【結構便利】ルームミラー型ドライブレコーダーの使用感

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以前自分の車にドライブレコーダーを取り付けたことを記事にしました。その後3カ月少々使ってみて気が付いたミラー型ドラレコのメリット・デメリットをご紹介します。総じて買って良かったと思っているのですが、こうしてあげてみるとデメリットもそれなりにありますね。

ミラー型ドラレコのメリット・デメリット

私は2022年5月に交通事故に遭い、それを契機にドライブレコーダーを付けることにしました。

ネットで調べると既にドラレコの搭載率は5割に迫ってるみたいね。

ミラー型ドラレコについての全般的なお話にしようと思っていますが、製品特有の話も入っていますので私が購入・使用している製品も記載しておきます。

ネオトーキョー社の「ミラーカム2」です。

※特に宣伝の記事ではありません。

ドライブレコーダーの必要性

ネット検索すると2022年の時点でドライブレコーダーの搭載率は49.3%なんて数値が出てきます。

決して安くはない装置がそれだけ大量に出回っているという事は、それほど必要性の高い装置だという事なのでしょう。

実際私は事故に遭うまでは「そんなの必要ないんじゃない?」といった認識だったのですが、事故に遭った後は「次の車には絶対付けよう」と考えがガラッと変わりました。

幸い、私の事故相手は素直に自分の非を認めていたのですんなり過失割合が9:1に落ち着いたのですが、映像が無いことを良いことに難癖をつけられて8:2とか7:3になったかもしれないと思うと少々怖いことではあります(9:1でも金銭的負担は多少ありました)。

また逆に考えると、もしかしたら映像があったら10:0に出来たかもしれないとも思えたので「やっぱりドラレコって必要なんだな~」と考えが変わった訳です。

ドラレコが無い頃は10:0という過失割合は中々成立しなかったみたいですが、映像があれば明らかに有利になるケースもあるようです。

例えば信号付き交差点の事故で両者が青信号を主張しているようなケースでは昔は10:0はあり得なかったみたいだけど、ドラレコで信号無視が分かれば10:0になることもあるみたいな感じね。

ミラー型を選んだ理由

ドライブレコーダーの形式はいくつかあるようです。最近では車内に設置して360度動画を撮影できるようなものまでありますが、私はミラー型ドラレコを選択しました。

理由は「何となくカッコいいから」という単純なものでしたが、振り返ってみると正解だったかな?と思える点がいくつもありました。

それを以下でご紹介します。

ミラー型ドラレコのメリット

ここで紹介するミラー型ドラレコのメリットはその形態に依存するモノや、デメリットとのトレードオフの関係になるものが含まれています。

当然主観も入っているわよ(総じて買ってよかったと思ってます)。

メリット① ドライブ風景の写真が簡単に取れる

ドラレコを設置する最大の目的は事故が起こった時の証拠映像を録画することです(その他あおり運転なども)。

ただ副次的に旅行などの風景の撮影にも使えます。

私の使っているドラレコだと、本体のタッチパネル操作で今映っている風景を前・後共に静止画として保存することが出来ます。

例えばこんな感じで運転者視点の景色を撮ろうと思ったら道の真ん中で車を停めないといけません。

当然そんなことはできませんが、ドラレコがあれば走行中の風景の撮影が可能になります。

こちらはリアカメラの画像です。

こんな感じで旅の様子を保存できるのもドラレコの一つの用途といって良いと思います。

ドラレコの動画データは記録メディアの容量にもよりますが数時間で上書きされてしまいます。なので私は長旅の際は静止画として保存しています。

ミラー型ドラレコはルームミラー上に現在の映像が流れているわけだから、どの景色が撮影されるかが分かりやすいのよね。

メリット② 車内に荷物があっても後方視界が変わらない

ミラー型ドラレコは車後部に設置したリアカメラの映像をルームミラー型ディスプレイで再生しています(同時に録画もしている)。

なので極端な話、リア・ウィンドウをシェードで覆ったとしても普通に後ろが見えます。

私の場合、車中泊で長期旅行をするときは車内に前日お風呂で使ったタオルやバスタオル、服の類がハンガーにかけて沢山ぶら下がっているのですが、そうした場合でも後方視界がクリアーなのがとても便利に感じています。

メリット③ 後方の視野が広い

私の場合、リアカメラはリア・ウィンドウに設置しています。なので車より後ろ側はほぼ全てが見通せることになります。なのでこの画像とサイドミラーからの視界を合わせると死角になる部分はかなり少なくなります。

ただ、より広い視野の画像が映る訳ですから従来の鏡のルームミラーと比べると、後続車などがより小さく映るといったデメリットも発生します。この辺は便利になるのとのトレードオフの関係になっていると言えそうです。

ミラー型ドラレコ本体に映し出される映像は、実際カメラで撮影した映像からミラーの形に切り出された映像になるのでより小さく見えます(この写真の黄色の点線内がモニターに映るイメージ)。

※私のドラレコは本体側で画像の拡大・縮小や上下移動をすることが出来ます(映像を拡大すると映し出される幅は狭くなります)。

映像を拡大して鏡のミラーと同じくらいに映るようにも出来ないことはありませんが・・・

そうすると視界が広くなるというメリットを殺しちゃうのよね。

メリット④ 後続車のヘッドライトが眩しくない

私はリスク回避の為、なるべく夜間は運転しないようにしているので気付くのが遅れましたが、ミラー型ドラレコだと後続車のヘッドライトが眩しくありません。

たまに(結構?)、やたらと車間距離を詰めてくる人っていますよね。それが自分の車より車高が高かったりすると、そのヘッドライトの光がもろにルームミラーで反射されて眩しかったりします。

ところがミラー型ドラレコはカメラを通した映像になるので眩しいと感じるほどの光量の場合、映像が白飛びするだけで眩しくありません。

この写真の後続車は結構離れていますが、近づいていてもライトが大きく映るだけで眩しくはありません。

これは結構大きなメリットだと思うわ。

メリット⑤ 夜間はドラレコ録画中!のアピールが出来る!?

私が普段運転するのは田舎道なので、夜だと真っ暗という事が少なくありません。なので後続車がいない場合、普通の鏡のミラーだと後方は何にも見えないという事になります。それに比べると一度カメラを通して補正がかかった映像だと(あくまでも鏡に比較すると)ある程度景色が見えます。

まぁそれ自体にメリットを感じたことは無いのですが、光を増幅してモニターに映し出しているということで、夜間はドラレコ自体がある程度光っている状態です。

私もミラー型ドラレコ搭載車の後ろを走ったことがありますが、夜間だと結構離れていてもはっきりドラレコが付いてることが視認できます。

よくあおり運転を回避するために「ドラレコ録画中」といったステッカーを貼っている車を見ますが、夜間だとそれより強いアピールが出来ます。

まぁあおり運転を受けることなんてそんなに多くは無いと思うけどね。

メリット⑥ 老眼にはありがたい!?各種表示

私の購入したドラレコは画面に「車速」、「向かっている方角」、「現在時刻」、「日付」などを表示させることが出来ます(設定で変更も可)。

この内「現在時刻」が大きく表示されるのがとても助かっています。

というのも車内で他に時刻を確認できるものが「車に備わっている時計」、「ナビアプリを使っているタブレット」、「スマホ」位しかなく、いずれもが非常に表示が小さく見辛いんです。

老眼の私には大変ありがたい機能ですね。

ミラー型ドラレコのデメリット

メリットがあればデメリットもあるというのが世の常です。ただ、致命的なものは無いように感じます。

まぁ致命的なデメリットがあったら使っていませんが・・・

デメリット① 映像に違和感がある

ミラー型ドラレコに関してネット検索すると結構色々ヒットします。

当然メリット・デメリットについて書いている人も多いのですが、モニターに映る画質や色調についての意見も多いように見受けられます。

ただ、その辺に関して私は「本来の目的が果たせれば問題無い」と思っています(必要以上に美しくする必要は無くないですか?)。

画質については上に貼った画像程度の「事故の際に相手の車のナンバーなどを認識するのに十分な解像度」があればOKです。動画としてもカクツキは無く、スムーズに流れるような映像になっています。

・・・とはいえ、やはり映像と直視(鏡に映った像)は違います。何となくの違和感は中々拭いきれません。

違和感があるな~というだけで、特に弊害などは無いのですが・・・

不思議な感じがする・・・そんなイメージね。

デメリット② 後続車の距離感がつかみにくい

これは「メリット③ 後方の視野が広い」で書いた事とのトレードオフとなるデメリットですが、鏡のルームミラーと比べるとモニターに映る画像は小さく見えます。

なので後続車などは実際より遠くにいるように見えます。サイドミラーで確認すると「結構近くにいた」なんてことはよくあります。

まぁこれも上記の違和感の一種で、あまり弊害は無いのですが気になるといえば気になるポイントですね。

私の場合、車を買い換えてすぐに取り付けたので違和感はそれなりに小さくできたのではないかと思っています。

後続車に車間を詰められても「煽られてる」、「せかされてる」感じがしないのはメリットとも取れるわね。

デメリット③ 昼間の映り込み

ミラー型ドラレコのモニター部分は液晶ですから、昼間は外の明かりが映り込んで映像が見えずらくなることがあります。

確かに見えないと困るので、デメリットと言えなくもありませんが単純な方法で対処可能です。

映り込みが無くなる方向にミラーを向けるだけです。ただのモニターなのでどんな角度にしても後方の映像は変わりませんから問題ありません(あまりにも明後日の方向に向けると違和感が出ますけどね)。

ただこの対処方法はフロントカメラが本体と別になっているタイプじゃないと出来ません(本体一体式だとフロントの撮影画角が変わってしまう)。

配線が一本増えちゃうけど、ミラー型ドラレコならフロントカメラは別になってるタイプの方が絶対良いわよ。

デメリット④ 外国製でかゆいところに手が回っていない

調べても分からない部分が多いのですが、少なくともミラー型ドラレコの世界はほぼ中国・韓国製の製品しかないようです。日本製を謳っていても企画・販売が日本の会社で製造は中国といったものが多いようです。

まぁこういった製品では仕方のないことなのかもしれませんが、日本製品にあるような「痒い所に手が届く」といった造りになってないんですよね。

私が購入した製品の場合、映像が記録されたメディアを本体から取り出すには配線を外して本体を一度取り外さないといけません。

私は旅行やドライブをした際に風景を静止画として保存することが多いので、帰ってきたら記録メディアを取り外すことが多いのですが、その度に一度ドラレコを取り外すという手間がかかります。

「本来滅多に取り外すものじゃないから」と言われればそれまでですが、滅多に取り外すものじゃなくても取り外し易く作るのが親切設計ってものじゃないのかな~なんて毎度思いますね。

こちらはミラー型ドラレコ全般というより、私が買った製品だけのデメリットかもしれません。

これ事前のレビューじゃわからなかったのよね。

デメリット⑤ 値段が高め

ピンキリだと思いますがミラー型ドラレコは従来形式のものに比べると値段が高めです。

中には安いものもあるのですが、ネットでちょっと調べるだけで悪評が沢山出てくるようなものが少なくなく、メインの用途を考えるとある程度の価格帯のものを選択せざるを得ないと思っています。

私が購入したものは3万円を上回る価格でした(自分で取り付けたから取付工賃はかからず)。

まぁそれに見合った機能だとは思っています。

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