正直まだ検討というよりも、興味があるのでちょっと調べてみようかな?程度のお話です。ただ、出勤という縛りが無いセミリタイア生活にとって「田舎暮らし」というのは現実的な選択肢の一つですし、実現すれば不安の種である住居費の問題もかなり軽くなります。なので、実際のコストや、そのメリット、デメリットを調べておく価値はありそうです。
セミリタイア生活と田舎暮らし
前に田舎暮らしについては記事を書いたことがあったよね。
その時はデメリットが許容できそうにないという結論だったわ。
田舎暮らしのデメリットが軽くなった!?
以前の記事では「田舎暮らし」のメリット・デメリットはこんなことを考えていました。
<メリット>
- 生活コスト(居住費)が安い
- 自然が豊富
<デメリット>
- 不便(車必須)
- 田舎に引っ越すとこれまでの人間関係はほぼ無くなる
- お店や各種施設(病院など)が少ない
- 虫が出る
特に車必須という点は歳を取った時に大きな問題になりそうで不安が残ります。
セミリタイア生活は人との接触が少なくなるから、知り合いと会えなくなるというのも大きいわね。
前回検討したときは、歳を取った時(車の運転が危うくなった時)の事や、今の知り合いと会う機会が無くなることがデメリットとして大きいと感じていました。
ただ、今年に入って「外出自粛」が続き、この考え方に多少の変化が出てきました。
ちなみに今回の記事はこの記事の続きとして書いています。
一言でまとめると、(私の場合)将来家賃を3万円以内に抑えると生活が安定しそうという話ね。
コロナで考え方が変わった!?
田舎に住むデメリットとして、「不便」であるという事は当然変わらないのですが、その他の事については多少考えが変わりました。
コロナのお陰?ね。
知り合い?今でも会えませんね
上であげたデメリットの一つ「知り合いと会う機会が無くなる」というのは人との接触の機会が少なくなるセミリタイア生活においてインパクトの大きなものです。
ただ現在、既にコロナの影響で田舎に移住していなくても知人とは会っていません。これは今後しばらく続くでしょう。また、コロナ以外でも今後そんなことがあるかもしれません。
となると、あまりデメリットとして考えていても仕方が無いのかも知れません。
商業施設・・・最近ネット通販が主になって行かなくなりました
また、「お店が少ない」という点についても、コロナ以降、食材以外の買い物はほとんどネット通販に変わりましたからデメリットとしては軽くなりました。
そもそも年齢も50に近づくと物欲も減り、買い物なんてあまり行きません。将来的に病院のお世話になることが増える可能性はありますが、「お店や各種施設が少ない」というのは今の所あまりデメリットに感じなくなってきました。
そもそも田舎の方って大きなショッピングモールがあって、車さえあれば買い物は意外に便利って所が多そうだよね。
離島とか一部の地域は通販の配達が遅い、配達料金が割り増しといった所もあるみたいだけどね。
デメリットが減り、相対的に田舎暮らしの魅力が上がった!?
上記の様に「コロナ」によって私の中では地方移住(田舎暮らし)のデメリットが軽くなり、相対的に魅力が増してきました。
元々田舎暮らしへの「憧れ」はありますし、これから少しづつでも調べていこうかと思っています。
少し調べただけでも、他のデメリットも結構出てくるんだけどね・・・
ちなみに今回は自分の考えを整理するという感じでまとめています。
コストを調べる前に地域を絞る
田舎暮らしのメリットである「居住費が安い」というのは今のところ私の中ではイメージでしかありません。なので実際に調べようと思います。
ただ、「田舎ならどこでもいい」という訳でもありませんので、具体的にやりたいこと、暮らし方なんかを考えて、ある程度場所を絞ってから調べてみようかと思います。
対象を日本全体とすると論点がボケてしまうので、最初に地域を限定していきます。
地方移住に求めること(やりたいこと)から条件を絞る
元々興味があったこと、やりたかったこともありますし、YouTubeを見ていて「面白そうだな」と思ったことなんかもあります。
犬を飼いたい
働いていた時は「散歩など充分かまってあげられないから」という理由で断念していましたが、今は時間もありますし、飼ってみたいですね。田舎の方だとペット可のマンション・・・というよりマンション自体が少なそうですから戸建てを中心に考えたほうが良さそうです。
釣りがしたい
自給自足というと大袈裟ですが、晴れた日は(上記の犬と)海に釣りに行き、釣れたらそれが晩御飯・・・なんて生活に憧れちゃいますね。今も時間を持て余していますが、ゆっくり釣りなんてすると良い時間の過ごし方になりそうな気がします。川という選択肢もありますが、食べるとなるとやはり海ですね。という訳で海が近い所が良いですね。
家庭菜園がしたい
これまた自給自足というのは大袈裟ですが、ちょっとした野菜は自分で作ってみたいですね。という訳で地方でも都市部ではなく、それなりの庭があるような住宅が良いですね。
やりたいことからは、「海が近い」、「庭付き戸建て」としか絞れないわね。
気象条件で絞る
上記の「やりたいこと」からは地域を絞り込むことが出来ませんでしたから、気象条件なども考慮に入れていきます。
東京育ちにはきつい!?豪雪地帯を避ける
私は子供の頃からずっと東京暮らしですから、雪国の冬の生活を想像することができません。
ただ、想像できなくても明らかに雪下ろし(雪かき)って大変そうです。また雪の中、車で買い物というのも面倒くさそうですね。この辺り、歳を取ったら更に大変だと思うので、豪雪地域は避けようと思います。
歳を取った時きつい!?災害を避ける
豪雪地帯だけを避けても、まだまだ地域が広すぎて調べきれません。なのでもう少しスクリーニング・ファクターを増やしておきます。
地方へ移住・・・というより歳を取って収入も無く、そのあても無いというとき、一番怖い事って何だろう?と考えると、自然災害によって家を失うことではないでしょうか?
で、その災害ですが日本だと、地震(津波)と台風辺りがメジャー所ですよね。
気象条件から絞り込むと、移住候補地は・・・
雪、地震(津波)、台風といった将来のリスクになりうる条件を避けようとすると、どの辺りが残るのでしょうか?
残った地域はこの辺りね。
太平洋側だと福島、茨城
日本海側だと島根
九州・四国だと福岡、佐賀
豪雪地帯を避けたからか、それなりに温暖な過ごしやすそうな地域が残った感じだね。
地方移住なら「空き家」を探せ?
ニュースなんかで聞いたことがあると思いますが、地方って人口がどんどん減っているので「空き家」が増えているんだそうです。というより私が住んでいる埼玉県でも、ちょっと駅から離れれば明らかに「空き家」だろうという物件をよく目にします。
でも、地方で人が何年も住んでない様な「空き家」って需要も価値も低いので、不動産屋があまり取り扱ってないんですよね。
ただ、最近は自治体が主体となって、家の持ち主と移住希望者とのマッチングを図り、移住者支援として空き家を提供する動きが各地で盛んになっているようです。
このシステムが「空き家バンク」です。
このシステムで絞り込んだ地域の物件を検索してみたのですが・・・
結構ありますね。価格は普通に一千万円を超える「普通の中古住宅」というものもありますが、数十万円から数百万円といった一般的な「家」の価格帯から外れたものが散見されます。
ただ、具体的に物件を眺めていくと問題点も浮き上がってきますね。
ちょっと長くなったので、続きはまた書くことにしますね。
後日続きとして「空き家バンク」で空き家を調べた結果をまとめました。よろしければご覧ください。
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