山口で暮らし始めてすぐの頃、「水道水が美味しい」と感じたことがありました。その感覚はすぐに慣れてしまって、今では飲む度に感動する・・・なんてことは無くなりましたが、やはり水の質は良いのかな?と思えるようなことに気が付きました。
地方ならでは!?水道水の質が・・・良い?
山口市で暮らし始めてすぐに「水道水が美味しい」と感じました。でもそれは周りの環境がそう感じさせているだけかもしれません。
でも最近ある物理現象によって、まんざら気分の問題だけじゃないのかな?なんて思っているわ。
東京、埼玉に比べると山口の水は柔らかい!?
早いもので埼玉県から山口市に引っ越してきて4カ月が経ちました。そして最近あることに気が付きました。
それはキッチンに水垢が出ていない事です。
これまで東京、埼玉で暮らしていた時には1週間もすれば白っぽくなってきて、1カ月もすればちょっと拭いただけじゃ取れなくなった水垢が、山口市では4カ月経っても全く出ていないんです。
流石にお風呂場の鏡には若干出ていますが、それでもほんの少しです。
ちなみに東京に住んでいた時は1年位でお風呂の鏡は真っ白になりました。
この記事には住んでいる場所によってピンと来る人と来ない人がいると思います。
水道水は全国同じ??・・・のはずはない
よく「日本の水道水は同じ基準で管理されているから全国どこでも一緒」なんてことを聞いたりしますが、当然そんなことはないはずです。
同じなのは「そのまま飲んでも危険ではない」というだけです。強いて言えば消毒に使う塩素の濃度が同じだから、塩素臭さは同じという感じでしょうか?(水道水の管理項目は塩素以外にも沢山あります)
私は山口市に引っ越してきて最初に「水道水が美味しい」という感想を持ちました。
ことが「味」だけに主観を排除することが出来ませんが、これは関東地方から山口に移住した場合、多くの人が同じように感じることではないかと思います。
水垢が出ないのと関係あるの?
水垢の原因は味とも関係あるんだよ。
水垢の元であるミネラルの濃度には地域差があった
水垢の元は水の中に溶けているミネラル分(主にカルシウム)です。
そしてこのカルシウム濃度は水源によって結構違うようです(水道水の管理項目には硬度もありますが、上限値が高いので調整はほぼされていない?)。
ネットを調べてみたらこんな地図が出てきました。
水の硬度は味にも影響する!?
ちなみに水の硬度と味の関係は一般的にこんな感じらしいです。
- 硬度が低い(軟水)・・・まろやかで口当たりがよくさっぱりした味わい
- 硬度が高い(硬水)・・・しっかりとした風味があるが『苦い』と感じる場合もある
そして日本では一般的に100mg/ℓが硬水と軟水の境とされているようです。なので硬水/軟水という区分けだと日本は全国どこでも軟水です(海外、特に欧州なんかはかなり硬度が高い地域が多いようです)。
その軟水の中でも微妙な差で我々は美味しい、美味しくないと感じているようです(当然硬度以外の要因もありますが)。
ちなみに日本人は軟水に慣れているので、硬水に比べれば軟水を美味しく感じるようです。ただ、硬度が低すぎるとそれはそれで物足りなく感じるみたいですね。
そういえば学生の時実験で使ってた「超純水(硬度ほぼゼロ)」を飲んだら不味かった記憶があるわ。
まぁ移住先の条件にはならないでしょうが・・・
今回気付いた山口市の水の味(硬度)については、後で気付いて「山口に引っ越してきてちょっとラッキーだったな」といった程度のものです。
メリットはキッチンの掃除が楽になることと、水が若干美味しく感じることです。
ただ、美味しく感じるのはすぐ慣れてしまうので毎日実感できることではありません(引っ越し元が関東ではなく、もっと水の美味しい地域からだったらデメリットにもなりえます)。
ただ、地方移住を考えている人にとって考慮に入れるちょっとしたポイントにはなるかもしれませんね。
ちなみにこんなことを考えるようになったのは家でお酒を作ったりしたからかもしれません。
今も新しいものを作ってます。その内記事にする予定です。
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