赤坂氷川神社でついに東京十社巡りがコンプリート出来ました。まぁ東京十社巡りといっても、格式の高い都内の10社を回ったというだけで、更に+αの御利益があるとかそういったものではありません。ただ、散歩の延長線で始めた趣味なので、まずどこに行けば良いか等、見に行く場所を探す手間を省きつつ、ちょうどいい目標となってくれました。そして意図したわけではないのですが、最後になった赤坂氷川神社はフィナーレに相応しい素晴らしい神社でした。
赤坂氷川神社(東京十社巡り)
<御祭神>
- 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
- 奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
- 大己貴命(おおなむぢのみこと)
<御神徳>
厄除・良縁・家内安全・商売繁盛
素盞嗚尊はヤマタノオロチを退治する際、奇稲田姫命を櫛に変えて身に付けて戦ったとされています。
縁結びは素盞嗚尊と奇稲田姫命が良い夫婦だったことに由来しているみたいよ。
赤坂氷川神社は西暦951年以来1000年以上の歴史があるようです。ただし、8代将軍徳川吉宗の命により1730年に現在の場所に移されていますので、今の場所では300年程です。
しかし、赤坂氷川神社は安政の大地震、関東大震災、東京大空襲の被災を全て奇跡的に逃れていて、江戸時代当時の姿を残しています。
確かにそんな雰囲気があるわ。
赤坂氷川神社への行き方
赤坂氷川神社への行き方は目立つ目印になるようなものが無いので若干分かりにくいです。
方向の感覚は赤坂駅の6番出口を出たら、左手後方の方角というイメージよ。近付くと坂になっているから何となく雰囲気で分かるかも。徒歩では10分程度ね。
上の経路で行くと赤坂氷川神社の東側の入り口に着きます。
その入り口自体はぱっと見分からない程小さいです。
ただ、その入り口から奥へは長い参道があり、大きな神社があるということがすぐ分かります。
この参道、物凄く落ち着く、いい雰囲気でした。
境内散策
上にも書きましたが、赤坂氷川神社は江戸時代の趣をそのまま残している感じです。
同じような時間に行ったのに、日枝神社と違って人が少なかったわ。
鳥居(南側)
上の写真にある参道から赤坂氷川神社に入ると、この写真の右手の方からくることになります。
こちらが正面のようなので改めて社殿にアプローチします。
人手は少なかったんだけど、結婚式をしているカップルがいて、正面入り口でずっと集合写真を撮っていたわ。
鳥居(楼門手前)
上の写真で写っている奥側の鳥居です。
左手に手水舎、奥に楼門、社殿があります。
手水舎
結婚式の関係者以外は殆ど誰もいません。
氷川神社の前に訪れた日枝神社とは何がそんなに違うのでしょうか?(単純に駅から遠いからなんでしょうかね?)
楼門
人がいないからだけではなく、とても静寂な外界とは断絶されたような雰囲気があります。
ここ本当に赤坂なんでしょうか?
狛犬
赤坂氷川神社の中には沢山の狛犬がいます。みんなかなり立派なんですが、何故か社殿手前の狛犬だけ妙に小さいんです。
そして参道からちょっと奥まったところにいます。
社殿
労せず誰も人がいない社殿を写真に写せるとは・・・つくづく日枝神社との違いに驚かずにはいられません。
外国人観光客はともかく、日本人受けしそうな美しい神社なんですけどね。
たまたまラッキーな時間に当たっただけなんでしょうかね?
四合(しあわせ)稲荷
私は赤坂氷川神社には東の鳥居から入ってきました(一番上の写真)。
そうすると社殿のずっと手前に稲荷神社がいくつかあります。
その内の一つがこの四合稲荷です。
こちらの彫刻は見事なものでした。
この四合稲荷という名前、なんと勝海舟が付けたそうです。
赤坂氷川神社に行った感想
上にもチラホラ書いていますが、私はこの日、日枝神社⇒赤坂氷川神社の順番で訪れています。
日枝神社の方は別の記事に書いていますが、祭りでもやってるのか?といった感じの人出だったのに対して、赤坂氷川神社の方は殆ど人がいませんでした(土曜日なのに七五三の親子連れが皆無)。
雰囲気も日枝神社は参道などにエスカレーターがついてたりして近代的な雰囲気を取り交ぜているのに対して、赤坂氷川神社は江戸時代の雰囲気をそのまま残しているようなイメージです。
総合すると、日枝神社は何となく「赤坂っぽいな」という感じで、街の雰囲気にはマッチしているという印象でしたが、赤坂氷川神社の方は全く正反対の印象でした。
正に赤坂の町からは断絶された、この境内だけ江戸時代といった雰囲気でした。
正直、赤坂という町自体は都会過ぎてあまり好きではなく、十社巡りでも一番最後に回していました。でも、赤坂氷川神社は訪れて本当に良かったと思います。
日枝神社の方しか行っていないという人には是非お勧めしたいスポットです。
コメント