【体に良い?】結局タマゴって1日何個食ベれば良いの?【体に悪い!?】

健康管理
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近年、体に良いということで1日何個食べても大丈夫という風潮が固まりつつあったタマゴですが、最近米国でまた逆のことが言われ始めているみたいです。結局どっちなんでしょうか?

明確な答えは無いから「ほどほど」にすれば良いのでは?

タマゴに関しては時代と共に考え方は変わっていて、体に悪いといわれていたり、良いと言われていたりしています。

そして、結局行きつくところは「ほどほど」という事になるのではないでしょうか?

最終的な結論は出ていないようです。

現状日本では厚生労働省が何個食べても良いといってるわ。

タマゴは体に良い?悪い?

タマゴを食べるのは体に良いのか?悪いのか?

何となく現在の日本では体に良いから何個でも食べてもOKという考え方が主流になっているように思えます。

しかし、このタマゴへの認識って時代と共に変わってるんですよね。

タマゴに対する認識の変化

昔はタマゴは食べ過ぎると体に悪いと言われていました

ちょっと前までタマゴは栄養があるけど、食べ過ぎると体に悪いと言われていました。

私も子供の頃、親にそういわれて「タマゴは1日1個まで」というイメージを結構長い間持っていました。

<タマゴは1日1個までと言われるようになったきっかけ>

1913年、ロシアでの実験がきっかけのようです。

その実験とは、草食動物のウサギにタマゴを食べさせるものでした。

実験の結果、動脈硬化の元といわれる血中コレステロールが増加したことから「タマゴを食べる」⇒「コレステロールが増加する」⇒「動脈硬化」という悪い印象が生まれました。

草食動物にタマゴを食べさせたら体調悪くなって当然なんじゃないかな?

結構いい加減な話なのね。

最近は何個食べても問題ないという認識に変わっています。

厚生労働省は「食事摂取基準」ができた2004年からコレステロール摂取目標量上限(成人男性750㎎、成人女性600㎎)を設けていました。

この目標量上限の数値がタマゴは1日1個までという話につながっています。

しかし、2015年に目標量を設定するのに「十分な科学的根拠が得られなかった」ことを理由に撤廃しています。

この厚生労働省の目標量撤廃からタマゴは何個食べてもOKという風潮に変わったのよね

「日本養鶏協会」はこの厚生労働省の動きに合わせて「1日2個」タマゴを食べることを推奨してるよ。

こういうタマゴがたくさん売れると儲かる団体なんかが介入してくると一気に胡散臭くなるのよね。

出所

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書

この中の「Ⅱ各論」の「脂質」のPDFファイルの125ページ目に「十分な科学的根拠が得られなかった」ことについて書いてあるわよ。

最近米国でまた逆の学説が出てきました

米国でも日本と同様に、2015年から1週間に食べてもいい卵の数の制限値を削除していました(米国人のための食生活指針)。

しかし、最近米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された調査にて、また「タマゴが体に悪い」という結果が報告されています。

その報告は「1日に食べる卵の数が0.5個増えるたびに、心臓血管系の病気になる確率が1.93%上がり、死亡率も0.71%上がった」というものです。

この報告をもとに、また「1日に食べてもいいタマゴの数」という話にはなっていないようですが、気になる報告ですね。

このニュースを見てこの記事を書き始めました。

そもそもタマゴの何が悪いのか?

そもそもタマゴってなんで体に悪いと言われているのでしょうか?

その主因は「コレステロール」です。「コレステロール」が高い食品を食べると「血中コレステロール値」が上昇し、脳卒中や心筋梗塞の原因となると言われているのです。

コレステロールの役割

体に悪いと言われているコレステロールですが、体に良い働きをしているという一面も持ち合わせています。

そもそも、血液中に存在するコレステロールのうち、3/4は肝臓で作られています。体に悪いものをわざわざ肝臓で作っているはずはありませんからね。

調べたところ、コレステロールは脂質の一種で、様々な働きを担っているようです。

<コレステロールの働き>

  • 体全体の細胞(人間だと約60兆個)の細胞膜の材料
  • 1/4は脳に存在し、神経情報の伝達に寄与
  • 様々なホルモン(ステロイドホルモン)の原料
  • 胆汁酸の原料

ステロイドホルモンの種類や、体にどの様な影響を与えてるのかは多岐に渡り過ぎて調べきれなかったわ。

男性ホルモンや女性ホルモンと総称されているものもステロイドホルモンだね。だから不足したら様々な悪影響がありそうだね。

コレステロールの量はある程度は自動的に調整される

コレステロールは大半が肝臓が作っていて、食事から摂取するのは1/4程度です。

食べ物から摂取するコレステロールが多少多くなっても、人の体は肝臓で作る量を減らし、いつも一定量を保つように調整します。

なので、コレステロールの取り過ぎ(程度にも拠るのでしょうが)がすぐ健康に悪影響をおよぼすということは無いようです。

じゃあやっぱりタマゴは何個食べてもOKなんじゃないの?

逆に、コレステロールが不足すると

コレステロールは増えすぎたときに体に悪いということが良く指摘されます。

一方、不足すると免疫力が低下し、がん、感染症、胃腸障害、呼吸器疾患などの病気を引き起こしやすくなるともいわれています。

コレステロール値が低くなるほど死亡者数が多くなり、特にガン死亡者数ではその傾向が顕著だというデータもあるようです。

タマゴが体に良いとされている理由

食べ物が体に与える影響ってなかなか証明が難しいですから、全てが本当の事なのか分かりませんが、調べると色々なことが出てきます。その一例をあげておきます。

<タマゴが体に良いとされる理由>

  • タマゴに含まれているメチオニンという必須アミノ酸が、がん予防に大きな働きをする。
  • タマゴの卵黄に含まれるコリンがアルツハイマー病(老人性認知症)の治療薬として期待されている。
  • タマゴに含まれるオメガ3脂肪酸には高血圧予防、動脈硬化・心筋梗塞予防効果がある。
  • タマゴに含まれるルテインが加齢によって起こりやすい白内障の発症率を低下させる。

結局ほどほどがベスト?

近年日本ではタマゴは1日何個食べても良いという認識が広がってきていました。

しかし、最近また別の報告が出てきて混とんとしてきました。

話の主役はタマゴに含まれる「コレステロール」なのですが、不足すると免疫力が低下して、ガンや感染症になりやすくなると言われている一方、過剰だと心臓血管系の病気になりやすいと最近言われ始めたと。

まあ条件を揃えた大規模な実験なんて不可能でしょうから、結論が出ることは無いのかもしれませんね。

結局ほどほどに食べなさいってことじゃない

そのほどほどが分からないんだけどね。

筋トレをしている人にとってタマゴは重要なたんぱく質源ですね

私は筋トレを趣味にしていて、筋肉を付けるために食事の栄養バランスについてもたんぱく質を多めにとることを意識しています。

そして、そのたんぱく質源としては「プロテイン粉末」の次に「タマゴ」を重視しています。

手軽だし、安いし、美味しいからね。

栄養バランスについては別に記事を書いています。よかったらご覧ください。

私は1日平均2.8個食べていました

で、どの位食べてるのか家計簿をちょっと集計してみました。それによると、今年1月から7月までで食べたタマゴは660個(1日平均で2.8個)でした。

現状はいたって健康です

セミリタイアしてから健康診断は受けていませんから、血中コレステロール値がどう変化したといったことは分かりません。ただ、同じような食習慣だった頃でも特段コレステロール値が高かったことはありません。

また、現在も至って健康です。

体格や男女差なんかも影響するのかもしれませんが、この程度なら「過剰な摂取」とまではいかず「体に良い」位の量なのかもしれませんね。

そもそも好きな食べ物なので、体に悪いと言われても食べるとは思いますが・・・

★★★最後まで読んで頂き、ありがとうございます。★★★

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