【サラリーマン時からの変化】セミリタイア生活の支出(生活費編)

セミリタイア生活
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私がセミリタイア生活に入ってそろそろ丸2年が経過しようとしているということで、前回からセミリタイア生活の支出はサラリーマンの時とどう違うかについて記事にしています。前回は会社を辞めると自然と変わってくる支出の「税金、社会保険料」について書きましたが、今回は自分の意思が介在しやすい「生活費」についてまとめました。

セミリタイア生活の支出(生活費)

今回は生活費についてです。直近1年間の平均値をサラリーマンの時の支出と比較しています。

特に変化があったものについて記載していきます。前回書いた税金、社会保険料については下の記事を見てね。

自分の意思で増減したもの

生活費の中でも会社を辞めると自然と減って行ったり増えたりする支出はあります。ここではそういう支出ではなく、主に自分の意思で変動させた支出について書いていきます。

まぁ基本的には減らしたものが多いわね。

家賃(毎月約16万円⇒約10万円へ)

持ち家ではない人の場合、生活コストの中で最大の支出は家賃という事になると思います。

私は満員電車が嫌い(好きな人はいないと思いますが)だったので、独身という状況をフルに活かして会社の近くに住んでいました。その結果、日当たりも悪く、広くもない家なのに結構高い家賃を払っていました。

その家のメリットは単純に「会社に近い」という事以外に特に何もなかったので、会社を辞めた後はすぐに引っ越しに取り組みました。

会社員の肩書がある有給消化期間に引っ越しをすれば良かったのですが、その頃は色々な解放感から遊び回っていたんですよね。

無職になると引っ越し先はかなり限定されるから苦労したわ。

田舎まで行くか?郊外に留まるか?

日当たりが良い等の住環境が良く、家賃が安いということを追求すれば郊外どころか、田舎の方に引っ越すという選択肢もあります。もう絶対に働くことは無いといった強い意志がある方ならそうした方が良いような気もします。

しかし私の場合、セミリタイアが失敗してまた働く事態になるかもしれないと今でも考えているので、流石に田舎に引っ越すというのは難しかったです。

ということで、都心まで1時間はかからないという郊外の典型的なベッドタウンに引っ越しました。しばらく住んでから分かってきたのですが、今住んでいる所は新築ではあるものの、周りにある物件に比べると結構割高みたいです。それでも家賃は月額で6万円程(付随する様々なコストを勘案すると7万円位)減りました。

光熱費(毎月約19,000円⇒約14,000円へ)

光熱費としてまとめていますが、減ったのはほとんど電気代です。

その要因ですが、思いつく大きなものは以下の5つです。

<電気代が減った主な要因>

  1. ウォーターベッドをやめた(ウォーターベッドは風呂桶一杯程の水を常に電気ヒーターで温めている)
  2. 熱帯魚の飼育をやめた(同様に水温を一定にするのに電気ヒーターを使用)
  3. 洗濯物の乾燥を浴室乾燥機から天日干しに変更
  4. 冬場の暖房をほぼ使わなくなった
  5. 部屋の明かりが全てLED照明になった

効果が大きいと思われる順番に並べています。その中で、上2つは明確に節約しようという意思から実施したものです。

下3つは引っ越しに伴うものね。

光熱費については結構節約しているつもりなんですが、節約をテーマにしたブログなんかを読んでいると、もっとずっと少ない金額で過ごしている人が多いんですよね。まだまだ削る余地はあるみたいです。

通信費(毎月約7,500円⇒約14,500円へ)

通信費(携帯、ネット接続費)は唯一増加している支出になります。

増えた最大の要因は、今住んでいる建物にはネット環境が無いことですね(前に住んでいたところはこの辺りも家賃に含まれていました)。そして保険の為にモバイルWi-Fiも導入したので、その分が高くなっています。

逆に考えると、光ケーブルを引いて、更に別途モバイルWi-hiまで契約して7,000円しか増えていないんですから思ったより高くはないかな?とも思います(携帯が安くなってますしね)。

散髪代(毎月約4,000円⇒0円へ)

これは前に節約関連の記事で書いたものです。

私はセミリタイアを契機に髪型を手入れのしやすい短髪に変えたこともあり「これだったら自分でも出来るな」との考えからバリカンでのセルフカットに変更しています。

最初の頃は知り合いに会った時「なんか変じゃない?」と指摘されることもあったのですが、最近は上達したのか特に何か言われることもありません。

既に20カ月床屋には行っていませんが不自由どころか、自分の好きな時に切れるので特に夏は楽でした(ひげ剃り感覚で髪が切れます)。

書いてて何となくデジャヴだな~と思っていたんですが、以前同じようなことを書いていますね。

サプリ代(毎月約12,000円⇒約5,000円へ)

当ブログには「健康管理」に関するカテゴリーがあるくらいですから、サプリについても当初は色々飲んでいました。

サラリーマンの時はお金に余裕もありましたから色々試していました。ただ、やはりというか当然というか、効果が実感できるサプリって無いんですよね。

なので、今はプロテインとマルチビタミン+ミネラルだけになりました。

結構長く飲んでいたのに止めたものには、フィッシュオイルやBCAAなんかがありますね。

効果があるかどうかも分からないものにお金は払えません。

サラリーマンを辞めて自然と減った支出

住民税や社会保険料のようにサラリーマンを辞めると自然と増減する生活費というものも存在します。こちらもあげておきます。

食費(毎月約7.5万円⇒約3万円へ)

食費については節約もしていますが、サラリーマンを辞めたことで自然に減った部分が大きいのでこちらに分類しました。

サラリーマンの時は昼食が都心のレストランや定食屋で毎日外食でしたし、その後は喫茶店でコーヒーを飲むのが習慣でした。なので、毎日最低でも1,500円は使っていましたが、今はそれがありません。それだけで月に3万円位は勝手に減りました。

ただ、平均値でも月の食費は4.5万円程減っているので、3食全て自炊している効果もそれなりには出ていると思います。

サラリーマンの時も土日は自炊していましたが、使いきれなかった材料は捨ててしまうといった趣味の自炊でした。

今はどうやって材料を使い切るか?といった献立を考えたりする生活の為の自炊をしてるわ。

クリーニング費用(毎月約5,000円⇒0円へ)

サラリーマンの時はスーツを着ていましたので、このクリーニング代が毎月かかりました。

あまり長い期間の記録が無いのですが、サラリーマンを辞める直前には毎月5,000円程使っていましたね。今はスーツは当然着ませんし、クリーニングが必要な服は殆どありませんから支出はゼロになっています。

ざっくり生活コストは10万円減

住民税、年金、健康保険料は除いたお話です。

あまり長い記録が無いのですが、サラリーマンの時は1カ月に大体315,000円の支出がありました。

それに対してセミリタイア生活を送っているここ1年の平均値は、大体215,000円と10万円程支出が減っていました。

上であげた削減額の合計より少ないのは1年前の引っ越しとそれに付随する家具などの購入費が入っている為です。それらの一時的な出費を除くと大体上記の削減額の合計12万円程が減っているようです。

何故節約をするのか!?

不労所得がある方もいるでしょうが、大半のセミリタイア生活を送っている人は決まった収入が無いと思います。私の場合は投資をしていますが、当然決まった収入では無く、収入どころか損をすることさえあります(現在は結構な損失を出している所です)。

貯えがあっても、無収入はやはり不安

ある程度の貯えがあっても、定期的な収入があるのとないのでは安心感が違います。なによりこれまではずっと増えていっていた貯えが今はずっと減り続けているのです。頭では分かっていても不安にならざるを得ません。

寿命が分かってれば話は楽なのにね。

節約は無収入の不安を緩和する

節約はその不安を打ち消すための手段でもあります。

徐々に生活費が削れれば、貯えが減っていくスピードは当然減ります。しかもそれは今後何十年と続くわけです。月々1万円でも、数千円でも人生におけるインパクトとしては結構な金額になります。

私の場合、セミリタイアする前に資金計画を固めた訳ですが、その時想定した月々の支出を今現在は下回り始めています。こうなると少しだけ先行きが明るくなりますね。

節約は頭の体操にもなる!?

節約って今までやっていたことをバッサリやめるという事もありますが、突き詰めていくと創意工夫が占める割合が大きくなってきます。

要するに色々考えてやっていかないと進まないんですよね。料理の献立作りなんて典型的なものなんじゃないでしょうか。

働いていないと頭を使うことも少なくなってきます。使わない器官は衰えてしまうので、頭もしっかり使っておきたい所です。

私もまだまだ色々考えてやってみたいと思います。

ブログのネタにもなるしね。

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