【何が変わった?】TVを売却してから2カ月が経ちました

セミリタイア生活
スポンサーリンク

私の家にTVが無くなってから2カ月ほどが経ちました。主目的であるNHKの解約や、電力消費量の低下等、基本的に満足のいく結果となっています。ただ、時間の経過と共にデメリットも無い訳ではないということに気付きました。同じようなことを考えている人の参考になればと、自分の感想などを書いておきます。

TVを手放して変わったこと、気付いたこと

私はNHKを解約するためにTVを処分しました(代わりに大型モニターを購入しています)。

元々TVは見てなかったけど、変わったことはあるわね。

私は2020年11月末にTVを売却し、家からTVを無くしました。正確にはTV売却時点ではワンセグが映るスマホがありましたが、その後それも処分しました。

なので現在我が家ではTV番組は一切見ることが出来ません(一部のニュースなどはYoutubeで見れますけどね)。

TV番組は見ないけど、動画は見るという方へ

TVが見れない・・・といっても動画の類を一切見ないかといえばそうではなく、大型モニター+PCの組み合わせでビデオ・オン・デマンド(VOD)やYoutubeの動画は視聴しています。

セミリタイア生活を送っている私は時間がある分、恐らく普通の人より多く動画を見ていると思います。

なので同じように「TVは見ないからTVをモニターに変えてネット動画だけ見よう」と思ってる人には多少参考になるお話だと思います。

変化1.電気代がかなり安くなった

最初に私の電気使用量の推移(日次)をご覧ください。縦軸の単位はkWhです。

消費電力が減るのは事前に分かってたけど、結構減ったのよね。

私の電気使用量の推移(日次)

電気使用量の調べ方は過去に書いた記事を見て下さい(東電しか見れないかもしれませんが)。

私は冬場の暖房はガスの床暖房しか使いませんから、電気使用量における季節変動要因は夏場のエアコンのみです(夏場以外は電気の使用量が結構安定しています)。夏場を除くと、私の電気使用量はここ2年程は10kWh/日位で推移していました。

これが直近では5kWh/日程度と半分に減りました。この水準は既に2カ月ほど続いているので1次的な現象では無いと思われます。

ざっくり1日当たり5kWh消費電力が少なくなってるとすると、1カ月では150kWh。電気代にすると大体4,000円です。

実際、ここ2カ月の電気代は前年比で4~5,000円安くなってます。ワットチェッカーの測定値から計算するとその内半分はTVに由来するものでした。

TVに関する節電効果

上に書きましたTVに由来する節電効果ですが、TVをモニターに買い替えたこと以外に、こまめに電源を切るといった王道的な節電効果も入っています(上のグラフにも書き込んでいますが、TVをモニターに買い替える前に節電を始めていました)。

内訳は、TVをこまめに消すようにしたことによる効果が950円/月程度、TVをモニターに買い替えた効果が1,200円位と見積もっています。

この辺りの数字は複数の記事にばらばらに書いてしまったので、ここでまとめました。

TVの電気代ってそんな高いの?と思った人へ

世の中一般的にはTVの消費電力ってどう認識されているのでしょうか?

少なくとも私は「液晶TVの消費電力はかなり少ない」と以前は認識していました。なので家にいる時は平気で付けっぱなしにしていたのですが・・・

しかし、実際測ってみるとTVの消費電力は結構大きいです。だから節約余地も大きいのです。特にTVからモニターへの買い替えは効果が絶大です。

ネットで「TVの1カ月の電気代は?」なんて書いてあるものは大抵カタログ値から算出しています。でも、カタログ値は実測値とは結構かけ離れることがあります(私の場合2倍近く違いました)。

自動車の燃費と同じである一定条件で計測した数値なのよ。

変化2.電気代の代償!?画質はやはり悪化した

TVの方がモニターより消費電力が大きいのには当然理由があります。

画質については2カ月が経過してTVメーカーの偉大さを再認識させられました。

TVが大きな電力を消費するのには理由がある!

別の記事でも書きましたが、TVは画像処理に多くの電力を使っています。

具体的には「真っ暗な部屋の中で人が話してる」なんて場面ではTVは人を認識して、肌色をそれなりに明るく調節したりして「暗闇なのに人の姿は結構はっきり見える」なんて感じにしていたりします。

これ、TVしか見てなかったときは全く気付きませんでしたが、モニターで動画を見るようになって「ああTVってあれだけ電力を消費するだけの仕事はちゃんとしてたんだな~」と気付きました。

私が気付いたのは暗い画面での違いがメインですが、その他にもいろんな所で調節が入っているのでしょう。

特に昼間に見ると差が大きい!?

また全てのTVにある機能かは分かりませんが、昼間で外が明るい時、TVはその明るさを感知して画面全体の明るさを調節して見易くしたりする機能があります(当然いつもより明るく出力する訳ですから電力消費量は増えます)。

始めの頃は実写の映像に影響が大きいと思っていましたが、2カ月たった今はアニメでもその違いは結構あるな~という感想に変わっています。

部屋に日の光が入って来るような時間に、暗い感じの動画をモニターで見ると何が映ってるのかよく分からない時があります。

夜はあまり気にならないんだけど、昼間は結構違いが出るわね。

TVに何を求めるかで損得は変わる?

私の場合、元々TV番組は一切見ていませんでした。なのでTVを売ってモニターに買い替えたのですが、それによってメリットは得られましたが、意外なことにデメリットも発生しました。

メリットは主に「電気代が結構安くなった」こと、「NHKが解約出来た」ことでしょうか。付け加えるとこの辺りはTVを買い換える主目的でしたから事前にある程度分かっていたことでした。

デメリットは「動画の画質が悪くなった(特に昼間)」ことですね。こちらも悪くなるということは事前に認識していたのですが、時間の経過と共に意外に小さくないデメリットだな~という印象に変わりました。

私の場合は昼にそれほど動画を見ない事、そもそもそれほど画質にこだわりが無かったことから、単純にメリットがデメリットを上回っているという印象です。なのでモニターに買い換えて良かったと思っています。

逆にTVを見なくても映画やアニメを高画質で見たい人や、月数千円程度の電気代(NHKを含めるともっとですが)は気にしないという方はTVを保有した方が良いように思います。

同じようなサイズの液晶TVと液晶モニターの値段にあれだけの差があるのに納得がいくようになりました。

結構凄い技術のような気がするけど、もう日本のお家芸じゃなくなってるのが悲しいわね。

コメント