なかなか辞める踏ん切りのつかないFF11を断捨離するための記録記事です。遊んでいた期間が長いだけに、あれもこれもと記録しておきたいことが多いのでしばらくこのシリーズは続きそうです。
楽しかったFF11
「楽しかった」と過去形にすると今でも現役でバリバリ遊んでいる人に申し訳ないですが、やはり楽しかったのは最初の頃ですね。
MMORPG黎明期、みんながこういったゲームはやったことが無く、何もかもが新鮮だった世界。ヴァナ・ディールは仮想世界でありつつ、もう一つのリアル世界のようでした。
今回は私が体験したリアル世界と仮想世界の垣根が低かったというような話も織り交ぜて記事にしていきます(もう結構前の話なので、時系列は結構めちゃくちゃになると思いますが)。
この記事は「【断捨離準備】FF11初期時代の思い出話」の続きです。FF11をやったことが無い人には???なことが多いかと思います。
FF11のスクリーンショット
チョコボゲット!
なんとかたどり着いたジュノで最初にやったのはチョコボ取得クエストでした。
それまでも砂丘のレベル上げPTなんかでは、「レベル20になるとジュノっていう町でチョコボが取得できるみたいだ」なんて噂話は聞いていたので、楽しみで仕方がありませんでした。
クエストクリアの為に必要なアイテムは本来自分で取ってくるのが良いのでしょうが、早くクリアしたくて競売で買ってすぐにクリアしました。
これで移動がとても速く・安全になりました。
本当の初期はチョコボに乗っていてもモンスターに絡まれたみたいですね。私はここまで来るのに時間がかかり過ぎてその経験はできませんでした(発売日からやってたのに)。
ただ、チョコボに乗れるようになったとはいえ、この頃のレベリングはジュノ周辺が多かったから、あまり乗らなかったのよね。
飛んでくる骨
私がジュノに着いたのは、チョコボ取得クエストのオファーが可能なレベル20の時です。
その辺りのレベル上げは近くのクフィムでやることになります。
この当時はデス・ペナルティがやたらと大きかった(というより、経験値の稼ぎが悪かったから相対的にペナルティが痛かった)ため、ピンチになった時逃げやすいということで、エリア境界付近でやることが多かったですね。
1回死ぬと稼ぐのに30分~1時間程度かかる経験値が吹っ飛んでしまうので、PTで誰かが死ぬと雰囲気が悪くなりがちでした。
最初の頃ってあんまり効率を追求してなかったよね。
2時間くらいのPTで経験値3000位が普通だったし、5000も稼げたら全員とフレンド登録するほど 盛り上がったね。
逆に数時間レベリングして経験値がマイナスってこともあったわね
ここで印象的だったのは生体感知モンスターがいたことですね。プレイヤーのHP黄色or赤色表示ですっ飛ん来る骨で回りにいる複数のPTもまとめてエリアに撤退なんてことが日常茶飯事でした。
そりゃ経験値稼げんわ
その代わり迷惑かけた他のPTに謝ったりと、PT間の会話もあり今では考えられない牧歌的雰囲気もあったよ。
この苦戦した「骨」。まさか後々長いお付き合いになるとはこの時は全く考えていませんでした。
強さは?「トラ」
クフィムの後はジュノ上層から外に出たバタリア丘陵に点在する古墳の入り口でトラを狩るのが一般的な流れでした。
ここでの狩りは今考えると何でこんなに効率の悪いことしていたんだろう?という極みだったんですよね。
釣り役はかなり遠くから足の速いトラを釣ってきて、古墳入り口まで連れてくるんですが、それまでに結構殴られます(迎え挑発なんてのも必須でしたね)。しかも、殴られながらPTメンバーにそのトラの強さを伝えることが任務でもありました。
強さは?
トラ
本来「とて」(とても強いの略)と言いたかったのを「トラ」と答えたのが元だったか?そもそも自分で経験したことではなく2chネタだったのか?もしくはその2chネタを面白がって真似たのを聞いたんだったか?既に記憶はあいまいなのですが、画面の前で笑ってしまった記憶があります。
この頃所属していたLSであった面白い?話
上記のような話はネットを探すと結構あるので、FF11をやってる人であれば読んでもつまらないという人ばかりだと思います。
なので、私が体験した独自の話も混ぜていきます。
仲良しLS
その頃私が所属していたLS(他のゲームでいう所のギルド)には10人ほどのメンバーがいて、強いモンスターを狩るための共同体というより、単に仲良しが集まっただけといったグループでした。
しかも住んでいる所がほぼ全員東京ということで、オフ会も何回かやりました。そのオフ会で分かったのはメンバーの内4名は2つのカップルで、かつ両カップルとも同棲しているということでした。
この4人、簡単にどんな人だったかというと
流石にもう特定はされないと思うのでそこそこ詳しく書きますね
- A氏:男、LSリーダー、イケメン、美容師、B子の彼氏、ただしかなりいい加減な人
- B子:女、小柄で可愛い、A氏の実家(美容院)で同棲しながら働く美容師、やきもち焼き
- C氏:男、イケメン、航空会社勤務のサラリーマン、かなりのM、ゲーム内ではいつもA氏と遊んでいる(B子に嫉妬されている)
- D子:女、C氏の彼女(D子の家で同棲中)、重度のゲーム廃人、ゲーム内では姫、リアルではオーク、外見だけ取ると何故C氏と付き合えてるのかかなり不思議な存在。かなりのS。
このLSは結構長くて、2,3年は楽しく遊んでいた記憶があります。オフ会も数回開催するなどリアルでの付き合いもあり、私もC氏も電車で1時間かけてA氏に髪を切ってもらいに行ってたりもしました。
LS崩壊はリアルから
普通LSが崩壊するのってゲーム内でもめることが原因であることがほとんどだと思うのですが、このLSは違っていました。
このLSのリーダーA氏はかなりいい加減というか、やる気のない人でした。私が事前に連絡してから髪を切りに行ってるのに「やる気がでない」という理由で店に出てこず、B子が謝りながら私の髪を切るという事が何回かありました。
そうこうしている内にA氏の母親(この人も同じ店で働く美容師)がブチ切れて、A氏を追放したんです(岐阜かどこかの親戚の美容室に「修行してこい」といって追い出したらしい)。
そこからA氏はゲームにログインすることは無くなりました。そしてB子はA氏とやるゲームが好きなだけで、ゲーム自体はそれほど好きではなかったらしく、B子も去っていきました。
それからしばらくB子はA氏の母親と同居しながら美容師を続けていたようです。
そしてD子は元々廃人でしたから、もっと強いLS(HNMLS)に移りたいといって去っていきました。と、同時にC氏を振って家から追い出しました(私はC氏の家探しに付き合いました)。
その他のメンバーもこの件をきっかけにぽろぽろ抜けていき、いつの間にかC氏と私だけになりLSは崩壊しました。
私はそれまでにもLSの崩壊していく様は何回か見ていたので、まぁそこそこ長く楽しめたLSだったな~と思いつつもしばらくはLSに所属しないで遊んでいました。
落ち。えっ?なんで?
それから数年が経ち、私はそんなLSの存在自体忘れていました。そんな時、ふと隣に見覚えのある名前のキャラクターがいたんです。キャラ自体は作り直したらしく、種族は元と違っていたのですが、B子とC氏でした。
本人に違いないだろうと、話しかけたらやはり本人でした。でも、なんでB子とC氏なんだろう?A氏とD子はどうしたの?と聞いたところ「知らない」と。
更に聞いたらB子とC氏は結婚したそうな。
なんでも、A氏が追放された後もC氏はB子に髪を切ってもらいに通っていたらしく、そこで仲良くなったんだそうな(B子が結婚後もA氏実家で働いているのかは聞けませんでした)。
その後、すぐ子供が出来たのか?他の理由があったのか知りませんが、2人を見かけることは無くなりました。この話がいつ頃だったかはっきり覚えていませんが、10年位前の話だと思います。子供が出来ていたとすればその子が同じゲームをやってても不思議じゃない程昔ですね。
というか、そのC氏のキャラ名とかなり酷似した名前のキャラをちょっと前に見かけたんですよね。流石に話しかけられませんでしたけど。
こんな話がいくつもありました
FF11が熱かった時期はオフ会も盛んで、私は結局3つのグループでオフ会に行きましたが、ゲームの中で知り合って結婚したという話は結構ありました。上の話は知るまでの過程が結構インパクトが強かったので紹介しました。
こういう、ゲームの中だけじゃなく、リアルの世界までFF11に侵食されていたからこそ楽しかったのかもしれませんね。
まぁ自分が年を取ったということもありますが、もうこんな経験はできないだろうな~と考えると感慨深いものがありますね。
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