普段当たり前のように視界に入ってくるものってあまり意識しませんよね。これは前日ふと気が付いたことなのですが、そういえば東京では当たり前だったあるモノが山口市ではほとんど見かけないということに気が付きました。
地方では外車を見かけない!?

先日不意に気が付いたこちら(山口市)ではあまり見かけない物・・・

(高級)外車ね!
常識!? 地方は車社会
一般常識として頭の中にはあったものの、私が地方に引っ越して来て改めて実感したものの際たるものが「地方は車社会」ということです。このブログでも過去に何度か関連した記事を書いたことがあるくらいです。
どんなところでそれを感じるかといえば、(自分の感覚では)かなり近い距離でも車で移動することです。というか、多くの人が「歩く」という選択肢を忘れてしまったのではないかと思うほどです。
実際道を歩いてる人って子供以外はホントに見かけないんですよね(それ故に!?歩いてると歩行者を認識していないと思しきドライバーにヒヤッとさせられることが少なくありません)。
地方は人が少ないから渋滞が無い?なんてことはありません!
山口市に引っ越すまでは「地方は人が少ないから渋滞なんて無いのかな?」なんてことを思っていました。これはある意味では正解です。例えば山口市からお隣の美祢市や萩市に向かう際はかなりスムーズに移動することが出来ます。
しかし、こと市街地に関しては違います。なにせほとんどの人が車で移動する訳ですから「なんでこんな小道が渋滞してるの?」みたいなことがあちこちであったりします。特に土日なんかは市の中心街に向かう道の渋滞が酷いことがあります。
私は普段スポーツクラブに通っていますが、徒歩だと約20分で着くところが渋滞に捕まるとそれ以上かかるということも少なくありません。

最近は地方の車社会に順応したせいでこうした渋滞にハマることが増えました。

渋滞にハマってる時って暇だから色んなことを考えたりするんだけど、最近一つ気付いたことがあったのよね。
あれ?よく見ると外車がいない!?
「外車」・・・外人という言葉は差別的だとして最近ではもっぱら外国人ということが普通になりましたが、車はそのまま「外車」ですね。
まぁそんなことはどうでも良いのですが、最近山口市内にはその「外車」がかなり少ない事に気が付きました。
よーく見ても見かけない!?外車
東京だとベンツ、BMW辺りは下手をするとマツダやスバルといったちょいマイナーな国産メーカーの車よりよく見かけるといったイメージでした。実際、統計を調べてみると国内の乗用車保有台数に占める外車の比率は10%となっていてマツダの5%、スバルの4%よりは多いようです(外車のすべてがベンツ、BMWではありませんが)。
ところが、ここ山口市では全くとまでは言いませんが見かけません。家の近所の駐車場に止まっている所は見かけたことがありませんし、これに気が付いた後1,2週間は運転中に意識的に見ていましたが、30分程のドライブでベンツ、BMWは1台見るか見ないかといった所です。その他の外車もほぼ見かけません。
地方にはディーラーがないから?
ネットで「地方 外車 少ない」というキーワードで検索をけると地方(田舎)は正規ディーラー(修理工場)が少ないから買う人が少ないみたいな答えが出てきたりします。
確かに地方だと車は日常の「足」ですから、故障なんかして車屋さんが引き取りに来て代車を手配してくれて・・・なんてことに1日以上かかってしまうと通勤なんかが出来なくなってしまい大変です。
そういう理由なのかな?なんて一瞬納得したのですが・・・
Google Mapで調べてみたら山口市には正規ディーラーが普通にあるんですよね。ベンツにBMW、プジョーやMINI、フィアット・・・etc.探すと結構あったりします。

でも、走ってないんですよね。外車
逆に東京に外車が多いという考え方も?
国産の自動車は故障が少ない・・・数十年前のクラシックカーとかでもない限り、普通に車検に通っている車なら普段使いで動かなくなるなんてことは滅多に無いはずです。そんなところが評価されて日本の車は世界でたくさん売れている訳です(まぁ外車でも有名メーカーのモノなら故障しないと思いますが)。
なので移動の手段としての「実需」を考えた場合、関税などが上乗せされた無駄に高い外車をわざわざ買う必要はそもそも無いともいえます。
なので地方で外車が少ないのはいわば自然な姿なのかもしれません。

ちなみに高級車が全く無いかといえばそんなことはありません。

レクサスはチラホラ見ますね。
東京では車は嗜好品!?
住んでいた時はそれが普通だと思っていましたが、東京の電車はとてつもなく便利です(地方に住むようになると痛感します)。昼間なら長くても5分も待てば次の電車が来るなんて地方では想像も出来ません(ちなみにJR山口線は1日を通して電車は1時間に1,2本しか来ません)。
逆に言うと東京では相対的に車での移動はとても不便です(時間、コストもかかるし、自分の車だと停める所を探すのも一苦労です)。
なので東京で車は「実用品」ではなく「嗜好品」という側面が強くなります。
「嗜好品」ですから無駄に高い車でも趣味に合いさえすればOKということになります。

地方に外車が少ない・・・のではなく、

東京に外車が多いということなのかもしれません。
地方の生活は実用性重視!?
前回このブログに書いたのが地方での「引っ越し挨拶」のことでした。自分が体験しただけの狭い範囲の話ではありますが、こちらでは実用性の高い品物を挨拶の品とすることが多いようです。
そして今回気が付いたように車も多くの人が実用性を重視して選択しているように思えます。
良く言えば賢く、悪く言えばケチということでしょうか。
ちなみに私は嗜好品の購入、言葉を変えると「無駄遣い」はストレス解消の他に、人生を豊かにする為にも必要な事だと思っています。今考えると東京に住んでいた時は様々な局面で「無駄遣い」をしていた様な気がします。
そんなことを考えていたらまた一つ疑問が湧いてしまいました。
地方に住んでいる人はどんなところに「無駄に」お金を使ってるんだろう?・・・と

無駄遣いできる場所やモノがそもそも少ない気がしますね~

そんなところに気が付いたらまた記事を書きますね。
コメント
こんばんは、山口市で全国1位の消費額はガソリンです。家族がいたら人数分、車を持ってますから全部BMWやレクサスにはできないです。うちは実家に住んでたときは5人家族で5台普通車があってまとめたら高級車余裕だなと思ってました。笑。家族なら1台普通車1台軽みたいなのが多いかも。ちなみに目の前の田んぼのトラクターは1千万超えるものもあり高級車より高いものが多いです。
山口県民さんこんにちは。コメントありがとうございます。
そうそう、書こうと思っていて忘れていました。確かにこちらでは成人一人に一台って感じで、戸建て住宅の駐車場には2台以上の車が止まっているケースが多いですね。
そうなると確かに高い外車より国産車2台ってのはある意味当たり前なのかもしれません。
あと、いつか書こうと思っているのですが、農家の人って高収入なんですかね~?
農機は高いみたいですし、綺麗で大きな家が当たり前のような感じですよね(土地は安いんだとは思いますが)。
体作りが一段落したら、ちょっと調べて農家の方のお手伝いとかにもいってみたいと思っています。