発想ですね。

ただ一方でコロナのせいで引っ越し先の選定は机上で行わざるをえず、下見一発で決めてしまいました（この辺りの経緯はこちらのカテゴリーにまとめています）。

都会からの移住先は「ほどほどの田舎」が良い？

コロナ以前から「地方移住」を目指す人は多かったでしょうし、今現在考えている人もいることでしょう。そしてその理由の大部分は「人が多くなく、自然に囲まれた場所で暮らしたい」というものでしょう。

少なくとも私はそうでした。

ただ生活するのに不便すぎると嫌になってしまいそうなので、都会過ぎず、田舎過ぎずといった「ほどほどの田舎」が都会からの移住先には向いていると思います。

あれ？山口市って結構良い所っぽい？

このブログにも時折書いていますが、私は山口市に引っ越してきてからあちこちドライブに出かけています。

で、色々な街を通る訳ですが、その度に「この街に引っ越してたらどうだったんだろうか？」なんてことを考えます。

そこで山口市って結構良い所だな～って改めて思うことが多いんですよね。

地方移住はまず「地方都市」から？

地方移住する時は「2段階で」と書いてある書き物をよく見かけます。いきなり辺鄙な所に引っ越すと失敗しやすいからまずは「地方都市」に一回住んでみて、そこから更に田舎に行くかどうかを考えろってことですね。

確かに説得力があります。ということで私も地方都市を目指しました。

「地方都市」といっても千差万別

ただ、「地方都市」と一言でいっても千差万別です。私もそうでしたが、東京などの都市圏に住んでいる人なら大抵の方は地方の県庁所在地辺りが最初に頭に浮かぶのではないでしょうか？

でも、地方って一カ所に人が集中していて、県庁所在地なんかは結構都会なんですよね（人や車、建物が多いという点において）。

さっとドライブで通った印象でしかありませんが、意外に「ほどほどの田舎」感のある街って少ない感じです。

地方でも「自然」は結構遠い？

この間の四国旅行の帰りは瀬戸内海沿岸をずっと走ってきたのですが、岡山も広島もかなり大きな街でした。実はこの辺りは地方移住の検討の際、結構上位にあがってきた街でもあります（瀬戸内海沿岸は気候が良いので）。

実際こっちに引っ越してたらどうだったのかな～なんて思いながら車を走らせていたのですが、上の地図（縮尺は同じ）のようにどこに住んでも「自然が近い」という感じではなく、あまり地方に越してきたという感覚は得られなかったかもしれません。

やはり（東京に比べて）不便というデメリットを取るからには、自然が近いというメリットを享受したい所です。そのバランスが私の感覚ではイマイチ取れていないという印象でした。

最近訪れた県庁所在地だと他には九州（熊本、宮崎）、四国（松山、高松、高知）でも同じような印象でしたね。

「自然」はあれどちと不便？

車を走らせていて、山口市と規模の面では同じ位「ほどほどの田舎」感があったのが島根と鳥取でした。

ただこちらは個人的に結構不便なんですよね。日常生活がという訳では無く、東京へのアクセスという点においてですが。

私の場合、親類、友人、知人がほとんど東京ですから、今後も東京に行く機会があるのですが、山陰からだとそれが結構大変なんです。