菅政権が推し進めている携帯料金の値下げ。既に新料金体系を出してきているキャリアもありますが、今の所は通信容量の大きいプランの値下げが中心で、私のようにスマホでインターネットはほとんど利用しないような人には何の影響も無さそうです。という訳で待っているだけでは料金は下がりそうにないので能動的に節約余地があるか検討してみました。
携帯料金の下げ余地を調べてみる
どうやら菅政権が推し進めている携帯料金の値下げは私にとっては何のメリットも無さそうです。
ということで、他に何か安くする術が無いか調べてみました(ちなみにdocomoのお話になります)。
携帯関連の契約内容を明確に認識している人って少ないんじゃないでしょうか?
私はサラリーマンの時はその辺が全く無頓着で、お勧め通りの契約にしていたので無駄がかなり多かったと思います。
セミリタイアしてからはちょくちょく契約内容を確認しているのですが、その度に無駄が見つかるといった感じです。
今回は使用しているスマホ(5年半前に購入)のバッテリーがそろそろ寿命っぽい感じになってきたので、買い替えを前提に見直しをしてみました。
最初に現在の状況を把握する
まず最初に現在の携帯の契約内容と料金を確認します。
今でこそネットですぐ確認できるのですが、最初はここに行きつくまでにかなり苦労した覚えがあります。docomoの場合は「My docomo」というHPから確認できます(最初にIDとパスワードを設定しないと入れません)。
私の場合、docomoで光回線も契約しているので数字を多少いじらないといけなかったのですが、こんな感じです。
あれ?割引ってなかったっけ?
実は上記の契約内容と料金を調べていて気付いたことがあります。
というのも、私は社会人になって携帯を持つようになった頃からずっとdocomoで、20年以上利用しているんです。結構前の記憶になりますが、長期に渡って利用しているとなにがしかの割引が発生していたと思ったのですが、上記の料金の内訳を調べてもそんな割引はどこにも無いんです。
更に良く調べると、長期契約に伴う割引は現在dポイントで付与されているようです(そもそもdポイントって何?って感じだったのですが・・・)。
この制度がいつから始まったのかは分からないのですが、私の場合は毎年2月(誕生日月)に3,000ポイント付与されていたようです。しかもこのポイントには有効期限があり、48カ月経つと無くなってしまうようです。
長期契約以外でもポイントは付くみたいで、確認した時私は3,000ポイントちょっと保有していて、数ポイントが失効間際でした(ということはこの制度は1年前にできたんですかね?)。
これに気付くだけで月換算で250円割引が復活といった感じですね。知らなかった人はチェックした方が良いですよ(付与されるポイントは契約年数や契約形態で変わります)。
知らない所でポイントが付与されていて、知らないうちに失効しようとしていました。ちなみにすぐさまその3,000ポイントは翌月の料金支払いに宛てました。
過去に失効したポイントもあったのかもね。
さて本題。契約内容をよく見てみる
上記の契約、料金の内、スマホ基本料金の2,980円は通信容量が最も少ない契約で、かつ最も安い契約です。なのでdocomoを継続するという前提であればここは変更の余地がありません(キャリアの変更は現在検討中ですが、ここでは取り合えず考えません)。
※ちなみに下で触れますが、私はモバイルWi-Fiを持っているので、最低料金のプランで何の不自由もありません。
通話料は現在「5分無料」と「かけ放題」しかプランが無いので安い方にしています(電話なんてほとんどかけませんしね)。
で、「その他」の722円なんですが、中身は「携帯が壊れた時の保険料」と「ウィルス関連等のセキュリティの料金」です。
(後日追記)これを書いたずっと後で気付いたんですが、通話オプションは”付けない”という選択肢もあったんですね。何かしら付けないと通話できないものと勘違いしていました。
時と共に必要なものは変わってくる!?
スマホの本体は高いものですから、壊れた時の保険はかけておきたい所です(これが毎月500円)。
またスマホの中のデータは個人情報の塊ですから、ウィルス感染による情報流出なんかも対策したい所です(こちらが毎月220円)。
・・・という理由で私は毎月720円を支払い続けていたのですがっ!
スマホが寿命を迎えつつある現在、壊れた時の保険は必要なくなりました(壊れたら買い替えの踏ん切りもつくってものです)。また、スマホでネットを見る機会がほぼ無くなった現在、セキュリティにお金をかける必要性も低下しました。
前回(約2年前)に見直した時は「必要」と思ったものでも、今見ると「不要」と思えるものは有るものですね。取り合えず私はこの2つの契約を解除して、毎月720円の節約を実施しました。
私はセミリタイアした直後にこの辺りは1度見直しています。契約した時期にも拠るのかも知れませんが、見直し前は結構色々なオプション(有料)が強制的に付けられていて、自分で削らないと料金がかかり続けるといったものもありました。
この辺は一度見直しすると結構料金が下がる人もいるのではないかと思うわ(ネットで調べるのが分からない人は店舗で確認することもできるわよ)。
抜本的な見直しも検討中!
今回の契約見直しで私の携帯料金は毎月720円下がりました(dポイント分を考慮すると実質970円)。これでdocomoへの支払いは毎月9,242円から8,448円(税込み)へと低下することになります。
私は光回線も契約(税込み4,400円)しているからある程度は仕方が無いのですが、やはりこれでも高いですね。
という訳で抜本的な見直しも検討しています。
光回線は必要か!?
別の記事で書いたことがありますが、私は光回線(固定回線)以外にモバイルWi-Fi(無線回線)も契約(税込み毎月4,408円)しています。
固定回線と無線回線・・・双方ともにスピードには全く不満はありません。料金も固定回線が税込み4,400円/月、無線回線が税込み4,408円/月とほぼ同じです。
ということになると、どちらの方がコストパフォーマンスが高いかといえば、家でも外でも使える無線回線ということになります。
では固定回線は解約できるか・・・という検討をしてみました。
ちなみにモバイルWi-Fiの方はやはり端末の故障に備えた保険をオプションで払っています(基本料金はもうちょっとお安い)。
固定回線と無線回線の決定的な違い
上記では固定回線と無線回線の違いはほぼ無いと書きましたが、決定的に異なる点があります。
それは容量制限です。
固定回線は容量の上限は一切なく、文字通り完全に「使い放題」です。
しかしモバイルWi-Fi(WiMAX)は3日で10GB を越えると、越えた翌日の18時~2時の間は通信速度が1Mbpsまで低下します。
容量制限が無いのを武器にした無線回線も登場しましたが、すぐに破綻し、現在はありません。
3日で10GBを越えることはあるのか?
この3日で10GBという数値・・・普通にインターネットでHPやブログを閲覧するだけなら実質無制限といって良い程の大容量です。ただ、動画を見るとどうなるのでしょう?
私はこれまでYoutubeやVODで動画を閲覧する時は固定回線を利用していましたから、どれほどの容量を使っているのか知りませんでした。
ということで固定回線が解約できるかを調べるために、家中のネットに接続されている機器を全て無線に切り替えてモニターしてみました。
その結果・・・最初の3日で使った容量は17GB超。余裕で制限オーバーしました。
個別にみると、PCはリアルタイムの株価を6時間表示させ続けても0.1GB程度で、どんなに使っても大した容量にはならなそうです。
しかし、動画閲覧の容量は凄まじかったですね。
私はVODは現在U-NEXTをPS4のアプリ経由で視聴しています。PS4のアプリは解像度の選択が出来ないので、回線のスピードに問題が無ければ自動的に画質の高いモードで再生されます。
その結果、アニメ一本(約22分)で使う容量は0.66GB程。1時間換算すると1.65GBです。
無線回線で制限がかからないようにするためには1日3.33GB以下にする必要がありますから、VODを見られる時間は2時間程度となります(Youtubeは元々画質が低い動画をアップしている配信者が多いのでもっと容量は低かったです)。
この2時間という制約・・・現在の私の生活スタイルだと達成は困難ですね。
ただ、制限を越えても通信自体は出来ないことも無いのよね。
速度制限下ではどんな感じか?
最初の3日間で17GBと制限を大きく超えてしまった為、その翌日の18時からは1Mbpsの速度制限がかかりました。
通信速度が制限されても利用に問題がなければ固定回線は解約できます。実際はどんな感じなのでしょうか?
PCでのインターネット、Youtube視聴は問題無さそう
PCでのインターネット利用については、一部大きな写真を多用したブログなんかだと瞬時に写真が表示されないといったこともありましたが、ほとんど気にならない程度で普通に利用できました。
Youtubeの視聴に関しても、画質を480pまで下げると問題なく見ることが出来ました(ただ、これが精一杯のようで、Youtubeを見ながら同時にPCでネット検索したら検索結果が表示されませんでした)。
VODは視聴困難
で、問題なのはVODです。
上記の通りPS4経由だと画質の調整は自分では出来ないのですが、回線速度に応じて勝手に画質は下がっている感じではありました。
ただ、それでも3~4分に一度は映像が遅延し、酷い時は10秒に1回位遅延が発生しました。全く実用的ではないというレベルです。
結論:今の所私には固定回線は必要
将来は変わるかもしれませんが、現在の私の生活スタイルですと1日にVODは2時間以上必ず見ています。なので光回線はすぐに解約することは出来そうにありません。
逆にモバイルWi-Fiを解約するという選択肢も無い訳ではありませんが、こちらは将来的に外でネットを利用することを考えているので現状維持せざるを得ません。
ということで4,400円/月の節約は現状厳しいですね。
じゃ別のアイデアいってみましょうか!
そもそもスマホは必要か?
今回オプションを見直して、月々の料金が4,050円程になったスマホですが、それでも「高い」と私は思っています。
私はネットはほとんど家でPCで見ていますし、スマホをスマホとして使うことはほとんどありません。電話としてもほとんど使っていないのですが、電話は無いと色々問題が出てくるので維持しているといった感じです。
今の所スマホは全く必要ないわね。
ガラケーへの乗り換え
だったらガラケーでも良くない?という発想は当然出てきますよね?
ただ、こちらの方は既に検討していまして、同じドコモで乗り換えるのであれば、基本料金の2,980円が1,200円へと1,780円安くなることが分かっています(通話料と消費税があるので電話料金としては2,100円程度になります)。
ただ、乗り換える際にはガラケー本体の価格(現状取り扱われているものは3万円強)がかかるので、丸々安くなるという訳でもないのが悩みどころです。
以前検討した時は、スマホが壊れて買い換える時には有効な選択肢と結論付けました。
そして、スマホが寿命を迎えそうな現在、その時がやってこようとしています。
ガラケーへの乗り換えを真剣に考えています。
ガラケーだとSIMフリーの新品の電話機がほとんど売ってないので、ドコモで買わざるを得ないのが値段の高さの要因でもあるのよね。
格安スマホに乗り換えるという選択肢も当然ある!?
実はガラケーに乗り換えるというアイデアの前に、格安スマホについても調べていました。
確かに安いんですよね。
通信容量が1GBと少なければ月額料金が1,300円程度で、スマホ本体を24カ月払いとしても月額2,300円といった会社もありました(別に初期費用が4,000円程かかる)。
これ本体価格まで考えるとドコモのガラケーより安いんですよね。
実際使ったことが無いので何か使い勝手が悪い所があったり、オプションを何か付けるとなんだかんだでもう少し高くなるといったことがあるのかも知れませんが、魅力的ではあります。
ただ、以下の2つの理由から私はガラケーをチョイスすることになりそうです。
デメリット①キャリアメールが使えない
魅力的な格安スマホですが、デメリットもあります。
それはメールです。当然キャリアを変えるのでこれまで使っていたドコモのキャリアメール(@docomo.ne.jp)は使えなくなります。キャリアメールは私が最も古くから使っているメールアドレスなので、大抵の知り合いとのやり取りはこのアドレスなんですよね。
まぁ普段連絡がある人には新しいアドレスを連絡すれば良いだけなんですが、漏れがあったりするとそれだけで音信不通になってしまいますしね。
デメリット②ワンセグ放送が見れてしまう
何のこと?と思う人もいるでしょう。
以前ブログでちょっと書いたこともあったのですが、現状私が支払っている料金で「最大の無駄」と感じているものがNHKの受信料なんです(月額2,230円)。
これ、いつか契約を解除してやろうと考えています。ただ、NHKの受信料って受信可能な機器を持っている限り支払う義務が法律で定められているんですよね。
全く見ていないのに結構高い受信料を支払うというのは腹立たしい事ではありますが、法律を破ってまで不払いとするのは私には出来ません。なので正々堂々と解約してやろうと考えています。
それにはNHKが受信可能な機器を全て手放す必要があります。
TVは勿論のこと、ワンセグが見れるスマホ、果てはカーナビなんかも持っているだけで受信料の支払い義務が生じるといった判例があるようです。
私の場合、TVとスマホを手放せばNHKの受信契約を解除できると思われます。TVは節電も兼ねて今後PCのモニターへの買い替えを検討しているのですが、それは別の記事で書こうかと思っています。
ということで、NHKの受信料の事まで考慮すると、ガラケーへの乗り換えは格安スマホよりコストメリットが大きいと考えました。
【後日追記】調べてみると実はガラケーよりもスマホの方がワンセグ不可の機種が多かったです。
【後日追記】いろいろ検討した結果、最終的に私は格安スマホへ乗り換えをしました。
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