何故かこの頃、若い時には歯牙にもかけなかったようなものが気になります。そういうものに目が行く・・・それが歳を取るという事なのでしょうか?でも、よくよく考えると昔からずっと使われているモノって便利だから生き残ってるんですよね。
予想外に”使える”アイテム「湯たんぽ」
湯たんぽってなんかジジ臭いよね。
でもいざ使ってみると・・・
去年、10年以上使っていた羽根布団を処分して、よくビジネスホテルなんかにあるようなポリエステルの掛布団に買い替えました。いつ掃除しても鳥の羽が部屋の片隅に落ちている・・・そんな生活に嫌気がさしたからなのですが、どうにも薄っぺらくて頼りない感じです。
実際は寝ていて寒いと感じることは無かったのですが、雪が降ったある日にちょっとだけ寒さを感じることがありました。もしかしたら本格的に寒くなる2月とかだと寒くて目が覚めるなんてことがあるかもしれない・・・なんて不安が頭をよぎりました。
早めに対応策を考えておかないと・・・
そこで頭に浮かんだのが「湯たんぽ」でした。
備えはお早めに!?
早速ネット検索してみると、ダイソーで500円程度で手に入る様です。その位の金額なら使い捨てというか、効果が無くても諦めが付きます。
で、12月の中旬頃に近くのダイソーに向かってみたのですが・・・「売り切れ(入荷予定なし)」とのこと。
皆さん寒さへの備えが早いんですね~
でもここで更に思いました。
売り切れるってことは「使える」ってことなのかな?
そう思うと妙に欲しくなってしまうのが人情というもの。
通販でゲット!
実は私が住んでいる山口市は12月の中旬に1日だけ寒い日がありましたが、その後は暖かく、湯たんぽがどうしても欲しいという気持ちはその後薄らいでいました。そんなこんなで年を越したのですが、当然1月になると寒い日が増えてきました。
やっぱり買おう!
アマゾンでポチると次の日には手元に届きます(地方でもちゃんと翌日届くんですよね)。
ちなみに湯たんぽの材質は大きく「金属」、「樹脂」、「陶器」の三種類があるようです。その中から私はオーソドックスな金属のものをチョイスしました。
嬉しい誤算!? 昼間に使うと生活が快適に
早速届いた湯たんぽを開封し、ヤカンで沸かしたお湯を注ぎます。
私の買った湯たんぽは2.5ℓ程容量があるので、ヤカン満タン分のお湯が入りました。その際、ロートが無いとうまく入らないと思うので注意が必要ですね(私は元々家にありました)。また金属性ゆえにお湯を入れると瞬時に本体が熱くなり、素手では触れなくなります(軍手なりキッチンミトンが必要)。湯たんぽを入れる袋は商品に付属していましたが、この辺は盲点になりそうです。
で、この作業をしたのが昼間だったのですが、布団の中に入れるには早すぎます。この熱くなった湯たんぽをどうしよう?と考えた所、普段寝転がってTV(正確にはTVではありませんが)を見ているソファーに置いてみることにしました。
実際はこの上にタオルケットを掛けています。
このソファーの背もたれと湯たんぽをちょっとだけ離すのがポイント。この隙間に片足を入れると・・・
ほんのり暖かくなりとても快適です。
エアコンつけてても足先は冷えたりするので絶妙に温まって良い感じよ。足が温まると全身も暖かくなるからエアコンをつけない日が増えました。
メインの用途。布団の中は?
実は私、湯たんぽって布団の中に突っ込んで使うのが本来の役割だと思っていました。しかし、ネット検索するとあまり推奨されていないようです(寝る前に布団を温めるだけで、寝る時は外に出す)。というのも湯たんぽがずっと体に触れていると低温火傷になるリスクがあるようなのです。
確かに上記にあるような使い方をしていると少々足が熱くなり過ぎることがあります。その為私は付属していた袋の中にタオルを一枚入れて使っています。
・・・とはいえ、やはり寝る時も使ってみたくなりますよね(そもそもそれが目的ですし)。幸い私は寝相が良い方で、寝ている間はほとんど動きません。という訳で使ってみました。
やはりこちらもかなり良い塩梅ですね。
私は仰向けではなく、横を向いて寝る(右肩を下にして寝る)ことが多いのですが、この態勢だと仰向けより布団の中に大きな空間が出来ます。当然その空間には空気しかない訳ですから布団の中とはいえ、少々涼しくなります。
私はこの横向きになることで出来る空間の端の方に湯たんぽを置いてみました(体からは30cmほど離れています)。するとこの布団の中の空間がほんの少し温まり、とても快適になりました。
まぁ本来はあまり推奨できない使い方なのかもしれませんが。
少なくとも体にずっと触れるような使い方はしない方が良いと思います。
暖かさはどの程度持つのか?
例えば夜寝る時に布団の中に湯たんぽを入れると、朝にはどうなっているのでしょうか?
当然冷えてほぼ人肌程度になると私は思っていたのですが全く違いました。
当然湯たんぽの中に入るお湯の量で異なると思いますが、私が買った2.5ℓのものだと夜寝る時70~80℃位のお湯を入れておくと、朝起きた時(約7時間後)にはまだ45℃位を維持していました(水温系で計ったのでほぼ正確です)。そのまましばらくソファーの上で使えるな~といった感じですね。
予想よりかなり長い時間暖かいのでびっくりしました。
金属製の湯たんぽのメリット
最初の内は使い終わった後に中のお湯をいったん捨てて、ヤカンで沸かしたお湯を入れ直して使っていました。ところがどうにも面倒くさいのです。湯たんぽの口が小さくてお湯が入れにくいのが原因です(多少大きくても面倒なのは変わらないと思います)。
で、
これです。
金属製の湯たんぽは直接火にかけられます。これがとても便利(IH対応の製品もあるようです)。
まぁ誤って沸騰させてしまったら吹きこぼれて一大事ではあるのですが、簡単に再加熱できるのが金属製湯たんぽの最大のメリットでしょう。
ちなみに湯たんぽを一回加熱するガス代は2円くらいらしいわね(ネットで調べた感じです)
感想:とても・・・という訳ではないけど生活をちょっと快適に出来る
エアコンの無い生活・・・昔は当たり前だったのでしょうが、今から無い時代には戻れません。それほどエアコンは生活の快適性を劇的に向上させるものです。
それに比べると湯たんぽは「足先をちょっと温めてくれる」とか「布団の中をちょっとだけ温めてくれる」といった小さな効能しかありません。
ただ「そのちょっと」がとても大きく感じられる日がチラホラありました。
特に「今日は多少暖かいからエアコンつけなくても良いかな?でもちょっと寒いな」みたいな日にその力を発揮するような気がします(エアコンつけずに湯たんぽだけで快適という日が結構多いです)。
寝る時も「布団をかけていてもちょっとだけ寒いかな?」位だったら湯たんぽを入れるだけで十分快適になりました。
まぁこの先更に寒さが本格化した時どうなるかは分かりませんが、今の所かなり役に立っています
昔からあるのに、すたれてないモノってやっぱり意味があるのね。
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