セミリタイア生活と自由

「自由」・・・素敵な語感の言葉ですね。ただ「自由」は無くてはならないものですが、あり過ぎるとかえって自分の行動に制約をかけてしまうこともあるようです。言葉尻だけとらえると矛盾しているようでもありますが、そんなことがセミリタイア生活にはあったりします。

自由過ぎると不自由になる！？

有り余る自由

実際セミリタイアしていない人でも容易に想像できると思いますが、セミリタイア生活では何をするのも自由です。

基本的に法律やモラル、常識から逸脱しない限りは何をするのも自由ですし、時間も沢山あります。

ただ、この「自由」ってやつが結構曲者で、無いと困りますがあり過ぎても混乱の元なんですよね。

「やること」を考える力！？

上で触れましたが、セミリタイア生活で日々「何をするか？」を考えるというのは、お題のない作文を毎日書き続けるようなものです。

そしてこれがやはり難しいんです。

私の場合正直なところ、朝からアレをやって、昼過ぎにはコレに手を付けて、夕方迄には忘れてたアレもやらなくちゃ・・・なんて忙しい日は全くといって良いほどありません（セミリタイアした直後はあったかな？）。

食事を作るとか、筋トレするといったルーティンになっている作業を除けば、朝起きた時に「今日やること」が2つ思い付けば御の字といった所でしょうか。

ただ、この「今日やること」を思い付く数って昔から変わってないと思います。

働いていた時は朝8時頃から夕方の6時頃まで仕事をしていましたから、夕方以降に1つ2つやることがあれば十分・・・というか1つ2つしか消化する時間がありませんでした。

学生の時はもう少し思い付いていたような気がしないでもありませんが、それでも毎日無数に思いついていたとは思えません。

もしかしたらこの「今日やること」を考え出す力というのは鍛えると成長するものなのかもしれません。しかし私は現状この力が強いとは言えない状況です。

暇と焦り

そんなこんなで「今日やること」が特に思いつかないという日も少なからず発生します。

そんな日は唯々時間だけが過ぎていきます。

忙しい合間に1日、2日そんな日が挟まるのはかえって気分転換になって良いのかもしれませんが、続くとストレスになります（セミリタイア生活もこういった点でストレスとは無縁でいられません）。

この暇な時間を過ごさざるを得ない時に何故ストレスを感じるのかは自分でもイマイチはっきりしません。しかし「のどかに過ごせるならそれで良い」と割り切ることは今の所難しい事です。

とにかく「時間が勿体ない」という気持ちが先行し、「何かしないと」という焦りが出てきます。

行動と季節

私の場合5月に交通事故に遭って車が無くなって以降、物理的に行動範囲が狭まってしまいました。なのでここ2カ月程は「やること」が極端に少なくなっていました。

そしてようやく新しい車が手に入り「さて、色々やるぞ～」となったのが7月末です。

このブログにも新しい車でドライブしたり、車についてDIYしたりといったことを書きました（この何かをしてブログを書くというセットは結構やりがいがあるというか、良い感じに時間がかかって楽しいんですよね）。

日本海まで釣りに行こう！

自由が故の不自由

この2か月間、暇と焦りを持て余し「車が来たら色々やっていこう！」なんてずっと思っていました。

しかしそんな思いはたかが「暑さ」で簡単に折れてしまいます。

そう、セミリタイア生活って自由過ぎて「やりたいこと」を後回しにする自由（時間）もあるんですよね。今が暑いのなら涼しくなるのを待とうかな？なんて簡単に思ってしまいます。

自由な時間が限定される人は多少コンディションが悪くても「休みの内にやらないと」ってことで頑張れるのでしょうが、自由過ぎるとそういう意味では行動力が低下します。

釣り以外にも「車中泊」の準備も進めているのですが、同様に暑い最中に準備していくのが億劫な今日この頃・・・