小さな幸せを噛みしめる(セミリタイア生活)

セミリタイア生活
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「幸せ」って人によって感じ方が異なると思うのですが、同一人物でもタイミングや置かれた立場で変わってきますね。私の場合、サラリーマンの時は仕事の成果が出た時とか、お金に関係するもので幸せを感じることが多かった気がします。でも、セミリタイアした今はもっと小さいことで幸せを感じることが出来ます。

例えばこんな小さな「幸せ」

皆さんは布団ってどの位の頻度で干していますか?

私は晴れた日はほぼ毎日干しています。ちなみに前に私が使っているベッドについて書いたことがありますが、現在は畳ベッドを使っているので、かけ布団と敷き布団を両方干しています。

普通のベッドと違い、敷き布団も干せるのがメリットですね。

干したてのふかふかな布団で寝るのって気持ち良いですよね。なんというか、布を天日で干した時のあの独特の香りがとても心安らぎます。

私は太陽の香りって呼んでるわ。

私は何故かセミリタイアした後はこんなちょっとしたことに「幸せ」を感じるようになりました。といっても「干したての布団で寝る」ってサラリーマンの時にやろうと思っても難しかったので”ちょっとしたこと”ではないのかもしれませんが。

独身サラリーマンはそもそも布団を干すのが困難

特に独身のサラリーマンにとっては布団を干すって結構難しいものですよね。結婚してても共働きなら同じく難しいでしょう。

いくら天気予報が一日晴れといっていても、朝家を出るときに布団をベランダに干しっぱなしにするのって勇気がいります。そもそも帰りが遅くなったら布団がしけってしまいますしね。

じゃあ土日・・・といっても晴れていて出かける予定が無い時限定です。

天気が悪い時は家にいるかもしれないけど、逆はもったいないね。

そもそも日当たりが良い家に住んでいるかが問題

私もそうでしたが、働いているとなるべく会社から近い所に住みたくなりますよね。そうすると都心やちょっと郊外のマンションなどに住むことになります。

都心のマンションなんかだと日当たりが良い南向きの高層階の部屋って家賃が馬鹿高いですよね。

東京だと南向きでも低層階は日が当たらないケースが多いわよね。

実際私が去年まで住んでいた都心のマンションは周りをビルに囲まれていたので、6階にも拘らず年間を通じて日は当たりませんでした。

そのマンション(周りも含めて)で日が当たるのは10階以上の一部の部屋だけでしたね。

そういう所は間取りも広く作られていてやたら高いのよね。

そもそも外に何か干したら排気ガスの煤みたいなもので真っ黒になるしね。

ということで、なんだかんだで15年程そのマンションに住んでいた時は布団を干したことがただの1度もありませんでした。

こんな経験があったから、干した布団で寝ることに幸せを感じるのかもしれません。

セミリタイアしたからこそできるようになったこと

セミリタイアして時間や住む場所についてほぼ制約が無くなったことで、できるようになったことは何個もあるのですが、布団を干すというのは私の中で結構幸せランキング上位に位置します。

似たようなことだと、「平日の昼間から散歩」や「平日昼間からスポーツクラブ通い」なんかがあります。

ただ、いずれもサラリーマンの時にできたとしてもあまり「幸せ」とは感じなかったかもしれない事ばかりです。

前に記事の中で、セミリタイア生活では「幸・不幸のボラティリティが小さくなる」といったことを書いたのですが、それ故に「幸せ」に対する感受性が敏感になっているのかもしれませんね。

「幸福」も「不幸」もそれなりにあって相対的に刺激的なサラリーマン生活は、普段刺激があるからこそ小さなことでは「幸せ」を感じないのかもしれません。

これもセミリタイア生活のメリットといえるかしら?

おまけ:布団を干すときの豆知識

ちなみに、布団を干して夕方取り込むときに棒などで布団を叩いている人を今でもよく見かけます。あれ、布団に悪いからやらない方が良いみたいですね。そんな豆知識を何点かご紹介しておきます。

布団を干す主目的は「乾燥させること」です。その効用としては以下のことがあげられます。

  • 布団がふっくらする(布団の中の空気が膨らみふかふかになる)
  • 臭いがなくなる(水分が無くなることで臭いの元が無くなる)
  • ダニ対策、殺菌(水分を無くし、高温にすることでダニなどが生息しにくい環境を作る)

布団を干す目的が「乾燥」なので、湿度が下がり始めてから干して、湿度が上がってくる前に取り込みます。そのためには10:00~15:00位に干すのが良いようです。

また、乾燥を促進するためにも途中で一回ひっくり返した方が良いです。干す形もベランダの手すりにひっかけただけの2つ折りの形より、物干し竿を2本使って「コ」の字の形になるように干した方がベターです(空気が通って更に乾燥が進むため)。

特に綿の布団は湿気を吸いやすいので頻繁に干した方が良いわよ。

羽毛布団は中の羽毛が痛むので陰干しの方が良いようです。直射日光に当てる場合はカバーを付けたままで干しましょう。

上にちょっと書きましたが、布団をを叩くと綿が詰まり、透湿性や保温力が損なわれます。布団の生地も痛む( 羽毛布団も中の羽を壊してしまいます)ので叩かない方が良いです。ほこりを落とす目的なら軽くなでる程度で十分です。

この記事のアイキャッチ画像が思いっきり叩いてるけど気にしないでね。

今日は気持ちよく晴れたのでこんなことを書いてみました。

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