【ふらっとドライブ】車中泊に最低限必要そうなものを集めてみた

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前回、往復で12時間のドライブに行ってきたのですが、やはり「その日の内に家に帰る」という決めがあるとあまり遠くまで行けませんし、何より工程に余裕が無くなってしまいます。ということで前々からやりたかったことでもありますし、車中泊の準備を始めました。

1,2泊の車中泊を前提に準備してみる

ドライブ可能距離を伸ばすためにも1,2泊の車中泊は出来るようにしておきたいな~

最近は朝晩も涼しいから車中泊もしやすそうだもんね。

ドライブに余裕を持たせるためにも車中泊が可能な体制を整える

前回日帰りでちょっと遠出したのが往復で約500kmでした。観光も含めて12時間かかりましたから、今の所1日で移動できる距離は500km位が限界といった所です。

日帰りのドライブ圏が半径250km・・・結構広いと思っていたのですが、いざ地図を眺めるとそれ程観光スポットは多くありませんでした。何より距離をぎりぎりまで伸ばしてしまうとドライブ自体が強行軍になってしまい余裕が無くなってしまいます(事故などのリスクを低減するためにも余裕は持っておきたい)。

車中泊が出来るようにしておけば「疲れたらその辺に泊ればいいや」という気持ちでいられるので、ドライブに余裕が出来るはずです。

そんな訳で取り合えず車内で1,2泊出来る体制を整えようかと思います。

1,2泊なら準備するものも結構少なくて済みそうね。

快適な車中泊に必要な準備とは?

車中泊・・・読んで字のごとく車の中で泊ることです。物凄くシンプルに考えれば、車を止めてシートをリクライニングさせて寝るだけなら何も準備する必要はありません。

もう若くないとはいえ、そんな風に1,2泊する位なら何とかできるんじゃないかとも思います。

でも、明らかに”快適”ではないですよね。恐らく起きた時に体のあちこちは痛いでしょうし、十分休めるとも思えません。また、将来長期の車中泊をするとした場合、その準備としてもふさわしくはないでしょう。

まずは”快適”に1,2泊出来るようにするのが目的です。

Youtubeとかを見ると車内で色々なことをやってる人がいるけど、まず私が目指すのはこんなことよ。

  1. 車内で横になって寝られるようにする
  2. 二日以上連続でドライブが出来るようにする
  3. 最低限の温かいものが飲み・喰い出来るようにする

車内で横になって寝られるようにする

まずは最も重要な要素となる「寝る」体制作りです。

最初に私の車(MRワゴン)でどのようなシートアレンジが可能なのかを調べておきます。

メーカー推奨のフルフラットアレンジでは仮眠がせいぜい?

こちらがメーカーの言うフルフラットのシートアレンジです(ヘッドレストを外した助手席を後方にリクライニングさせて後部座席の座面と一体化させる)。

写真だと見えませんが、助手席は目一杯前方にスライドさせているので足を床におろすことは出来ません。

この状態だと身長180cmの私は完全に体を伸ばすことは出来ません。そしてフルフラットというのが憚られる程凸凹していて、ちょっと寝にくいかな?といった感じです(シート自体のクッションが使えるのでそのままでも柔らかいのがメリット!?)。

シートをリクライニングさせただけって感じですから、「仮眠」という体裁を取るのには適しているかもしれませんね。

一応道の駅や高速のPAは仮眠はOKだけど、宿泊はNGみたいだからね。

完全に横になるためのシートアレンジ

こちらは助手席、後部座席共に前方に倒して実現させたフルフラット状態です。

ただし写真で見て分かる通り、多少の凹凸がありますからそのまま寝ることは出来ません(そもそも固くて寝ると痛い)。

という訳でエアマットを購入して敷いてみました。

一応本番を想定して必要な荷物を積み込んだ状態ですが、ちょっと寝ころんだ感じでは快適でした。

身長180cmの私が寝てもちゃんと体を伸ばして寝ることが出来ました。一応薄手のブランケットも購入しています。

ただ横幅は50cm位だから寝返りは打てないわね。

カーテンって必要?

上の状態で物理的には寝られるようになりました。

恐らく寝る時には外は暗いでしょうし、朝遅くまで寝るつもりもありませんのでカーテンは不要かな?と思ったのですが、車中泊関連のブログなんかを見ていると「絶対必要」と書いてありますね。女性を想定してのことかな?とも思ったのですが、男性でも怖い思いをした人は結構いるみたいです。

実はまだ必要性を完全には理解していないので、隙間だらけです。

ダイソーで簡易タイプのカーテンと、フロントにはサンシェードで外から見えにくいようにしました。

後部座席とリアハッチのガラス自体がスモークなので、後ろ側部分は隙間があっても夜なら中の様子は分からないと思われます。

前の方は隙間からのぞき込むと中は見えるかもねって感じになっています(中身がおっさんの場合、こっちの方が安全な気もするんだけどね)。

2日以上連続でドライブが出来るようにする

前回12時間ドライブした際、帰り道の途中でカーナビとして使っていたスマホのバッテリー残量が完全にゼロになりました。

その時はほぼ家まで一本道だったので道に迷うことはありませんでしたが、知らない土地でスマホが使えなくなるのはかなり怖い事です。車などにトラブルが発生してもどこにも連絡することが出来ませんし、地図も見れなくなってしまいます。

人気のない山の中で車が動かなくなって、スマホも使えないなんて状況に陥ったら全く笑えませんよね。

2日目以降もドライブを続けるためにはスマホのバッテリー維持は最低条件です。

実は現時点で最も重要視しているポイントでもあります。

車に付いてるUSB端子は充電用ではない!?

実は前回ドライブ中にスマホのバッテリーが切れた時、車内で一応充電はしていました。でもバッテリー残量はゼロとなり、その後運転しながら1~2時間充電しても復活しなかったんです。

帰ってから調べたら、車内でスマホの充電がほぼできなかった理由はすぐ分かりました。

私の車にはシガーソケットの近くにUSBの端子が1つあります。私は安易にその端子からスマホを充電すれば良いと考えたのですが、それは間違いでした。

そのUSB端子はスマホから音楽データを読み込むためのもので、充電用では無いようです(大きな電流が流れない)。

しかも私の場合、スマホ以外にモバイルwi-fiの端末の充電も必要なので、そのUSB端子を二股に分岐させて使っていました。

要するに元々充電向きではない低出力の端子を更に半分にして充電してたってことね。

PD対応のUSB充電器を購入!

調べた結果、シガーソケットなら大きな電流が流せるので、そちらに差し込んで使うタイプのUSB充電器を用いると車内でも高速充電が可能になるとのこと。

その中でもPD(パワーデリバリー)という規格のものは特に充電が早いみたいです(PDの性能をフルに使うためには、USB充電器、コード、対応した機器が必要)。

私が使っているスマホはPDに対応していたので、今回はPD対応機器で揃えてみました(一応車中泊で「重要なモノ」との認識から国内メーカーの物を選びました)。

色々探しましたが、PD対応のソケットが2つついてる製品は見当たりませんでした(最大電流の関係で2つにできないんでしょうか?)

USBケーブルは100円ショップでも売ってるのに、PD対応品ってだけで1,000円超えるからビックリよね(モバイルwi-fiの端末は通常の接続で充電することにしました)。

【後日追記】ナビアプリでスマホの液晶を付けっぱなしにしてもバッテリー残量が増えていくほど充電スピードは上がりました。

充電しながら使うとバッテリーが・・・なんてことは無視しています。

ポータブルバッテリーの必要性??

上記の対応だけでスマホのバッテリーが2日目以降も維持できるかは今後色々な条件下で実際に試してみないと分かりません(大丈夫だとは思っているんですけどね)。

ただ、信頼性を上げようと思えばポータブルバッテリーを導入する方が確実な気がします。

それなりの容量のものを用意すれば、車内で何も充電しなくても恐らく1,2日位は余裕で持つでしょう。

ただ、高いんですよね。しかもかさばるし。

ポータブルバッテリーは今後の検討項目にしときます。

<車中泊の夜の過ごし方?>

スマホのバッテリー維持という観点も重要ですが、その他の用途でポータブルバッテリーの要否についてはかなり悩んでいます。

何故かというと、「車中泊って夜暇なんじゃないか?」という点を心配しているからです。

実際車中泊をする時って、暗くなる時間あたりで目的地に着いて、食事やお風呂に入って、その後は寝るだけって感じになると思います。

いくら歳を取ったとはいえ、夜8時とかに寝ることは私には出来そうにありません。となると寝るまでの数時間を車の中で一人で過ごす必要が出てくる訳です。

電波の状態にもよりますが、そんな時一番手軽な娯楽といえばネットということになります。

車中泊では車のエンジンは切っている為、長時間ネットをするならポータブルバッテリーがあった方が安心という訳です。

スマホのバッテリー云々というより、夜の暇な時間を潰すためにポータブルバッテリーが欲しいかな?

こちらは実際に車中泊をしてみて、ホントに欲しいかを考えてみます。まぁ災害時なんかにも使えるから買っても良いんですけどね。

最低限の温かいものが飲み・喰い出来るようにする

実はこちらは当初用意するつもりが無かったものです。

取り合えず1,2泊ならコンビニおにぎりやサンドイッチだけで過ごすことも可能と考えたからなんですが・・・最近涼しいですからね~

何か温かいものを食べたり、飲んだりできる方が良いかな?って思った訳です。

幸いカセットコンロは家にあるので、カップラーメンとコーヒー位は作れるようにしました(スーパーで初めて「金ちゃんヌードル」を発見したので買ってみました)。

ヤカンは手ごろなものが見つからなかったので、ダイソーで110円の鍋を買ってきました。

最終的にはオートキャンプ場とかでBBQとかするかもしれませんが、最初の内は車内でお湯を沸かすくらいに留めるつもりです。

写真に収めるのを忘れたけど、水のタンク(20ℓ)も用意しました。

その他に用意したもの

その他、恐らく無いと困るだろうと思って用意したものはこんな感じです。

  • クーラーボックス+保冷剤(釣り用)・・・購入した食品の保存用
  • ランタン(電池式)・・・車内照明、夜間にトイレに行く時の足元を照らす照明として
  • トイレットペーパー・・・トイレ用
  • ウェットティッシュ・・・食事前の手の消毒用、掃除用(元々車内に備えていたもの)
  • ゴミ袋・・・ゴミは基本持ち帰り
  • お風呂道具・・・タオル、バスタオル、シャンプーのセット(+着替え)

1,2泊の試験的な車中泊ならお風呂はスルーでも良かったのですが、目的地を温泉が付いた道の駅に設定したので用意しました。

荷物容量

ここまでで揃えたモノを大きなケースに収めたらこんな感じになりました。

目的地によってはこれに釣り具も加わります。

これを全部車に突っ込んで、寝床を作ったのが一番上の方の写真って訳ね。

軽自動車だとここから更にかさばるものを用意するのはちょっときついかも知れないね~(ポータブルバッテリーを買うとしても小さめのやつになりそうです)

かかったコスト

「最低限」をテーマに、今回はなるべく安くモノを集めることにしました(実際に車中泊を重ねてホントに必要なものにはそこそこお金をかけるつもり)。

で、私にとって1,2泊の車中泊に必要な「最低限」のコストはこんな感じでした。

<寝る関連>

  • エアマット・・・3,890円(通販)
  • ブランケット・・・2,580円(通販)
  • カーテン・・・110円×5枚(ダイソー)
  • カーシェード・・・110円(ダイソー)

<スマホ充電関連>

  • PD対応USB充電器・・・1,627円(通販)
  • PD対応USBケーブル・・・1,673円(通販)

<調理(湯沸かし)関連>

  • 鍋&蓋・・・220円(ダイソー)
  • 20ℓポリタンク・・・440円(ダイソー)

<その他>

  • 740ℓコンテナケース・・・3,278円(ホームセンター)

合計14,368円ね

<元々他の目的で持っていたもの>

  • クーラーボックス・・・6,532円(通販)
  • カセットコンロ・・・3,298(近くのホームセンターで売ってた同じものの値段)
  • LEDランタン・・・550円(ダイソー)

元々持っていたものを車中泊用に買ったとしても全部で24,748円です。他にも細々したものがあるけど、この位に収まるなら十分想定内でした。

車中泊関連の口コミ情報収集(目的地の設定など)

車中泊に興味があって実際に調べたことがある人はご存じかと思いますが、コロナ以降車中泊をする人は結構増えているらしいです。

人口が増えれば一定比率でマナーの悪い人もいる訳で、道の駅などでは「車中泊禁止」になっている場所もあるようです。といっても山口で訪れたことがある道の駅でそのような注意書きを見かけたことは無いのですが・・・

実際目的地を設定して、夕方ごろ到着したら「車中泊禁止」となっていたら困ってしまいそうです。そういった情報を事前に知ることは出来ないものか?と調べていたら良いHPを発見しました。

みんなでつくる 車中泊マップ

こちらは管理人さんが、車中泊についての口コミ情報を募集・収集してまとめているページで大変参考になります(情報が古い可能性もありますが実際車中泊が出来た場所の情報がまとまっています)。

付帯情報にはトイレの有無、電波の入り具合なども書いてあり、またお風呂に入れる施設は一目で分かるようになっていたりと便利そうです。

取り合えず最初は山口県内で温泉施設の付いてる道の駅に行ってみようと思っています。

せっかくセミリタイアしてるので、平日に行くつもりよ。

コメント

  1. deds より:

    料理はまずやらなくなると思うな
    怖いし面倒だし

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      dedsさんコメントありがとうございます。

      そうですね~外での料理は特に洗い物が大変ですから、やるとしたらオートキャンプ場に泊ることが前提になりそうです。
      道具は前に小型コンロと火消壺、炭だけ買ってあるんですが、当面はやらないでしょう(夜がどうにも退屈だった時にでも考えます)。
      Youtubeなんかを見ると車内で調理している人もいますが、匂いの問題と安全性の面から私はやらないと思います。

      取りあえず最初の車中泊は来週辺りに行ってきます。今後はそういった記事も書いていくかもしれませんのでよろしくです。

  2. ふなむし より:

    私もセミリタイアした年の10月に10日間ほど車中泊で中国地方を巡りました。
    山口県は車中泊できる所が少なく、道の駅も夜はトイレに入れないよう施錠されており、車中泊しにくかった記憶があります。たまたまかもしれませんが・・・

    あと車中泊にカーテンは必須でした。それは覗かれないためというより遮光のためです。
    街灯や車のヘッドライトの光が入るとまぶしいですし、朝はかなり早くから朝日が差し込むので、目が覚めてしまいます。
    車中泊は狭く、雑音も聞こえやすいですし、夜は思ったより冷える事もあり、どうしてもゆっくり寝にくいですから、工夫は必要ですね。

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      ふなむしさんコメントありがとうございます。

      ふなむしさんは経験者なんですね。
      経験者のアドバイスは重要だとは分かっているのですが、やはり実際やったことが無いと「ホントにそこまでする必要あるのかな?」みたいなことって残りますよね。
      ということで今後はアドバイスを参考としつつ、トライ&エラーで色々工夫していこうかと思います。
      心配事は、直近朝が家でも結構寒く感じるようになってきたことですね~(ブランケットだけじゃなくて寝袋も買えばよかったかもしれません)

      山口県の道の駅が夜間トイレが使えないというのはちょっと不安要因ですね。

  3. ふなむし より:

    経験者と言っても10日間ほど車中泊で旅行しただけですが、セミリタイア後に初めての旅だったので印象に残っています。
    私は暗くないと眠れないタチなんですが、明るくても爆睡できる人もいるでしょうから、人それぞれでしょうね。
    トイレが施錠されていたのは防府の潮彩市場でしたが、今までで初めてだったので驚きました。
    温泉が付いているような所はそんなこと無いと思うんですけどね。

    • 東郷 潤 東郷 潤 より:

      トイレは不安が一杯ですね~(特に夜間)
      口コミサイトでも夜間は使用できなかったと書いていたり、同じ所でも利用できたと書いている人もいたりするようです。
      ふなむしさんのおっしゃってる防府の潮彩市場もそうなんですね。
      取り合えず慣れない内は夜寝る前にお酒を飲んだりしないようにしときます(トイレ以前に飲まないと思いますが)