今回は参照流入のアクセス分析をやってみました。基本的にブログのPVを増やすためには過去に書いた記事への流入を維持することが重要だと思います。それには検索流入を増やすのが基本でしょうが、その他にも工夫の余地はありそうです。
2021年4月の各種数値、主な変更点や変化
2021年4月のPVは約12,000と先月からほぼ横ばいとなりました。
訪問者数はかなり増えたのですが、一人一人が見るページ数が減ったためにPV全体としては変わらずといった感じでした。
4月の各種数値
PV等アクセス数について
4月のPVは約12,000と先月とほぼ同水準でした。
今月は多少なりともセミリタイア生活に興味のある方が知りたいであろう情報についての記事もあり、ランキングサイトからの流入が増えました。しかし過去に書いた記事との関連性が高いものが少なく、書いた記事から他の記事へ内部リンクを辿るアクセスは低下し、訪問者数の伸び程PVは増えなかったようです。
通読率について
先々月からモニターしている「通読率」(私が勝手に定義している数値です)は4月に書いた記事については全体的に低い傾向となりました。
タイトルを見て興味を持ってくれた人が「見てみたら内容が見たいものではなかった」というタイトル倒れのものが多かったみたいです。今後の反省材料です。
ちなみに唯一スマホ料金の値下げについての記事だけは突出して通読率が高かったです。やはり皆さん関心のあることなんですね~
ちなみに「通読率」とは、記事の文字数から全部読んだら何秒くらいかかるかを想定し、それぞれの記事の平均滞在時間から何割位の人が全文読んでくれたかを計算したものです。
収益について
4月はアドセンスが止まる事も無く、フルに寄与したはずでした。でも、広告が止まった後って妙に広告表示数が減るんですよね(以前の半分位)。
という事でアドセンスからの収益は先月と変わらず銀色の小銭3枚程といった感じでした。
少額ながらアフィリエイト売り上げも1件あったので、合計では一番大きな小銭1枚といった感じですね。
サーバー代回収は遠いわね・・・
ちょっと細かくアクセス分析をしてみた
これまでもざっくりとしたアクセス分析はしていたのですが、今月はちょっと細かくやってみようとアレコレ数字をいじってみました。
大まかに言えば、ユーザーはどのような経路で当ブログを訪れて、どのような記事を見ていくのか?といったことを分析してみたという感じです。
4月のPVは約12,000でした。それを流入経路別でみるとこんな感じです。
<2021年4月の流入経路別PV>
参照:8,100PV
検索:2,600PV
ダイレクト:2,000PV
今回はこの内、参照からの流入経路について分析しました。
数字はそれぞれ丸めてあるから合計は合わないことがあるわよ。
参照からの流入について(総PVの約64%)
参照(Referral)からの流入はほぼ全てがブログランキングサイトからのものと思われます(当ブログは2つのランキングサイトに参加しています)。
その2つ「ブログ村」、「人気ブログランキング」からは最新の5記事へのアクセスが可能となっています。
要するに参照からは最初にトップページか最新記事にアクセスすることになります。
という訳で参照から最初にどのページにアクセスされたのかを見てみました。
<参照から最初にアクセスされたページ>
- ランキングサイト⇒トップページ・・・1,000PV
- ランキングサイト⇒最新記事・・・2,600PV
- その他・・・500PV
そして、その後にどういったページに移って行ったかも見ることが出来ます。
<参照から2ページ目以降のアクセス>
- 最新記事(もしくは2ページ目以降)⇒トップページ・・・1,900PV
- トップページ⇒トップページに表示されている「人気記事ベスト5」・・・600PV
- トップページ⇒他の最新記事・・・800PV
- 他の記事⇒古い記事・・・700PV
大まかには参照からのPVは上記の7つの経路に分けられます。そしてそれらのPVを変動させる要因(ニーズ)も違ってくるはずです。
1.ランキングサイト⇒トップページ(総PVの約8%)
こちらは個別の記事というよりも、ランキングサイトにずらっと並んだ「セミリタイア生活」に関するブログそのものを探している人のアクセスが多いと思われます。
なのでブログのタイトルに興味を持たれるかどうかという事が効いてくるのでしょう。
その点当ブログのタイトルは漠然としていてテーマが絞れていませんから、ちょっとアクセスしずらいのかも知れませんね。
「投資」とか「趣味」とかを前面に打ち出した方がこういったアクセスは増えるのかも知れません。
といってもブログタイトルはそうそう変えられるものでもないけどね。
2.ランキングサイト⇒最新記事(総PVの約20%)
こちらはランキングサイトを見て、個別の記事から興味のあるものをピックアップしている方々のアクセスですね。
なので、記事のタイトルに影響されるものと言えそうです。
当ブログではあまり派手なタイトルは付けない方針だからなのか、意外に落ち着いたアクセス数の推移となっていました。
3.その他(総PVの約4%)
上には参照からの流入はほぼ全てブログランキングサイトからと書きましたが、ランキングサイトからではありえない古いページへの参照流入が少ないながらあるんです。
最初はどこからかよく分からなかったのですが、該当する個別のページを見ていて気付きました。
こちらは他の方のブログ等のリンク経由のアクセスですね。
色々なツールで自分のブログのどの記事がどんなブログにリンクされているかというのはある程度知ることが出来ます。でも、全てのリンクを確認することは出来ないようです。
ただ自分のブログ記事全ての流入経路(参照流入で直接古いページにアクセスしている)を調べるとそれが分かります。
こちらは自力でどうこうできる性格のものではありませんね。
PV自体はまだまだ少ないんだけど、ありがたいアクセスよね。
4.最新記事(もしくは2ページ目以降)⇒トップページ(総PVの約15%)
どこかのページにアクセスした後、他のページに移行するには大きく2つのルートがあります。
一つは記事内のリンクから他のページに移行するルート。
もう一つが一度トップページに戻るルートです(アクセスを見た感じではサブカテゴリーに飛ぶ人はほぼいないようです)。
トップページに戻る場合、3ページ目、4ページ目と1度にたくさんの記事を読まれる方の場合、その分トップページへのアクセスも増えます。
なのでトップページのアクセス数はやはり大きなものになりますね。
5.トップページ⇒トップページに表示されている「人気記事ベスト5」(総PVの約5%)
上記1.か4.でトップページにアクセスした人の内、ある程度の比率の方が「人気記事ベスト5」に表示されている記事にアクセスしています。
これらの記事は結構昔に書いたもので、恐らくこうした工夫をしなければほぼアクセスが無くなっていたであろう記事になります(実際トップページを作り変える前はアクセスがほぼ無かった)。
総PVに占める比率とすれば大きくありませんが、ゼロであったであろうページに毎月安定したアクセスがあるのはありがたい事です。
古いページを如何に露出させるか?という点ではアクセスの多いトップページへの露出が最も効果的だと思います。
トップページを作り変えた甲斐があったってものね。
6.トップページ⇒最新記事(総PVの約6%)
こちらは以下の2通りのルートが想定されます。
- ランキングサイト⇒トップページ⇒最新記事
- ランキングサイト⇒最新記事⇒トップページ⇒別の最新記事
前者と後者では多少アクセスのニーズが異なると思いますが、基本的に記事のタイトルに左右されるアクセスとなります。
7.他の記事⇒古い記事(総PVの約6%)
トップページに表示されていない古い記事へのアクセスは基本的に記事の内部リンク経由ということになります(アドセンスの関連コンテンツを含む)。
なので新しく書いた記事に内部リンクが無いとアクセスが減ってしまいます。
いわゆる雑記であると過去に書いた記事との関連性が乏しく、内部リンクを貼ることがありません。そうするとこの内部リンク経由のアクセスが減ります。
これまでこのブログ運営報告で、雑記が多くてアクセスが伸びなかったと書いたことが何度かあったと思いますが、こういったことも要因になっているようですね。
ブログのテーマである「セミリタイア生活」に関する記事だと、過去に書いた記事と何らかの関連性があるから内部リンクを貼ることが多いです。
リンクが無ければ過去に書いた記事へのアクセスは難しいものね。
自転車操業は辛い・・・と思うのならば
ブログのPVを維持もしくは増やしていこうとした場合、新しい記事をどんどん書くというのが一つの方法かと思います(ブログよりYoutubeとかがそういう傾向が強い?)。
逆に言うと古いコンテンツは使い捨てになってしまいます(実際当ブログでも古い記事は多少の例外を除いてほとんどがアクセスゼロになっています)。
当ブログではこれまでの所、最新記事へのアクセス(含むトップページ)関連が総PVの50%程を占めています。極端な話、新しい記事を書かなくなったらアクセスは半分に落ち込みそうです(半分自転車操業といった所ですね)。
ということで、現状はPVは増えるというより「維持していくのがやっと」という感じになっていると思われます。
なのでやはり古くなった記事へのアクセスを維持するということはPVを増やしていくためにはかなり重要な要件になるんだと思います。
その代表格が検索流入を増やすためのSEOです(長くなったので検索流入の分析は来月に回します)。ただ、今回の分析から参照流入でも古い記事への誘導はある程度可能だと分かりました。
ルートは上記の分析から、トップページに古い記事を露出させること(当ブログの場合は人気記事ベスト5の表示)と各記事に内部リンクを貼ることです。
現状当ブログではそれらのルートからのPVは全体の約11%(1,300PV)ですが、これらが増えることによってPVのベースが増える、もしくは新しい記事を書いたときの相乗効果が大きくなるのではないかと考えられます。
まぁPVの「ベースを増加させ続ける」となるとやはり検索流入に引っかかるページを増やすのが一番の道ではあります。
でも、それ以外にも工夫の余地はあるのね。
<ひとつ前の運営報告>
<ひとつ後の運営報告>
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