自炊で節約!いくらで出来る!?(おでん編)

セミリタイア生活
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最近グッと寒くなってきました。寒くなると頭に浮かぶのはやはり鍋。中でも熱燗と相性が良いのは「おでん」じゃないでしょうか?という訳で今シーズン初の「おでん」を作ったのですが・・・何故か私が気合を入れて「おでん」を作るとその日は暖かくなる・・・不思議です。

寒い夜はやっぱりおでん!

もうすっかり冬ですね。たまに暖かい日がありますが、暖房をつける日が増えてきました。

となればやはり夕飯は「鍋」。今回はおでんを作ってみました。

実はこのブログで「おでん」を取り上げるのはこれで3回目です。

東京に住んでいた時は単に具材を買ってきて出汁で煮るだけで、料理ともいえないようなものでした。しかしセミリタイアして時間があることもあり、手作りの範囲を次第に広げていき、今では自分のレパートリーの中では時間のかかる立派な”料理”になっています。

手間をかける分、安くなる!?はずなのですが、はたしてどうなったでしょうか?

手作り範囲を広げた「おでん」の調理

一口に「おでん」といっても地方によって具材や味付けが異なるようです。

私の場合はずっと東京だったので具材は東京風ですが、味付けは両親がしばらく大阪に住んでいた関係か?関西風です。なので東京に住んでいた時も外でおでんを食べると出汁が真っ黒なのに面食らうことがありました。

そば・うどんも含めて、だし汁は関西風の方が私は好みですね。

具材では東京ならではというものは「ちくわぶ」があるけど、山口じゃ売ってないのよね・・・

大根のアク抜き

実は私、結構最近まで大根が苦手でした。しかしこのアク抜きをするようになってからは美味しく食べることが出来るようになりました(歳を取って味覚が変わってきたことも関係してはいます)。

という訳で最近の我が家のおでんには大根を入れます。

ちょっと小さ目な大根の皮をむき、輪切りにして面取り、飾り包丁を入れます。

お米のとぎ汁があればそれでいいのですが、無いのでお米を一つまみ入れて30分ほど茹でます。

※写真を撮るために蓋を取っていますが、実際は蓋をして茹でています。

半透明になって下準備完了。

大きな鍋が一つしかないから、作業が同時進行出来ないのよね(時間のかかる原因)。

ゆで卵作成

まぁ特に過程を説明するまでもありませんね。

しいてコツをあげるとすれば、茹でる前にタマゴにひびを入れてやると簡単・綺麗にむけます。

今回は12個ほど作りました。

ちくわぶ作成

ちくわぶは自分的には「おでん」にどうしても必要な具材ですが、山口市ではどこにも売っていません。なのでこちらに越してきてからは手作りするようになりました。

材料は薄力粉200g、強力粉200g(中力粉400gでもOK)。

この分量で「ちくわぶ」を4本作ります。

ぬるま湯200mlに塩12g程を溶かして徐々に加えていきます。

15分ほどこねるとこんな感じにまとまってきます。

うどん打つのと同じ要領ですね。

このまま軽くラップをかけて1時間ほど放置します。

四等分して薄く延ばします。

菜箸に軽く巻き付けます。

※前回はこの段階で菜箸にうどん粉をぎゅっと押し固めるようにしてしまいましたが、軽く巻いたほうが良いようです。

巻きすでくるみます。

※市販の「ちくわぶ」のような形にするにはもっと目の粗い「鬼巻きす」を使わないといけませんが、手元にないのでこちらで代用しています。

蒸し器(に入り切りませんが)で30分程蒸します。

まぁ布巾をかければ普通に蒸せます。

完成。

菜箸に軽く巻き付けることにより、今回は簡単に引き抜くことが出来ました。

さつま揚げ作成

今回は「さつま揚げ」のクオリティを上げることに注力しました。

白身の魚はタラ(約300g)とバトウ(約300g)。皮を取っておきます。

ちなみにこの「バトウ」なる魚は東京では見たことがありませんでしたが、山口ではどのスーパーでも売っています。

フードプロセッサーはこの為に買いました。

このまま塩を加えて成型して揚げていたのですが、今回はちょっと手を加えました。

上記の白身魚のすり身に以下のものを混ぜます(量が少なければ全てフードプロセッサー内で完結出来ます)。

  • 塩・・・小さじ1
  • 砂糖・・・小さじ2
  • 山芋(すりおろし)・・・100g
  • 片栗粉・・・大さじ2
  • 日本酒・・・少々

2回に分けてフードプロセッサーで更によく混ぜ合わせます。

粘り気のあるいかにもカマボコとかの原材料って感じになりました。

具が無いのも寂しいので枝豆を入れてみました。

適当に小判型に成型して揚げます(手にサラダ油を塗るとくっつかない)。

完成(このサイズで12個出来ました)。

自分の想像より揚げた時に膨らみました。

仕上げ

上記以外では今回ジャガイモ(メークイン6個)を加えています。

関西風だし汁で煮込んで・・・

完成!

手作りおでんのコスパは!?

今回作った「おでん」の内容量はこんな感じです。

  • さつま揚げ・・・12個
  • 大根・・・8切れ
  • ゆで卵・・・12個
  • じゃがいも・・・6個
  • ちくわぶ・・・16切れ

何人前と言えば良いんでしょうか?私は四食って感じですが・・・

その約四食分のお値段は・・・

おでん4人前のコスト

<おでん四人前のコスト>

〇さつま揚げ(12個分)

  • タラ切り身(約300g)・・・865円
  • バトウ切り身(約300g)・・・430円
  • 山芋(約100g)・・・106円
  • 各種調味料・・・20円
  • 揚げ油・・・150円

小計1,571円

〇大根(1本)・・・99円

〇タマゴ(12個)・・・299円

〇じゃがいも(6個)・・・216円

〇ちくわぶ

  • 強力粉(200g)・・・60円
  • 薄力粉(200g)・・・46円

小計106円

〇おでん出汁(粉末2パックで2ℓ)・・・111円

合計2,402円(1人前601円)

まぁコストはそこそこ良かったんじゃないかな?

肝心のお味の方は?

手作りおでんのお味(パフォーマンス)

実は今回一番力の入っていた「さつま揚げ」なんですが、自分の思っていた感じとは違ったんですよね。

ネットで検索したレシピでは「ふんわり」みたいなキーワードがあったのですが、正に上記のような調理法だと「ふんわり」した感じに仕上がります。

ただ、自分の作りたかったのはもっとカマボコみたいな密度の高い「魚の塊」みたいなものだったんです。決して不味くは無かったのですが、「これじゃ無い感」が拭い切れませんでした。

まぁこの辺は次回の課題となりそうです。

とはいえ一食600円なら十分コスパは出たかな?

<ところ変われば・・・>

調べてみると「おでん」は結構地方色があるようです。

とはいえ、「おでん」そのものがメジャーな食べ物かどうかというのはそれとは別のお話の様です。

ここ山口では、スーパーで売ってる「おでん」関連の品数がホントに少ないんです。

「ちくわぶ」が売っていないのは仕方が無いにしても、「ちくわ」もおつまみ用の小さなものしかありません(今回は入れませんでした)し、さつま揚げもちょろっと置いてあるだけです。

なのにおでんの出汁の素は売ってたりして・・・不思議ですね。

こちらではあまり食べられていない「鍋」みたいですね。

日本酒と絶妙に合う鍋ものなんだけどね~

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