【神社・仏閣巡り】双龍鳥居は必見!品川神社

神社仏閣巡り、散歩・ドライブ
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芝大神宮と同日に行ったのですが、今回は東京都品川区にある品川神社のご紹介です。この神社、京浜急行の車内から見ることが出来るので見たことがある人は多いのではないかと思います。ただ、私もそうですが実際に行ったことがある人はそれほど多くないのではないでしょうか。

品川神社(東京十社巡り)

品川神社は源頼朝公が文治3年(西暦1187)に安房国の洲崎明神(現在の千葉県館山市の洲崎神社)の天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)を迎えて海上交通安全と祈願成就を祈られたことから始まっているようです。

京浜急行の車内から、境内の富士塚(品川富士)という小さい山が見えるので、京浜急行を利用されている方は目にされる方も多いかと思います(富士塚は正確には品川神社ではなく、境内社の浅間神社のもののようです)。

<主祭神>

天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)・・・祈願成就、航海安全

宇賀之売命(うがのめのみこと)・・・お稲荷様、農業、商業、産業繁栄

素盞嗚尊(すさのおのみこと)・・・風水害除け、厄除け、病気除け

「すさのおのみこと」の漢字が記憶とちょっと異なっていたので調べたら、古事記と日本書紀であてられている漢字が異なるようですね。

境内社については公式HPに触れられてないので全てを網羅できるか分かりませんが、下の散策の所で触れていきます。

行き方

駅の目の前なのでわざわざ地図を付ける必要も無いと思いましたが、一応。

京浜急行の新番場駅から徒歩1分といった所ですね。ただ、この新番場駅は各駅停車しか止まらないので意外に利便性は良くないんですよね。

といっても品川駅から歩くよりは各駅停車が来るのを待った方が早く着くとは思うわよ。

境内散策

境内は広く、そして鳥居と狛犬のセットが結構たくさんあります。これが全て境内社なのかと思ったのですが、必ずしもそうではなさそうなのでよく分からなくなったんですよね。公式HPにも書いてませんし。

駅から見た品川神社

駅から見た品川神社

駅を降りたところから見た品川神社です。

写真左手の小高い部分が富士塚です。

入り口の鳥居(双龍鳥居)

品川神社の入り口の鳥居(双龍鳥居)

ぱっと見た感じでこの鳥居が珍しいと感じました。

その理由は彫刻です。

双竜鳥居アップ

この彫刻は「龍」で、左側が「昇り龍」、右側が「降り龍」のようです。

この写真は「降り龍」ですね。

調べてみると、このような形態の鳥居は「双龍鳥居」といって東京では3カ所しかない珍しいものだそうです。

東京で「双龍鳥居」がある神社は品川神社の他は、杉並区の馬橋稲荷神社と同じく杉並区の高円寺の境内稲荷社の2社だけです。

石段中腹に鳥居が!?

品川神社の鳥居

品川神社の入り口の石段は結構長いのですが、その中程左手に鳥居があります。

これは何の入り口なのでしょう?(正解は後ほど)

石段を登り切ると正面に品川神社の拝殿が見えます

品川神社の拝殿

結構きつい石段を上がり切るとこのように拝殿が見えてきます。

こうしてみると品川神社の広さが分かると思います。

手水舎

品川神社の手水舎

参道左手には手水舎があります。

時間的に逆光になってしまいました。

拝殿

品川神社の拝殿

品川神社は戦災を免れたのですが、老朽化が進んだため昭和39年(西暦1964年)に再建されています。

なので鳥居や狛犬と比較すると拝殿は新しい感じがしますね。

ここまでは品川神社で明確なのですが、この後は公式の説明が無い為、私が調べた説明になります。

拝殿右手には千本鳥居が

品川神社の千本鳥居

拝殿に向かう途中、否が応でも視界に入ってくるこの千本鳥居。

もちろんその先にはお稲荷様がいるはずです。

阿那稲荷神社

阿那稲荷神社

このサイズの写真だと読めませんが、阿那稲荷神社とあります。

更に下に続く千本鳥居

品川神社の千本鳥居

この千本鳥居は途中で分岐していて、下に続いています。

その先にもお稲荷様がいるのでしょうか?

ここは阿那稲荷社

阿那稲荷社

千本鳥居を下に抜けた先は「阿那稲荷社」と書かれたお堂がありました。

”神”の字が抜けてるのに何か意味があるのでしょうか?

その中には沢山の神社がありました

沢山の神社

左から「八百萬神社」、「大國主恵比須神社」、「天王白龍辨財天社」とありますね。

名前からすると七福神に関する神社なのでしょうか?

そういえばここまで触れてませんでしたが、品川神社は東海七福神の大黒天でもあります。

パワースポット「一粒万倍の御神水」

一粒万倍の御神水

この小さなお堂の左手にはお稲荷様とこの「一粒万倍の御神水」があります。

その名の通り、この水でお金を洗うと1万倍に増えるのだそうです。

私も100円玉を1枚洗いましたので100万円になるのを楽しみに待っています。

前にいたおばちゃんはちゃんとビニール袋を用意していて、お札を何枚も洗っていました(笑)

ずっと戻って入り口の石段を上がったところへ(浅間神社)

浅間神社

最初は真っすぐ品川神社の拝殿へ向かったのでスルーした境内社の浅間神社へ戻ってきました。

富士山への登山道が出現

品川神社の富士登山道

浅間神社の脇には富士登山道があります。

この登山道は、この富士塚に上るとても狭い、そして急な道を指しています。

真っすぐ下る普通の道は、先ほど後回しにした、正面石段の中腹の鳥居へと続いていました。

とても急な富士登山道

富士登山道

写真をこのサイズにすると分かりにくいですが、一応鎖の手摺があります。

ただ、物凄く急ですし、足場が悪いです。岩だらけなので転んだら大怪我しそうです。

私はまだ足腰が丈夫なので大丈夫ですが、お年寄りにはかなりきつそうな道でした。

登頂!

品川神社の富士山頂

富士山頂はちゃんとコンクリート製で平らなので登ってしまえば安心です。

ちなみに富士塚は本物の富士山に登ったのと同じ御利益があるとする「富士信仰」に基づくものなのだそうです。

いつか一回は登っておかなければならないと思っていた富士山に図らずも登れてしまいました。

行ってみた感想

品川神社は公式のHPでもあまり説明がないので、細かい所はよく分からなかったのですが、見るべきものがたくさんある神社という印象です。

境内社も沢山あって写真も撮ってきたのですが、何の説明も出来ないので掲載するのを止めたものがあります。

これを書くために後から調べたら見逃していたものも結構あったわ。

実は今回は1日で多くの神社を回ったため、予習をほどんどしておらず、予備知識なしで見て回ったんです。そんな状態でも真っ先に目に留まってしばらく眺めてしまった入り口の「双龍鳥居」は見事なものでした。これをみれただけでも行った価値はあったと思います。

その他、個人的にはこれまでも不思議な感じがして好きな千本鳥居があったり、神水があったりと見どころ満載でした。

また、都心からやや外れているからでしょうか?土曜日にもかかわらず、観光客もほとんどいなくて、ゆっくり見て回ることが出来たのも良かった所ですね。

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