昨年(2020年)の10月にNHKを解約しようと決意してからTVを処分し、スマホを買い換え、ついに準備が整いました。そして気合を入れてNHKに電話をしてみたのですが・・・気が抜けるほどあっさりと手続きは完了しました。現在NHKの解約を考えている人の参考になると良いと思い、解約までの流れをまとめておきました。
NHK受信契約の解約手続きはあっさり完了
私の中ではKing of 「無駄」であったNHK受信契約の解約手続きが完了しました。世間で言われるほど面倒くさくも無く、結構あっさり出来ましたよ。
スマホの処分の関係(2年縛り)で思い立ってから結構時間はかかったけどね。
NHK解約にかかったコストと節約効果
最初にNHKを解約する主目的である「節約効果」についてまとめます。このまとめは電気代なども含めた総合的なものになりますから誰にでも当てはまるものではないとは思います。
私の場合、NHKを解約するに当たって、TVをモニターに買い替え、スマホをワンセグが映らない端末に買い替えています(ついでに携帯会社も乗り換えています)。
この買い替えに関するコストや買い替えによって得られた節約効果もひっくるめて「NHK解約で得られた節約効果」としています。
では、NHK解約に向けて行ったことを時系列で説明します。
NHK受信契約解約の手順(その1)・・・受信設備の処分
NHKの受信契約を解約するための条件はいくつかありますが、通常は「放送を受信することのできる受信設備」を処分する必要があります。
この受信設備にはTVは勿論、ワンセグが見れる携帯電話(スマホ)やTVチューナーが付いてるカーナビなんかも含まれます。
私の場合、該当するのはTVとスマホでした。
これらの処分は昨年末から着々と進めておりました。
NHKは見てないから契約しない(解約する)は通用しないのです。
罰則が無いとは言え一応法律が相手だから正攻法にしました。TVとスマホの処分については上に張った関連記事を見てね。
NHK受信契約解約の手順(その2)・・・「放送受信契約解約届」の入手
設備の処分が終わってようやく手続きです。世間(様々なブログ)では対応が酷いなど色々囁かれていますね。
私の場合、対応された職員の方は気が抜けるほど普通でしたよ。
「NHKふれあいセンター」へ電話
ネット検索すると色々なルートを辿ったというお話もでてきますが、最終的には「放送受信契約解約届」という紙の書類を入手して、それに必要事項を記入して返送することでNHKを解約することができます(電話やネットだけでは手続きは完結しない)。
その「放送受信契約解約届」をどう入手するか?というのがNHK解約手続きのほぼ全てと言っても良いでしょう。
本来なら最初にNHKの受信料窓口(フリーダイヤル)にかけるのが正解のようですが、こちらはつながらないことで有名らしいです。で、繋がったら繋がったで「NHKのお客様番号」を聞かれるといったことがネット上の情報としては多かったです。
「NHKのお客様番号」はNHKから送られてくる郵便などに書いてあるようなのですが、私の場合そのようなものは手元に無く、分かりませんでした。
こちらは「NHKふれあいセンター」に電話をかけると教えてもらえるそうです。
という訳で私は最初に「NHKふれあいセンター」に電話をかけました。ちなみに「NHKふれあいセンター」はフリーダイヤルではありません。
普通大企業だったらこういう窓口はフリーダイヤルじゃない?ちなみに「NHKふれあいセンター」のHPはここから飛んでみて下さい(電話番号もここに書いてあります)。
「NHKふれあいセンター」だけで契約解除の前準備は完了
「NHKふれあいセンター」は上記の通り、通話が有料です。なので音声ガイダンスがやたら長いのにはちょっとイライラしました。ただ対応に出てくれたオペレーターの方は丁寧でした。
「NHKお客様番号」が分からないので問い合わせた旨を伝えると、電話番号、氏名、住所を聞かれ、その後に「NHKお客様番号」(10桁の数字)を教えてくれました。
その際「NHKお客様番号」は何のために必要なのか聞かれたので「NHKを解約する為」と伝えた所、後の連絡の手配をしてくれました(その際、TVは売却、スマホはワンセグが映らないものに買い替えたことを伝えました)。
「手配」というのは具体的には地域の放送局の担当者に連絡をしてくれるという事です。その担当者に私の都合の良い時間に連絡させることを手配してくれたということですね。
最初から「NHKふれあいセンター」にかけて解約したい旨を申し出れば事足りるみたいですね。
この手続き後に「NHKお客様番号」は特に使わなかったわ(一応メモしたけど)。
NHK地域担当者からの連絡
都合の良い時間として伝えたのは14:00~18:00でしたが、電話は14:05にかかってきました。他の方のブログなどを見た感じでも指定した時間の一番早い時間にかかってくることが多いみたいですね。
電話の内容は「受信設備がない事の確認」です。
他の方のブログでは「しつこくあれこれ聞かれた」とか、「家に訪問して実際に見せろ」と言われたなんていうことが書いてあったので身構えていましたが、以下のようにとてもあっさりしたものでした。
<実際の会話の内容(細かい所は省略)>
担当者:TVを売却されたという事ですが、どちらに売却されたのですか?
私:中古業者に売却しました。
担当者:なんという業者でしょうか?
私:ちょっと待ってくださいね・・・(聞かれると思ってメールボックスは開いていたのに、新しいメールが多くて当時のメールがすぐ出て来ず焦ってしまいました)
私:(結局メールが見つからず)確か「高く買い取りますドットコム?」とかいう企業です(正解は「高く売れるドットコム」でした)。
担当者:そうですか。分かりました。ワンセグも処分されたのですよね?
私:はい。
担当者:それでは解約届を送付しますので、必要事項を記入して返送してください。解約は1月末付となりますから・・・
なんか前評判よりあっさりし過ぎて拍子抜けといった感じでしたね。
コロナ不況とかも絡んで解約する人が激増してるんじゃない?
NHK受信契約解約の手順(その3)・・・「放送受信契約解約届」の送付
NHK地域担当者からの電話より8日後に封書が届きました。
他の方のブログなんかだと2週間位かかるという話だったけど、意外に早かったわね。
届いた封筒の中身
封筒に入っていたものは3点でした(定型の印刷物ではなく、私の氏名や住所、お客様番号なんかが印刷されていました)。
ちょっと気になる点もあったので内容物と共に書いておきます。
放送受信契約解約届には何を書くの?
上に書いた通り、自分の氏名や住所、お客様番号なんかは既に印刷されています(もしかしたら地域によってこの辺は違うのかも知れません)。
ここでは自分で記入する必要がある部分についてまとめておきます。
返信用封筒に放送受信契約解約届を入れて返送・・・なんですが
「放送受信契約解約届」に必要事項を記載し、返信用封筒に入れて送り返せば全てが終了・・・という段階でにわかには信じがたいことが起きました。
これを見て何が起こってるか分かりますか?
画面上側に写ってるのが「放送受信契約解約届」です。この折り目は元々こういう風に折ってあったものなんですが・・・
なんと!そのままだと同封されている返信用封筒に入りません(かなり適当に折ってありました)。
解約者への最後の嫌がらせなのかしら?
さよならNHK
この記事はNHKに電話をした辺りから書き始めていて、本日書類が届いたので仕上げている所です。
その間にちょっとしたニュースが流れていましたね。
そう、NHKの値下げに関してです。
なんでも、2年後に1割程度の値下げをするみたいですね。もう私にとっては何の意味も無いニュースではありますが、明らかに自分たちが世間にどう思われているか、必要とされているかどうかが理解できていない様な内容でしたね。
このニュースに対する世間の反応も推して知るべしですが、いつになったらあの殿様商売的な振る舞いが修正されるのでしょう?
ちなみに私がNHKを解約しようと決意したのも、NHKが「家庭や事業所でテレビを設置した場合、NHKへの届け出を義務化するといった制度改正を総務省の有識者会議で要望」というニュースからよ。
まぁ何十年か払ってきたけど、今回で完全にさよならすることになりました。今までありがとう・・・ってほど有益な情報は得てないような気もしますが、「ありがとう」と言っておきましょう。
【後日追記】NHKの解約完了は何で分かるか?
上記の手続き(放送受信契約解約届を郵送)は2021年1月16日に行いました。
ただ、これが受理されたかどうかの連絡は一切ありませんでした。
その後2月初旬にクレジットカードの引き落とし日が来たのですが、NHKの料金(2か月分)はしっかり引き落とされていました。まぁこの引き落としはタイミング的に仕方がないとは思ったのですが、過払いになった分はどうなるのかと思っていた所、本日(2/18)に郵便にて「振替払出証書」なるものが届きました(差出人はNHK)。
お恥ずかしい話ですが50年近く生きてきて「振替払出証書」なるものを手にしたのは初めてだったのですが、どうやらこれを郵便局に持って行くと現金に変えられるみたいですね。
受信料を返してきたということで、完全にNHK解約が成立したと考えて良いでしょう。
返ってきた受信料が1か月分だったのがちょっと気になったけどね・・・
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