セミリタイア生活と我慢

色々我慢する必要が無い生活って憧れですよね。セミリタイア生活ってそんな一面があります。でも、我慢しないことに慣れるとそれがデメリットになったりもするみたいです。

出来なくなってる！？セミリタイア生活での「我慢」

セミリタイア生活には制約が少ない！

実際実行に移していなくても「セミリタイア生活」には制約が少ないということは誰でも想像がつく事だと思います。

一番大きいのは「時間」の制約。仕事をしていないから出勤等「〇〇時までにこれをしなければならない」ということがほぼありません。やりたいことがあれば「好きな時」、「思いついた時」にすれば良くなります。

また嫌いな人と無理に接する必要がありませんから「対人関係」でも制約はありません（まぁ近所付き合いみたいのがある人もいるとは思いますが）。

その他にも色々ありますが、ざっくりいうとセミリタイア生活をすると様々な制約から解放されます。

これは言い換えると「我慢をする場面が少なくなる」とも言えそうです。

人間は環境に「適合」してしまう生き物

自分の周りの環境が大きく変わったり、自分の生活スタイルに変更を余儀なくされたとしても、人は大抵しばらくすると慣れてしまいます。

私の場合は地方移住したといってもまだ都市部に住んでいるので「激変した」とまでは言えませんが、都会に住んでいた人が山奥に引っ越してもしばらく住めば普通に生活出来るようになるのと同じことですね。

これは「厳しい方」への変化の例えですが、当然「緩い方」への変化についても人は慣れてしまいます。

「普通に働いている生活」から「セミリタイア生活」への変化も生活スタイルという点では大きな（緩い方への）変化ですが、しばらくすると慣れてしまいます。

楽な生活故の弊害！？

「我慢が出来ない」といっても私もいい歳なので流石に「駄々っ子」になったという訳ではありません（アイキャッチに駄々っ子の絵を持ってきましたけどね）。

ただ、昔なら普通に出来た我慢が出来なくなってきたな～ということを最近一つ自覚しました。

それはダイエット（食事制限）です。

本能のままに食べる生活！？

私の場合セミリタイアして、その生活に慣れてきたかな～？なんて思った頃にコロナ禍がやってきました。なので今の所「セミリタイア生活」のほとんどを家の中で過ごしています。

人間何もしなくてもお腹は減る訳ですが、制約のない生活・・・それも家の中ともなれば「お腹が減ったらすぐ何か食べる」ということが出来てしまいます（特に地方生活だと買い物が不便なだけに「買い溜め」をする為、家には食料品が沢山あります）。

最初の頃は心理的にブレーキをかけていた気もしますが、今ではどっぷりそういう生活をしていました。

食欲を抑える為には環境を変える必要があるけど・・・

上で「人はどんな環境にも慣れていく」といったことを書きましたが「慣れる」のと「その環境に身を置く」というのは別の話です。

セミリタイア生活に慣れたことで「お腹が減ったら食べる」という生活スタイルに陥ったのは、「働いていた生活」から「セミリタイア生活」へという生活環境の変化があったからこそ起きたものです。

ですから単純に食べるのに慣れたのなら、食べないのに慣れれば良いのでは？というロジックは通りません。まず最初に「食べないのが当たり前」の環境に身を投じて、それに「慣れる」というステップが必要になる訳です。

そしてその「食べないのが当たり前」という、今よりも厳しい環境に身を置くということは「何の制約もないセミリタイア生活」においては難しく、かなり強力な意志の力を必要とする作業になる訳です。

ダイエットの敵は他にもいた！

そんなこんなで1月から堅い？決意の元始めたダイエットですが、全く成果は出ていません。

ただそれなりに食事は減らしてるし、以前ならこれだけ減らせばこの位のペースで体重は落ちて来るんだけどな～という経験則が全く通じないんですよね。

そこでハタと気付きました。

「運動不足」

そうです。地方移住して圧倒的に歩かなくなったことも要因となっているのかもしれません。